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剛輪禍産業革命-3:シティ・リビルド・チャレンジ
シムシティをするタイプのJK
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*「クラン、メメント・モリの担当エリアがすべて制圧されました。イベントを終了します」*
ゴングマンさんが戦っていた大きな機械ゴリラを倒した所で、クランメッセージが表示される。
「やった、これで完全攻略だね!」
ボスの上に乗ったまま、ゴングマンさんの方へ振り返ってVサインを向ける。彼はいつもの様にサムズアップで答えた。
「圧勝だったな……」
「えへへー」
今日はプレイヤーを倒していないけれども、イベントはやりごたえがあったしモンスターも沢山倒せたから割と満足だ。
*「イベントエリアを終了します。通常エリアへ戻ります」*
システムアナウンスがエリア全体へと響く。体を中心に半透明な円が発生して、視界が暗転した。
*「イベントクリア、おめでとうございます」*
毎度お馴染み、イベント終了後のログイン画面への転送だ。真っ白な空間にはいくつかのメニューアイコン、そしてイベントの進行度とクランが獲得したポイントや順位を示すバーが浮かび上がっていた。
その中心で、AIの声が響く。
「占領した工場はもうすぐに稼働できるの?」
*「はい、稼働可能です。稼働させますか?」*
「うん」
このイベントは、最終的にどれだけ街を復興させたのかがポイントとなって順位が決定される。建築フェイズはもう既に始まっていると言って良いだろう。この場で全部決めちゃおう。
*「では、獲得したリソースセンターで生産するアイテムを決定してください」*
AIのアナウンスに続いて、半透明のウィンドウが表示される。リソースセンターでは、ゲーム内で資源の収集、生産が可能だ。
獲得したセンターのレベルと数によって、アイテムをどれだけ生産できるかが決まるらしい。
「うーん、とりあえずはイベント用の建材が優先かなー。どのアイテムが建材になるの?」
*「建設する建物によって変化します」*
「あ、そりゃそっか。じゃあ先に建築担当地域の建物を決定しないとだね。建物のデザインはどうやって決めるの?」
*「はい、デザインの決定権はクランマスターにありますが、メンバーに委ねる事も可能です」*
「じゃあ、デザイン固定の地域と自由建築の地域を分けたりもできる?」
*「はい、可能です」*
「じゃ、このエリアはデザイン固定、あとは皆にお任せへしちゃって」
*「承知しました。デザイン固定地域のデザインはいかがしますか?」*
「えっと、やってみたい計画があってね……」
AIのサポートを受けて、再建計画のデータを完成させる。これでリソースセンターの生産するアイテムを決定できた。
「次は何を決めるの?」
*「次に、メカニクスラボで生産できる特別な装備やツールの選択が可能です。ただし、そのためには特定のアイテムが必要です」*
画面には、武器や部品などの生産可能なアイテムの一覧と、生産に必要なアイテムが表示された。
何を作ろうかなーってぼんやり見ながら画面をスクロールしていたら、気になるアイテム群を見つけて指を止める。
「この、ネームドコアって何?」
*「特定のモンスターが落とす水晶を素材として作られる、強化外骨格ユニットです」*
「何に使うの?」
*「ユニットの性能は水晶の種類に大きく依存します」*
「そっかー、扱いづらい代わりに性能の高い鎧見たいな感じかな? こっちの大っきいのは?」
*「特定のモンスターが落とす水晶を素材として作られる装備です」*
「ふーん……」
ボスドロップした水晶は特別な防具や武器が作れる。それと、普通のモンスターを倒した際にドロップした水晶でも結構良い装備が作れるみたいだね。
「水晶は結構余ってるし、クランメンバーにお揃いの装備とか配布するのも面白いかもねー」
ボスドロップのアイテムは生産にめちゃくちゃ時間とリソースが必要になるみたいだけど、通常ドロップの水晶は大量生産が可能だ。
「後はアセンブリーヤードだっけ?」
*「はい、アセンブリヤードはメカニクスラボ等で作成されたパーツを元に乗り物や、大型のアイテムの生産や、技術の研究が可能です。また、設計図を作成すれば、アイテムを自動で消費して設計図通りにアイテムを生産します」*
「今作れるものは……無いか」
アセンブリヤードで使うアイテムの大半はメカニクスラボで生産されたアイテムだ。
「よぉし、こんなものかな?」
しばらくして、全ての設定が完了した。大変だった、すごく大変だった。だけど、これはこれで楽しさがあるね。
ぐーっと伸びをして、一息つく。
*「お疲れ様です。設定が完了しました。ゲームを続けられますか?」*
「いいや、今日はもう寝ようかな?」
メニューの中から、デジタル時計を確認する。現実世界では、もう12時を回った所だ。いくら夏休み中だからって、そろそろ寝た方が良い。
明日も朝から遊びたいしね。
*「承知しました。またのアクセスを心よりお待ちしております」*
