「因縁の相手」

著恋凛

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6章、後輩!?初任務お守り編

1話(100話)「久しぶり」

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俺は夕貴の言った事が理解出来ない。
後輩?初任務のお守り?
「は?」
俺が絞って絞って出した答えはそれだけだった。
「新しく対能力者撲滅局に入ったら何する?」
「一ヶ月幹部と特訓。」
「その成果を見るためには何をする?」
「初任務。」
俺は黙々と夕貴の問いに答える。
「初任務には誰が行く?」
「一ヶ月特訓した新人と1つ上の先輩。」 
「それが歩希。」
「あぁー。」  
俺は初めて理解した。俺先輩になるのか。あははははは。ダルッ。
「それじゃ、頼んだわよ。」
「やだよ。」
「なんで?」
「ダルい。」  
「本当?」 
「本当。」
このやり取りが続く。


「実はまだあの時の事を悔やんでるの?」
俺は少し自分の心に正直になった。
まだ俺の頭に駆け巡る。あの時違う選択肢を取っていたら・・・
俺は夕貴に答える。
「あれはもう終わった事だ。」
ニヤニヤしながら夕貴は言葉を放つ。
「私に嘘は通じないわよ。それで本当に嫌なら快知に変えるわよ。」
「俺がやる。」
そう言い残して俺は夕貴に背を向けて数歩歩き、扉に手を掛けた。
その瞬間、後ろから夕貴が話かけて来る。
「あの時の判断は最善だった・・・とは言い難いけど、間違いではなかったは私達には過去を変える能力は持っていない。だから、過去を変える事など出来ない。出来るのはただ一つ。失敗から学んで未来を変える事だけ。
そうだ。今地下3階に貴方と一緒に任務に行く仲間がいるわ。見てきたら、策を考えるのは貴方なんだから。」
過去は変えられないか・・・
俺は部屋を出て、地下3階に向かう。

  
エレベーターが開き、見慣れた地下3階に着く。
近い人から話しかけに行く事にした。



「こんにちは、青山さん。」
「おう、歩希。久しぶりだな。何か用か?」 
「俺が初任務の付き添いになったので。能力とかの把握した方がいいかと思って。」 
「そうか。今生憎と俺が教えてる奴はトイレに行っててな。」
「そうですか。なら後でまた来ます。」
そして頭を下げて岩元さんの方に向かう。


岩元さんに近づくと必然的に相手にしてる人も見える。
あの形、あのゴツイ感じ、もしかして・・・
俺が休憩してる岩元さんに話しかける。
「お久しぶりです。岩元さん。」 
俺がそう言うと、岩元さんはこちらを向いた。
「久しぶりだな。歩希。」
「あのー。こちらの人が新入局員ですか? 」
俺は一度見たことのあるゴリマッチョを見て聞く。
「そうだ。」
嘘だろ。マジかよww
俺がそんな事を思っていたら、ゴリマッチョのおっさんがこちらに気づく。
「お前・・・」
そう一言もらす。
「なんだ大輝、知り合いか?」
岩元さんがゴリマッチョのおっさんに聞く。
「はい。前回のテストで2回戦で当たった人です。」
「そうか。初任務で一緒に行くことになった歩希だ。仲良くしろよ。」
岩元さんが言う。すると、座っていたゴリマッチョのおっさんは立ち上がり、俺の目の前まで来た。
怖い怖い。と思っていたら、ゴリマッチョのおっさんは右手を差し出して来た。 


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