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10話
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快知が作った家に住み始めて早数週間。今、俺とハロンは20回目の修行を公園でしていた。
「行くぜ!」
そう言ったハロンの手にはゴッツイサバイバルナイフが握られている。
突っ込んでくるハロンの速さは常人のそれじゃない。ハロンの能力は脚力倍増。だから、走る事やジャンプ、蹴り技に特化している。蹴り技は喰らうと死ぬほど痛い。
ま、まだまだ半人前だけどな。
ハロンはナイフを大きく横に振る。それをバックステップで躱すが、すぐに距離を詰められ追撃が来る。それもスラリと躱し、ハロンの脇の下をすり抜ける。急いで振り返るハロンの手首を掴み、大外刈のようにして倒す。
「やっぱり師匠には歯が立たねぇな。」
仰向けのまま空を見上げながら言うハロンの隣りに座る。
「最初に比べたらいい方だぞ。それにここには戦いに役立つ障害物もないんだし、直接対決で勝てるわけないだろ。ま、障害物があったとしても俺はまだお前に負けねぇけどな。」
戦いで必要なのは技術、知識、運だ。今まで得た知識でより高い技術を身に付ける。それで強くなっていくんだ。でも、こんな平地じゃ得る知識も少ないだろう。何かいい方法はないのか。
そう考えていると話しかけられた。
「君たち強いんだね。」
その人に目を向けると、そこにいたのは警察だった。流石にレプリカと言ってもナイフはまずかったか?
「ど、どうも。」
「折り入って頼みがあるんだけど・・・」
頼み?ま、怒られてるんじゃなかったからいいか。
「ずっと、ここらで暴れてるギャングがいてね。そいつらの本拠地にいるボスを取られて欲しいんだ。もちろん、報酬も渡すから。」
話の途中で俺はこの頼みを受けるか受けないかの答えは出ていた。
「もちろんOKだ。」
ギャングの本拠地なら武器もいっぱいあると思うし、エマに銃剣をあげて、エマの戦闘力を見てみたいし。それに俺も銃使ってみたいし。
「これ、地図だ。終わったら交番に来てくれ。」
そして、警察はどこかへ言ってしまった。てか、普通ギャングの討伐って一般人に任せるか?
こちらにしてみれば、好都合だがな。
「なんで受けたんだ?師匠。」
訳が分からないようにハロンがこちらに視線を向けてくる。
「そろそろ実戦を見た方がいいと思うからな。」
ま、そんなの二の次だけどな。内心そう思うが、ホントに必要だとは思っている。
「お、俺も初の実戦か。」
「は?見てるだけな。ワンチャン死ぬかもしれないし。」
そう言うと「えぇ」と言わんばかりに残念そうな顔をこちらに向けてくるハロン。
ギャングと言っても暴れ回ってるって事はなかなかのやり手なのだろう。
「俺の行動を見て、技を盗んで強くなれ。」
「わかった。」
そう残念そうな顔をしながらもちゃんと返事をする辺り、それも必要と理解してるのだろう。
俺はハロンに金を渡す。
「これでめっちゃ大きいリュクと縄買ってきてくれ。俺はここで準備体操してるから。」
「え!?俺との戦闘は準備体操にもなってなかったのかよ。」
そう言いながら買い物へと行ってくるハロンの背を見ながら俺は適当に身体をほぐす。
「ほい、買ってきたぞ。」
そう言い、ハロンは俺にリュクと縄を見せてくる。ちょうど身体も温まってきたし、グッドタイミングだ。
「よし、行くか。」
そして、数十分間俺たちは歩いた。
「ギャングの家って大きいんだな。」
ギャングの家は城かってぐらい大きく、日本では見たことのないほどの大きさをしていた。
門を登り、侵入する。不法侵入とか言われたら詰むなこれ。
門から玄関前までは近く、すぐに着いた。
「さぁ、武器が何個ゲットできるかな?」
ベルトに入れた日本刀を鞘から抜き取る。大きく深呼吸をし、息を整える。
「ハロン、お前は何もしなくていい。自分の身だけ守ってろ。」
そして、俺は玄関の扉を蹴り破り、ギャングの家に1歩踏み入る。
「こんにちは、ギャングの皆さん。捉えに来ました!」
そう言うと、玄関先にある大広間のような所にいたギャング共の視線が一斉に俺へと向けられると同時にどこからか銃を取り出し、発砲してくる。
ハロンはまだ外にいるから守らなくてもいいか。ギャングは全部で7人、銃弾は切り刻むか。
飛んでくる銃弾を斬ったり避けたりして何とか回避する。
ジリジリと距離を詰め、反撃開始という所で日本刀が折れてしまった。そりゃ、秒速340mの銃弾を何回も斬ったりしてたら折れもするか。実は今冷静風に見せてるけど正直言うとめっちゃ焦ってる。銃相手に戦うのはあまり慣れてない上に武器もない。作り出す猶予すらくれないほどの連射速度、お前らどんだけ弾持ってんだよ。それに連携して、絶対に3人は撃ってきてる状況ができている。
武器で戦うのは捨てるか。
内心でそう呟き、俺は折れた日本刀をギャングの1人に投げる。風を切り欠き、轟音を轟かせながらギャングに向かっていく日本刀は寸前で回避された。でも、そのお陰でこいつらの連携は崩れる。
まずは日本刀を回避したやつとの距離を一気に詰め、顎にアッパーを入れる。放物線を描くようにして飛んでいき、地面へと打ち付けられる。動かないところを見て脳震盪でも起こしたのだろう。次に左側にいたやつを狙う。銃弾を避けながら距離を詰め、足払いをする。まだ銃口を俺に向けようとしてくるので銃を蹴り飛ばす。そして、頭を踏みつけ気絶させる。
その後も同じようにして残り全員倒した。
「行くぜ!」
そう言ったハロンの手にはゴッツイサバイバルナイフが握られている。
突っ込んでくるハロンの速さは常人のそれじゃない。ハロンの能力は脚力倍増。だから、走る事やジャンプ、蹴り技に特化している。蹴り技は喰らうと死ぬほど痛い。
ま、まだまだ半人前だけどな。
ハロンはナイフを大きく横に振る。それをバックステップで躱すが、すぐに距離を詰められ追撃が来る。それもスラリと躱し、ハロンの脇の下をすり抜ける。急いで振り返るハロンの手首を掴み、大外刈のようにして倒す。
「やっぱり師匠には歯が立たねぇな。」
仰向けのまま空を見上げながら言うハロンの隣りに座る。
「最初に比べたらいい方だぞ。それにここには戦いに役立つ障害物もないんだし、直接対決で勝てるわけないだろ。ま、障害物があったとしても俺はまだお前に負けねぇけどな。」
戦いで必要なのは技術、知識、運だ。今まで得た知識でより高い技術を身に付ける。それで強くなっていくんだ。でも、こんな平地じゃ得る知識も少ないだろう。何かいい方法はないのか。
そう考えていると話しかけられた。
「君たち強いんだね。」
その人に目を向けると、そこにいたのは警察だった。流石にレプリカと言ってもナイフはまずかったか?
