1 / 35
1話
しおりを挟む
「バンバン」
と、銃声が鳴り響く中、俺は悪魔の能力を使って、その銃弾を躱していた。
相手は陸上自衛隊能力部隊。正直バカ強い。この戦いはお遊びでもなければ、互いの同意の上ではない。
俺と夕貴VS陸上自衛隊能力部隊の全勢力を使った殺し合いなのだ。
まずはこうなった経緯を教えよう。
俺が夕貴の秘書になって1年が経とうとしていた時、夕貴は突然テレビをつける。
「どうしたんだ、急に?」
「いや、なんか無意識にね。」
そう言いながら、夕貴はテレビを凝視する。
テレビの内容は至って普通のニュース。あと少しで総理大臣の記者会見があるらしい。
評論家のような人達が喋っている中、突然アングルが変わり、総理大臣が出てくる。
「えぇー、今回の記者会見の内容ですが、最近行われてるデモ活動の件についてです。デモ活動が行われている事も知らない人もいますよね?だから少しお説明させていただきます。」
デモ活動?そんなのあったのか?知らんかったな。
「最近、禁忌の能力者はいらない。と、言う声とデモ活動が行われています。デモ活動を行っている人に話を聞いた所、「禁忌の能力者が暴れたりしないか怖い」と、言う言葉が多くありました。その事で閣議をした結果、禁忌の能力者を殺す事が決定しました。」
は?どうゆう事だよ。意味がわからねぇ。
どうして俺たちが殺されるんだよ。
「夕貴、これは何かのドッキリだよな?そうだ。ドッキリだ。」
夕貴は何も言わずに青ざめた顔をしているだけだ。
すると、扉の向こうから岩元さんの声が聞こえた。
「ちょっと、あなた達は誰ですか?」
その言葉が言い終わった刹那、扉が一気に開く。そこには完全に武装した人達が大量にいた。
「クソ、ドッキリじゃねぇのかよ。」
夕貴は未だに青ざめた顔をしているだけで何も言わない。
「私は陸上自衛隊能力部隊隊長、花房寛二だ。波崎夕貴と前村歩希だな?お前らは第一級危険人物に選ばれた。よって、俺たち陸上自衛隊能力部隊がお前らを殺す。」
その言葉を聞き、俺は足を動かした。夕貴を担ぎ、窓ガラスを割り、外に出る。
「おい、夕貴。どうする?」
そう聞いた時には既に冷静になっていた。
「そうね、下には戦車や人がいっぱい。逃げるにも全国各地に自衛隊の基地はいっぱいあるし・・・ここで戦うしか無いみたいね。」
夕貴の言う通りで下には人がいっぱいいた。ここで戦うなら少なからず血は流れるだろう。
「本当にいいのか?」
「大丈夫よ。ここから見る限り、一般人はいないみたいだから。喧嘩を売ってきた人達しかいないみたいだから。」
そこから推測するに知らされなかったのは俺たちだけか。
「それじゃ、降りるぞ。」
そう言い、俺たちは少し広い場所へと降りる。
降りた瞬間に狙撃された。
そこから続く射的大会。もちろん景品は俺ら。
相手も相当なやり手だろう。狙撃方向はわからん。
まぁ、避けるのは簡単なんだがな。そんで一番厄介なのは戦車だ。
銃弾ならくらっても平気だけど砲弾は死ねる。
壊せばいいのかもしれんけど、ぶっ壊して爆破でもしたら怖い。
「夕貴どうする?」
「向こうに森があるでしょ。そこに行くわよ。」
800m先ぐらいに森がある。そこか。
「でも、森に入るとこっちが不利だぞ。」
森はここに比べると死角が死ぬほど増える。それは辛い。
「森を抜ければ海がある。浜辺で戦えばいいわ。それじゃ、行くわよ!」
そういい俺たちは攻撃をかえくぐりながら走る。
そして冒頭へと繋がる。
戦車は無くなったが、さっきより人が増えた気がする。攻撃をしようとしても銃弾に当たりそうになってしまう。
クッソ、どうしたらいいんだよ。
「夕貴、このままやってもこっちの体力が持たんぞ。」
「逃げる・・・・に、してもどこまででも追ってくるだろうし。」
正に万事休す。打つ手がない。逃げても戦っても俺たちに勝ちはない。
・・・いや、待てよ。あるじゃないか、逃げれる方法が。
「夕貴、お前泳げるか?」
「急になんなのよ?ちょっとなら泳げるけど。」
「わかった。なら、ここから逃げれる策はあるな。」
俺がそう言うと、夕貴は焦った表情を浮かべる。
「ちょ、歩希。本気なの?」
その問いに、俺は迷い無く答える。
「あぁ。当たり前だろ。それじゃ、行くぞ。」
「あぁ、もう!わかったわよ。」
そして俺たち2人は海に入った。
そして、俺たちは無我夢中となって俺たちを裏切った国、日本から逃げた。その時、俺は少し・・・いや、相当怒りの念を持っていた。
何分泳いだだろうか?
とりあえず、死ぬほど泳いだ。
「歩希、私そろそろ辛いんだよど。」
15歳の夕貴には辛いだろう。既に500キロは泳いだ。辺りは暗く、もうそろそろ日が出てくる。
俺はまだまだ泳げる。周りに島はない。どこまでも続く水平線。このままでは下手したら低体温症で死ぬかもしれない。
「わかった。」
そう言い、俺の背中に夕貴を乗せる。夕貴は軽いから別に苦ではない。でも、夕貴は・・・
「えっ?ちょっと?どうゆう事?」
「いいから、夕貴は休んでろ。」
そして、俺はまた死ぬほど泳ぐ。
やばい、意識が飛びそうだ。
あと少しで島のような場所に着く。そこまでは何としても行く。
大丈夫、今まで泳いできた距離に比べれば一瞬だ。
あ、でも、もうダメ・・・
そして俺の視界は暗転した。
と、銃声が鳴り響く中、俺は悪魔の能力を使って、その銃弾を躱していた。
相手は陸上自衛隊能力部隊。正直バカ強い。この戦いはお遊びでもなければ、互いの同意の上ではない。
俺と夕貴VS陸上自衛隊能力部隊の全勢力を使った殺し合いなのだ。
まずはこうなった経緯を教えよう。
俺が夕貴の秘書になって1年が経とうとしていた時、夕貴は突然テレビをつける。
「どうしたんだ、急に?」
「いや、なんか無意識にね。」
そう言いながら、夕貴はテレビを凝視する。
テレビの内容は至って普通のニュース。あと少しで総理大臣の記者会見があるらしい。
評論家のような人達が喋っている中、突然アングルが変わり、総理大臣が出てくる。
「えぇー、今回の記者会見の内容ですが、最近行われてるデモ活動の件についてです。デモ活動が行われている事も知らない人もいますよね?だから少しお説明させていただきます。」
デモ活動?そんなのあったのか?知らんかったな。
「最近、禁忌の能力者はいらない。と、言う声とデモ活動が行われています。デモ活動を行っている人に話を聞いた所、「禁忌の能力者が暴れたりしないか怖い」と、言う言葉が多くありました。その事で閣議をした結果、禁忌の能力者を殺す事が決定しました。」
は?どうゆう事だよ。意味がわからねぇ。
どうして俺たちが殺されるんだよ。
「夕貴、これは何かのドッキリだよな?そうだ。ドッキリだ。」
夕貴は何も言わずに青ざめた顔をしているだけだ。
すると、扉の向こうから岩元さんの声が聞こえた。
「ちょっと、あなた達は誰ですか?」
その言葉が言い終わった刹那、扉が一気に開く。そこには完全に武装した人達が大量にいた。
「クソ、ドッキリじゃねぇのかよ。」
夕貴は未だに青ざめた顔をしているだけで何も言わない。
「私は陸上自衛隊能力部隊隊長、花房寛二だ。波崎夕貴と前村歩希だな?お前らは第一級危険人物に選ばれた。よって、俺たち陸上自衛隊能力部隊がお前らを殺す。」
その言葉を聞き、俺は足を動かした。夕貴を担ぎ、窓ガラスを割り、外に出る。
「おい、夕貴。どうする?」
そう聞いた時には既に冷静になっていた。
「そうね、下には戦車や人がいっぱい。逃げるにも全国各地に自衛隊の基地はいっぱいあるし・・・ここで戦うしか無いみたいね。」
