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芸能界編
SNS開始
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手を洗ってリビングへ。
その頃には心も落ち着いていたため、桜たちに笑顔を見せて安心させる。
そして俺と桜、母さんの3人で晩ご飯を食べる。
「あ、母さん。今日も練習に付き合ってくれるか?監督からもらったアドバイスを昇華したくて」
「えぇ、22時頃には暇になると思うわ」
とのことで、今夜も母さんと練習をすることが決まる。
「それと明日の晩ご飯いらないから」
「あら。珍しいわね」
「あぁ、明日の夜、友達の家で晩ご飯をご馳走になる予定なんだ」
「………もう一回言ってもらえるかしら」
「明日、友達の家で晩ご飯をご馳走になる予定なんだ」
「とも……だち?」
「友達って言葉の意味がわからないリアクションだな!?」
小説家なのに友達という言葉の意味が分からないらしい。
「そうね。一度、友達という言葉の意味を辞書で調べたくなったわ。真白くんの口から聞くのが久しぶりすぎて」
「確かにそうだけど!」
「へー。お兄ちゃん、友達の家に行くんだ。その友達って誰なの?」
俺と母さんが話しているところに桜が入ってくる。
謎の威圧感を放って。
「え、えーっと。今日、収録で会った方のお家に招待されて」
「ふーん。それって星野ヒナちゃんの家だよね?」
「よ、よくわかったな。ヒナちゃんから招待されたんだよ」
元々、誤魔化すつもりは無かったので正直に話す。
すると桜が謎の威圧感を霧散させ、目に見えて落ち込む。
「こればかりは同席できないよね。はぁ、ずっとお兄ちゃんの近くにいて監視した方がいいのかな?」
そして物騒なことを言い出す。
「ふふっ、桜って可愛いわね。真白くんもそう思わない?」
「どこが!?ずっと桜に監視されたくないんだけど!」
母さんの発言に全く同意できなかった。
夕食後、ミクさんから連絡が来た。
『今日はお疲れ!明日のことなんだが、母さんが真白くんを車で拾うことになった。17時以降なら車を出せるらしいけど、どこで拾えばいい?』
『そうだな。それなら――』
と、ミクさんへ集合場所を連絡する。
『わかった。そう伝えておくよ。明日は楽しみにしてるからな』
『あぁ。俺も楽しみにしてるよ』
そんなやり取りをして、ミクさんとの連絡を終了する。
すると今度は神野さんから電話がかかってきた。
『もしもし、日向さん。夜遅くにすみません。今お時間よろしいでしょうか?』
『はい、大丈夫です』
『ありがとうございます。ではさっそく本題に入らせていただきます。社長から日向さんにSNSを始めてほしいとの要望を受けました。いかがでしょうか?』
このご時世、芸能人は皆んなSNSを始めているので異論はない。
『えーっと、始めても良いのですが、何をすればいいんですか?』
『基本的には宣伝がメインとなります。自分の出演する番組の放送が近くなると呟く人が多いですね』
『わかりました。桜に聞きながら始めてみます』
『ありがとうございます!あ、初めての投稿は自分が本物のシロ様だということを知っていただくため、キング様のコスプレをした写真と一緒に投稿してくださいね!』
『……本物の俺?』
『あ、日向さんは気にしなくて大丈夫です!本物ですから!』
『な、なるほど』
よく分からないが神野さんの要望通りに動こう。
『アカウントが出来たら教えてください!』
とのやり取りをして電話を終える。
本物の俺という部分にものすごく疑問を感じるが、まずは桜に電話の件を相談する。
「というわけでアカウントを作る手伝いをしてほしい」
「なるほど。ついにお兄ちゃんもSNSデビューだね」
「あぁ、そうなるな」
「そういうことなら任せて!」
俺の相談事に桜が快く了承する。
「じゃあ早速始めるよ!」
とのことで桜と共にアカウントを開設する。
「これでやっと本物のお兄ちゃんがSNSに登場だね」
「さっき神野さんからも似たようなこと言われたんだよ。どういうことなんだ?」
「あ、そっか。お兄ちゃんはSNSしてないからわからないんだ。最近、お兄ちゃんに成りすましてSNSを投稿する人たちが増えてたんだよ」
