59 / 84
芸能界編
芸能事務所視点
しおりを挟む
~竹内社長視点~
私は昨日、日向くんと星野さんのイチャイチャカップル写真集を撮影し、その時撮った動画をSNSにアップした。
アップした時間が0時過ぎだったことに加え、その後も残っていた仕事に取りかかっていたため、今日も職場に泊まっていた。
「やべぇ。少し仮眠する予定だったが、もう6時じゃねぇか」
私は慌ててソファーから起き上がる。
そして眠気を覚ますため、コーヒーを飲みながら昨日アップした動画を確認すると…
「けほっ!けほっ!な、なにこれ!?再生回数45万!?まだアップして6時間しか経ってないけど!?」
再生回数の多さに驚き、コーヒーで咳込む。
私はすぐさま原因を解明するためにSNSを開く。
「なっ!昨日アップした動画がトレンド1位になってる!しかも日向くんと星野さんもトレンド上位にいるし!」
朝から叫び続けており、驚きの連続で眠気が覚める。
私は一度深呼吸を挟んでから落ち着きを取り戻し、詳しく原因を調べ直す。
すると、どうやら日向くんと星野さんの普段見られない表情にイチコロした人が多く、恋愛ドラマよりもキュンキュンさせてくれると拡散者が続出したらしい。
(いや、キュンキュンしてもらうために動画を編集したわけじゃないんだが)
あくまで写真集の宣伝のためにアップした動画なのに、宣伝のところを触れるコメントがほとんど見られない。
(あまり宣伝効果にはならなかったかぁ)
「はぁ」とため息をつき、私は仕事の準備に取り掛かる。
しかし仕事開始時刻になると…
「社長ー!写真集の発売日を聞いてくる電話が鳴り止みません!」
「それに加え、『シロ様と星野さんって付き合ってますか?』という電話も鳴り止みません!」
等々の理由で朝から電話が鳴り止まなかった。
「社長。例の動画の件で、12時現在の状況を報告させていただきます」
私の下に神野が報告に来る。
「写真集の発売日を聞いてくる電話が10,000件以上来たため、10,000件を超えた辺りで数えるのを辞めました。そして『日向さんと星野さんが付き合ってるのでは?』という電話が13,641件来ております。なお――お、たった今、付き合ってる疑惑の電話が来たようなので1件追加ですね」
「おい。なんで写真集に関する大事な電話の件数を数えてなくて、そんなどーでもいい質問をしてくる件数は正確に把握してるんだよ」
「さすが社長、とても良い質問ですね」
「なんで褒められるんだよ。普通に気になったわ」
私とは感性の違う社員が多くいるようだ。
「純粋に好奇心ですね。付き合ってる件を聞いてくる人が何人いるのか気になったため数え続けてます。おかげで少しだけ電話が滞ってます」
「今すぐやめろ!」
「えー、これくらい――はい、ダメですよね。今すぐやめます」
少し睨みつけると神野が大人しくなる。
「はやく持ち場に戻れ。神野が抜けた穴を埋めるために皆んな頑張ってるからな」
「分かりましたっ!」
私への報告を終えた神野が持ち場へ戻る。
(どうやら、あの動画が写真集の宣伝になったようだ。コレは写真集の販売を急がせたほうがいいな。人々の記憶に残ってるうちに販売しないと意味がないし)
そんなことを思い、販売を急ピッチで行うよう指示を出した。
私は昨日、日向くんと星野さんのイチャイチャカップル写真集を撮影し、その時撮った動画をSNSにアップした。
アップした時間が0時過ぎだったことに加え、その後も残っていた仕事に取りかかっていたため、今日も職場に泊まっていた。
「やべぇ。少し仮眠する予定だったが、もう6時じゃねぇか」
私は慌ててソファーから起き上がる。
そして眠気を覚ますため、コーヒーを飲みながら昨日アップした動画を確認すると…
「けほっ!けほっ!な、なにこれ!?再生回数45万!?まだアップして6時間しか経ってないけど!?」
再生回数の多さに驚き、コーヒーで咳込む。
私はすぐさま原因を解明するためにSNSを開く。
「なっ!昨日アップした動画がトレンド1位になってる!しかも日向くんと星野さんもトレンド上位にいるし!」
