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2章 王都編
目覚めるセリアさん
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その後、“どーなつ”を食べながらソラさんと別れた場所に戻る。
「あ、おかえりー!」
「ごめんソラさん。遅くなってしまった」
「ううん、気にしなくていいよ!じゃあ、調合も終わったし、セリアさんの家に行くよ!」
とのことで、俺たちはセリアさんの家を目指し歩き出す。
しばらく歩くと一軒の家にたどり着く。
「ここがセリアさんの実家。そして、セリアさんが寝ている場所だよ」
道中にセリアさんの状況を聞くと、セリアさんがドクサソリの攻撃を受けて寝込んだのはソラさんが王都を出発する2日前とのことで、セリアさんは約15日ほど寝込んでいることになる。
ソラさんが“コンコン”と玄関のドアをノックして「ごめんくださーい!」との声をあげる。
すると、「はーい!」との返事と共に1人の女の子が現れた。
「あ、ソラさん!」
「こんにちは、シャルちゃん」
家の中から現れた女の子はアムネシアさんと同じ黒髪をショートカットにしており、右眼周辺にあるほくろが特徴的な可愛い女の子。
おそらくクレアと同い年だろう。
「お母さーん!ソラさんが来たよー!それと知らないお兄ちゃんとお姉ちゃんも!」
シャルちゃんと呼ばれた女の子が家中に響き渡る声を出した後、今度はアムネシアさんの面影を感じる女性が現れた。
一目見ただけで、この人はアムネシアさんの娘だと理解する。
(ってことはこの子はアムネシアさんのお孫さんか。そういえば俺たちくらいの年齢の孫が2人いるって言ってたな)
「ソラちゃん、おかえり。リブロから帰って来たのね。今日もセリアに回復魔法を?」
セリアさんが侵されているドクサソリの毒を緩和させ、進行を遅らせるには毎日の回復魔法が大事だと言われている。
ソラさんは自分のせいでセリアさんが寝込んでしまったと思っているため、毎日欠かさず回復魔法をセリアさんにしていたようだ。
「いえ、今日は『希望の花』が見つかったのでセリアさんを助けに来ました」
「ほんと!?なら、はやく上がって上がって!そちらのお2人も!」
「あ、はい。お邪魔します」
まだ自己紹介を済ませていないが、セリアさんを助けることができると聞いたお母さんは自己紹介を省いて俺たちを家にあげる。
「すみません。私が不甲斐ないせいでセリアさんが寝込んでしまい……」
「ソラさん!その話はもう何百回も聞きましたよ!ウチらに謝る必要なんてないんですから!」
「そうね。何百回とは言わないけど、来るたびに謝らなくてもいいのよ。私たちはソラちゃんが悪いと思ってないから。むしろ仲間を守ったセリアが誇らしいわ。それに『希望の花』ならソラちゃんが必ず見つけてくれると信じてたから」
「あ、ありがとうございます」
その言葉を聞いて心が軽くなったのか、ソラさんの目には涙が浮かぶ。
アムネシアさんの血を引き継いでいるからだろう。自分が原因で娘や姉が寝込んだと言っているソラさんを誰1人責めない。
その対応に俺は感激する。
「さっき、ソラさんがお願いしていた治癒士が来て、セリアに回復魔法を施してたわ。おかげで表情も穏やかよ」
そんな会話をしつつ廊下を歩き、1つの部屋にたどり着く。
その部屋に促されて入室すると、左眼に泣きぼくろがある綺麗な女性が眠っていた。
「セリアさん。これを飲んで目を覚ましてください」
そして、ソラさんが先ほど調合したものをセリアさんに飲ませる。
その様子を俺たちは固唾を飲んで見守る。
しばらく無言の時間が続くと…
「んん……」
との声とともに、セリアさんが目を覚ます。
「セリアっ!」
「お姉ちゃん!」
目覚めたばかりのセリアさんに、お母さんとシャルちゃんが抱きつく。
「うっ、重い。苦しい。そして邪魔」
開口一番がまさかの邪魔発言。
「あははっ!セリアさんらしいですね!」
そう言って笑うソラさんは涙を流している。
(良かった。無事にセリアさんを救うことができたんだな)
涙を流すソラさんとお母さん、シャルちゃんを見て、そう思った。
「あ、おかえりー!」
「ごめんソラさん。遅くなってしまった」
「ううん、気にしなくていいよ!じゃあ、調合も終わったし、セリアさんの家に行くよ!」
とのことで、俺たちはセリアさんの家を目指し歩き出す。
しばらく歩くと一軒の家にたどり着く。
「ここがセリアさんの実家。そして、セリアさんが寝ている場所だよ」
道中にセリアさんの状況を聞くと、セリアさんがドクサソリの攻撃を受けて寝込んだのはソラさんが王都を出発する2日前とのことで、セリアさんは約15日ほど寝込んでいることになる。
ソラさんが“コンコン”と玄関のドアをノックして「ごめんくださーい!」との声をあげる。
すると、「はーい!」との返事と共に1人の女の子が現れた。
「あ、ソラさん!」
「こんにちは、シャルちゃん」
家の中から現れた女の子はアムネシアさんと同じ黒髪をショートカットにしており、右眼周辺にあるほくろが特徴的な可愛い女の子。
おそらくクレアと同い年だろう。
「お母さーん!ソラさんが来たよー!それと知らないお兄ちゃんとお姉ちゃんも!」
シャルちゃんと呼ばれた女の子が家中に響き渡る声を出した後、今度はアムネシアさんの面影を感じる女性が現れた。
一目見ただけで、この人はアムネシアさんの娘だと理解する。
(ってことはこの子はアムネシアさんのお孫さんか。そういえば俺たちくらいの年齢の孫が2人いるって言ってたな)
「ソラちゃん、おかえり。リブロから帰って来たのね。今日もセリアに回復魔法を?」
セリアさんが侵されているドクサソリの毒を緩和させ、進行を遅らせるには毎日の回復魔法が大事だと言われている。
ソラさんは自分のせいでセリアさんが寝込んでしまったと思っているため、毎日欠かさず回復魔法をセリアさんにしていたようだ。
「いえ、今日は『希望の花』が見つかったのでセリアさんを助けに来ました」
「ほんと!?なら、はやく上がって上がって!そちらのお2人も!」
「あ、はい。お邪魔します」
まだ自己紹介を済ませていないが、セリアさんを助けることができると聞いたお母さんは自己紹介を省いて俺たちを家にあげる。
「すみません。私が不甲斐ないせいでセリアさんが寝込んでしまい……」
「ソラさん!その話はもう何百回も聞きましたよ!ウチらに謝る必要なんてないんですから!」
「そうね。何百回とは言わないけど、来るたびに謝らなくてもいいのよ。私たちはソラちゃんが悪いと思ってないから。むしろ仲間を守ったセリアが誇らしいわ。それに『希望の花』ならソラちゃんが必ず見つけてくれると信じてたから」
「あ、ありがとうございます」
その言葉を聞いて心が軽くなったのか、ソラさんの目には涙が浮かぶ。
アムネシアさんの血を引き継いでいるからだろう。自分が原因で娘や姉が寝込んだと言っているソラさんを誰1人責めない。
その対応に俺は感激する。
「さっき、ソラさんがお願いしていた治癒士が来て、セリアに回復魔法を施してたわ。おかげで表情も穏やかよ」
そんな会話をしつつ廊下を歩き、1つの部屋にたどり着く。
その部屋に促されて入室すると、左眼に泣きぼくろがある綺麗な女性が眠っていた。
「セリアさん。これを飲んで目を覚ましてください」
そして、ソラさんが先ほど調合したものをセリアさんに飲ませる。
その様子を俺たちは固唾を飲んで見守る。
しばらく無言の時間が続くと…
「んん……」
との声とともに、セリアさんが目を覚ます。
「セリアっ!」
「お姉ちゃん!」
目覚めたばかりのセリアさんに、お母さんとシャルちゃんが抱きつく。
「うっ、重い。苦しい。そして邪魔」
開口一番がまさかの邪魔発言。
「あははっ!セリアさんらしいですね!」
そう言って笑うソラさんは涙を流している。
(良かった。無事にセリアさんを救うことができたんだな)
涙を流すソラさんとお母さん、シャルちゃんを見て、そう思った。
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