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第10話 大嶺紗奈
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朝一から大勢の客が押し掛けるようになってからは、三日間連続で一時間以内に一日の販売数が売り切れてしまった。そのため、俺は店の営業時間を午前7時から午前8時までの1時間に設定した。
営業が終わった後の余った時間は、魔法弾を生産したり、空き地を整備して過ごした。本当はダンジョンにも行きたいのだが、自分用の魔法弾が全く生産で来ていなかったため、後回しにしてしまっていた。
今日は店を始めてから1週間が経った12月20日だ。この1週間で1200箱以上の弾を売ったため、すでに6000万以上の売り上げが出ている。商売のスタートとしては極めて順調だった。
今は午後七時だ。俺は、古民家の和室に設置した炬燵に入りながら魔法弾を生産していた。目の前ではテレビがついており、かわいい生き物たちが映る動物バラエティ番組がやっている。
俺はそのテレビを見ながら次々と魔法弾を作り出していく。毎日3000発の魔法弾を作ってきたため、今では息をするように簡単に299.634のオーラを弾頭に込めることができるようになっていた。
後200発で今日の分の生産が終わる。今日は寒いからラーメンでも作って食べよう。
そんなことを考えていると、インターホンが鳴った。築80年の古民家のため、玄関先の来訪者と会話する機能はついていない。俺は席を立って玄関に向かった。
営業時間を間違えて来る客が今まで何人かいたため、今回もそうじゃないかと思いながら玄関の扉を開いた。
しかし、立っていたのは時間を間違えた客ではなかった。俺がよく知る女性——大嶺紗奈だった。
紗奈は以前と同じで、艶のある黒い髪を肩までのボブヘアにしている。大きな瞳と通った鼻筋、小さな口、大和撫子を体現したかのような美少女だ。身長は俺よりも10センチほど低いから160㎝ぐらいだ。
黒いセーターにベージュと茶色でチェック柄になったロングスカートを身に着けており、アウターにグレーのロングコートを着ている。
紗奈は俺の顔を見ると一瞬で眼に涙を浮かべた。そして、
「優斗さん!」
と叫びながら抱き着いてきた。
「紗奈……」
紗奈の髪から漂ってくる香りが懐かしくて、涙が出そうだった。
紗奈は俺が追放されたパーティ『レガリス』のメンバーだ。俺が追放されたあの日は、別行動をしており一緒にいなかった。
紗奈はパーティメンバーの中で俺が最も信頼していて心を許している女性だった。
紗奈は俺の2歳下の18歳で、紗奈が15歳でパーティに加入してきたときからの付き合いだ。出会った頃の紗奈はまだD級探索者で、高い潜在能力をまだ発揮できていなかった。そのため俺が教育係となって半年ほど彼女の修行に付き合った過去があった。
もっとも、紗奈の才能は俺なんかよりもずば抜けて高かったし、教えたことをみるみる吸収していったため、一年後には探索者ランクで追い抜かれてしまった。
俺が追放される前では、1600名ほど存在しているA級探索者の中でも高位の存在である、序列49位のA級探索者だった。俺は150000人いるB級冒険者の中で半分より下の96035位くらいだった。元インストラクターとして情けない限りだ。
しかし、紗奈は探索者として俺よりもはるかに上に行ってからもずっと俺のことを慕ってくれていた。
紗奈の嗚咽がすぐそばで聞こえてくる。俺を抱きしめる腕には力が入っているが、身体は小さく震えていた。
「優斗さん……なんで……、なんで私に何も言わずに姿を消したんですかぁー」
紗奈は涙交じりの声で叫んだ。
「ごめん。君の先輩だった俺がパーティから追放されるなんて、あまりにも情けなくて合わせる顔がなかったんだ」
今言ったことは事実だ。紗奈のことは誰よりも信頼しているけど、その分、情けなくて惨めな部分は見せたくなかった。もとインストラクターとして見せかけだけでもかっこつけたかったのかもしれない。
「なんでそう優斗さんは水くさいんですか!! 私が全然パーティに貢献できず、落ち込んでいた時、優斗さんはずっとそばで支えてくれたじゃないですか!! 私にも恩返しさせてくださいよ!! 少しは私を頼ってください!!」
「ごめん……」
紗奈の言葉を聞いて思わず涙がこぼれてしまう。パーティから追放されたこんな俺のことを今でも慕ってくれているのが伝わってきてすごく嬉しかった。同時に情けなさも感じてしまうが……
「悩んだ時も悲しい時も、全部曝け出してくださいよ!! 私と優斗さんの仲じゃないですか!!」
