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理由を作って会いたくなるのが、好きな人
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みなさん、こんにちは。伊勢嶋雪兎、16歳ホモです…。本日は日曜日で、朝から絶好のデート日和。すでに申し上げた通り、一ノ瀬くん…。あお君との、デート当日ですね。ただし行き先は、あまり高校生二人に似つかわしい場所ではありません。
「慈光院栄誉妙楽白兎信女」
じこういん・えいよ・みょうらく・はくと・しんにょ、と読みます。先だって亡くなったトミ婆ちゃんの、現在の名前…。平たく言うと、戒名ですね。ちなみに、一般人のそれとしてはクッソ長いですよ。生前、お寺にもさんざん寄付してたのと…。家族が、戒名代もだいぶ弾んだのだとか。
本人は、あんまりゴテゴテしたのは望まなかったらしいですけどね。ただ、「兎」の一文字を入れるように強い要望があったらしいです。
申し遅れました。要は、お祖母ちゃん及び伊勢嶋家先祖代々の墓参りに来たのですよ。トミ婆ちゃんが亡くなったのは今年の元日なので、そう何ヶ月も経っている訳ではありません。だけど何だか、とても長い月日が過ぎたような…。俺にとっても、色々な出来事がありましたからね。
「トミ婆ちゃん、お久しぶり…。って程でもないのかな。つい先月、家族揃って来たばかりだから。だけど、俺が高校に入学してからは初めてだよね…」
墓地は、例の日本庭園からほど近い場所にあります。つまり、例のラブホからも…。って、こんな時に思い出すような事じゃないか。ちらりとあお君を見ましたが、珍しく借りてきた猫のように黙って佇んでいます。まぁ、いる場所が場所ですしね。
「桜兄さんは、腕が良くて優しい若先生だって評判がいいみたい。元々、おっとりしてて人当たりもいいしね。蛍兄さんは、研修医になったばかりだけどすでに激務で死んでる。やっぱ俺、医者を目指さなくて良かったなぁ。楓兄貴?さぁ。ゼミ合宿だかゼミコンパだかで、毎日忙しいみたい。遊んでられるのも、今のうちだと思うけどね」
ひととおり兄弟の近況を話し終わった後、「俺」自身の報告へと移りました。
「俺は…。何だかんだ、高校で毎日楽しくやってるよ。結局、制服のブレザーは見せられなかったね。今日ここに、着てきたら良かったのかなぁ?だけど、この後彼とデートだから…。ってな訳で、彼氏の一ノ瀬蒼くんです。俺、好きな人が出来ました…なんつって」
それまで済ましていたあお君の顔が、真っ赤に染まるのが見えた。何だか今日、本当に反応が新鮮だな。つい昨日、「さんざんいじめてやる」とか言ってたどS男と同じ人間とは思えない。
「理由もなく会えるのが友達で、理由がないと会わないのが知り合いで。理由を作って会いたくなるのが、好きな人…だったかな。最近、ちょっと言葉の意味が分かってきた気がするんだ。君とこうやってお墓参りが出来て、本当に良かった」
「…おれと?本気で、そう思ってる?」
「当たり前じゃん。嘘で言って、俺に何の得があるのさ。どSでオレ様キャラでサイコパスでシスコンで、その他にも突っ込み所が山程あるけど…。だけどやっぱり、君の事が大好きだよ。あお君」
目を疑った。黙って聞いていた彼の目から、突然大粒の涙が流れ始めたのだ。ラブホの時にも思ったけど、本当に情緒不安定じゃないかなこの人。
「と…突然、どうしたのさ?そんなに、『好きだ』って言ったのが嬉しかった?」
「それも、あるんだけど…。えぇと。一体どこから、話せばいいのかな。実は、生前のトミさんにお会いした事が何度かあるんだ」
