43 / 67
第6章 ラクサスの牧場生活編
やっぱ父親って強いなぁ…
しおりを挟む
剣を受け止めたのは大男だった。筋骨隆々とした体に巨大な羽。そしてラクサスが親の顔と同じくらい見ていた顔…
勇者の目の前に立ちふさがったのはラクサスの父、ドリア・バレンタインであった。
「な、何で親父がここに…」
「何で?吾輩は貴様の父だ。貴様のすることぐらい分かっとるわ。報告しろと言ったはずだバカ野郎め。無謀な賭けで死ぬことを美談とは言わん。だが…よく耐えた…」
「で、でも親父…身体にデカい傷が出来てっぞ。」
「バカめ。戦場で傷を気にする戦士がいるか!大丈夫だ。」
「何とまぁ…随分と強そうなのがいたものだと思ったら父親か。確かに髪色は似ているな。」
勇者は大剣を抜くとそう呟いた。
「勇者…貴様のような存在には12年前我が国は苦汁を飲まされたな…特に先代の魔王様の事については吾輩は決して恨みを忘れたことはない…」
「ふっ、12年前の昔話か。年寄りは昔語りがお好きなようで。」
「年寄りか…確かに吾輩も歳を取った。だが貴様に負けるようなことはせん!」
ドリアは両手の拳を合わせると呪文を唱えた。
すると地面に巨大で複雑な魔法陣が出来る。魔法陣の端からは光が出て来て半円状に伸びていく。
「何だこれは…」
勇者が上を見ると自分が巨大なドームに囲まれていることが分かる。
『黒の陣 重圧』
瞬間魔法陣の色が漆黒に染まり、内部の空気が勇者を押しつぶした。
「ぐがが!これは…圧力…」
上級悪魔族はその他の種族に比べて数が圧倒的に少ない。しかしその代わりに通常の種族では使用できないようなチート魔術を用いることができるという強みがある。現にラクサスの魔術も洗脳させる実力差はある者の理論上どんな生物であろうとも従えられる能力だ。そしてドリアの魔術は…
「魔術の基本は何だか分かるかね?そう魔法陣だ!」
『魔法陣』それは古来より魔術を使う時の基礎となるものであり、魔術に関わるなら万人が最初に覚えるべきものである。しかし魔法陣の良さが全ての魔術師の序列や強さを決めると言ってもいい。現実魔法陣を作ること自体は誰でも行うことができる。しかし…これは異常だった。
(速すぎる…どんな時間でこの術を作ってんだ…レベルが高すぎる…)
ドリアの圧力はただ上から重さを押し付けるのではない。周辺の空気全てが体全体を締め付ける。常人ならばとっくに体中の骨を折っているかそれ以前に内臓が潰されて気絶するだろう。しかし勇者は耐えた
「ふむ…吾輩の術でスクラップに出来ぬとは…ではこれでも行くか。」
ドリアは一瞬で魔法陣の色を変えると
『白の陣 斬撃』
ドリアは腰の剣を抜くと切りつけた。その斬撃が無数の細かい斬撃に分かれ、ドームの中全体を切り裂く。勇者は剣でこれを薙ぎ払ったがさすがに体に傷は残る。
「性質の違う魔術を同じ魔法陣で出しただと…」
勇者は膝をついて睨みつけて言う。
「これがお前の魔術か…」
通常大規模魔術を構成するにはそれなりの準備が必要であるはずだが、ドリアはそれをすぐに展開して見せる。それどころか普通違う魔術を展開するのには魔法陣を書き換える必要があるが、彼はそんな仕草をすることもなく、違う魔術を発動しているのだ。
これがドリアの魔術『全ての魔術は一つ』自由に魔法陣を展開しその効力を得ることができる。無論これは攻撃だけではなく他の用途にも使える。
「力が抜けていく…この黒の魔法陣のせいか…」
いつの間にかドリアの魔法陣は勇者の力をある程度削り取っていた。
「やれラクサス!相手はまだ神の力が十分に整っていない!今倒すべきだ。放っておくと面倒なことになりかねんからな。」
「おう親父!」
ラクサスはポチに乗り込んで敵陣に突っ込む準備をした。
「食らえクソ勇者!てめぇの遺体を向こうの国に送り付けてやるよ!」
「何?!」
ラクサスが突っ込んでいき、敵陣を粉砕しようとする。
「はいちょっと待ってね~。」
女性の声がしてくる。出てきたのは萌え袖をした女子だ。ラクサスの矛を蹴りで受け止められたことにイラついたラクサスがキレる。
「あ?お前誰だよ!」
「誰って失礼だなぁ~。ベータ帝国の七武衆のオランジュなんデスケド!」
「七武衆?あのヴェールの身内か?!」
「そうだよ~。ウチの味方をよくやってくれたね~!っと言いたいけどこの度はこのバカ勇者を連れ帰りに来ただけだからね。」
そうオランジュは袖で勇者をバシバシ叩く。
「おい!そんなのが認められると思っているのか?!」
するとオランジュは目を細めて呟く。
「うるさいなぁ~…アンタコロすよ?」
「あ?!てめぇに言われたかねぇぞクソアマ?!」
「っと…向こうから来てるね~。獣人騎士団か…っとはいはい!帰る帰る!ほらクーゲル!」
クーゲルと言うのがこの勇者の名前だったのか。それよりもオランジュの性格が思った何倍も酷いことにラクサスは驚いていた。
「貴様がラクサスの話していた七武衆か…かつては辛酸を舐めさせてもらった。」
「おじさんの言っている昔がいつのことか分かんないけど。所詮残党集団でしょ?まぁこっちもある程度失ったらしいけどね。」
「口を慎め。うちの魔王軍はお前なんか片手間で殺せるわ!」
「はいはい…どっちみち今戦うのは両方得策じゃないでしょ。それじゃあね~!」
オランジュはそう言うとクーゲルを担ぎ上げて一瞬で消え去った。瞬間移動の類の能力だ。
「おい待て…消えやがった…追おうか親父?」
するとドリアは一拍置いてから呟く。
「止めておけ。今貴様が乗り込んでも袋叩きの対象になるだけだ。」
そう言ってドリアは悔しそうにこぶしを握った。
勇者の目の前に立ちふさがったのはラクサスの父、ドリア・バレンタインであった。
「な、何で親父がここに…」
「何で?吾輩は貴様の父だ。貴様のすることぐらい分かっとるわ。報告しろと言ったはずだバカ野郎め。無謀な賭けで死ぬことを美談とは言わん。だが…よく耐えた…」
「で、でも親父…身体にデカい傷が出来てっぞ。」
「バカめ。戦場で傷を気にする戦士がいるか!大丈夫だ。」
「何とまぁ…随分と強そうなのがいたものだと思ったら父親か。確かに髪色は似ているな。」
勇者は大剣を抜くとそう呟いた。
「勇者…貴様のような存在には12年前我が国は苦汁を飲まされたな…特に先代の魔王様の事については吾輩は決して恨みを忘れたことはない…」
「ふっ、12年前の昔話か。年寄りは昔語りがお好きなようで。」
「年寄りか…確かに吾輩も歳を取った。だが貴様に負けるようなことはせん!」
ドリアは両手の拳を合わせると呪文を唱えた。
すると地面に巨大で複雑な魔法陣が出来る。魔法陣の端からは光が出て来て半円状に伸びていく。
「何だこれは…」
勇者が上を見ると自分が巨大なドームに囲まれていることが分かる。
『黒の陣 重圧』
瞬間魔法陣の色が漆黒に染まり、内部の空気が勇者を押しつぶした。
「ぐがが!これは…圧力…」
上級悪魔族はその他の種族に比べて数が圧倒的に少ない。しかしその代わりに通常の種族では使用できないようなチート魔術を用いることができるという強みがある。現にラクサスの魔術も洗脳させる実力差はある者の理論上どんな生物であろうとも従えられる能力だ。そしてドリアの魔術は…
「魔術の基本は何だか分かるかね?そう魔法陣だ!」
『魔法陣』それは古来より魔術を使う時の基礎となるものであり、魔術に関わるなら万人が最初に覚えるべきものである。しかし魔法陣の良さが全ての魔術師の序列や強さを決めると言ってもいい。現実魔法陣を作ること自体は誰でも行うことができる。しかし…これは異常だった。
(速すぎる…どんな時間でこの術を作ってんだ…レベルが高すぎる…)
ドリアの圧力はただ上から重さを押し付けるのではない。周辺の空気全てが体全体を締め付ける。常人ならばとっくに体中の骨を折っているかそれ以前に内臓が潰されて気絶するだろう。しかし勇者は耐えた
「ふむ…吾輩の術でスクラップに出来ぬとは…ではこれでも行くか。」
ドリアは一瞬で魔法陣の色を変えると
『白の陣 斬撃』
ドリアは腰の剣を抜くと切りつけた。その斬撃が無数の細かい斬撃に分かれ、ドームの中全体を切り裂く。勇者は剣でこれを薙ぎ払ったがさすがに体に傷は残る。
「性質の違う魔術を同じ魔法陣で出しただと…」
勇者は膝をついて睨みつけて言う。
「これがお前の魔術か…」
