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【ミミの章】
わたしの新しい家
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さよちゃんから言われたのは、新しい家に引っ越しをするって事だったの。さよちゃんはお兄ちゃんが結婚してお嫁さんを貰った頃から考えてたようなの。やっぱり、小姑ってお嫁さんからしたら、気を使う存在みたい。そうね、わたしももし弟がお嫁さんを貰ったら、一緒には暮らしたくないわね。
まあ、姉と妹では考え方が違うのかもしれないけど。折角、結婚したのに、小姑が居るなんて、聞いてないって思うわよね、お嫁さんからしたら。この家の姑は随分前に亡くなってるみたいだしね。でも口煩い、舅がいたのが誤算よね。お父さんは細かいのか大雑把なのかよく判らないわ。わたしもちょっとした事で怒られた事があるし……。
そうそう、新しい家に行くのは、わたしとさよちゃんとお父さんなの。これで子トラとも別れられるわ。もう一時は本当に頭を抱えてしまったわ。だってねぇ、子トラから隠れる場所がもう無かったから、この家では。
思わず《さよちゃん、ナイス!!!》って思ったわ。
それからは、番犬のゴンにも『ニャア、ニャウン(わたし,この家から出て行くからね)』とお別れを言いに言ったら、ゴンがビックリしてたわ。フフフ。『ワン,ワウ~ン(おい,急にどうした?)』って言うから、『ニャア、ニャァ~ン(さよちゃんが家を出るから一緒に行くのよ)』と言い返したわ。
そしたらゴンたっら、羨ましそうに『ワン、ワウ~ン、ワ~ン(いいな!オレも行きたい)』ですって!ダメよ。あんたにはお仕事があるでしょうに!っていう目線で見ると、バツが悪そうにしたわ、うふふ。そうそう、子トラにも言わなくっちゃね。
あら、ちょうどいい所に子トラだわ。『ニャア、ニャウ~ン、ニャウン(子トラ、わたしは、この家を出て行くからね)』って言ったら、ゴンの時みたいにビックリしてたわ。目を大きく開けて、ウソ~って顔をしたのよ。もうこの顔を見たら可笑しくて、可笑しくて、笑ってしまったわ。うふふふ。
子トラもゴンの様に『ニャア、ニャウン、ニャ~ン(どうして?ミミにゃん。置いてかないで)』と言ったと思ったら、泣き出しちゃったの。これには困ったわね。ゴンにも、何な泣かしてるんだよ、って白い目で見られるし……。ハァ~、参ったわね。仕方ないから、子トラに言ってやったわ。『ニャウン、にゃん(まだ行かないわよ!)』ってね。
そしたら、『ニャウン(ホント?)』って子トラが言ってくるから、『ニャウン(本当よ)』と返事を返してやったの。返事を返したら、泣き止んで、コッチに来ようとするから、逃げようとしたのよね。そしたら、ゴンに逃げ道を塞がれてしまって、子トラが側にきて、わたしの足に擦り寄ってきたのよね。
まあ、今日は泣かしちゃったし、仕方ないって子トラの好きな様にさせたわ。ハァ~って溜め息を出しながらね。
そうそう、新しい家にも一度、さよちゃんが連れて行ってくれたの。木のいい匂いが充満している家だったわ。近所には遊び場に最適な畑やハウスがあったの。それに、わたし以外のネコも居ないみたいだったわ。最高の環境だったわね!……そうだったわ、ハウスはお花のハウスだったのよ。さよちゃんが教えてくれたわ。引っ越して来たら見に行きましょうっと思ったの、フフフ。何だか、年甲斐も無く、ワクワクしちゃった!
