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第8章 魔物集め編
突入!アルファ帝国特捜部!
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アルファ帝国南部の第三の都市セントライトポート…巨大な港で建国以来数百年の間アルファ帝国の物流を支える大事な拠点である。その街の中心部から外れたところに黒いフードを被った女性がいた。
彼女は扉を2回、間を置いてもう3回軽くノックする。
「はい」
出てきたのは大柄な男だった。男は低い声で「何の用だ。合言葉は龍か天馬か?」と尋ねる。
「はい。合言葉は…死神です」
「なっ「こんにちは。そしてさようなら」」
女性は無音で男の首に刃を突き立てて倒す。
「しかしこんなところに闇商会のアジトがあるとは…さすがにこうも堂々とあると見落としてしまいます」
『ティナ。いきなり刃なんて向けて大丈夫なのか?まだ罪は確定してないんだ』
「ご安心を…マサムネさんの教えに従い峰うちに留めていますので。まぁほぼ確定で10分は眠ることになるでしょうが」
『そ、そうか…あの男も随分な教育をするものだな』
「まぁ名前は名乗りたかったというのが本当ですが、憧れませんか?スパイとかでこういう侵入の仕方をするとか」
侵入したのは死神ティナ。アルファ帝国魔王軍の一翼を担うものだ。
彼女は通信機で仲間と連絡を取り合いながら証拠を押さえるため建物に侵入を試みる。
ティナは廊下を音も立てずに進む。気配を消すという一点においては彼女もマサムネと互角と言っていいだろう。
あちこちに箱が置かれている。これはただの商品なのだろうか…ティナは箱に優しく触れる。中に入っていたのは袋に入った粉。表面のラベルを見ると表立って市場で流通させてはいけない粉末のようだ。
(これは密輸…どうやらこの商会がキナ臭いっていう情報は本当のようで…)
「誰だァ?!」
突然後ろから大声がティナを捕らえる。
ティナが振り返るとそこにはギャングが集まっていた。
「てめぇはどこの誰だ!」
「困りますね…私はただの取引先の商人ですから…」
ティナはそう言うとあえて足音を立てて名刺を渡す。
「取引先?そんな予定あったか?」
「あります…でなければ後でお確かめになればいいのでは?」
いきなり大声で発砲してくる上に怒鳴り散らす商会とまともに取引をしようとする人間がいるのかについては微妙な所であるが、少なくともその男は信じたらしい。
ティナは部屋に適当に通される。
「しかし随分と儲かっているようですね…どんな商売を」
「あ?その商売の内容も知らずに俺の商会に来たのか?」
大男はため息をつくとこう話しだした。
「この商会はベータ帝国お抱えの商会なんだ。商会員は皆身分が保証されている」
(ベータ帝国…またあそこですか…それだけでどれだけウチにちょっかいを掛けたがるんですか…てかここはアルファ帝国本土。国の起こりから違うベータとは土地柄から法律から何から何まで違うと思いますが…)
ティナは内心呆れたが流石に口には出さない。
「それで?いったい何を売っていらっしゃるんですか?」
「あぁそりゃ…穀物だよ!後ろに紙袋が山になってんだろうが」
大男は顎で袋を指し示す。そこには小麦粉と書いてある袋が雑に積んであった。
(穀物…表の顔はそれなんですか…これはきちんと国に帳簿を提出して税も納めていると…いやそれにしては…)
「いえいえまずは商売をするには相手を知ることからとあの偉大なる商売の神も『商売大聖典』で仰っているではないですか」
「あ?商売の神?まぁそうだな」
もちろん全部ティナの出まかせなのだが大男は流れるようにうなずく。
「でも随分と多い量なんですねぇ」
