少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。

昼寝部

文字の大きさ
35 / 84
芸能界編

巨乳への嫉妬

しおりを挟む
 その後も5人で晩御飯を満喫する。

「今日はありがとうございました」
「こちらこそヒナのワガママに付き合ってくれてありがとう」
「む~!ヒナはワガママ言ったわけじゃないの!ただ、真白お兄ちゃんにお礼がしたかっただけなの!」
「そうだな」

 そう言いながらミクさんはヒナちゃんの頭を撫でる。

「俺も楽しかったから気にしなくていいよ。ヒナちゃん、また遠慮なく誘ってな」
「わかったの!」

 そう言って俺はミクさんたちと別れる。
 そしてお母さんに家まで送ってもらい、お母さんに礼を言ってから家の玄関を開ける。

「ただいまー」
「お兄ちゃん!何もなかったよね!?」

 玄関に入った瞬間、桜がダッシュで駆けつけてきた。

「あ、あぁ。なんの心配をしてるかは知らんが、普通にご飯を食べてきただけだぞ?」
「そ、そうだよね!お兄ちゃんとミクさんが親公認の恋人――じゃなくて!お兄ちゃんがミクさんを襲わなくてよかったよ!」
「そんなことせんわ!」

 どうやら桜から性欲モンスターと思われているらしい。
 そのことに少しだけショックを受けていると、母さんも現れた。

「おかえりなさい。星野さん姉妹との食事はどうだったかしら?」
「あぁ。とても楽しかったよ」
「そう、それは良かったわ。女の子との食事と聞いて友達の少ない真白くんが楽しめるか不安だったけど、杞憂だったわね」
「なぁ。友達の少ないって言葉、言わなくてよくね?」
「そんなことないわ。その言葉が1番大事よ。だってその言葉がなければ心配なんてしないもの」

(確かにその通りだけど!)

 そう思ったので反論ができない。
 そのため、俺は無理やり話題を変える。

「そ、そうだ。今日も演技の練習に付き合ってくれるか?」
「えぇ。そう言うと思って準備できてるわ」
「ありがとう、母さん」

 その後、夜遅くまで母さんと演技の練習に取り組んだ。



 あれから数日が経過する。
 今日も学校終わりにドラマ撮影があるため、神野さんの車で向かう。
 ちなみに今日の撮影は穂乃果が同行していた。
 俺たち3人は他愛のない話をしながら現場へ向かい、撮影現場に着くと着替えを行う。
 そして神野さんと穂乃果の3人でスタッフへ挨拶周りを行う。

「あー!お兄ちゃん!」

 すると俺たちに気づいたヒナちゃんが俺の下へと駆けつけてくる。
 その後ろには今日もミクさんとお母さんがいた。

「お兄ちゃんとの演技楽しみにしてました!今日もよろしくです!」
「シロさん、今日もよろしくお願いします」
「いえいえ。こちらこそよろしくお願いします」

 ヒナちゃんとミクさんが挨拶を行う。

「じゃあ、ヒナと撮影場所に向かってますので」
「またねー!お兄ちゃん!」

 そう言って一足先にミクさんたちが撮影場所に向かう。
 その様子を眺めていると、後ろにいた穂乃果が話しかけてきた。

「いい、シロ。あのミクって女には近づかない方がいい」
「ん?どうしてだ?良い人だと思うぞ」
「そんなことない。ミクは胸が大きいから超危険人物」
「……はい?」
「あの胸は凶器。無駄に脂肪がついてるだけだが、あの脂肪に人生を狂わされた男はたくさんいる。だからシロはあの女と関わらない方がいい」
「いや確かに、たくさんの男がノックアウトされてそうだが」

 それくらいミクさんは巨乳なので否定できない。

「シロもその1人にならないよう気をつけて。間違ってもあの女の脂肪を見てデレデレしないように」
「お、俺はデレデレしてないから大丈夫だ!」

 度々、あの巨乳に目が吸い寄せられそうになることは黙っておく。
 しかし俺の言葉が信じられないようで、穂乃果がジト目を向けてくる。

「嘘はダメ。さっき、あの女の胸を見ながら話してたのを確認している」
「俺はそこまでヒドイ男じゃねぇ!」

 吸い寄せられそうにはなるが、さすがに胸を見て話してはいないので否定する。

「ホント。この世界にはいらないところに脂肪がついてる奴が多い」

 そう言いながら自分の胸を見て落ち込む穂乃果。

(穂乃果の胸は寂しいからな。大きい胸を持ってるミクさんに突っかかりたいだけだろう)

 そんなことを思った。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

『パンツの色』を視るだけで最強になった俺、聖女様の『白』で無敵の守護騎士と崇められる ~七色のヒロインに挟まれて理性が限界突破~

白山 乃愛
ファンタジー
「この世の真理は、下着の中にある」 山奥の美魔女師匠にそう教え込まれ、視認した「下着の色」をステータスに変換する最強の魔眼、『煩悩眼(デザイア・アイ)』を手に入れた高校生、色島カナタ。 ある日、学園の「聖女」と呼ばれる生徒会長・真白セイラを襲う魔獣を倒すため、カナタは彼女のスカートの中にある『純白』をガン見する。 「白(ホワイト)……ッ! 君の色は最高だァァァ!」 覚醒したカナタは、「物理無効化」の無敵バフを発動し、華麗に魔獣を撃破。 ただの変態として通報されるかと思いきや―― 「誰もが見て見ぬ振りをした私の内面(心)の白さを、貴方だけが見抜いてくれた……!」 なぜか「高潔な精神を持つ騎士様」だと盛大に勘違いされてしまう。 その日から、カナタの学園生活は一変する。 物理的な質量を持つ「極太の好意の矢印」を顔面に押し付けてくる、重すぎる聖女様(白・防御特化)。 「私を見れば、もっと激しくなれるわよ?」と、漆黒の勝負下着で誘惑してくる小悪魔な転校生(黒・攻撃特化)。 白と黒。 二人のヒロインに挟まれ、カナタの理性と鼻血は限界突破寸前! 見れば最強。見すぎれば死(社会的に)。 これは、不純な動機と能力で戦う変態紳士が、なぜか世界を救って英雄になってしまう、ドタバタ学園無双ラブコメディ。 【更新頻度】 毎日更新(予定)

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない

七星点灯
青春
 雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。  彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。  しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。 彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!

「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!

野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。  私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。  そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

髪を切った俺が芸能界デビューした結果がコチラです。

昼寝部
キャラ文芸
 妹の策略で『読者モデル』の表紙を飾った主人公が、昔諦めた夢を叶えるため、髪を切って芸能界で頑張るお話。

迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる

九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。 ※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。

処理中です...