「因縁の相手」

著恋凛

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2章、特訓&初任務編

9話(25話)「波崎夕貴も普通の女子中学生」

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「で、外に来たけどただ立ってるだけじゃ暇なので、何か話ませんか?」
「いいわよ。」
「えーっと、夕貴さんは。」
「2人でいる時は夕貴でいいわよ。後、敬語じゃなくていいわ。」
と言う夕貴、正直めっちゃ可愛い。(俺はロリコンでは無い)
「夕貴はさ今、14才だろ。」
「そうだけど。何か?」
「学校とかどうしてるのかなーて思ってた」
「それは一応行ってるわよ。」
「どこの?」
「私立の万城目女子中学に。」
「お前そこ、めっちゃ頭のいいお嬢様学校じゃねーか。」
「でも、行けて週3回1時間目と2時間目しか行けてないの」
「そっか、もっと学校行きのか?」
「それは行きたいけど、私が居ない時は一応、岩元に頼んでるの。でも流石にこれ以上、私利私欲でこれ以上頼んだら岩元に悪いわよ。」
学校行きたいとか俺1回も思ったこと無いのに偉いな。
「でも、嫌だ。とは一度も言われてないんだよね?」
「そうだけど…」
「じゃあー、ダメ元で1回言って嫌だって言われたら諦めたかいいし、いいよって言われるかもしれないし、言ってみなきゃ分からないじゃんか。」
「そうね。戻った時聞いてみるわ。」
「そうしろ、それと夕貴さスマホ持ってる?」
「持ってるわよ。」
「それじゃ、LINE交換しよーぜ、まだ友達いないだろ。休みの日1人じゃ暇だろ、いつでも誘えよ遊びでも勉強でも付き合ってやるからよ。」
「週に1回ぐらいしか無い休みを歩希に使うのは癪だけどいいわよ。あと勉強は私の方ができるし。」
それから45分ぐらい色々な話した。
「夕貴、あのさ。」
「どうしたの?そろそろ戻らないとみんな心配するわよ。」
「最後に一つお願いがある。」
「何?」
「APOをぶっ壊し、あの誘拐事件の犯人を捕まえたら、俺を殺人の容疑で逮捕してくれ。」
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