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四章

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「アネシー、今日はほとんど寝てたけど頭は痛くないか?」

「頭……?」

「昨日ワインを飲んで頭が痛いとか気持ち悪くないか?」

 アネシーは「どうして?」と言いながら首を傾げた。

「お酒を飲んだら次の日には二日酔いになったりするんだ」

「……二日酔い」

「頭が痛くなったり気持ち悪くなったりするんだ」

「二日酔いにならないように気おつけないとね」

 オウラは後ろからアネシーの胸をゆっくりと揉み出して首筋にキスを落とす。

「ねぇオウラ、シャワーを浴びないと」

「シャワーは明日でもいいだろう」

 オウラの話す吐息が首筋にかかってくすぐったい。

「よ、良くないわ……あっ、んんっ」

 そしてアネシーは四つん這いになりオウラはだんだんと下の方に手を移動してきてショーツを避けて指を二本挿入して腟内を進んでいく。

 オウラは冬の休暇の間は毎晩アネシーを抱いてアネシーの中を熟知してるつもりだ。腟内の中を指をバラバラに動かすとアネシーは自ら腰を動かして気持ちいいところを探す。

「あ、んんっ……なんだかイきそうーー」

「イかせてやるよ」

 アネシーの中を一番奥へと指を進ませて抽挿を早くするとアネシーは声を荒らげる。

「あ、あぁ、あーーイック、イッちゃう……んんっーー」

 イッたあとはアネシーの目はトロンとしてその姿にオウラのすでに起った自身が熱塊となる。

 息を整えてからアネシーはオウラの方を向いて話をした。

「ねぇ、オウラって……」

「ん、どうした?」

 アネシーは面と向かっては言えず下を向いて小さい声で話した。

「オウラはどうしてイクときに外に出すの」

 オウラはアネシーの小さい声でもはっきりと聞こえてアネシーの顔を上げて目を見た。

「それはだな、中に出して万が一子が出来たらアネシーが辛い思いをするだろう……だからだ」

「私は貴方と最後まで繋がりたいのです。  辛い辛くないはその時が来たら考えればいいこと。  そうでなきゃ貴方と身体を重ねることはしないわ」

 気づけばアネシーは侍女長の口調でオウラに言い返していた。 アネシーはオウラを押し倒してオウラのお腹の上に跨った。

「アネシー、一体なにをーー」

「オウラは黙ってて……んっーー」

 アネシーはオウラの唇を割って舌を絡める。 

 オウラも反射的にアネシーの舌を絡めて濃厚なキスをしていく。

「ん、んっ、んんっ……」

 アネシーは自ら腰を動かしながらオウラの熱塊を股間に擦り付けている。

「アネシー、腰を浮かせろ」

 オウラに言われたアネシーは少し腰を浮かせた。 オウラは素早く下を脱いで自身の熱塊を出した。

「こ、こうかしら……んんっあぁーー!」

 するとオウラの熱塊はアネシーの股間から一番奥に強く打ち当たるようにアネシーは自ら上下に動いて抽挿をしていく。

「あぁ、んんっ、あ、あぁ……んっ」

 次第にオウラの抽挿する動きが早くなりアネシーは声を荒らげる。
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