「……なんで?」
「さぁ?炎上する気持ちが味わいたいんじゃないかな?」
特殊な方が多いようだ。
「そんなことが起こっているから社長もお兄ちゃんにSNSデビューをお願いしたんじゃないかな?もちろん、宣伝という面もあるとは思うけど」
「なるほど。理由は分からんが俺の偽物が大量発生していると。え、そんな状況で俺が投稿しても炎上すると思うぞ?」
「本物のお兄ちゃんが炎上するわけないでしょ?」
「いや、だって――」
「はいはい。はやくキング様に着替えて」
俺は桜から無理やりコスプレ衣装を渡される。
「神野さんが『キング様のコスプレをした写真も一緒に投稿して』とは言ってたけど、それだけで本物だと見分けることはできないだろ。俺みたいに怪盗キングのコスプレをした写真も一緒にアップしてる人がいるだろうに」
そう思うが載せろと言われているので大人しく着替える。
そして桜と共に試行錯誤しながら写真を撮り、文章を考えて初投稿を行う。
『シロです。SNSを始めました。時折投稿しようと思います。よろしくお願いします』
との文章と共に、一枚の写真を投稿する。
(どうせ俺のSNSも炎上するし見ないでおこう。いや炎上されたら困るけど)
そんなことを思いながら、俺は部屋着に着替えた。
その日の夜も母さんと演技の練習を行い、スマホを触る暇なく疲れ果てて眠る。
そして翌朝、SNSを開くと…
『この顔!本物のシロ様ですわ!待ってました!』
『本物のシロ様出現。拡散します』
『さっそくフォローしました!』
等々、俺の呟きに対して様々なコメントが来ていた。
「………」
(違う意味で炎上しとる!)
俺が本物だと気づいてくれたようで凄まじい数のコメントがきていた。
(全部見なくていいや。ごめんね、億劫になるくらい来てるんだよ。なぜか)
そんなことを思っていると、俺の目に凄まじい数字が飛び込んできた。
「フォロワー10万人!?なんじゃこりゃ!昨日の夜、始めたんだけど!」
驚きのあまり声が出る。
「俺なんかフォローしてもいいことないのに。皆んな暇なのかな?」
そんなことを思いつつ、今もなお増え続けているフォロワー数から目を背けた。
その頃には心も落ち着いていたため、桜たちに笑顔を見せて安心させる。
そして俺と桜、母さんの3人で晩ご飯を食べる。
「あ、母さん。今日も練習に付き合ってくれるか?監督からもらったアドバイスを昇華したくて」
「えぇ、22時頃には暇になると思うわ」
とのことで、今夜も母さんと練習をすることが決まる。
「それと明日の晩ご飯いらないから」
「あら。珍しいわね」
「あぁ、明日の夜、友達の家で晩ご飯をご馳走になる予定なんだ」
「………もう一回言ってもらえるかしら」
「明日、友達の家で晩ご飯をご馳走になる予定なんだ」
「とも……だち?」
「友達って言葉の意味がわからないリアクションだな!?」
小説家なのに友達という言葉の意味が分からないらしい。
「そうね。一度、友達という言葉の意味を辞書で調べたくなったわ。真白くんの口から聞くのが久しぶりすぎて」
「確かにそうだけど!」
「へー。お兄ちゃん、友達の家に行くんだ。その友達って誰なの?」
俺と母さんが話しているところに桜が入ってくる。
謎の威圧感を放って。
「え、えーっと。今日、収録で会った方のお家に招待されて」
「ふーん。それって星野ヒナちゃんの家だよね?」
「よ、よくわかったな。ヒナちゃんから招待されたんだよ」
元々、誤魔化すつもりは無かったので正直に話す。
すると桜が謎の威圧感を霧散させ、目に見えて落ち込む。
「こればかりは同席できないよね。はぁ、ずっとお兄ちゃんの近くにいて監視した方がいいのかな?」
そして物騒なことを言い出す。
「ふふっ、桜って可愛いわね。真白くんもそう思わない?」
「どこが!?ずっと桜に監視されたくないんだけど!」
母さんの発言に全く同意できなかった。
夕食後、ミクさんから連絡が来た。
『今日はお疲れ!明日のことなんだが、母さんが真白くんを車で拾うことになった。17時以降なら車を出せるらしいけど、どこで拾えばいい?』
『そうだな。それなら――』
と、ミクさんへ集合場所を連絡する。
『わかった。そう伝えておくよ。明日は楽しみにしてるからな』
『あぁ。俺も楽しみにしてるよ』
そんなやり取りをして、ミクさんとの連絡を終了する。
すると今度は神野さんから電話がかかってきた。
『もしもし、日向さん。夜遅くにすみません。今お時間よろしいでしょうか?』
『はい、大丈夫です』
『ありがとうございます。ではさっそく本題に入らせていただきます。社長から日向さんにSNSを始めてほしいとの要望を受けました。いかがでしょうか?』
このご時世、芸能人は皆んなSNSを始めているので異論はない。
『えーっと、始めても良いのですが、何をすればいいんですか?』
『基本的には宣伝がメインとなります。自分の出演する番組の放送が近くなると呟く人が多いですね』
『わかりました。桜に聞きながら始めてみます』
『ありがとうございます!あ、初めての投稿は自分が本物のシロ様だということを知っていただくため、キング様のコスプレをした写真と一緒に投稿してくださいね!』
『……本物の俺?』
『あ、日向さんは気にしなくて大丈夫です!本物ですから!』
『な、なるほど』
よく分からないが神野さんの要望通りに動こう。
『アカウントが出来たら教えてください!』
とのやり取りをして電話を終える。
本物の俺という部分にものすごく疑問を感じるが、まずは桜に電話の件を相談する。
「というわけでアカウントを作る手伝いをしてほしい」
「なるほど。ついにお兄ちゃんもSNSデビューだね」
「あぁ、そうなるな」
「そういうことなら任せて!」
俺の相談事に桜が快く了承する。
「じゃあ早速始めるよ!」
とのことで桜と共にアカウントを開設する。
「これでやっと本物のお兄ちゃんがSNSに登場だね」
「さっき神野さんからも似たようなこと言われたんだよ。どういうことなんだ?」
「あ、そっか。お兄ちゃんはSNSしてないからわからないんだ。最近、お兄ちゃんに成りすましてSNSを投稿する人たちが増えてたんだよ」
「……なんで?」
「さぁ?炎上する気持ちが味わいたいんじゃないかな?」
特殊な方が多いようだ。
「そんなことが起こっているから社長もお兄ちゃんにSNSデビューをお願いしたんじゃないかな?もちろん、宣伝という面もあるとは思うけど」
「なるほど。理由は分からんが俺の偽物が大量発生していると。え、そんな状況で俺が投稿しても炎上すると思うぞ?」
「本物のお兄ちゃんが炎上するわけないでしょ?」
「いや、だって――」
「はいはい。はやくキング様に着替えて」
俺は桜から無理やりコスプレ衣装を渡される。
「神野さんが『キング様のコスプレをした写真も一緒に投稿して』とは言ってたけど、それだけで本物だと見分けることはできないだろ。俺みたいに怪盗キングのコスプレをした写真も一緒にアップしてる人がいるだろうに」
そう思うが載せろと言われているので大人しく着替える。
そして桜と共に試行錯誤しながら写真を撮り、文章を考えて初投稿を行う。
『シロです。SNSを始めました。時折投稿しようと思います。よろしくお願いします』
との文章と共に、一枚の写真を投稿する。
(どうせ俺のSNSも炎上するし見ないでおこう。いや炎上されたら困るけど)
そんなことを思いながら、俺は部屋着に着替えた。
その日の夜も母さんと演技の練習を行い、スマホを触る暇なく疲れ果てて眠る。
そして翌朝、SNSを開くと…
『この顔!本物のシロ様ですわ!待ってました!』
『本物のシロ様出現。拡散します』
『さっそくフォローしました!』
等々、俺の呟きに対して様々なコメントが来ていた。
「………」
(違う意味で炎上しとる!)
俺が本物だと気づいてくれたようで凄まじい数のコメントがきていた。
(全部見なくていいや。ごめんね、億劫になるくらい来てるんだよ。なぜか)
そんなことを思っていると、俺の目に凄まじい数字が飛び込んできた。
「フォロワー10万人!?なんじゃこりゃ!昨日の夜、始めたんだけど!」
驚きのあまり声が出る。
「俺なんかフォローしてもいいことないのに。皆んな暇なのかな?」
そんなことを思いつつ、今もなお増え続けているフォロワー数から目を背けた。
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