AIの言葉を最後にIAFのログアウトシーケンスが開始される。電脳の世界から、現実の世界へと意識が戻された。
ゴングマンさんが戦っていた大きな機械ゴリラを倒した所で、クランメッセージが表示される。
「やった、これで完全攻略だね!」
ボスの上に乗ったまま、ゴングマンさんの方へ振り返ってVサインを向ける。彼はいつもの様にサムズアップで答えた。
「圧勝だったな……」
「えへへー」
今日はプレイヤーを倒していないけれども、イベントはやりごたえがあったしモンスターも沢山倒せたから割と満足だ。
*「イベントエリアを終了します。通常エリアへ戻ります」*
システムアナウンスがエリア全体へと響く。体を中心に半透明な円が発生して、視界が暗転した。
*「イベントクリア、おめでとうございます」*
毎度お馴染み、イベント終了後のログイン画面への転送だ。真っ白な空間にはいくつかのメニューアイコン、そしてイベントの進行度とクランが獲得したポイントや順位を示すバーが浮かび上がっていた。
その中心で、AIの声が響く。
「占領した工場はもうすぐに稼働できるの?」
*「はい、稼働可能です。稼働させますか?」*
「うん」
このイベントは、最終的にどれだけ街を復興させたのかがポイントとなって順位が決定される。建築フェイズはもう既に始まっていると言って良いだろう。この場で全部決めちゃおう。
*「では、獲得したリソースセンターで生産するアイテムを決定してください」*
AIのアナウンスに続いて、半透明のウィンドウが表示される。リソースセンターでは、ゲーム内で資源の収集、生産が可能だ。
獲得したセンターのレベルと数によって、アイテムをどれだけ生産できるかが決まるらしい。
「うーん、とりあえずはイベント用の建材が優先かなー。どのアイテムが建材になるの?」
*「建設する建物によって変化します」*
「あ、そりゃそっか。じゃあ先に建築担当地域の建物を決定しないとだね。建物のデザインはどうやって決めるの?」
*「はい、デザインの決定権はクランマスターにありますが、メンバーに委ねる事も可能です」*
「じゃあ、デザイン固定の地域と自由建築の地域を分けたりもできる?」
*「はい、可能です」*
「じゃ、このエリアはデザイン固定、あとは皆にお任せへしちゃって」
*「承知しました。デザイン固定地域のデザインはいかがしますか?」*
「えっと、やってみたい計画があってね……」
AIのサポートを受けて、再建計画のデータを完成させる。これでリソースセンターの生産するアイテムを決定できた。
「次は何を決めるの?」
*「次に、メカニクスラボで生産できる特別な装備やツールの選択が可能です。ただし、そのためには特定のアイテムが必要です」*
画面には、武器や部品などの生産可能なアイテムの一覧と、生産に必要なアイテムが表示された。
何を作ろうかなーってぼんやり見ながら画面をスクロールしていたら、気になるアイテム群を見つけて指を止める。
「この、ネームドコアって何?」
*「特定のモンスターが落とす水晶を素材として作られる、強化外骨格ユニットです」*
「何に使うの?」
*「ユニットの性能は水晶の種類に大きく依存します」*
「そっかー、扱いづらい代わりに性能の高い鎧見たいな感じかな? こっちの大っきいのは?」
*「特定のモンスターが落とす水晶を素材として作られる装備です」*
「ふーん……」
ボスドロップした水晶は特別な防具や武器が作れる。それと、普通のモンスターを倒した際にドロップした水晶でも結構良い装備が作れるみたいだね。
「水晶は結構余ってるし、クランメンバーにお揃いの装備とか配布するのも面白いかもねー」
ボスドロップのアイテムは生産にめちゃくちゃ時間とリソースが必要になるみたいだけど、通常ドロップの水晶は大量生産が可能だ。
「後はアセンブリーヤードだっけ?」
*「はい、アセンブリヤードはメカニクスラボ等で作成されたパーツを元に乗り物や、大型のアイテムの生産や、技術の研究が可能です。また、設計図を作成すれば、アイテムを自動で消費して設計図通りにアイテムを生産します」*
「今作れるものは……無いか」
アセンブリヤードで使うアイテムの大半はメカニクスラボで生産されたアイテムだ。
「よぉし、こんなものかな?」
しばらくして、全ての設定が完了した。大変だった、すごく大変だった。だけど、これはこれで楽しさがあるね。
ぐーっと伸びをして、一息つく。
*「お疲れ様です。設定が完了しました。ゲームを続けられますか?」*
「いいや、今日はもう寝ようかな?」
メニューの中から、デジタル時計を確認する。現実世界では、もう12時を回った所だ。いくら夏休み中だからって、そろそろ寝た方が良い。
明日も朝から遊びたいしね。
*「承知しました。またのアクセスを心よりお待ちしております」*
AIの言葉を最後にIAFのログアウトシーケンスが開始される。電脳の世界から、現実の世界へと意識が戻された。
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