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第五章
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「彼女から離れろ!」
「キャー!」
少女たちの叫び声が響く中、砕け散った窓ガラスの破片が床に散乱する。
僕が確認したときには、すでに制服姿の二人の少女が窓から突入したメイドさんたちに確保され、ベッドに横たわる全裸の少女たちの元へ銃を構えた蜂須賀さんたちが近づいていくところだった。
「え? 少女……」
全裸の一条院に覆いかぶさっていた身体がこちらに振り返ると、その上半身には小ぶりながら形のいいおっぱいが、彼女は確か……。
「君……汐里ちゃん? 二階堂汐里ちゃんだよね?」
彼女は僕の呼びかけに対して、涙目になってコクと頷いた。
え?! 汐里ちゃんも連中にかどわかされたって事?
てか、制服姿の方は加代子ちゃんと珠美ちゃんじゃないか!
「もう、大丈夫だよ」
僕は上着を脱いで、彼女たちに掛けてあげようと歩み寄る。
「お待ちください雄介様。まだ、賊が潜んでいるやもしれません。牡丹山!」
「はい! 先輩!」
「貴様があの娘たちを調べなさい」
「了解いたましたぁ!」
テトテトとむき出しのベッドに近づいていく牡丹ちゃん。
「クンクンっ……殿方の匂いが致します先輩」
「それは何処から……」
蜂須賀さんが言い終わる前に、汐里ちゃんは忽然と姿を消した。
一瞬、何が起こったのか理解できずに居た隙をついて、今度は珠美ちゃんたちの方から呻き声が。
「うっ……」
視線を声の方に向けると、メイドさんたちが床に倒れ込んでいて、汐里ちゃんたちは出口に向けて駆け出していた。
「止まらないと撃つぞ!」
プシュプシュとくぐもった音がしたかと思うと、戸の前で飛び跳ねるように崩れ落ちる加代子ちゃん。
それを目にした珠美ちゃんは両手を挙げてその場に固まっていた。
「珠美ちゃんどういうこと?」
「近づいてはなりません雄介様!」
「でも!」
「負傷者が出ています。これ以上、問題を増やす訳には参りません」
「クソッ」
確かに蜂須賀さんが言うことが正しいのは僕だって理解してるさ。
でも、妹の友人たちがこんな事をするなんて、僕はどうすれば良いんだ?
「そうだ! 一条院は大丈夫なのか?」
ベッドの方を見ると、気の抜けた表情の一条院を牡丹ちゃんが介抱していた。
「一条院の元へ行っても良いかな?」
「構いません」
倒れ込んでいたメイドさんたちは頭を擦りながら床に座り込み、蜂須賀さんは全体を警戒、残りの一人が珠美ちゃんを拘束した後、加代子ちゃんの手当てにあたっている。
「おい、しっかりしろ一条院!」
「あっ……猪狩せんせ……え?」
上着を被せられた一条院は僕の顔を確かめると、それまでのぼんやりした表情からみるみるうちに顔をしかめていき、最後には子どもみたいに泣きじゃくりながら僕に抱き着いてきた。
「うぅ……ああうぅ……先生、私……レイプ」
「それ以上、言うな一条院!」
「うっぐぅ……初めてだったのに……こんな……うぅぅ」
ツンとした生意気な娘だった彼女が、打ちひしがれてメソメソと泣いている。
僕の所為だ、僕がちゃんと約束を守っていたら、彼女だってこんな形で処女を奪われずに済んだのに。
「ごめんな一条院、僕がしっかりしていれば君の処女を守って上げれたのに」
「あのぅ……お取込み中のところすみません!」
「どうしたの牡丹ちゃん?」
こんな状況なのに場違いなほどニコニコしている彼女。
普段はそれが魅力なのに、今はちょっとイラついてしまう。
でも、牡丹ちゃんはそんな僕の気持ちなど関係ないみたいにニコニコしたまま口を開く。
「この娘さん、どうも生娘みたいですよ?」
「はい?」
「そんなはずない。だって、あいつのが入ってくるの判ったし」
「ああ、お尻はやられちゃってますけどぉ~」
「えっ?! ちょっと待って!」
僕は一旦、一条院を離して立ち上がり、ズボンを緩めて中に手を入れた。
「きゃっ! 何をするつもりなの?」
「違う違う! 勘違いしないで!」
と言っても、レイプされた後に目の前で股間をまさぐられたら警戒するのも無理もないよね。
僕は指先にパンツに残っていた我慢汁を着け、警戒する一条院に触れてみた。
「あっ、ホントだ! 処女のまんまだよ一条い……ぐぇっ」
下からの強烈なアッパーカットが決まり、僕は意識を失いそうになった。
その後は、透明になって逃げたであろう二階堂汐里に頭を殴られたメイドさんたちに後処理を任せ、僕らは有栖川のお屋敷に舞い戻った。
「うん、つうことで泊まりになったから母さん。それじゃお休み」
通話を終わらせ、僕はフカフカのベッドに寝転がった。
安全のため、僕は客間で一泊することになったのだ。
あの後、一条院は蜂須賀さんの説明を受けて、アナルレイプされたということを納得したみたいだった。
まぁ、それでも酷い事されたのは変わりないんだけど。
しかし、二階堂汐里はどうしてあんな手の込んだことをして処女を奪わなかったのだろうか?