通常大規模魔術を構成するにはそれなりの準備が必要であるはずだが、ドリアはそれをすぐに展開して見せる。それどころか普通違う魔術を展開するのには魔法陣を書き換える必要があるが、彼はそんな仕草をすることもなく、違う魔術を発動しているのだ。
これがドリアの魔術『全ての魔術は一つ』自由に魔法陣を展開しその効力を得ることができる。無論これは攻撃だけではなく他の用途にも使える。
「力が抜けていく…この黒の魔法陣のせいか…」
いつの間にかドリアの魔法陣は勇者の力をある程度削り取っていた。
「やれラクサス!相手はまだ神の力が十分に整っていない!今倒すべきだ。放っておくと面倒なことになりかねんからな。」
「おう親父!」
ラクサスはポチに乗り込んで敵陣に突っ込む準備をした。
「食らえクソ勇者!てめぇの遺体を向こうの国に送り付けてやるよ!」
「何?!」
ラクサスが突っ込んでいき、敵陣を粉砕しようとする。
「はいちょっと待ってね~。」
女性の声がしてくる。出てきたのは萌え袖をした女子だ。ラクサスの矛を蹴りで受け止められたことにイラついたラクサスがキレる。
「あ?お前誰だよ!」
「誰って失礼だなぁ~。ベータ帝国の七武衆のオランジュなんデスケド!」
「七武衆?あのヴェールの身内か?!」
「そうだよ~。ウチの味方をよくやってくれたね~!っと言いたいけどこの度はこのバカ勇者を連れ帰りに来ただけだからね。」
そうオランジュは袖で勇者をバシバシ叩く。
「おい!そんなのが認められると思っているのか?!」
するとオランジュは目を細めて呟く。
「うるさいなぁ~…アンタコロすよ?」
「あ?!てめぇに言われたかねぇぞクソアマ?!」
「っと…向こうから来てるね~。獣人騎士団か…っとはいはい!帰る帰る!ほらクーゲル!」
クーゲルと言うのがこの勇者の名前だったのか。それよりもオランジュの性格が思った何倍も酷いことにラクサスは驚いていた。
「貴様がラクサスの話していた七武衆か…かつては辛酸を舐めさせてもらった。」
「おじさんの言っている昔がいつのことか分かんないけど。所詮残党集団でしょ?まぁこっちもある程度失ったらしいけどね。」
「口を慎め。うちの魔王軍はお前なんか片手間で殺せるわ!」
「はいはい…どっちみち今戦うのは両方得策じゃないでしょ。それじゃあね~!」
オランジュはそう言うとクーゲルを担ぎ上げて一瞬で消え去った。瞬間移動の類の能力だ。
「おい待て…消えやがった…追おうか親父?」
するとドリアは一拍置いてから呟く。
「止めておけ。今貴様が乗り込んでも袋叩きの対象になるだけだ。」
そう言ってドリアは悔しそうにこぶしを握った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
【マグナギア無双】チー牛の俺、牛丼食ってボドゲしてただけで、国王と女神に崇拝される~神速の指先で戦場を支配し、気づけば英雄でした~
月神世一
ファンタジー
「え、これ戦争? 新作VRゲーじゃなくて?」神速の指先で無自覚に英雄化!
【あらすじ紹介文】
「三色チーズ牛丼、温玉乗せで」
それが、最強の英雄のエネルギー源だった――。
日本での辛い過去(ヤンキー客への恐怖)から逃げ出し、異世界「タロウ国」へ転移した元理髪師の千津牛太(22)。
コミュ障で陰キャな彼が、唯一輝ける場所……それは、大流行中の戦術ボードゲーム『マグナギア』の世界だった!
元世界ランク1位のFPS技術(動体視力)× 天才理髪師の指先(精密操作)。
この二つが融合した時、ただの量産型人形は「神速の殺戮兵器」へと変貌する!
「動きが単調ですね。Botですか?」
路地裏でヤンキーをボコボコにしていたら、その実力を国王に見初められ、軍事用巨大兵器『メガ・ギア』のテストパイロットに!?
本人は「ただのリアルな新作ゲーム」だと思い込んでいるが、彼がコントローラーを握るたび、敵国の騎士団は壊滅し、魔王軍は震え上がり、貧乏アイドルは救われる!
見た目はチー牛、中身は魔王級。
勘違いから始まる、痛快ロボット無双ファンタジー、開幕!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる