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第6章

第288話 気持ちの正体③※

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ペロッピチャピチャ……(うん、見た目の通り、彼のはとても清潔感があっていい香りがする。これなら大丈夫そう。) 

「っておい! 何してる……」

「ふらっほはへるほーほーおもひらひらの」(クラッとさせる方法を思い出したの)

「はぁ、はぁ。ちょっと待て、はぁ、な…何言ってるか…わからない、はっぁ」

「もーいいはらふらいふはらまっへへ」(もういいからクライスはだまってて)

「くっ……はぁ…はぁ…」

僕は頭の中のメモに書かれた情報を元にソレを舐めた。両手で持って丁寧に。ぴちゃぴちゃと自分の唾液を擦り付けるように。先っぽは飴玉を舐めるように。カリの部分は強めにしつこく。

「うぁ……」

クライスの声、かなり切羽詰まってる感じで僕の技が効いてることがわかる。どんどん硬くなっていくペニス。大き過ぎだけど、奥まで咥えようと口を開く。

「んぐ……ぐっ…ガホッ……」

口を目一杯開けてるのにまだ先っぽしか入ってない。もっと奥まで咥えなきゃ。無理やり押し込むと喉が、詰まった。喉の奥を広げようともがくけどうまくいかない。

「ん……あぐ……ッ……ン……もが……んんっう」

(やばい、めちゃくちゃ苦しい、息ができな……)

「おい、無茶するなっ!」

彼が後ろに引いちゃったせいで、もう少しで喉奥まで入りそうだったものがズポッと抜けてしまった。正直息が出来なくて死にそうだったから感謝するとこなのだけど。最後まで出来なかったことが悔しくて僕は恨みがましい目で彼を見た。

「ぷはぁっ……何!? クライス。邪魔しないでよっ」

「…そんなに奥まで咥えたらキルナの喉が痛む。この場所で俺は魔法が使えないんだ。もし傷ついても癒してやれない」

彼が僕のために言ってくれてることはわかった。でも、ここまできて引き下がることなんてできない。

「いいよ別に。ちょっとくらい怪我したって。どうしてもクライスに気持ち良くなってもらいたいの」

「……」

「だから、ひっく……最後までやらせてよぉ…うぇえええん」

感情が高まりすぎて涙が溢れる。それを見て慌てた様子の彼が、ぺろりと涙を舐めとった。

「キルナ……。わかったから、無理はしないでくれ。手だけでも十分気持ちいいから」

こくりと頷き、奥まで咥えるのは諦めて先っぽだけ咥え、根元は手でこしこしと擦った。どんどん汁が溢れ出てくる。気持ちいいというのは嘘ではないみたい。よかった。

「きもひい?」

「ああ……恐ろしく気持ちいい。もう出そうだ。離れろ。絶対飲むなよ」

「いや。のんららよおこふっへひひょーが、じゅっ、じゅるじゅる(飲んだら喜ぶってシショーが)」

んく、んく、ん、ごくん。

出てきたものを飲み干した。量が多いしめちゃくちゃ苦い。でもなんだろ。満たされて……ふふふ、いいかんじ?

「おい、飲んだのか?」

「ん、全部飲んだよもちろん!」

「……おまえは」

あれ?なんか怒ってる? うまくいかなかったかな? こうやったらいいって書いてたのにな。あれ?なんか体が熱い。力が入らなくなった足がかくっと曲がり、バシャンと水の中に倒れそうになった。でも脇を抱え上げられ岸に引き寄せられる。

トサッ……

クライスの隣に座らされた。力がうまく入らないからクライスの肩にもたれかかる。

「ありがと……ね、さっきの気持ちよかったぁ?」

「ああ、気持ちはよかったが、精液は飲んではいけない。大量の魔力を取り込めばお前の体の負担になる。前とは違って精通しているから取り出すのは簡単だが、それでも体力を消費するから……」

なんか言ってるな~と思いながら、僕は紅潮して色気ムンムンの彼の顔をうっとりと眺める。とにかく気持ちよかったらしいから大成功だ。

「ふふっうまくできてよかった……」

「俺の話をちゃんと聞いていたのか? ……体は大丈夫か?」

「体? そういえば、すっごいポカポカする。なんか乳首とペニスがムズムズするし、お尻の穴も熱くなってるような」

「今取り込んだ魔力のせいだ。射精して早く出してしまえ」

「んと、しゃせーするんだね。わかった」

自分のペニスを握ってみるけど握力ゼロで全然気持ち良くない。これじゃ出せない。出したいのに……。半泣きになっているとクライスが耳元で囁いた。

「手伝ってやるから。ほら。柔らかい草の上に寝転んで、足を広げて」

セクシーボイスにクラクラしながら言われるがまま仰向けになって足を広げて寝転ぶと、彼が足の間に座る。
ペニスを手で優しく握って上下に擦られると、それだけで目に星が飛んだ。

「いぁ……ん……んあぁ……きもちぃ……ふぇえ、きもちぃ……きもち……よぉ」

気持ちいいが止まらない。甘い声をいっぱい出してしまう。僕が彼のイケボにクラクラするみたいにクライスの方もどうやら僕の声に弱いらしく、声を出すたびに目に熱がこもるのがわかった。
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