スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部

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1章 リブロ編

依頼達成

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(ソラさんが探してた素材って『希望の花』かよ!)

 心の中でそう叫ぶ。

「うそっ!カミトくん、『希望の花』を見つけたの!?」
「あ、あぁ。『希望の花』の採取が俺の目的だったからな」
「すごいよ、カミトくん!私、ここ最近ずーっと探してたけど、全然見つからなかったんだよ!」

 目をキラキラさせながらソラさんが言う。

「じ、実は俺が持ってるスキルで見つけたんだ。だから俺はすごくないんだよ」
「……?カミトくんが持ってるスキルだからカミトくんがすごいんじゃないの?」

 “こてっ”と可愛く首を傾げる。

(可愛いなぁ!そんなこと言われたら俺が調子に乗っちゃうじゃないか!)

 クレア以外からは褒め慣れていないため、このまま話し続けたらソラさんの褒め言葉と仕草にノックアウトしそうになる。
 そのため「そ、そうだ!」と言って話を変える。

「俺、『希望の花』を3つ見つけたんだ。よかったら一個あげるよ」
「え!?いいの!?」
「あぁ。依頼されていた数は1個だったから」
「ホント!ありがと、カミトくん!これでリーダーを救うことができるよ!やっぱりカミトくんは私のヒーローだね!」
  
 ソラさんが眩しい笑顔で俺に感謝を伝える。
 それに加え、本当に嬉しかったのか、俺の手を握ってくる。

(お、おおお落ち着け!人生でクレア以外の女の子から触られたことがないからって慌てるな!冷静に対応しよう!)

 そう思い、俺は冷静に対応する。

「お、おう。その……なんだ。ど、どういたしまして」
「うん!」

(無理でした。圧倒的に経験値が不足してました)

 経験値不足の俺には返答するのが精一杯で、ぎこちない返答となる。
 すると「こほんっ!」という咳払いがルーリエさんから聞こえてくる。
 そして、ジトーっとした目で口を開く。

「私の目の前でイチャイチャしないでくださいね」
「ご、ごめんなさいっ!」

 ルーリエさんの言葉を聞き、慌ててソラさんが俺の手を放す。

(ありがとう、ルーリエさん。あのままソラさんと手を繋ぎ続けてたら色々ヤバかったよ)

「ではカミトさん。『希望の花』の納品をお願いします」
「あ、はい」

 ソラさんが手を放したことで心が落ち着いた俺はバックから『希望の花』を3つ取り出す。
 そして2つをルーリエさんに渡す。

「1つはアムネシアさんの依頼分で、もう1つは換金してください」
「わかりました!では、お預かりします!手続きをしますので少々お待ちください!」

 俺はルーリエさんの作業を確認して、ルーリエさんに渡さなかった残りの1つをソラさんへ渡す。

「これでリーダーさんは救えるかな?」
「うん!ありがと、カミトくん!」

 その言葉を聞いて一安心する。

「カミトさん!『希望の花』2つ、確かにお預かりしました!コチラが報酬となります!」

 すると、作業の終わったルーリエさんが金貨11枚を手渡してくる。

「えっ!金貨11枚!?」
「はい!アムネシアさんから依頼達成報酬として金貨6枚をいただいております!それと、『希望の花』の換金額が金貨5枚ですので、合計で金貨11枚です!」
「アムネシアさんから金貨6枚!?依頼達成報酬なんていらないのに!」

 俺はそう言うがその報酬で依頼を受けてしまったため、達成した際は渡さないといけない決まりとなっており、仕方なく金貨11枚をいただく。

(あとでアムネシアさんに金貨6枚を返そう)

 そんなことを思っていると、今まで隣で黙っていたソラさんが話しかけてくる。

「カミトくん。私も金貨5枚……ううん、金貨10枚を渡すね」

 そう言ってバックを漁るソラさん。

「待って。ソラさんからお金なんていらないぞ」
「えっ!さすがに『希望の花』を無償で貰うわけにはいかないよ!」
「いやいや!ソラさんのリーダーが大変な時にお金を巻き上げるのは心苦しいから無償であげるよ!」
「………いいの?」
「あぁ!」
「でも、そうなると私、カミトくんから貰ってばかりで何も返すことができてないね」

 申し訳なさそうにソラさんが話す。

「うーん……あ、そうだ!お金がダメならカミトくんの言うことを何でも聞くってのはどうかな!?も、もちろん、私にできる範囲だけど……」

(な、何でも!?)

 その言葉に俺は「ゴクリっ!」と唾を飲み込む。

「え、えっちぃのは……その……で、できる範囲でお願いします。胸に自信はないけど……」

 そして耳まで真っ赤にしたソラさんが上目遣いで爆弾発言をする。
 その際、胸に自信がないことを表すように、両手で小ぶりな胸を覆い隠している。

(だ、ダメだろ!さすがにエッチなお願いをするわけにはいかん!)

 俺は全力で煩悩を振り払う。

「な、ならいつか王都を案内してくれるか?今度、俺と妹が王都に移住することになったんだけど、俺たちは王都のことを何も知らないんだ。だから王都を案内してくれると嬉しいな」

「え、そんなことでいいの?」
「あぁ。俺はソラさんに案内してほしい」
「わ、わかった!私に任せて!」

 ソラさんが元気に答えてくれる。

(ふぅ、これでソラさんからお金を巻き上げることにはならないな)

 そのことに一安心すると、俺はソラさんに注意しなければならないことを思い出す。

「あ、そうだ。ソラさんはもっと自分のことを大切にしたほうがいいよ」
「……?」

 俺の言葉の意味を理解できていないのか、ソラさんが首を傾げる。

「あのね、ソラさん。さっき何でも言うことを聞くって言ったでしょ?そんなことを安易に言ったら襲われる危険性があるんだよ?ソラさんは可愛いから」
「か、可愛い……!」

 俺の言葉に“ボッ!”と顔を真っ赤にする。

「だから、安易に何でも聞くとか言ったら……って聞いてる?」

 俺は続けてソラさんに注意をするが「カ、カミトくんが私のこと可愛いって……」とか言いながら俺の話を聞いてくれない。

「こほんっ。ねぇ、カミトさん?イチャイチャするなら他所でやってくれませんか?」

 その様子を見ていたルーリエさんが再びジト目で話しかけてくる。

「私には可愛いとか言ってくれないのに……」

 そして聞き取れなかったが、不機嫌そうな顔でぶつぶつと小言を言われる。

「あ、あのぉ、ルーリエさん?もしかして怒ってます?」
「いいえ、怒ってませんよ。カミトさんが私の目の前で女の子を口説いたりしても怒ったりなんかしませんよ」
「………すみません」

 怒ってるようだったので、とりあえず謝りました。
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