夕貴の言う通りで下には人がいっぱいいた。ここで戦うなら少なからず血は流れるだろう。
「本当にいいのか?」
「大丈夫よ。ここから見る限り、一般人はいないみたいだから。喧嘩を売ってきた人達しかいないみたいだから。」
そこから推測するに知らされなかったのは俺たちだけか。
「それじゃ、降りるぞ。」
そう言い、俺たちは少し広い場所へと降りる。
降りた瞬間に狙撃された。
そこから続く射的大会。もちろん景品は俺ら。
相手も相当なやり手だろう。狙撃方向はわからん。
まぁ、避けるのは簡単なんだがな。そんで一番厄介なのは戦車だ。
銃弾ならくらっても平気だけど砲弾は死ねる。
壊せばいいのかもしれんけど、ぶっ壊して爆破でもしたら怖い。
「夕貴どうする?」
「向こうに森があるでしょ。そこに行くわよ。」
800m先ぐらいに森がある。そこか。
「でも、森に入るとこっちが不利だぞ。」
森はここに比べると死角が死ぬほど増える。それは辛い。
「森を抜ければ海がある。浜辺で戦えばいいわ。それじゃ、行くわよ!」
そういい俺たちは攻撃をかえくぐりながら走る。
そして冒頭へと繋がる。
戦車は無くなったが、さっきより人が増えた気がする。攻撃をしようとしても銃弾に当たりそうになってしまう。
クッソ、どうしたらいいんだよ。
「夕貴、このままやってもこっちの体力が持たんぞ。」
「逃げる・・・・に、してもどこまででも追ってくるだろうし。」
正に万事休す。打つ手がない。逃げても戦っても俺たちに勝ちはない。
・・・いや、待てよ。あるじゃないか、逃げれる方法が。
「夕貴、お前泳げるか?」
「急になんなのよ?ちょっとなら泳げるけど。」
「わかった。なら、ここから逃げれる策はあるな。」
俺がそう言うと、夕貴は焦った表情を浮かべる。
「ちょ、歩希。本気なの?」
その問いに、俺は迷い無く答える。
「あぁ。当たり前だろ。それじゃ、行くぞ。」
「あぁ、もう!わかったわよ。」
そして俺たち2人は海に入った。
そして、俺たちは無我夢中となって俺たちを裏切った国、日本から逃げた。その時、俺は少し・・・いや、相当怒りの念を持っていた。
何分泳いだだろうか?
とりあえず、死ぬほど泳いだ。
「歩希、私そろそろ辛いんだよど。」
15歳の夕貴には辛いだろう。既に500キロは泳いだ。辺りは暗く、もうそろそろ日が出てくる。
俺はまだまだ泳げる。周りに島はない。どこまでも続く水平線。このままでは下手したら低体温症で死ぬかもしれない。
「わかった。」
そう言い、俺の背中に夕貴を乗せる。夕貴は軽いから別に苦ではない。でも、夕貴は・・・
「えっ?ちょっと?どうゆう事?」
「いいから、夕貴は休んでろ。」
そして、俺はまた死ぬほど泳ぐ。
やばい、意識が飛びそうだ。
あと少しで島のような場所に着く。そこまでは何としても行く。
大丈夫、今まで泳いできた距離に比べれば一瞬だ。
あ、でも、もうダメ・・・
そして俺の視界は暗転した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる