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第一章
4.
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ユニハも同じテーブルにつき食事をしている。カルに話しかけるが、カルの方は食べるのに夢中だ。
そんな彼を見てユニハはにこにこしている。この二人、どんな関係なのだろう。
食事を終えて最後にお茶を飲みながら、ふと気づいた。驚くほどに疲れがとれている。
食べたから? というには回復している。私、こんなに回復力あったっけ?
「さて、色々お話したい所ですが、お疲れでしょうからまたの機会に。姫は湯浴みされますか? 介助の者はおりませんが……」
あ、そうか。普通のお姫様は一人で身の回りの事なんてしないものね。
「ありがとうございます。お言葉に甘えます」
では用意を、とユニハが立ち上がってカルの脇を通った時、いきなり彼の仮面に手を伸ばして剥がそうとした。
「痛っ! 痛いって! 何しやがる、急に!」
「まだ取れないままなんですね」
「おう。なんとかならんか?」
「……なりませんね。こんなものつけようと姑息な事思いつくからいけないんです」
「しょうがないだろ」
不満顔……たぶん……のカルをそのままにユニハは部屋を出て行った。カルはブツブツ言っている。
「初めから取れない訳じゃないの?」
カルに聞くと頷いた。
「なんでまた?」
「うーん、顔を晒さない方が都合がよい頃があって初めたんだが、ちょっとした隙に取れなくさせられてさ」
「王も?」
「え? ああ」
そう言って背筋を伸ばすように天井を向く。
「仲が良いのね、陛下と」
「いいとか、悪いとかの仲でもないなー」
カルは気のぬけた声でそう答え、
「生まれた時からいるからさ」
と、つけ加えた。
何だか羨ましい、と思った事を、私は口にはしなかった。
そんな彼を見てユニハはにこにこしている。この二人、どんな関係なのだろう。
食事を終えて最後にお茶を飲みながら、ふと気づいた。驚くほどに疲れがとれている。
食べたから? というには回復している。私、こんなに回復力あったっけ?
「さて、色々お話したい所ですが、お疲れでしょうからまたの機会に。姫は湯浴みされますか? 介助の者はおりませんが……」
あ、そうか。普通のお姫様は一人で身の回りの事なんてしないものね。
「ありがとうございます。お言葉に甘えます」
では用意を、とユニハが立ち上がってカルの脇を通った時、いきなり彼の仮面に手を伸ばして剥がそうとした。
「痛っ! 痛いって! 何しやがる、急に!」
「まだ取れないままなんですね」
「おう。なんとかならんか?」
「……なりませんね。こんなものつけようと姑息な事思いつくからいけないんです」
「しょうがないだろ」
不満顔……たぶん……のカルをそのままにユニハは部屋を出て行った。カルはブツブツ言っている。
「初めから取れない訳じゃないの?」
カルに聞くと頷いた。
「なんでまた?」
「うーん、顔を晒さない方が都合がよい頃があって初めたんだが、ちょっとした隙に取れなくさせられてさ」
「王も?」
「え? ああ」
そう言って背筋を伸ばすように天井を向く。
「仲が良いのね、陛下と」
「いいとか、悪いとかの仲でもないなー」
カルは気のぬけた声でそう答え、
「生まれた時からいるからさ」
と、つけ加えた。
何だか羨ましい、と思った事を、私は口にはしなかった。
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