「…何となく、そんな気がしないではなかったよ」
「俺みたいな年端も行かない若造に、本当によくして頂いた。だから、彼女の前で『好きだ』って言ってもらえたのが単純に嬉しかったのと…。もう半分は、怖くなったんだ。雪兎が、いなくなってしまったら…。おれの事を忘れてしまったら、どうしようって」
「俺が?あお君を?忘れる訳ないじゃん。忘れたくても、忘れようがないよ。君みたいな、濃いキャラした人の事を…。だからもう、泣かないで。まだ起こってもいない事で泣くと、その通りになっちゃうってトミ婆ちゃんが言ってたから。…今の、ちょっとあお君ぽくなかった?」
「おれが?そんなの、言った事があったっけか?」
「またまたぁ、すっとぼけて。いっつも、言ってるじゃん。由香里姉ちゃんが、こう言ってた。由香里姉ちゃんが、ああ言ってたって…。だからこれは、ほんのお返し。『トミ婆ちゃんが、言ってた。今日はこれから、大雨が降るよって』。なんつって…」
言い終えた瞬間だった。本当に空が一瞬で曇ったかと思えば、突如として大粒の雨が降り出したのだ。こないだのような雹でないとは言え、ちょっと身体に突き刺さって痛いレベルの大雨だ。知らない人が聞いたら、ここ群馬がしょっちゅう天変地異の起こる僻地だと誤解されかねないな。
「な…何これ、ゲリラ豪雨?天気予報では、雨が降るとも言ってなかったのに」
「おれにも、分かんねぇ。由香里姉ちゃんだって、特にそんな事言ってなかったぞ!…ってか、このままだとヤバい。今からでも、どっか避難出来る所を探して…」
「…あるよ」
「え?」
「避難出来る所なら、あるよ…。こんな事もあろうかと、ラブホを予約していたんだ。こないだ君と泊まったのと、同じ所。まさか、こんな明るいうちから行くとは思ってなかったけど…」
「おおう、マジか!さすがは雪兎、有能だな!」
「ついでに言うなら、何が起こっても大丈夫なように準備もしてる…」
「おおう、マジか…」
ってな訳で、次回は(また)お楽しみのラブホ回です…。
だいぶ物語も佳境に入ってきたし、流石にヤる事ヤるんじゃないかなぁ。
「慈光院栄誉妙楽白兎信女」
じこういん・えいよ・みょうらく・はくと・しんにょ、と読みます。先だって亡くなったトミ婆ちゃんの、現在の名前…。平たく言うと、戒名ですね。ちなみに、一般人のそれとしてはクッソ長いですよ。生前、お寺にもさんざん寄付してたのと…。家族が、戒名代もだいぶ弾んだのだとか。
本人は、あんまりゴテゴテしたのは望まなかったらしいですけどね。ただ、「兎」の一文字を入れるように強い要望があったらしいです。
申し遅れました。要は、お祖母ちゃん及び伊勢嶋家先祖代々の墓参りに来たのですよ。トミ婆ちゃんが亡くなったのは今年の元日なので、そう何ヶ月も経っている訳ではありません。だけど何だか、とても長い月日が過ぎたような…。俺にとっても、色々な出来事がありましたからね。
「トミ婆ちゃん、お久しぶり…。って程でもないのかな。つい先月、家族揃って来たばかりだから。だけど、俺が高校に入学してからは初めてだよね…」
墓地は、例の日本庭園からほど近い場所にあります。つまり、例のラブホからも…。って、こんな時に思い出すような事じゃないか。ちらりとあお君を見ましたが、珍しく借りてきた猫のように黙って佇んでいます。まぁ、いる場所が場所ですしね。
「桜兄さんは、腕が良くて優しい若先生だって評判がいいみたい。元々、おっとりしてて人当たりもいいしね。蛍兄さんは、研修医になったばかりだけどすでに激務で死んでる。やっぱ俺、医者を目指さなくて良かったなぁ。楓兄貴?さぁ。ゼミ合宿だかゼミコンパだかで、毎日忙しいみたい。遊んでられるのも、今のうちだと思うけどね」