早く、新しい家に住みたいわ。ここには煩わしい事は無いし、自分のしたい事が出来そうだったわ。そいえば、さよちゃんが年明けに引っ越す様な事を言ってたけど、どうだったかしら?今は家具なんかを選んで、運び入れてるって言ってたし…。引っ越しの日も何時がいいか調べてるみたい。わたしにはどうでもいいけどね。
でも、わたしの頭の中は、新しい家の事でいっぱいになってしまったのよね。
まあ、姉と妹では考え方が違うのかもしれないけど。折角、結婚したのに、小姑が居るなんて、聞いてないって思うわよね、お嫁さんからしたら。この家の姑は随分前に亡くなってるみたいだしね。でも口煩い、舅がいたのが誤算よね。お父さんは細かいのか大雑把なのかよく判らないわ。わたしもちょっとした事で怒られた事があるし……。
そうそう、新しい家に行くのは、わたしとさよちゃんとお父さんなの。これで子トラとも別れられるわ。もう一時は本当に頭を抱えてしまったわ。だってねぇ、子トラから隠れる場所がもう無かったから、この家では。
思わず《さよちゃん、ナイス!!!》って思ったわ。
それからは、番犬のゴンにも『ニャア、ニャウン(わたし,この家から出て行くからね)』とお別れを言いに言ったら、ゴンがビックリしてたわ。フフフ。『ワン,ワウ~ン(おい,急にどうした?)』って言うから、『ニャア、ニャァ~ン(さよちゃんが家を出るから一緒に行くのよ)』と言い返したわ。
そしたらゴンたっら、羨ましそうに『ワン、ワウ~ン、ワ~ン(いいな!オレも行きたい)』ですって!ダメよ。あんたにはお仕事があるでしょうに!っていう目線で見ると、バツが悪そうにしたわ、うふふ。そうそう、子トラにも言わなくっちゃね。
あら、ちょうどいい所に子トラだわ。『ニャア、ニャウ~ン、ニャウン(子トラ、わたしは、この家を出て行くからね)』って言ったら、ゴンの時みたいにビックリしてたわ。目を大きく開けて、ウソ~って顔をしたのよ。もうこの顔を見たら可笑しくて、可笑しくて、笑ってしまったわ。うふふふ。
子トラもゴンの様に『ニャア、ニャウン、ニャ~ン(どうして?ミミにゃん。置いてかないで)』と言ったと思ったら、泣き出しちゃったの。これには困ったわね。ゴンにも、何な泣かしてるんだよ、って白い目で見られるし……。ハァ~、参ったわね。仕方ないから、子トラに言ってやったわ。『ニャウン、にゃん(まだ行かないわよ!)』ってね。
そしたら、『ニャウン(ホント?)』って子トラが言ってくるから、『ニャウン(本当よ)』と返事を返してやったの。返事を返したら、泣き止んで、コッチに来ようとするから、逃げようとしたのよね。そしたら、ゴンに逃げ道を塞がれてしまって、子トラが側にきて、わたしの足に擦り寄ってきたのよね。
まあ、今日は泣かしちゃったし、仕方ないって子トラの好きな様にさせたわ。ハァ~って溜め息を出しながらね。
そうそう、新しい家にも一度、さよちゃんが連れて行ってくれたの。木のいい匂いが充満している家だったわ。近所には遊び場に最適な畑やハウスがあったの。それに、わたし以外のネコも居ないみたいだったわ。最高の環境だったわね!……そうだったわ、ハウスはお花のハウスだったのよ。さよちゃんが教えてくれたわ。引っ越して来たら見に行きましょうっと思ったの、フフフ。何だか、年甲斐も無く、ワクワクしちゃった!
早く、新しい家に住みたいわ。ここには煩わしい事は無いし、自分のしたい事が出来そうだったわ。そいえば、さよちゃんが年明けに引っ越す様な事を言ってたけど、どうだったかしら?今は家具なんかを選んで、運び入れてるって言ってたし…。引っ越しの日も何時がいいか調べてるみたい。わたしにはどうでもいいけどね。
でも、わたしの頭の中は、新しい家の事でいっぱいになってしまったのよね。
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