にゃんこの居場所【完結】

榊咲

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【トトの章】

オレとさよちゃん

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 オレをこの家に連れて来てくれたさよちゃんはお父さんと一緒に住んでた。オレが来たら、お父さんも喜んでくれたんだ!!お父さんも凄く可愛がってくれたんだよな。さよちゃんも可愛がってくれたけど、部屋には入れてくれなかったんだ。お父さんは入れてくれた。

 それに夏の暑い時は、お父さんは冷房で涼しい部屋に入れてくれたんだ。だから、夏も会的に過ごすことが出来たんだな。さよちゃんは絶対、部屋に入れてくれなかったんだよね。その代わり、涼しくなるシートを廊下に敷いてくれたんだけどさ、あんま、使わなかったよな。うん、なんかあんまり涼しく無かったからね!!

 昼間はさよちゃんもお父さんも仕事に行ってる。だから、オレは外で遊んでる。そんで、夜、さよちゃんが帰ってくるのを待ってるんだ。オレ、さよちゃんの車の音を覚えたから、車の音がしたら、遊んでいても、家に帰るようにしてる。じゃぁないと大声で『トート、トート』って呼ばれるからな!う~ん、恥ずいぜ!もちろん、お父さん車の音も覚えてるぜ~。

 なんでお父さんの車の音を覚えてるかというとさ、夜、ご飯を食べてから外に遊びに行って帰って来た時に家に入れてもらうためさ。さよちゃんが寝る時にオレを呼んで家に入れてくれるんだけど、オレが遠くに行ってる時に呼ばれても分からなくて、家に入れない事があるんだよ。そんな時はお父さんの車の音を目標にして帰って来るんだ!そんで、家に入れてもらうんだ。

 まあ、滅多にないけどね。オレが遊びに行くのは大体がハウス周辺だし!冬はハウスの中で遊んでるとあったかいんだぜ。冬は天国だ!夏は地獄だけどな!夏は家の裏手にある槇の木の下で昼寝をしてるんだ。オレんは、、家は田んぼの中の一軒家だから、風がピューピュー吹くから涼しいんだよ。ヒヒヒヒ、いいだろう!

 夏はいいけど、冬は北風が吹いて凄く寒いんだ!これには参っちゃうよ。ウウウ、悲しい。う~ん、夏も冬もちょうどいいといいのにな。あ、そうだ、ちょうどいいのあったっけ、春と秋!!ズーッと春か秋ならいいのにさ。

 あ~あ、オレは暑いのも寒いのもキライなのに。まあ、冬の寒い時はお父さんが布団の中に入れてくれるから、暖かく寝る事が出来るんだよな。ちょうどお父さんの部屋は昼間はお日様が入ってあったたかいし。これは天国の暖かさなんだ!だからさ、お父さんの部屋は冬は大好きになるんだ。

 さよちゃんは、冬に備えて暖かそうなネコベッドを準備してくれたんだけど、お父さんの部屋の方が暖かいから、ベッドは使わないんだよな。だって、ネコベッドより布団の中の方が暖かいもんな!

 色々、さよちゃんは準備してくれたんだけどさ、オレが使うモンはトイレとご飯皿と爪研ぎのダンボールぐらいなんだよな~。ううん、ゴメンな、さよちゃん。
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