「ど、どうも。」
「折り入って頼みがあるんだけど・・・」
頼み?ま、怒られてるんじゃなかったからいいか。
「ずっと、ここらで暴れてるギャングがいてね。そいつらの本拠地にいるボスを取られて欲しいんだ。もちろん、報酬も渡すから。」
話の途中で俺はこの頼みを受けるか受けないかの答えは出ていた。
「もちろんOKだ。」
ギャングの本拠地なら武器もいっぱいあると思うし、エマに銃剣をあげて、エマの戦闘力を見てみたいし。それに俺も銃使ってみたいし。
「これ、地図だ。終わったら交番に来てくれ。」
そして、警察はどこかへ言ってしまった。てか、普通ギャングの討伐って一般人に任せるか?
こちらにしてみれば、好都合だがな。
「なんで受けたんだ?師匠。」
訳が分からないようにハロンがこちらに視線を向けてくる。
「そろそろ実戦を見た方がいいと思うからな。」
ま、そんなの二の次だけどな。内心そう思うが、ホントに必要だとは思っている。
「お、俺も初の実戦か。」
「は?見てるだけな。ワンチャン死ぬかもしれないし。」
そう言うと「えぇ」と言わんばかりに残念そうな顔をこちらに向けてくるハロン。
ギャングと言っても暴れ回ってるって事はなかなかのやり手なのだろう。
「俺の行動を見て、技を盗んで強くなれ。」
「わかった。」
そう残念そうな顔をしながらもちゃんと返事をする辺り、それも必要と理解してるのだろう。
俺はハロンに金を渡す。
「これでめっちゃ大きいリュクと縄買ってきてくれ。俺はここで準備体操してるから。」
「え!?俺との戦闘は準備体操にもなってなかったのかよ。」
そう言いながら買い物へと行ってくるハロンの背を見ながら俺は適当に身体をほぐす。
「ほい、買ってきたぞ。」
そう言い、ハロンは俺にリュクと縄を見せてくる。ちょうど身体も温まってきたし、グッドタイミングだ。
「よし、行くか。」
そして、数十分間俺たちは歩いた。
「ギャングの家って大きいんだな。」
ギャングの家は城かってぐらい大きく、日本では見たことのないほどの大きさをしていた。
門を登り、侵入する。不法侵入とか言われたら詰むなこれ。
門から玄関前までは近く、すぐに着いた。
「さぁ、武器が何個ゲットできるかな?」
ベルトに入れた日本刀を鞘から抜き取る。大きく深呼吸をし、息を整える。
「ハロン、お前は何もしなくていい。自分の身だけ守ってろ。」
そして、俺は玄関の扉を蹴り破り、ギャングの家に1歩踏み入る。
「こんにちは、ギャングの皆さん。捉えに来ました!」
そう言うと、玄関先にある大広間のような所にいたギャング共の視線が一斉に俺へと向けられると同時にどこからか銃を取り出し、発砲してくる。
ハロンはまだ外にいるから守らなくてもいいか。ギャングは全部で7人、銃弾は切り刻むか。
飛んでくる銃弾を斬ったり避けたりして何とか回避する。
ジリジリと距離を詰め、反撃開始という所で日本刀が折れてしまった。そりゃ、秒速340mの銃弾を何回も斬ったりしてたら折れもするか。実は今冷静風に見せてるけど正直言うとめっちゃ焦ってる。銃相手に戦うのはあまり慣れてない上に武器もない。作り出す猶予すらくれないほどの連射速度、お前らどんだけ弾持ってんだよ。それに連携して、絶対に3人は撃ってきてる状況ができている。
武器で戦うのは捨てるか。
内心でそう呟き、俺は折れた日本刀をギャングの1人に投げる。風を切り欠き、轟音を轟かせながらギャングに向かっていく日本刀は寸前で回避された。でも、そのお陰でこいつらの連携は崩れる。
まずは日本刀を回避したやつとの距離を一気に詰め、顎にアッパーを入れる。放物線を描くようにして飛んでいき、地面へと打ち付けられる。動かないところを見て脳震盪でも起こしたのだろう。次に左側にいたやつを狙う。銃弾を避けながら距離を詰め、足払いをする。まだ銃口を俺に向けようとしてくるので銃を蹴り飛ばす。そして、頭を踏みつけ気絶させる。
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