「あぁ俺様たちはこれでもデカいパイプがあるからな。この程度安く仕入れられんのさ!ガハハ!」
「まぁいいです。これで決まりました」
ティナは椅子を蹴り上げる。それが合図になる。
「突入しろォ!!!」
入口からフランの声が聞こえる。
「な、何だァ?!ちょい商人さんよ」
大男が口を開くまでもなくティナは後ろに回り込み鎌を首に当てる。
「アルファ帝国の潜入部隊です…あなたを確保します」
「はぁ?野郎ども出会え~!!!」
フラン率いる部隊は商館に入り込む。
「今のうちに酔草などを探しておけ」
「はっ…」
フランは部下に命じる。
「うわぁぁぁ!アルファ帝国軍だァ!」
中に居る男たちは大慌てで暴れるが、フランが各部隊から借り受けた分も含む部隊に抑え込まれる。
「食らいなさい!!『炎拳』」
ホムラはその中で炎を纏った拳を振るい敵をばったばったと薙ぎ倒していく。ホムラはアルファ帝国において炎魔法を司る御三家である。彼女の戦闘方法はアルファ帝国の某老子から教わったというグローブを用いた徒手空拳。基本魔法を得意とし遠隔魔法を研究することを是とするエルフ界隈、それもトップに位置する御三家において魔法を纏っているとはいえ肉弾戦を得意とする魔法拳士の彼女は大分異端であると言える。
「あのホムラ…ここは一応屋内なんだからあまり燃やさないようにな」
「はい分かったよフラン…でもこっちもさ…あのチビ獣人に自領内で手柄取られて悔しいの!ネーデルはいいところ持って行くしさぁ!」
ホムラは怒っていた。あのアトミックファミリーとの戦いで領主である自分が呼ばれなかったこと…彼女の体の中に流れる武人の血がその失態を埋めようと動く。
「ホムラは感情に流され過ぎだ。私のように冷静に剣を振るえばいいものを」
「何よ。昔見たくホムラお姉ちゃんって呼んでくれてもいいのよ?」
「はいはいホムラおばさん」
「あのねぇ‥‥」
フランはホムラのこういうところが苦手だ。アルファ帝国で物心ついた時からずっと美貌を保っているホムラをホムラお姉ちゃんと呼んだが、成長していくとともにそれがエルフの者で年齢が異種族の血が混ざっているとはいえ純粋な人間であるフランよりはるかに年上であることを知り年季を重ねても武人気質が収まっていないことに半ば呆れていた。まぁ年だけならもっと上の人間を何人か知ってはいるが「私は決してこんなおばさんにはならない」と強く心に決めたのだった。
そんな二人が愚痴を投げ合っていると奥から男が出て来た。糸目をしていて何か信用できなさそうな格好だ。服はとんでもなく豪奢なものだ。この程度の規模の商会では到底手が届かない代物である。
「やぁやぁ何ですか?朝から騒々しいことですねぇ」
「商会長だな?」
「えぇ…私はマルス。商会長ですが…何ですか?私はきちんと税を納めているでしょう」
「アンタ違法行為をしているでしょ。その調査よ」
ホムラがそう言うとマルスは少し考えて大笑いした。
「あれですか?噂で聞きましたよ。酔草が大量に見つかったり上級悪魔族アムドスキアスの人身売買だったり。ご苦労なことで同情しますよ。でも誤解しているようではいただけない。私には関係のないことですよ‥‥」
マルスはそう言ってくる。
「そうか…貴様には分からないことであったな」
「えぇ…なので早く帰って」
途端マルスの胸ぐらをフランが掴んだ。
「そちらにも誤解があるようだから訂正しておこう。私は別にそんなものの為に来たわけではない。脱税の調査だよ!」
「だ、脱税?!」
「そこに山ほどの小麦粉が積んであるな?その取引分の税金はどうした?まさか商会長様ともあろう方がアルファ帝国の法人税制度を知らないとは言わせんぞ」
マルスは面食らった…あの小麦粉は全て酔草の隠ぺいの為の囮で中には酔草の粉がたっぷり詰まっている。そんな商品を堂々と市場を通せないだろう。だからごまかしていたのだが部下が調子に乗り過ぎたか…