朝から叫び続けており、驚きの連続で眠気が覚める。
私は一度深呼吸を挟んでから落ち着きを取り戻し、詳しく原因を調べ直す。
すると、どうやら日向くんと星野さんの普段見られない表情にイチコロした人が多く、恋愛ドラマよりもキュンキュンさせてくれると拡散者が続出したらしい。
(いや、キュンキュンしてもらうために動画を編集したわけじゃないんだが)
あくまで写真集の宣伝のためにアップした動画なのに、宣伝のところを触れるコメントがほとんど見られない。
(あまり宣伝効果にはならなかったかぁ)
「はぁ」とため息をつき、私は仕事の準備に取り掛かる。
しかし仕事開始時刻になると…
「社長ー!写真集の発売日を聞いてくる電話が鳴り止みません!」
「それに加え、『シロ様と星野さんって付き合ってますか?』という電話も鳴り止みません!」
等々の理由で朝から電話が鳴り止まなかった。
「社長。例の動画の件で、12時現在の状況を報告させていただきます」
私の下に神野が報告に来る。
「写真集の発売日を聞いてくる電話が10,000件以上来たため、10,000件を超えた辺りで数えるのを辞めました。そして『日向さんと星野さんが付き合ってるのでは?』という電話が13,641件来ております。なお――お、たった今、付き合ってる疑惑の電話が来たようなので1件追加ですね」
「おい。なんで写真集に関する大事な電話の件数を数えてなくて、そんなどーでもいい質問をしてくる件数は正確に把握してるんだよ」
「さすが社長、とても良い質問ですね」
「なんで褒められるんだよ。普通に気になったわ」
私とは感性の違う社員が多くいるようだ。
「純粋に好奇心ですね。付き合ってる件を聞いてくる人が何人いるのか気になったため数え続けてます。おかげで少しだけ電話が滞ってます」
「今すぐやめろ!」
「えー、これくらい――はい、ダメですよね。今すぐやめます」
少し睨みつけると神野が大人しくなる。
「はやく持ち場に戻れ。神野が抜けた穴を埋めるために皆んな頑張ってるからな」
「分かりましたっ!」
私への報告を終えた神野が持ち場へ戻る。
(どうやら、あの動画が写真集の宣伝になったようだ。コレは写真集の販売を急がせたほうがいいな。人々の記憶に残ってるうちに販売しないと意味がないし)
そんなことを思い、販売を急ピッチで行うよう指示を出した。
98
あなたにおすすめの小説
『パンツの色』を視るだけで最強になった俺、聖女様の『白』で無敵の守護騎士と崇められる ~七色のヒロインに挟まれて理性が限界突破~
白山 乃愛
ファンタジー
「この世の真理は、下着の中にある」
山奥の美魔女師匠にそう教え込まれ、視認した「下着の色」をステータスに変換する最強の魔眼、『煩悩眼(デザイア・アイ)』を手に入れた高校生、色島カナタ。
ある日、学園の「聖女」と呼ばれる生徒会長・真白セイラを襲う魔獣を倒すため、カナタは彼女のスカートの中にある『純白』をガン見する。
「白(ホワイト)……ッ! 君の色は最高だァァァ!」
覚醒したカナタは、「物理無効化」の無敵バフを発動し、華麗に魔獣を撃破。
ただの変態として通報されるかと思いきや――
「誰もが見て見ぬ振りをした私の内面(心)の白さを、貴方だけが見抜いてくれた……!」
なぜか「高潔な精神を持つ騎士様」だと盛大に勘違いされてしまう。
その日から、カナタの学園生活は一変する。
物理的な質量を持つ「極太の好意の矢印」を顔面に押し付けてくる、重すぎる聖女様(白・防御特化)。
「私を見れば、もっと激しくなれるわよ?」と、漆黒の勝負下着で誘惑してくる小悪魔な転校生(黒・攻撃特化)。
白と黒。
二人のヒロインに挟まれ、カナタの理性と鼻血は限界突破寸前!
見れば最強。見すぎれば死(社会的に)。
これは、不純な動機と能力で戦う変態紳士が、なぜか世界を救って英雄になってしまう、ドタバタ学園無双ラブコメディ。
【更新頻度】
毎日更新(予定)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる