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3章 大学入学編
修羅場 2
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俺の手を片手づつ握った状態で2人が睨み合う。
しかも何故かヒートアップしている。
「た、確かに夏目様との関わりは愛甲さんよりも少ないと思います。ですが、私の方が夏目様のことを理解しております!」
「そんなことないです!絶対、私の方が凛くんのことを理解してます!」
「いいえ私です!」
「私だもんっ!」
そして再び睨み合う。
(そんなことでケンカしないで!)
2人に向けてそう叫びたい。
「いいでしょう。そこまで言うなら私の方が夏目様を理解しているということを教えてあげます」
そう前置きして桃ちゃんが話し始める。
「知ってますか?夏目様って実は泳げないんですよ」
「ふふんっ!それくらい知ってますよ!昔、海で撮影があった時、浮き輪を使って撮影してたくらいだからね!」
(それ、俺の黒歴史だから!)
唐突に黒歴史を暴露される俺。
「な、ならこれは知ってますか?夏目様って実は辛いものが苦手なんですよ」
「これも知ってます!カラ⚪︎ーチョを食べただけ半泣きになってましたから!」
「やめてっ!それ以上は喋らないで!」
これ以上2人が話し続けると、どんどん恥ずかしい弱点を暴露されると思い、2人の会話を遮る。
「ほ、ほら!真奈美は撮影があるんじゃないか!?急いで撮影現場に向かった方がいいぞ!」
「むっ!凛くんは私が邪魔って言いたいの!?そんなに雨宮さんとイチャイチャしたいんだ!」
「そんなこと思ってねぇよ!」
普段は頭の冴える真奈美がバカなことを言い始める。
「ふふっ、どうやら夏目様は愛甲さんよりも私と居たいようですね。なので、はやく撮影現場に行ってください。私は夏目様とイチャイチャしますので」
「桃ちゃんも変なこと言わないで!」
そして桃ちゃんが真奈美を煽るような発言をする。
(こ、この状況、どうすれば打破できるんだ……?)
俺は睨み合っている2人を見つつ思考を巡らせていると「こほんっ!」という咳払いが後ろから聞こえてくる。
そのため後ろを振り向くと、社長が呆れた表情で立っていた。
「こんなところでイチャイチャしないでくれるか?」
「「「………申し訳ありません」」」
社長から注意された雨宮さんと真奈美が、俺の手を放して謝る。
それに併せて俺も社長へ謝る。
理不尽なっ!と叫びたいところを我慢して。
「はぁ、3人とも探されてたぞ」
どうやら俺たち3人は探されていたらしく、俺は矢上さんから、雨宮さんはマネージャーから、そして真奈美はシャロンさんから探されていたようだ。
「愛甲さんに至ってはもうすぐで撮影時間だ」
「わっ!ホントだ!」
社長の指摘に真奈美が時間を確認して慌てる。
「凛くん!次は私と仕事しようね!」
「あ、あぁ。撮影、頑張れよ」
「うんっ!」
真奈美が社長に頭を下げて走り去る。
「では、私も休憩室へ戻ります。引き留めてしまい申し訳ありません」
「気にしなくていいぞ。桃ちゃんのことに気づかなかった俺が悪いからな……ってそうだ。連絡先を交換したいんだったな?」
「はいっ!」
俺はポケットからスマホを取り出して桃ちゃんと連絡先を交換する。
「これでいつでも夏目様とお話しできます……」
桃ちゃんが嬉しそうに呟く。
「桃ちゃんとは大学が同じだから、大学で会うことがあるかもしれないな。見かけた時は声をかけるから」
「私も夏目様を見かけた際は声をかけます!」
そう言って桃ちゃんが俺のもとから立ち去る。
「モテ男は大変だな」
「か、揶揄わないでください。2人とも昔からの知り合いってだけですから」
ニヤニヤしながら言う社長を俺は否定する。
「それよりも矢上さんはどこにいますか?」
「あぁ、凛くんの休憩室にいるはずだ」
「ありがとうございます」
俺は社長に頭を下げる。
(ふぅ。無事、収集がついたぞ。マジで2人のケンカを止める手段が思いつかなかったからな)
俺は心の中で社長に感謝しつつ、休憩室へ向かった。
しかも何故かヒートアップしている。
「た、確かに夏目様との関わりは愛甲さんよりも少ないと思います。ですが、私の方が夏目様のことを理解しております!」
「そんなことないです!絶対、私の方が凛くんのことを理解してます!」
「いいえ私です!」
「私だもんっ!」
そして再び睨み合う。
(そんなことでケンカしないで!)