彼女のプロフィールを調べてみると、やはり男だった。
でも、シャワールームで見かけたときは女の身体をしていたのは確か。
「つうかさ、何で判んなかったんだよ?」
――いちいち細かいステータスなど調べる暇はない。私の役目は高度な戦略戦術的判断に限らせてもらっている。第一、最初に調べたときに何で判らなかったんだ?――
「そりゃ、このシステムが悪いんだよ! プロフの男女が色違いになってないし、見た目だけじゃおっぱいもあるし女だと思っても仕方ないだろう?」
――少なくとも、処女非処女チェックさえしておけば、早いうちにたいしょできただろう?――
「だって、クラスメイトとセックスすんなって妹に言われてたし」
クッソ、口ではたいそうなことをほざいてながら、まったく役に立たない宇宙人だよ。
――ともかく、他の二人もチェックしてみたらどうだ?
「言われなくても、今やろうとしてたところだよ!」
いや、本当に言われる前にやろうとしてたから!
まずは珠美ちゃんのステータスを見て見ると。
「え? 処女だけどアナル非処女?」
調べてみたら加代子ちゃんも同じく。
いったい奴は何を考えているんだ?
処女喪失ボーナス50ポイントを何でゲットしないんだ?
僕はもう一度、汐里のステータスを詳しく見て見ることにした。
「うわっ、これ何人とやってんだよ? 軽く千人は超えてんじゃないの?」
奴の性経験を調べてみると、膨大なプロフが出て来て目が回りそうになった。
しかし、直近の予選会開始以降についてはセックスについての記録は皆無だった。
――なるほど、アナルセックスされた側は記録に残るが、アナルセックスした側は記録に残らないということか――
「え? なんのため?」
――まだ分からないのか? アナルセックスや絶頂、フェラチオだけなら自らが調べられても、保有する性的対象が判らない。つまりは予選参加者かはっきりしない上に、寝取られ防止にもなる――
「なるほど、敵ながら考えたなぁ~! それで最終日に処女を奪えば大量ポイントでライバルを引き離せるということか」
ただまぁ、これで彼女……彼? も学園にはもう来れないだろうし、手下の二人もこうして僕らの手の内に捕らえられてしまった。
この先、ポイントを稼ぐのは難しくなったのではないだろうか?
ともかくこれで、一年男子の西都、学園長徳大寺、実習生の蛭田と併せて4人のライバルが判明した。
残る怪しい奴は、もう一人の実習生御手洗と食堂の檜川の二人。
脱落者が用務員木本、バレー部代理監督の蛆山、一年男子の屋代と田鍋の計四人。
僕を合わせればこれで合計11人。
「あと一人がまったく判らないんだよなぁ~」
――御手洗と檜川を調べれば、おのずと見えてくるかもしれないな――
「どうして?」
――どうもランキングが更新されるたびに当初から気になっていた存在がより存在感を増している気がするのだ――
「プレイヤーLのこと?」
――そうだ。プレイヤーL、奴は只の能無しなのか? もしくは、先の先まで他者の動きを読み切った上での0なのか? 私は後者だという思いが日に日に増している――
「考えすぎだって! たぶんLは御手洗だよ。見た目からしてモテなさそうだし。明日さくっと精子を着けて確認してやんよ!」
今日は色々あったけど、大会が始まって以来の大量ポイントをゲットできたし、ライバルの妨害も出来たし、このままランキングを駆け上がってやるぜ!
そんな風に思ってた時期も僕にはありました……。
日付が替わり、驚愕の事実が判明するまでは。
「キャー!」
少女たちの叫び声が響く中、砕け散った窓ガラスの破片が床に散乱する。
僕が確認したときには、すでに制服姿の二人の少女が窓から突入したメイドさんたちに確保され、ベッドに横たわる全裸の少女たちの元へ銃を構えた蜂須賀さんたちが近づいていくところだった。
「え? 少女……」
全裸の一条院に覆いかぶさっていた身体がこちらに振り返ると、その上半身には小ぶりながら形のいいおっぱいが、彼女は確か……。
「君……汐里ちゃん? 二階堂汐里ちゃんだよね?」
彼女は僕の呼びかけに対して、涙目になってコクと頷いた。
え?! 汐里ちゃんも連中にかどわかされたって事?
てか、制服姿の方は加代子ちゃんと珠美ちゃんじゃないか!
「もう、大丈夫だよ」
僕は上着を脱いで、彼女たちに掛けてあげようと歩み寄る。
「お待ちください雄介様。まだ、賊が潜んでいるやもしれません。牡丹山!」
「はい! 先輩!」
「貴様があの娘たちを調べなさい」
「了解いたましたぁ!」
テトテトとむき出しのベッドに近づいていく牡丹ちゃん。
「クンクンっ……殿方の匂いが致します先輩」
「それは何処から……」
蜂須賀さんが言い終わる前に、汐里ちゃんは忽然と姿を消した。
一瞬、何が起こったのか理解できずに居た隙をついて、今度は珠美ちゃんたちの方から呻き声が。
「うっ……」
視線を声の方に向けると、メイドさんたちが床に倒れ込んでいて、汐里ちゃんたちは出口に向けて駆け出していた。
「止まらないと撃つぞ!」
プシュプシュとくぐもった音がしたかと思うと、戸の前で飛び跳ねるように崩れ落ちる加代子ちゃん。
それを目にした珠美ちゃんは両手を挙げてその場に固まっていた。
「珠美ちゃんどういうこと?」
「近づいてはなりません雄介様!」
「でも!」
「負傷者が出ています。これ以上、問題を増やす訳には参りません」
「クソッ」
確かに蜂須賀さんが言うことが正しいのは僕だって理解してるさ。
でも、妹の友人たちがこんな事をするなんて、僕はどうすれば良いんだ?
「そうだ! 一条院は大丈夫なのか?」
ベッドの方を見ると、気の抜けた表情の一条院を牡丹ちゃんが介抱していた。
「一条院の元へ行っても良いかな?」
「構いません」
倒れ込んでいたメイドさんたちは頭を擦りながら床に座り込み、蜂須賀さんは全体を警戒、残りの一人が珠美ちゃんを拘束した後、加代子ちゃんの手当てにあたっている。
「おい、しっかりしろ一条院!」
「あっ……猪狩せんせ……え?」
上着を被せられた一条院は僕の顔を確かめると、それまでのぼんやりした表情からみるみるうちに顔をしかめていき、最後には子どもみたいに泣きじゃくりながら僕に抱き着いてきた。
「うぅ……ああうぅ……先生、私……レイプ」
「それ以上、言うな一条院!」
「うっぐぅ……初めてだったのに……こんな……うぅぅ」
ツンとした生意気な娘だった彼女が、打ちひしがれてメソメソと泣いている。
僕の所為だ、僕がちゃんと約束を守っていたら、彼女だってこんな形で処女を奪われずに済んだのに。
「ごめんな一条院、僕がしっかりしていれば君の処女を守って上げれたのに」
「あのぅ……お取込み中のところすみません!」
「どうしたの牡丹ちゃん?」
こんな状況なのに場違いなほどニコニコしている彼女。
普段はそれが魅力なのに、今はちょっとイラついてしまう。
でも、牡丹ちゃんはそんな僕の気持ちなど関係ないみたいにニコニコしたまま口を開く。
「この娘さん、どうも生娘みたいですよ?」
「はい?」
「そんなはずない。だって、あいつのが入ってくるの判ったし」
「ああ、お尻はやられちゃってますけどぉ~」
「えっ?! ちょっと待って!」
僕は一旦、一条院を離して立ち上がり、ズボンを緩めて中に手を入れた。
「きゃっ! 何をするつもりなの?」
「違う違う! 勘違いしないで!」
と言っても、レイプされた後に目の前で股間をまさぐられたら警戒するのも無理もないよね。
僕は指先にパンツに残っていた我慢汁を着け、警戒する一条院に触れてみた。
「あっ、ホントだ! 処女のまんまだよ一条い……ぐぇっ」
下からの強烈なアッパーカットが決まり、僕は意識を失いそうになった。
その後は、透明になって逃げたであろう二階堂汐里に頭を殴られたメイドさんたちに後処理を任せ、僕らは有栖川のお屋敷に舞い戻った。
「うん、つうことで泊まりになったから母さん。それじゃお休み」
通話を終わらせ、僕はフカフカのベッドに寝転がった。
安全のため、僕は客間で一泊することになったのだ。
あの後、一条院は蜂須賀さんの説明を受けて、アナルレイプされたということを納得したみたいだった。
まぁ、それでも酷い事されたのは変わりないんだけど。
しかし、二階堂汐里はどうしてあんな手の込んだことをして処女を奪わなかったのだろうか?