「全てティナが調査している。人身売買についてもいずれ沙汰が下るだろう。覚悟することだな」
「クソが…スパイがいたのかよ…」
こうしてアルファ帝国vs闇商会は一応の決着をしたのだった。
彼女は扉を2回、間を置いてもう3回軽くノックする。
「はい」
出てきたのは大柄な男だった。男は低い声で「何の用だ。合言葉は龍か天馬か?」と尋ねる。
「はい。合言葉は…死神です」
「なっ「こんにちは。そしてさようなら」」
女性は無音で男の首に刃を突き立てて倒す。
「しかしこんなところに闇商会のアジトがあるとは…さすがにこうも堂々とあると見落としてしまいます」
『ティナ。いきなり刃なんて向けて大丈夫なのか?まだ罪は確定してないんだ』
「ご安心を…マサムネさんの教えに従い峰うちに留めていますので。まぁほぼ確定で10分は眠ることになるでしょうが」
『そ、そうか…あの男も随分な教育をするものだな』
「まぁ名前は名乗りたかったというのが本当ですが、憧れませんか?スパイとかでこういう侵入の仕方をするとか」
侵入したのは死神ティナ。アルファ帝国魔王軍の一翼を担うものだ。
彼女は通信機で仲間と連絡を取り合いながら証拠を押さえるため建物に侵入を試みる。
ティナは廊下を音も立てずに進む。気配を消すという一点においては彼女もマサムネと互角と言っていいだろう。
あちこちに箱が置かれている。これはただの商品なのだろうか…ティナは箱に優しく触れる。中に入っていたのは袋に入った粉。表面のラベルを見ると表立って市場で流通させてはいけない粉末のようだ。
(これは密輸…どうやらこの商会がキナ臭いっていう情報は本当のようで…)
「誰だァ?!」
突然後ろから大声がティナを捕らえる。
ティナが振り返るとそこにはギャングが集まっていた。
「てめぇはどこの誰だ!」
「困りますね…私はただの取引先の商人ですから…」
ティナはそう言うとあえて足音を立てて名刺を渡す。
「取引先?そんな予定あったか?」
「あります…でなければ後でお確かめになればいいのでは?」
いきなり大声で発砲してくる上に怒鳴り散らす商会とまともに取引をしようとする人間がいるのかについては微妙な所であるが、少なくともその男は信じたらしい。
ティナは部屋に適当に通される。
「しかし随分と儲かっているようですね…どんな商売を」
「あ?その商売の内容も知らずに俺の商会に来たのか?」
大男はため息をつくとこう話しだした。
「この商会はベータ帝国お抱えの商会なんだ。商会員は皆身分が保証されている」
(ベータ帝国…またあそこですか…それだけでどれだけウチにちょっかいを掛けたがるんですか…てかここはアルファ帝国本土。国の起こりから違うベータとは土地柄から法律から何から何まで違うと思いますが…)
ティナは内心呆れたが流石に口には出さない。
「それで?いったい何を売っていらっしゃるんですか?」
「あぁそりゃ…穀物だよ!後ろに紙袋が山になってんだろうが」
大男は顎で袋を指し示す。そこには小麦粉と書いてある袋が雑に積んであった。
(穀物…表の顔はそれなんですか…これはきちんと国に帳簿を提出して税も納めていると…いやそれにしては…)
「いえいえまずは商売をするには相手を知ることからとあの偉大なる商売の神も『商売大聖典』で仰っているではないですか」
「あ?商売の神?まぁそうだな」
もちろん全部ティナの出まかせなのだが大男は流れるようにうなずく。
「でも随分と多い量なんですねぇ」
「あぁ俺様たちはこれでもデカいパイプがあるからな。この程度安く仕入れられんのさ!ガハハ!」
「まぁいいです。これで決まりました」
ティナは椅子を蹴り上げる。それが合図になる。
「突入しろォ!!!」
入口からフランの声が聞こえる。
「な、何だァ?!ちょい商人さんよ」
大男が口を開くまでもなくティナは後ろに回り込み鎌を首に当てる。
「アルファ帝国の潜入部隊です…あなたを確保します」
「はぁ?野郎ども出会え~!!!」
フラン率いる部隊は商館に入り込む。
「今のうちに酔草などを探しておけ」
「はっ…」
フランは部下に命じる。
「うわぁぁぁ!アルファ帝国軍だァ!」
中に居る男たちは大慌てで暴れるが、フランが各部隊から借り受けた分も含む部隊に抑え込まれる。
「食らいなさい!!『炎拳』」
ホムラはその中で炎を纏った拳を振るい敵をばったばったと薙ぎ倒していく。ホムラはアルファ帝国において炎魔法を司る御三家である。彼女の戦闘方法はアルファ帝国の某老子から教わったというグローブを用いた徒手空拳。基本魔法を得意とし遠隔魔法を研究することを是とするエルフ界隈、それもトップに位置する御三家において魔法を纏っているとはいえ肉弾戦を得意とする魔法拳士の彼女は大分異端であると言える。
「あのホムラ…ここは一応屋内なんだからあまり燃やさないようにな」
「はい分かったよフラン…でもこっちもさ…あのチビ獣人に自領内で手柄取られて悔しいの!ネーデルはいいところ持って行くしさぁ!」
ホムラは怒っていた。あのアトミックファミリーとの戦いで領主である自分が呼ばれなかったこと…彼女の体の中に流れる武人の血がその失態を埋めようと動く。
「ホムラは感情に流され過ぎだ。私のように冷静に剣を振るえばいいものを」
「何よ。昔見たくホムラお姉ちゃんって呼んでくれてもいいのよ?」
「はいはいホムラおばさん」
「あのねぇ‥‥」
フランはホムラのこういうところが苦手だ。アルファ帝国で物心ついた時からずっと美貌を保っているホムラをホムラお姉ちゃんと呼んだが、成長していくとともにそれがエルフの者で年齢が異種族の血が混ざっているとはいえ純粋な人間であるフランよりはるかに年上であることを知り年季を重ねても武人気質が収まっていないことに半ば呆れていた。まぁ年だけならもっと上の人間を何人か知ってはいるが「私は決してこんなおばさんにはならない」と強く心に決めたのだった。
そんな二人が愚痴を投げ合っていると奥から男が出て来た。糸目をしていて何か信用できなさそうな格好だ。服はとんでもなく豪奢なものだ。この程度の規模の商会では到底手が届かない代物である。
「やぁやぁ何ですか?朝から騒々しいことですねぇ」
「商会長だな?」
「えぇ…私はマルス。商会長ですが…何ですか?私はきちんと税を納めているでしょう」
「アンタ違法行為をしているでしょ。その調査よ」
ホムラがそう言うとマルスは少し考えて大笑いした。
「あれですか?噂で聞きましたよ。酔草が大量に見つかったり上級悪魔族アムドスキアスの人身売買だったり。ご苦労なことで同情しますよ。でも誤解しているようではいただけない。私には関係のないことですよ‥‥」
マルスはそう言ってくる。
「そうか…貴様には分からないことであったな」
「えぇ…なので早く帰って」
途端マルスの胸ぐらをフランが掴んだ。
「そちらにも誤解があるようだから訂正しておこう。私は別にそんなものの為に来たわけではない。脱税の調査だよ!」
「だ、脱税?!」
「そこに山ほどの小麦粉が積んであるな?その取引分の税金はどうした?まさか商会長様ともあろう方がアルファ帝国の法人税制度を知らないとは言わせんぞ」
マルスは面食らった…あの小麦粉は全て酔草の隠ぺいの為の囮で中には酔草の粉がたっぷり詰まっている。そんな商品を堂々と市場を通せないだろう。だからごまかしていたのだが部下が調子に乗り過ぎたか…
「全てティナが調査している。人身売買についてもいずれ沙汰が下るだろう。覚悟することだな」
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