2人に向けてそう叫びたい。
「いいでしょう。そこまで言うなら私の方が夏目様を理解しているということを教えてあげます」
そう前置きして桃ちゃんが話し始める。
「知ってますか?夏目様って実は泳げないんですよ」
「ふふんっ!それくらい知ってますよ!昔、海で撮影があった時、浮き輪を使って撮影してたくらいだからね!」
(それ、俺の黒歴史だから!)
唐突に黒歴史を暴露される俺。
「な、ならこれは知ってますか?夏目様って実は辛いものが苦手なんですよ」
「これも知ってます!カラ⚪︎ーチョを食べただけ半泣きになってましたから!」
「やめてっ!それ以上は喋らないで!」
これ以上2人が話し続けると、どんどん恥ずかしい弱点を暴露されると思い、2人の会話を遮る。
「ほ、ほら!真奈美は撮影があるんじゃないか!?急いで撮影現場に向かった方がいいぞ!」
「むっ!凛くんは私が邪魔って言いたいの!?そんなに雨宮さんとイチャイチャしたいんだ!」
「そんなこと思ってねぇよ!」
普段は頭の冴える真奈美がバカなことを言い始める。
「ふふっ、どうやら夏目様は愛甲さんよりも私と居たいようですね。なので、はやく撮影現場に行ってください。私は夏目様とイチャイチャしますので」
「桃ちゃんも変なこと言わないで!」
そして桃ちゃんが真奈美を煽るような発言をする。
(こ、この状況、どうすれば打破できるんだ……?)
俺は睨み合っている2人を見つつ思考を巡らせていると「こほんっ!」という咳払いが後ろから聞こえてくる。
そのため後ろを振り向くと、社長が呆れた表情で立っていた。
「こんなところでイチャイチャしないでくれるか?」
「「「………申し訳ありません」」」
社長から注意された雨宮さんと真奈美が、俺の手を放して謝る。
それに併せて俺も社長へ謝る。
理不尽なっ!と叫びたいところを我慢して。
「はぁ、3人とも探されてたぞ」
どうやら俺たち3人は探されていたらしく、俺は矢上さんから、雨宮さんはマネージャーから、そして真奈美はシャロンさんから探されていたようだ。
「愛甲さんに至ってはもうすぐで撮影時間だ」
「わっ!ホントだ!」
社長の指摘に真奈美が時間を確認して慌てる。
「凛くん!次は私と仕事しようね!」
「あ、あぁ。撮影、頑張れよ」
「うんっ!」
真奈美が社長に頭を下げて走り去る。
「では、私も休憩室へ戻ります。引き留めてしまい申し訳ありません」
「気にしなくていいぞ。桃ちゃんのことに気づかなかった俺が悪いからな……ってそうだ。連絡先を交換したいんだったな?」
「はいっ!」
俺はポケットからスマホを取り出して桃ちゃんと連絡先を交換する。
「これでいつでも夏目様とお話しできます……」
桃ちゃんが嬉しそうに呟く。
「桃ちゃんとは大学が同じだから、大学で会うことがあるかもしれないな。見かけた時は声をかけるから」
「私も夏目様を見かけた際は声をかけます!」
そう言って桃ちゃんが俺のもとから立ち去る。
「モテ男は大変だな」
「か、揶揄わないでください。2人とも昔からの知り合いってだけですから」
ニヤニヤしながら言う社長を俺は否定する。
「それよりも矢上さんはどこにいますか?」
「あぁ、凛くんの休憩室にいるはずだ」
「ありがとうございます」
俺は社長に頭を下げる。
(ふぅ。無事、収集がついたぞ。マジで2人のケンカを止める手段が思いつかなかったからな)
俺は心の中で社長に感謝しつつ、休憩室へ向かった。
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