彼女のプロフィールを調べてみると、やはり男だった。
でも、シャワールームで見かけたときは女の身体をしていたのは確か。
「つうかさ、何で判んなかったんだよ?」
――いちいち細かいステータスなど調べる暇はない。私の役目は高度な戦略戦術的判断に限らせてもらっている。第一、最初に調べたときに何で判らなかったんだ?――
「そりゃ、このシステムが悪いんだよ! プロフの男女が色違いになってないし、見た目だけじゃおっぱいもあるし女だと思っても仕方ないだろう?」
――少なくとも、処女非処女チェックさえしておけば、早いうちにたいしょできただろう?――
「だって、クラスメイトとセックスすんなって妹に言われてたし」
クッソ、口ではたいそうなことをほざいてながら、まったく役に立たない宇宙人だよ。
――ともかく、他の二人もチェックしてみたらどうだ?
「言われなくても、今やろうとしてたところだよ!」
いや、本当に言われる前にやろうとしてたから!
まずは珠美ちゃんのステータスを見て見ると。
「え? 処女だけどアナル非処女?」
調べてみたら加代子ちゃんも同じく。
いったい奴は何を考えているんだ?
処女喪失ボーナス50ポイントを何でゲットしないんだ?
僕はもう一度、汐里のステータスを詳しく見て見ることにした。
「うわっ、これ何人とやってんだよ? 軽く千人は超えてんじゃないの?」
奴の性経験を調べてみると、膨大なプロフが出て来て目が回りそうになった。
しかし、直近の予選会開始以降についてはセックスについての記録は皆無だった。
――なるほど、アナルセックスされた側は記録に残るが、アナルセックスした側は記録に残らないということか――
「え? なんのため?」
――まだ分からないのか? アナルセックスや絶頂、フェラチオだけなら自らが調べられても、保有する性的対象が判らない。つまりは予選参加者かはっきりしない上に、寝取られ防止にもなる――
「なるほど、敵ながら考えたなぁ~! それで最終日に処女を奪えば大量ポイントでライバルを引き離せるということか」
ただまぁ、これで彼女……彼? も学園にはもう来れないだろうし、手下の二人もこうして僕らの手の内に捕らえられてしまった。
この先、ポイントを稼ぐのは難しくなったのではないだろうか?
ともかくこれで、一年男子の西都、学園長徳大寺、実習生の蛭田と併せて4人のライバルが判明した。
残る怪しい奴は、もう一人の実習生御手洗と食堂の檜川の二人。
脱落者が用務員木本、バレー部代理監督の蛆山、一年男子の屋代と田鍋の計四人。
僕を合わせればこれで合計11人。
「あと一人がまったく判らないんだよなぁ~」
――御手洗と檜川を調べれば、おのずと見えてくるかもしれないな――
「どうして?」
――どうもランキングが更新されるたびに当初から気になっていた存在がより存在感を増している気がするのだ――
「プレイヤーLのこと?」
――そうだ。プレイヤーL、奴は只の能無しなのか? もしくは、先の先まで他者の動きを読み切った上での0なのか? 私は後者だという思いが日に日に増している――
「考えすぎだって! たぶんLは御手洗だよ。見た目からしてモテなさそうだし。明日さくっと精子を着けて確認してやんよ!」
今日は色々あったけど、大会が始まって以来の大量ポイントをゲットできたし、ライバルの妨害も出来たし、このままランキングを駆け上がってやるぜ!
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