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第6章
第290話 気持ちの正体⑤※
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クライスが挿れてくれないなら、自分で挿れるしかない。
どうやったら入る? お尻の穴を彼のペニスの先端に当ててそのままぐうっと座れば、うまく入るかな? やってみる? 流血沙汰になったとしても悔いはない。痛くたって我慢できる。
(よし、やってみよ)
手で彼のペニスを持ち、穴にあてがって、挿れて、腰を下ろす。
「んぅ…あれ?」
何度かやってみたけれど、太くて硬いペニスはお互いの先走りやら唾液やらに塗れてにゅるんと滑ってしまい、うまく入らない。
穴が狭すぎるのかな。と腰を浮かして膝立ちになって、自分の指を一本挿れてみた。いっぱい唾液で濡らせばなんとか入ったけど、クライスがやってくれた時とは違い、ちょっと痛い。どうにかぬくぬくと動かして、二本目を挿れる。
「ん……ん……ひぅ……ん。……はぁ、はぁ、もうちょい……ンッ……」
長い時間をかけ、ふぅ、ふぅ、と荒い息を上げながら穴を広げていき、三本目に挑戦。入らない。何度やっても自分で三本の指を挿れるのは難しい。
二本の指をぐちゃぐちゃと中で懸命に動かしながら彼の方を見た。
「ぐぅ……はぁ、はぁん、クライスぅ……手伝ってぇ……入らないの。はやくつながりたいのに」
彼はまた固まっている。無理もない。
たぶん僕は今信じられないくらい恥ずかしいことをしてる。彼の脚を挟んで膝立ちになって、自分の指をお尻に突っ込んで穴を広げてるわけだから、まぁ誰がどうみても変態に違いない。
三本目が入らずどうしようもなくなり、助けを求める僕。呆然と僕の痴態を見ている彼。
二人の視線が交差した。たった数秒の交わりが、永遠のように感じる。彼は今何を思ってる? 驚き呆れているかもしれない。こんな淫乱な変態男が婚約者だなんて最低だって思ってるかも。想像するのが怖くなって僕は俯いた。
「キルナ」
呼びかけられ、おずおずと顔を上げる。蔑むような目で見られたらどうしよう、と思ったけれど。彼のアイスブルーの瞳は、どこまでも優しかった。
「どうしてお前はそんなに焦っているんだ?」
問いかけてきた彼に、僕は高まって熱くなった息とともに、お腹をちくちくさせている気持ちを吐き出す。
「はぁ、はぁ、だって……。ぼくは記憶を無くしちゃってる。大事なクライスとの思い出も、覚えてない……。もしかしたら、クライスのことをまた忘れるかもしれない……。せっかく気づいたこの気持ちも、泡みたいに消えてしまうかも……」
そう思うと、堪らなかった。何か、確かな証が欲しかった。
「覚えてるうちに、どうしてもクライスが欲しくて。愛し合いたくて。……だから…ぼく…ふぇ……ぇえええん」
我慢していたはずの涙が後から後から出てくる。泣きたくなんてないのに。僕のバカ。今は泣くんじゃなくてクライスを誘惑しなきゃいけないときなのに。
ぽふ、ぽふっと頭を撫でられ、興奮していた気持ちが少し落ち着いた。
「お前の気持ちはよくわかった。だが焦る必要はない。記憶だってきっと取り戻せる。たとえお前が俺のことを忘れても俺はこれから先ずっとお前と一緒にいるから、もう絶対離さないから、大丈夫だ」
「だい…じょうぶ……?」
『大丈夫』
そうだ、これも何回ももらった言葉。すごく安心する言葉。
ぽふっぽふっぽふっと頭を撫でながら何度も大丈夫だと言ってくれるクライスに、僕は安心して身を任せた。体がぐっと彼の胸元に引き寄せられ、抱きしめられたのだとわかる。クライスの匂いに包まれながら、僕は目を閉じ彼の言葉に耳を澄ませた。
「実を言うと、俺も今猛烈にキルナが欲しい。こんなふうにお前が俺を求めてくれるなんて本当は嬉しくて仕方ないんだ。早く愛し合いたい」
彼も同じ気持ちだったことがうれしくて、ぎゅうっと彼の体を抱きしめ返した。肌から伝わる温もりが心地良い。ちくちくしていたお腹が温まっていく。
(あ、これ。なんだかもう、幸せすぎて死んじゃいそう。)
そう思うと同時に、天からパァーっと光が差した。
まるで、お空から天使がお迎えに来る時みたいな演出に僕は焦る。
(え、ほんとに死んだ? 天国からお迎えが来た? そんなまさか!)
でもよく見ると、降りてきたのは天使じゃなかった。
「妖精……?」
虹色の光を帯びたたくさんの妖精たちがくるくる回りながら降りてくる。どうやらみんなで一緒に何か茶色い物体を持っているみたい。それはふわふわとゆっくり空から降ってきて、僕らのすぐそばの草むらに着地した。
「ん? なんだ?」
「なんだろ。妖精が運んできてくれたみたいだけど」
二人でそれに近寄って確認する。
落ちてきた茶色い物体は、大きなバスケットのようだった。その中をのぞいてみると……、ピンクの液体が入った瓶(キラキラのラメ入り)。
「これは……」
「んぇ? ローション!?」
ローション以外にも大人の魔道具が山盛り入っている。
魔道具の山の頂上に、美しい花柄の封筒が添えられているのを発見した。
「あ、手紙……」
恐る恐る手紙を開くと美しい字でこう書かれていた。
“キルナ様へ。
セントラから、新しい魔道具ができたので、キルナ様にぜひ渡してくれと頼まれていたものです。「前よりワンランクレベルアップしてさらに使いやすくなっているのでお試しください」とのことです。後で直接お渡ししようと思っていたのですが、カーナ様が今すぐ送った方がよいというのでお任せしました。どうぞ王子と幸せな時間をお過ごしください。
あなたの執事ルゥ”
どうやったら入る? お尻の穴を彼のペニスの先端に当ててそのままぐうっと座れば、うまく入るかな? やってみる? 流血沙汰になったとしても悔いはない。痛くたって我慢できる。
(よし、やってみよ)
手で彼のペニスを持ち、穴にあてがって、挿れて、腰を下ろす。
「んぅ…あれ?」
何度かやってみたけれど、太くて硬いペニスはお互いの先走りやら唾液やらに塗れてにゅるんと滑ってしまい、うまく入らない。
穴が狭すぎるのかな。と腰を浮かして膝立ちになって、自分の指を一本挿れてみた。いっぱい唾液で濡らせばなんとか入ったけど、クライスがやってくれた時とは違い、ちょっと痛い。どうにかぬくぬくと動かして、二本目を挿れる。
「ん……ん……ひぅ……ん。……はぁ、はぁ、もうちょい……ンッ……」
長い時間をかけ、ふぅ、ふぅ、と荒い息を上げながら穴を広げていき、三本目に挑戦。入らない。何度やっても自分で三本の指を挿れるのは難しい。
二本の指をぐちゃぐちゃと中で懸命に動かしながら彼の方を見た。
「ぐぅ……はぁ、はぁん、クライスぅ……手伝ってぇ……入らないの。はやくつながりたいのに」
彼はまた固まっている。無理もない。
たぶん僕は今信じられないくらい恥ずかしいことをしてる。彼の脚を挟んで膝立ちになって、自分の指をお尻に突っ込んで穴を広げてるわけだから、まぁ誰がどうみても変態に違いない。
三本目が入らずどうしようもなくなり、助けを求める僕。呆然と僕の痴態を見ている彼。
二人の視線が交差した。たった数秒の交わりが、永遠のように感じる。彼は今何を思ってる? 驚き呆れているかもしれない。こんな淫乱な変態男が婚約者だなんて最低だって思ってるかも。想像するのが怖くなって僕は俯いた。
「キルナ」
呼びかけられ、おずおずと顔を上げる。蔑むような目で見られたらどうしよう、と思ったけれど。彼のアイスブルーの瞳は、どこまでも優しかった。
「どうしてお前はそんなに焦っているんだ?」
問いかけてきた彼に、僕は高まって熱くなった息とともに、お腹をちくちくさせている気持ちを吐き出す。
