あのときは泣きたかった。

エピソード21

　まだ、３回しか試合に関わっていないが一緒に野球をした思い出は一生ものになるだろう・・。それを分かった顔をしているのが山口だ・・。
何より、いとこから様々世の流れを教えてもらっているらしい。例えば、頭を下げるのにも、脱帽する時は、少し、右下を見て、声を出す時は、試合の第一声を一人で２回までに一回に抑えて、友情を深められるだろうと・・５歳のいとこから指導されているそうだ。
　彼のいとこはテレビ関係の仕事の訓練を受けていた・・。すごく、得る物がある・・。しかし、スター選手の指導を、まあ、そのいとこの話しにしたとしても・・小学生から無理をさせるのはよくない・・。アスリートと俳優は足並みをそろえるイメージがあるが、まとめ役のいないチームになる前に、このｊｒチームが成長をしている・・。特に、野球魂を、無理しない程度で培うのが、ポイントだ。

「ホリー、何か言った？」

「いやいや。チームが負けちゃって悲しいかなあってね・・。」
「元気出せよ、ホリーぽくないな。」

「だって、宿題のこと・・。自由研究のレベルがまた、深く考えなきゃいけないんだものね・・。」

　北海道の夏休み・・。
　野球を用いた、研究には少しでも自らが忙しくなきゃ、野球の研究にならない・・。それが野球のレベルを上げる・・。大人になって、何か足りなかったな、　社会人になっても野球を続けてもそう思うなら、野球の時間は、休日でも長くしたい・・。でも、無理はしない・・。トレーニングはきっと可能性を広げてくれる・・。