紗奈はそう口にすると俺から離れた。そして、鋭い眼光で俺を見つめてくる。これは完全に怒っているときの顔だ。普段物静かで優しい性格の分、紗奈は怒らせると誰よりも怖い。
「ごめん」
「すっごく心配したんですから。私がどんな思いでこの3ヶ月間過ごしてたと思ってるんですか! 反省してください!!」
紗奈の言葉や声から優しさが伝わってきて心を包み込んでいく。暖かい感情が次々と込み上げてきて止めようと思っても涙が溢れてしまう。
(ああ本当にこの子はいい人だ。俺にはもったいない程、素晴らしい女性だ……)
紗奈は1年ほど前に俺に告白してくれた。しかし、妹がその時すでに病魔に侵されていたため、俺は付き合うことはできないと断っていた。だが紗奈は諦めず、「妹さんの病気が治るまで待ちますから、その後付き合ってください」と言ってくれたのだ。
初めは少し時間が経てば気持ちが変わるのではないかと思っていたが、紗奈の俺への想いは変わることがなかったようだ。この1年間も度々思いを伝え続けてくれていた。
俺も紗奈のことは嫌いじゃない。いやむしろ好感度は非常に高い。紗奈は優しいし気が利くし、何より一緒にいて心が安心する女性だ。付き合ったら間違いなく幸せになれるタイプの女性だろう。
ただ、それでも妹の問題が解決するまでは恋愛に時間を使う気は無かった。苦しんでいる妹を尻目に自分だけ幸せになろうとしているようでどうしても気が進まなかった。
「本当にごめん……紗奈……」
きっと色々心配をかけてしまったのだろう。俺は心からの謝罪をした。すると紗奈の顔から怒りの表情は消え、いつも見ていた穏やかな表情に変わった。
「あの後すぐパーティは抜けました」
「えっ!? そうなの?」
「当然です。優斗さんがいないのに私があそこに居続ける理由は何もありませんから。それと、パーティを抜ける際にリーダーの頬を思いっきりはたいておきましたよ! 優斗さんを追放するなんて! 今でも怒りが込み上げてきます!」
「あ、ありがとう」
(まじか……紗奈に抜けられたら洋輔も焦っただろうな。俺とは違って紗奈は貴重な存在だからな……。それにしても俺のために怒ってくれたのか。本当にいい子だな紗奈は。まじで天使だ)
紗奈の話を聞いて胸が熱くなった。それと洋輔に抱いていた莫大な怒りや憎しみが少しだけ解消されたような気がした。
「とにかく。これからは私を頼ってください! なんでも力になりますから!」
「わかったよ。ありがとう紗奈」
「私に任せてくださいね」
お礼を伝えると紗奈はもう一度抱きついてきた。今度は優しい抱きしめ方だった。
柔らかい温もりが伝わってきて、心が癒されていくのがわかった。
営業が終わった後の余った時間は、魔法弾を生産したり、空き地を整備して過ごした。本当はダンジョンにも行きたいのだが、自分用の魔法弾が全く生産で来ていなかったため、後回しにしてしまっていた。
今日は店を始めてから1週間が経った12月20日だ。この1週間で1200箱以上の弾を売ったため、すでに6000万以上の売り上げが出ている。商売のスタートとしては極めて順調だった。
今は午後七時だ。俺は、古民家の和室に設置した炬燵に入りながら魔法弾を生産していた。目の前ではテレビがついており、かわいい生き物たちが映る動物バラエティ番組がやっている。
俺はそのテレビを見ながら次々と魔法弾を作り出していく。毎日3000発の魔法弾を作ってきたため、今では息をするように簡単に299.634のオーラを弾頭に込めることができるようになっていた。
後200発で今日の分の生産が終わる。今日は寒いからラーメンでも作って食べよう。
そんなことを考えていると、インターホンが鳴った。築80年の古民家のため、玄関先の来訪者と会話する機能はついていない。俺は席を立って玄関に向かった。
営業時間を間違えて来る客が今まで何人かいたため、今回もそうじゃないかと思いながら玄関の扉を開いた。
しかし、立っていたのは時間を間違えた客ではなかった。俺がよく知る女性——大嶺紗奈だった。
紗奈は以前と同じで、艶のある黒い髪を肩までのボブヘアにしている。大きな瞳と通った鼻筋、小さな口、大和撫子を体現したかのような美少女だ。身長は俺よりも10センチほど低いから160㎝ぐらいだ。
黒いセーターにベージュと茶色でチェック柄になったロングスカートを身に着けており、アウターにグレーのロングコートを着ている。
紗奈は俺の顔を見ると一瞬で眼に涙を浮かべた。そして、
「優斗さん!」
と叫びながら抱き着いてきた。
「紗奈……」
紗奈の髪から漂ってくる香りが懐かしくて、涙が出そうだった。
紗奈は俺が追放されたパーティ『レガリス』のメンバーだ。俺が追放されたあの日は、別行動をしており一緒にいなかった。