「はぁ、はぁ、だって……。ぼくは記憶を無くしちゃってる。大事なクライスとの思い出も、覚えてない……。もしかしたら、クライスのことをまた忘れるかもしれない……。せっかく気づいたこの気持ちも、泡みたいに消えてしまうかも……」
そう思うと、堪らなかった。何か、確かな証が欲しかった。
「覚えてるうちに、どうしてもクライスが欲しくて。愛し合いたくて。……だから…ぼく…ふぇ……ぇえええん」
我慢していたはずの涙が後から後から出てくる。泣きたくなんてないのに。僕のバカ。今は泣くんじゃなくてクライスを誘惑しなきゃいけないときなのに。
ぽふ、ぽふっと頭を撫でられ、興奮していた気持ちが少し落ち着いた。
「お前の気持ちはよくわかった。だが焦る必要はない。記憶だってきっと取り戻せる。たとえお前が俺のことを忘れても俺はこれから先ずっとお前と一緒にいるから、もう絶対離さないから、大丈夫だ」
「だい…じょうぶ……?」
『大丈夫』
そうだ、これも何回ももらった言葉。すごく安心する言葉。
ぽふっぽふっぽふっと頭を撫でながら何度も大丈夫だと言ってくれるクライスに、僕は安心して身を任せた。体がぐっと彼の胸元に引き寄せられ、抱きしめられたのだとわかる。クライスの匂いに包まれながら、僕は目を閉じ彼の言葉に耳を澄ませた。
「実を言うと、俺も今猛烈にキルナが欲しい。こんなふうにお前が俺を求めてくれるなんて本当は嬉しくて仕方ないんだ。早く愛し合いたい」
彼も同じ気持ちだったことがうれしくて、ぎゅうっと彼の体を抱きしめ返した。肌から伝わる温もりが心地良い。ちくちくしていたお腹が温まっていく。
(あ、これ。なんだかもう、幸せすぎて死んじゃいそう。)
そう思うと同時に、天からパァーっと光が差した。
まるで、お空から天使がお迎えに来る時みたいな演出に僕は焦る。
(え、ほんとに死んだ? 天国からお迎えが来た? そんなまさか!)
でもよく見ると、降りてきたのは天使じゃなかった。
「妖精……?」
虹色の光を帯びたたくさんの妖精たちがくるくる回りながら降りてくる。どうやらみんなで一緒に何か茶色い物体を持っているみたい。それはふわふわとゆっくり空から降ってきて、僕らのすぐそばの草むらに着地した。
「ん? なんだ?」
「なんだろ。妖精が運んできてくれたみたいだけど」
二人でそれに近寄って確認する。
落ちてきた茶色い物体は、大きなバスケットのようだった。その中をのぞいてみると……、ピンクの液体が入った瓶(キラキラのラメ入り)。
「これは……」
「んぇ? ローション!?」
ローション以外にも大人の魔道具が山盛り入っている。
魔道具の山の頂上に、美しい花柄の封筒が添えられているのを発見した。
「あ、手紙……」
恐る恐る手紙を開くと美しい字でこう書かれていた。
“キルナ様へ。
セントラから、新しい魔道具ができたので、キルナ様にぜひ渡してくれと頼まれていたものです。「前よりワンランクレベルアップしてさらに使いやすくなっているのでお試しください」とのことです。後で直接お渡ししようと思っていたのですが、カーナ様が今すぐ送った方がよいというのでお任せしました。どうぞ王子と幸せな時間をお過ごしください。
あなたの執事ルゥ”
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