ひととおり兄弟の近況を話し終わった後、「俺」自身の報告へと移りました。
「俺は…。何だかんだ、高校で毎日楽しくやってるよ。結局、制服のブレザーは見せられなかったね。今日ここに、着てきたら良かったのかなぁ?だけど、この後彼とデートだから…。ってな訳で、彼氏の一ノ瀬蒼くんです。俺、好きな人が出来ました…なんつって」
それまで済ましていたあお君の顔が、真っ赤に染まるのが見えた。何だか今日、本当に反応が新鮮だな。つい昨日、「さんざんいじめてやる」とか言ってたどS男と同じ人間とは思えない。
「理由もなく会えるのが友達で、理由がないと会わないのが知り合いで。理由を作って会いたくなるのが、好きな人…だったかな。最近、ちょっと言葉の意味が分かってきた気がするんだ。君とこうやってお墓参りが出来て、本当に良かった」
「…おれと?本気で、そう思ってる?」
「当たり前じゃん。嘘で言って、俺に何の得があるのさ。どSでオレ様キャラでサイコパスでシスコンで、その他にも突っ込み所が山程あるけど…。だけどやっぱり、君の事が大好きだよ。あお君」
目を疑った。黙って聞いていた彼の目から、突然大粒の涙が流れ始めたのだ。ラブホの時にも思ったけど、本当に情緒不安定じゃないかなこの人。
「と…突然、どうしたのさ?そんなに、『好きだ』って言ったのが嬉しかった?」
「それも、あるんだけど…。えぇと。一体どこから、話せばいいのかな。実は、生前のトミさんにお会いした事が何度かあるんだ」
「…何となく、そんな気がしないではなかったよ」
「俺みたいな年端も行かない若造に、本当によくして頂いた。だから、彼女の前で『好きだ』って言ってもらえたのが単純に嬉しかったのと…。もう半分は、怖くなったんだ。雪兎が、いなくなってしまったら…。おれの事を忘れてしまったら、どうしようって」
「俺が?あお君を?忘れる訳ないじゃん。忘れたくても、忘れようがないよ。君みたいな、濃いキャラした人の事を…。だからもう、泣かないで。まだ起こってもいない事で泣くと、その通りになっちゃうってトミ婆ちゃんが言ってたから。…今の、ちょっとあお君ぽくなかった?」
「おれが?そんなの、言った事があったっけか?」
「またまたぁ、すっとぼけて。いっつも、言ってるじゃん。由香里姉ちゃんが、こう言ってた。由香里姉ちゃんが、ああ言ってたって…。だからこれは、ほんのお返し。『トミ婆ちゃんが、言ってた。今日はこれから、大雨が降るよって』。なんつって…」
言い終えた瞬間だった。本当に空が一瞬で曇ったかと思えば、突如として大粒の雨が降り出したのだ。こないだのような雹でないとは言え、ちょっと身体に突き刺さって痛いレベルの大雨だ。知らない人が聞いたら、ここ群馬がしょっちゅう天変地異の起こる僻地だと誤解されかねないな。
「な…何これ、ゲリラ豪雨?天気予報では、雨が降るとも言ってなかったのに」
「おれにも、分かんねぇ。由香里姉ちゃんだって、特にそんな事言ってなかったぞ!…ってか、このままだとヤバい。今からでも、どっか避難出来る所を探して…」
「…あるよ」
「え?」
「避難出来る所なら、あるよ…。こんな事もあろうかと、ラブホを予約していたんだ。こないだ君と泊まったのと、同じ所。まさか、こんな明るいうちから行くとは思ってなかったけど…」
「おおう、マジか!さすがは雪兎、有能だな!」
「ついでに言うなら、何が起こっても大丈夫なように準備もしてる…」
「おおう、マジか…」
ってな訳で、次回は(また)お楽しみのラブホ回です…。
だいぶ物語も佳境に入ってきたし、流石にヤる事ヤるんじゃないかなぁ。
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