紗奈はパーティメンバーの中で俺が最も信頼していて心を許している女性だった。
紗奈は俺の2歳下の18歳で、紗奈が15歳でパーティに加入してきたときからの付き合いだ。出会った頃の紗奈はまだD級探索者で、高い潜在能力をまだ発揮できていなかった。そのため俺が教育係となって半年ほど彼女の修行に付き合った過去があった。
もっとも、紗奈の才能は俺なんかよりもずば抜けて高かったし、教えたことをみるみる吸収していったため、一年後には探索者ランクで追い抜かれてしまった。
俺が追放される前では、1600名ほど存在しているA級探索者の中でも高位の存在である、序列49位のA級探索者だった。俺は150000人いるB級冒険者の中で半分より下の96035位くらいだった。元インストラクターとして情けない限りだ。
しかし、紗奈は探索者として俺よりもはるかに上に行ってからもずっと俺のことを慕ってくれていた。
紗奈の嗚咽がすぐそばで聞こえてくる。俺を抱きしめる腕には力が入っているが、身体は小さく震えていた。
「優斗さん……なんで……、なんで私に何も言わずに姿を消したんですかぁー」
紗奈は涙交じりの声で叫んだ。
「ごめん。君の先輩だった俺がパーティから追放されるなんて、あまりにも情けなくて合わせる顔がなかったんだ」
今言ったことは事実だ。紗奈のことは誰よりも信頼しているけど、その分、情けなくて惨めな部分は見せたくなかった。もとインストラクターとして見せかけだけでもかっこつけたかったのかもしれない。
「なんでそう優斗さんは水くさいんですか!! 私が全然パーティに貢献できず、落ち込んでいた時、優斗さんはずっとそばで支えてくれたじゃないですか!! 私にも恩返しさせてくださいよ!! 少しは私を頼ってください!!」
「ごめん……」
紗奈の言葉を聞いて思わず涙がこぼれてしまう。パーティから追放されたこんな俺のことを今でも慕ってくれているのが伝わってきてすごく嬉しかった。同時に情けなさも感じてしまうが……
「悩んだ時も悲しい時も、全部曝け出してくださいよ!! 私と優斗さんの仲じゃないですか!!」
紗奈はそう口にすると俺から離れた。そして、鋭い眼光で俺を見つめてくる。これは完全に怒っているときの顔だ。普段物静かで優しい性格の分、紗奈は怒らせると誰よりも怖い。
「ごめん」
「すっごく心配したんですから。私がどんな思いでこの3ヶ月間過ごしてたと思ってるんですか! 反省してください!!」
紗奈の言葉や声から優しさが伝わってきて心を包み込んでいく。暖かい感情が次々と込み上げてきて止めようと思っても涙が溢れてしまう。
(ああ本当にこの子はいい人だ。俺にはもったいない程、素晴らしい女性だ……)
紗奈は1年ほど前に俺に告白してくれた。しかし、妹がその時すでに病魔に侵されていたため、俺は付き合うことはできないと断っていた。だが紗奈は諦めず、「妹さんの病気が治るまで待ちますから、その後付き合ってください」と言ってくれたのだ。
初めは少し時間が経てば気持ちが変わるのではないかと思っていたが、紗奈の俺への想いは変わることがなかったようだ。この1年間も度々思いを伝え続けてくれていた。
俺も紗奈のことは嫌いじゃない。いやむしろ好感度は非常に高い。紗奈は優しいし気が利くし、何より一緒にいて心が安心する女性だ。付き合ったら間違いなく幸せになれるタイプの女性だろう。
ただ、それでも妹の問題が解決するまでは恋愛に時間を使う気は無かった。苦しんでいる妹を尻目に自分だけ幸せになろうとしているようでどうしても気が進まなかった。
「本当にごめん……紗奈……」
きっと色々心配をかけてしまったのだろう。俺は心からの謝罪をした。すると紗奈の顔から怒りの表情は消え、いつも見ていた穏やかな表情に変わった。
「あの後すぐパーティは抜けました」
「えっ!? そうなの?」
「当然です。優斗さんがいないのに私があそこに居続ける理由は何もありませんから。それと、パーティを抜ける際にリーダーの頬を思いっきりはたいておきましたよ! 優斗さんを追放するなんて! 今でも怒りが込み上げてきます!」
「あ、ありがとう」
(まじか……紗奈に抜けられたら洋輔も焦っただろうな。俺とは違って紗奈は貴重な存在だからな……。それにしても俺のために怒ってくれたのか。本当にいい子だな紗奈は。まじで天使だ)
紗奈の話を聞いて胸が熱くなった。それと洋輔に抱いていた莫大な怒りや憎しみが少しだけ解消されたような気がした。
「とにかく。これからは私を頼ってください! なんでも力になりますから!」
「わかったよ。ありがとう紗奈」
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