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7章、夕貴の文化祭編
3話(112話)「消えた」
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「これだから若いのは。」
まじでこの人よく喋るな。左の人は無言だし。
「お前みたいなヒョロくて弱いガキが護衛主を守れる訳ないだろ。」
もううんざりしたので反論する。
「はぁー?俺はあんたより強いし、夕貴の事だって守れるし。」
「ふん。何を言っているのか?俺がお前に負ける訳ないだろ。」
「なら、闘ってみます?」
俺は少し煽り口調で言う。
「いいだろう。屋上で闘うぞ。」
なんか乗っていたわ。
「夕貴」
そう言うと夕貴は俺の方に顔を向ける。
「トイレ行ってくるわ。」
そう言い俺は身体を180°回転させて屋上に続く階段へと歩き出す。
あいつも話を付けたらしく隣を歩いている。
後ろから夕貴が
「ここ女子校だから、男子トイレないよ。」
と行ってくるがスルーをした。
そして屋上に着く。
俺とあいつの距離は5m程離れている。
そして俺は肩にかけていた刀の入った刀袋を少し遠くに地面に滑らすように投げる。
「それじゃやりましょうか。」
俺がそう言うとあいつも
「やろうか。」
と言った。
その瞬間にあいつは俺の目の前まで来ていた。
脇腹に蹴りを入れて来たので両手で足を掴む。すると、もう片方の足で血を踏み切り、顔を蹴りを入れて来る。
それを俺は頭を下げて躱す。その時あいつの足を掴んでいた手をはしてしまった。
俺は大きく後ろに飛ぶ。
そして一度息を着く。今度は俺があいつの間合いに詰める。
倒せはしないが掴まれることがない程度に攻撃する。
数回それを繰り返し、あいつの背中はフェンスに当たる。
「これで終わりだ。」
そう言って俺はあいつの頭に回し蹴りをする。でも、その攻撃をあいつの頭に当てる事はしなかった。
それに対してあいつは聞いてきた。
「なぜ当てない?」
俺はあげた足を下ろしながら答える。
「お前がここで傷を負ったら護衛主が心配するだろ。」
「どうしてそう思う?」
「もしも俺が怪我したら夕貴は心配してくれると思うから。」
あいつは「ふっ」と笑う。
「まぁーいい。今回は俺の負けだ。早く戻らないと心配させてしまう。早く戻ろう。」
「そうだな。」
俺達は戻った。でも、そこには夕貴だけがいなかった。
夕貴の友達が話しかけてくる。
「夕貴ちゃんのボディーガードですか?」
俺はそれに頷く。
「数分前から夕貴ちゃんがいなくなったんです。近くを探しましたがどこにもいないんです。」
俺の頭は真っ白になった。
夕貴が誘拐される→それが幹部のみんなに知らされる→ボディーガードの俺のせいだと怒られる→そんな奴は対能力者撲滅局にいらないと追い出される。
それだけは何としても阻止しなければ。
「分かった。ちょっと電話してみる。」
俺はスマホを取り出して夕貴に電話をかける。が、出ない。
「クソっ」と呟くとさっきまで俺と闘っていたあいつが俺のポケットに指さす。
「お前のポケットに手紙入ってね?」
まじでこの人よく喋るな。左の人は無言だし。
「お前みたいなヒョロくて弱いガキが護衛主を守れる訳ないだろ。」
もううんざりしたので反論する。
「はぁー?俺はあんたより強いし、夕貴の事だって守れるし。」
「ふん。何を言っているのか?俺がお前に負ける訳ないだろ。」
「なら、闘ってみます?」
俺は少し煽り口調で言う。
「いいだろう。屋上で闘うぞ。」
なんか乗っていたわ。
「夕貴」
そう言うと夕貴は俺の方に顔を向ける。
「トイレ行ってくるわ。」
そう言い俺は身体を180°回転させて屋上に続く階段へと歩き出す。
あいつも話を付けたらしく隣を歩いている。
後ろから夕貴が
「ここ女子校だから、男子トイレないよ。」
と行ってくるがスルーをした。
そして屋上に着く。
俺とあいつの距離は5m程離れている。
そして俺は肩にかけていた刀の入った刀袋を少し遠くに地面に滑らすように投げる。
「それじゃやりましょうか。」
俺がそう言うとあいつも
「やろうか。」
と言った。
その瞬間にあいつは俺の目の前まで来ていた。
脇腹に蹴りを入れて来たので両手で足を掴む。すると、もう片方の足で血を踏み切り、顔を蹴りを入れて来る。
それを俺は頭を下げて躱す。その時あいつの足を掴んでいた手をはしてしまった。
俺は大きく後ろに飛ぶ。
そして一度息を着く。今度は俺があいつの間合いに詰める。
倒せはしないが掴まれることがない程度に攻撃する。
数回それを繰り返し、あいつの背中はフェンスに当たる。
「これで終わりだ。」
そう言って俺はあいつの頭に回し蹴りをする。でも、その攻撃をあいつの頭に当てる事はしなかった。
それに対してあいつは聞いてきた。
「なぜ当てない?」
俺はあげた足を下ろしながら答える。
「お前がここで傷を負ったら護衛主が心配するだろ。」
「どうしてそう思う?」
「もしも俺が怪我したら夕貴は心配してくれると思うから。」
あいつは「ふっ」と笑う。
「まぁーいい。今回は俺の負けだ。早く戻らないと心配させてしまう。早く戻ろう。」
「そうだな。」
俺達は戻った。でも、そこには夕貴だけがいなかった。
夕貴の友達が話しかけてくる。
「夕貴ちゃんのボディーガードですか?」
俺はそれに頷く。
「数分前から夕貴ちゃんがいなくなったんです。近くを探しましたがどこにもいないんです。」
俺の頭は真っ白になった。
夕貴が誘拐される→それが幹部のみんなに知らされる→ボディーガードの俺のせいだと怒られる→そんな奴は対能力者撲滅局にいらないと追い出される。
それだけは何としても阻止しなければ。
「分かった。ちょっと電話してみる。」
俺はスマホを取り出して夕貴に電話をかける。が、出ない。
「クソっ」と呟くとさっきまで俺と闘っていたあいつが俺のポケットに指さす。
「お前のポケットに手紙入ってね?」
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