「因縁の相手」

著恋凛

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1章、対能力者撲滅局入隊編

9話「オレンジジュースが800円?」

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奢りだからと言って着いてきてしまった。
「何ここ?オレンジジュース800円って何?高すぎ。」
「オレンジジュース800円とか普通だから。騒がないで恥ずかしい。」
「やば、これが普通とか、やば」
「もういいから。何注文するの?」
「ちょっと待て。」
メニューを見直す。

ジリオン・ダラー・ロブスター・フリッタータ                                   110000円
ラグジャーリー・ピザ  110000円
佛跳牆                                20000円
フグ                                    30000円
                             などなど

「マジで奢ってくれるの?」
「うん。」
「分かった。」
「で、決まった?」
「うん。」
夕貴がピンポーンと店員を呼び慣れた手つきで注文をする。 
「ちょっと歩希君は何にするの?」
メニュー表を指差し
「このグランジャーリー・ピザで。」
と言ったら店員は注文を繰り返し言うと厨房へ帰って行った。
「あっ!そうだ夕貴、4年前の6月26日にあった誘拐事件の情報とか無い?」
「4年前の6月26日の誘拐事件?」
「あぁそうだ。」
「確かパパが変だって言って結構調べてたわよ。」
「それ見せてくれ。誘拐されたの俺の妹なんだ。」
「ごめんなさい。それは出来ないわ。」
「なんで?」
「それは親族でも見せれないわ。ただ君が見る方法が1つあるわ。」
「それはなんだ?」
「それは…」
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