5 / 156
エピソード5
しおりを挟む
「日直さん。」
「・・では、学級委員長から席替えの発表があります。」
堀が貫録ある感じで立ち上がる。
「・・席替えです。」
「しみじみ言うなよ。」
康太が言う。今日の席替え、やはり楽しみにしていた。3時間目での席替えで心をリセットするには一時間は長いが、席替えでまた新たな環境で、勉強できる・・。とりあえず、部活で忙しくなる高校までは勉強しなければ・・。特にやることもないからトレーニング・・だけでは・・小学生、中学生は渡っていけないのだ。所属する野球チーム、北海道ホエールズの先輩も、高校に行けば勉強なんかできなくなる・・。メジャーは英語さ。なんて話しているから。トレーニングと、学習は俺にとって、5対6なのだ。・・あれ、もしかして、計算違ってる?割合でも防御率が、0,1の表記があるからそう考えてしまうのだ。もしかして、ちょっと、春先でも頭がが固いかな。
「やった、中央から2番目。」
ホリーが言う。
「・・なんだ、6月はお隣さんか。」
「えっ康太?」
「小説でも書くか・・お隣さんは中央2列目のお隣り野球ばか。」
「そんな、馬鹿がつくほど、クラスでがんばっている人の隣だなんて。」
「席替えが終わっても、意外に冷静だな。」
「ああ、康太が2列目なら今月は問題ない。十分、俺とも距離が離れている。」
「隣なのに?」
「友情何て踏み込めないから美しいのさ。」
「えっ、要するに、次の学級委員長の候補二人組で実は争っているって感じじゃないの?」
「いやいや・・。」
結局、狭い環境がいやなのだ。隣の野球を知っている奴がいる、だから、嬉しい。でも、問題はない、と表現したくなるのだ。別によくても、問題になることは、大人になればわかることだが、席替えができるなんて、小中高生の学生限定だ。今じゃ、携帯電話、スマホの学割なんて言うけど、それを聞くたび、なぜか、どきどきした席替えを思い出すのだ・・。ああ、違う、ホリーの隣だからどきどきしているわけじゃない。席替えをしてからの体育の授業が楽しみでどきどきしているのだ。
まあ、誰でもスポーツの得意な人はスポーツが好きな人が多い。それが小学生には少し半端なくらいがちょうどいい、中学生になって夢中になって、高校では甲子園・・。
康太の夢はもうすでにここから始まっているのだ。
「キンコンカンコーン。」
また、鐘が鳴る。
「・・では、学級委員長から席替えの発表があります。」
堀が貫録ある感じで立ち上がる。
「・・席替えです。」
「しみじみ言うなよ。」
康太が言う。今日の席替え、やはり楽しみにしていた。3時間目での席替えで心をリセットするには一時間は長いが、席替えでまた新たな環境で、勉強できる・・。とりあえず、部活で忙しくなる高校までは勉強しなければ・・。特にやることもないからトレーニング・・だけでは・・小学生、中学生は渡っていけないのだ。所属する野球チーム、北海道ホエールズの先輩も、高校に行けば勉強なんかできなくなる・・。メジャーは英語さ。なんて話しているから。トレーニングと、学習は俺にとって、5対6なのだ。・・あれ、もしかして、計算違ってる?割合でも防御率が、0,1の表記があるからそう考えてしまうのだ。もしかして、ちょっと、春先でも頭がが固いかな。
「やった、中央から2番目。」
ホリーが言う。
「・・なんだ、6月はお隣さんか。」
「えっ康太?」
「小説でも書くか・・お隣さんは中央2列目のお隣り野球ばか。」
「そんな、馬鹿がつくほど、クラスでがんばっている人の隣だなんて。」
「席替えが終わっても、意外に冷静だな。」
「ああ、康太が2列目なら今月は問題ない。十分、俺とも距離が離れている。」
「隣なのに?」
「友情何て踏み込めないから美しいのさ。」
「えっ、要するに、次の学級委員長の候補二人組で実は争っているって感じじゃないの?」
「いやいや・・。」
結局、狭い環境がいやなのだ。隣の野球を知っている奴がいる、だから、嬉しい。でも、問題はない、と表現したくなるのだ。別によくても、問題になることは、大人になればわかることだが、席替えができるなんて、小中高生の学生限定だ。今じゃ、携帯電話、スマホの学割なんて言うけど、それを聞くたび、なぜか、どきどきした席替えを思い出すのだ・・。ああ、違う、ホリーの隣だからどきどきしているわけじゃない。席替えをしてからの体育の授業が楽しみでどきどきしているのだ。
まあ、誰でもスポーツの得意な人はスポーツが好きな人が多い。それが小学生には少し半端なくらいがちょうどいい、中学生になって夢中になって、高校では甲子園・・。
康太の夢はもうすでにここから始まっているのだ。
「キンコンカンコーン。」
また、鐘が鳴る。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる