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2章 霖
2_⑤
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「そうかい、六洞ね。あそこの温泉はいい湯だから、ゆっくりしてくるといいよ」
「はい、お世話になりました」
宿の女将さんは、威勢のいい声と大きな笑顔で送り出してくれた。運よく小降りの空の下、どんどん歩く添花の後ろを、男の霊が付いていく。道端の屋根で雨宿りをしながら進むが、せっかく乾いた外套がしっとりしてきた。
いくつかの屋根を通過した頃、男は添花に疑問を投げかけた。
「あの……」
「なに?」
歩きながら、ごく普通の調子で返事をしたのだが、男の肩は耳に付く程びくりと震えた。こういうときは、女性らしい物腰というのが必要なのかもしれない。添花は小さく息をついた。
(ひぃ、ってのは癖なの? 何がそんなに怖いんだか)
呆れても、怒ってはいない。そんな添花の様子をうかがい、男はおずおずと切り出した。
「頼んでおいてなんですが、あなたはなぜ、幽霊の頼みを聞いてくれたんですか? 見返りなど、ないでしょうに」
瞬間、足が止まりそうになる。
「……言ったでしょ、目的がない旅だって。別に、次の行き先はどこでもいいんだよ」
声に苛立ちを出さないように。気をつけて言葉を返した。こういうことを聞く霊は、今までにも何人かいた。
「無償で……?」
「どうでもいいの。そういうのは」
今度は、あえて強い口調にした。気迫に圧されて男性は黙した。
旅の理由を霊に語るつもりはない。添花にとって、成仏の手助けは旅の中心にあるものだ。どこにでも存在し、誰かに助けを求める者達は、添花の旅にずっと道を示してくれている。
(そう……故郷から離れているための、手段みたいなものなんだ。こんな思いやりの欠片もない奴の力を借りたって、気分悪いでしょ)
だから言わない。見返りもいらない。細かい雨粒が不鮮明にする景色を睨んで、添花は少し早足になった。
六洞の町が見えるまで、男は黙って付いてきた。不意に前に出たと思うと、歓声を上げる。
「ああ……六洞、本当に、六洞だ!」
その喜びようが、添花には不可思議に映った。何しろ、見えているのは町と言うより、ただの洞窟なのだ。
中に入ってみると、地下深くへ長く伸びる洞窟に、いくつもの横穴や分かれ道があった。案外暖かいので、外套は必要なさそうだ。こもりがちな湿気を払うように、時折風が吹きぬけた。
「自分の家の場所は分かるの?」
「はい。多分……」
少し自信がなさそうだが、五つになる息子が外で遊んでいる時間帯だから、まずはその子を探すという。もし家がわからなくても、帰宅するときに付いて行けば帰れるはずだ。
(がぜん元気だね。大丈夫そう……かな?)
なんとなく心配なので、成仏するのを見送ろうと、今度は添花が男の後についていく。
洞窟の町はどんどん深くなるのに、思いのほか明るかった。岩の隙間や掘った窪みに、火のついた石が置いてあり、町を照らしている。水神の宿で女将さんが言っていた、この地区の燃料なのだろう。
店や住居は横穴を利用したもので、洞窟の中ならば雨が吹き込む心配はない。最初は奇妙に見えた光景も、買い物や炊事の匂いなど、人々の暮らしを感じると町らしく思えてくる。
やがて、広場として子供が駆け回る、広い空洞に出た。ずんずん進んでいた男は、不意に止まって視線を巡らせる。息子を探しているのだろう。
(ん? 嫌な気配。霊……ううん、どうだろう。変わった奴だな)
空洞の片隅に立った添花は、背後の道から視線を感じた。少し首筋がぴりぴりする。経験上、生者より強い視線を霊のそれと判断している。感覚も違って、さくっと突き抜ける感じだ。今、添花を刺しているのはかなり強い視線だが、生者と同じ皮膚に張り付くような感覚だった。何者か確かめようと振り向く。
「あっ」
男の霊の声に気をとられ、視線の主を見ることはできなかった。
「今、転んだ子がいるでしょう。あれが僕の息子です」
添花は言われてから姿を見たので、どんな転び方をしたのかわからなかった。しばらく起き上がれずにいたから、大転倒だったのだろう。
(あー、これは泣くかなあ……)
何せ、親が親だ。子供をなだめたことぐらいあるが、得意ではないので少し焦る。
ところが、ゆっくり起き上がったその子は泣かなかった。自分で服の汚れを払って、遊びの輪に戻る。男性は、性格は母親似だからと自慢げだ。顔立ちは父親に似て、特に笑った顔がそっくりだった。
やがて、子供達はお腹がすいて、解散の頃合になる。男性は息子に付いて家に帰るはずが、俯いて添花の近くに突っ立っている。
「どうしたの?」
「いえ、分かっているつもりでしたが……こちらからは見えているのに、気付いてもらえない、声も届かないというのは辛いですね」
片眉をあげて、添花の声が低くなる。
「だからって、奥さんに会いたくない、とか言うわけ?」
男性は例のごとく「ひぃ」と怯えて、余計に添花を苛立たせた。町人に怪しまれては困るので、声と一緒に気持ちも抑えて静かに話す。
「まさか、自分だけ辛いとか、思ってないよね」
「……」
答えは返ってこなかった。男性の霊は目が泳いでいる。
「思ってるんだ」
「……だって、あんなに楽しそうに笑っていたじゃないですか!」
責めるような言葉にぎゅうと拳を握り、添花の他は誰にも聞こえない声を張り上げた。
(いや、見てないから知らないけど)
妙な視線の出所を探っていた添花は、子供達が遊ぶ様子をつぶさに観察していたわけではない。それに、霊の声は肉声と違い反響しないから、迫力に欠けるのだ。まだ、ぎりぎり落ち着いて話を聞いていられる。
「この上で妻を見るなんて、辛いだけですよ。きっと新しい生活を始めて……笑ってるんだ」
「はっ、どうかな」
ああ、これはだめだ。男の泣きそうな顔を見ていたら、抑えられなくなって口を開いてしまった。解散した子供達の背中に目を移して、青い瞳に強い光を宿す。
「霊はいいよ、腹も減らない、眠くもならない。ただ悲しんでいられる。でも生きてる人間は違う。どんなに辛くても、悲しくても。腹は減るし眠くもなる。泣き暮らす余裕なんて、すぐになくなるんだよ」
小声を保っているが、口調は厳しい。
「女手ひとつで子供を育てる、なんてことになったら。あんたの奥さんはどうする? 夫なんだから、私よりずっと詳しく分かるでしょ」
転んでも泣かなかった息子は母親似なのだと言っていた。すぐ逃げ腰になる、頼りない人を夫にできる女性だ。今、どうしているかは想像に難くない。男性ははっと顔を上げて、すぐにうつむいた。か細い声で呟く。
「……妻は……いつも僕を支えてくれた、強い人です。子供のために、無理して明るく振舞っているでしょう」
握り締めていた拳をぱっとほどいて、まっすぐ息子の背中を見た。
「少しでも、家族の気持ちを楽にしてやれたら……」
男性は情けなさが身に染みて、それでも何ができるかを懸命に考えている。その言葉を聞いて、今度は添花がはっとした。熱くなっていた自分に気付く。
(何言ってるんだろ、私……馬鹿みたい。遺す側の気持ちは分かってないくせに)
添花は、幼い頃に両親を亡くしていた。遠い町で流行り病にかかっての最期を、看取ることはできなかった。彼らは、町に残っていた僅かな薬を断り、隣町へ迅速に薬を仕入れに行ける、飛竜の乗り手に譲ったのだ。結果として、添花の両親が最後の犠牲者となり、感染は収束していった。
(あの時は思った。霊でもいいから会いたいって)
目の前にいる霊の成仏を助けるには、どうやって背中を押したらいいだろう。いや、その前に言うべきことがあるか。
「ごめん。たぶん、言い過ぎたよ」
無意識に、五つの息子に自分を、霊に両親を重ねていた。感情的になった理由の半分は、霊であったとしても会いに行けることが羨ましかったからだ。
「……いいんです」
男性の声色が変わった。添花の目を見て微笑む。
「あなたの言ったことは、正しいと思います。それに、いつまでも僕がこの世にいたら、家族が安心して暮らせるはずがありません」
透けた掌の向こうに岩肌を見て、男はうなずいた。
「妻の様子を、見に行きます」
少し離れた息子を追いかけて、家路に着く。まだ、何か手助けが必要かもしれない。添花も後から洞窟を進んで行った。
「はい、お世話になりました」
宿の女将さんは、威勢のいい声と大きな笑顔で送り出してくれた。運よく小降りの空の下、どんどん歩く添花の後ろを、男の霊が付いていく。道端の屋根で雨宿りをしながら進むが、せっかく乾いた外套がしっとりしてきた。
いくつかの屋根を通過した頃、男は添花に疑問を投げかけた。
「あの……」
「なに?」
歩きながら、ごく普通の調子で返事をしたのだが、男の肩は耳に付く程びくりと震えた。こういうときは、女性らしい物腰というのが必要なのかもしれない。添花は小さく息をついた。
(ひぃ、ってのは癖なの? 何がそんなに怖いんだか)
呆れても、怒ってはいない。そんな添花の様子をうかがい、男はおずおずと切り出した。
「頼んでおいてなんですが、あなたはなぜ、幽霊の頼みを聞いてくれたんですか? 見返りなど、ないでしょうに」
瞬間、足が止まりそうになる。
「……言ったでしょ、目的がない旅だって。別に、次の行き先はどこでもいいんだよ」
声に苛立ちを出さないように。気をつけて言葉を返した。こういうことを聞く霊は、今までにも何人かいた。
「無償で……?」
「どうでもいいの。そういうのは」
今度は、あえて強い口調にした。気迫に圧されて男性は黙した。
旅の理由を霊に語るつもりはない。添花にとって、成仏の手助けは旅の中心にあるものだ。どこにでも存在し、誰かに助けを求める者達は、添花の旅にずっと道を示してくれている。
(そう……故郷から離れているための、手段みたいなものなんだ。こんな思いやりの欠片もない奴の力を借りたって、気分悪いでしょ)
だから言わない。見返りもいらない。細かい雨粒が不鮮明にする景色を睨んで、添花は少し早足になった。
六洞の町が見えるまで、男は黙って付いてきた。不意に前に出たと思うと、歓声を上げる。
「ああ……六洞、本当に、六洞だ!」
その喜びようが、添花には不可思議に映った。何しろ、見えているのは町と言うより、ただの洞窟なのだ。
中に入ってみると、地下深くへ長く伸びる洞窟に、いくつもの横穴や分かれ道があった。案外暖かいので、外套は必要なさそうだ。こもりがちな湿気を払うように、時折風が吹きぬけた。
「自分の家の場所は分かるの?」
「はい。多分……」
少し自信がなさそうだが、五つになる息子が外で遊んでいる時間帯だから、まずはその子を探すという。もし家がわからなくても、帰宅するときに付いて行けば帰れるはずだ。
(がぜん元気だね。大丈夫そう……かな?)
なんとなく心配なので、成仏するのを見送ろうと、今度は添花が男の後についていく。
洞窟の町はどんどん深くなるのに、思いのほか明るかった。岩の隙間や掘った窪みに、火のついた石が置いてあり、町を照らしている。水神の宿で女将さんが言っていた、この地区の燃料なのだろう。
店や住居は横穴を利用したもので、洞窟の中ならば雨が吹き込む心配はない。最初は奇妙に見えた光景も、買い物や炊事の匂いなど、人々の暮らしを感じると町らしく思えてくる。
やがて、広場として子供が駆け回る、広い空洞に出た。ずんずん進んでいた男は、不意に止まって視線を巡らせる。息子を探しているのだろう。
(ん? 嫌な気配。霊……ううん、どうだろう。変わった奴だな)
空洞の片隅に立った添花は、背後の道から視線を感じた。少し首筋がぴりぴりする。経験上、生者より強い視線を霊のそれと判断している。感覚も違って、さくっと突き抜ける感じだ。今、添花を刺しているのはかなり強い視線だが、生者と同じ皮膚に張り付くような感覚だった。何者か確かめようと振り向く。
「あっ」
男の霊の声に気をとられ、視線の主を見ることはできなかった。
「今、転んだ子がいるでしょう。あれが僕の息子です」
添花は言われてから姿を見たので、どんな転び方をしたのかわからなかった。しばらく起き上がれずにいたから、大転倒だったのだろう。
(あー、これは泣くかなあ……)
何せ、親が親だ。子供をなだめたことぐらいあるが、得意ではないので少し焦る。
ところが、ゆっくり起き上がったその子は泣かなかった。自分で服の汚れを払って、遊びの輪に戻る。男性は、性格は母親似だからと自慢げだ。顔立ちは父親に似て、特に笑った顔がそっくりだった。
やがて、子供達はお腹がすいて、解散の頃合になる。男性は息子に付いて家に帰るはずが、俯いて添花の近くに突っ立っている。
「どうしたの?」
「いえ、分かっているつもりでしたが……こちらからは見えているのに、気付いてもらえない、声も届かないというのは辛いですね」
片眉をあげて、添花の声が低くなる。
「だからって、奥さんに会いたくない、とか言うわけ?」
男性は例のごとく「ひぃ」と怯えて、余計に添花を苛立たせた。町人に怪しまれては困るので、声と一緒に気持ちも抑えて静かに話す。
「まさか、自分だけ辛いとか、思ってないよね」
「……」
答えは返ってこなかった。男性の霊は目が泳いでいる。
「思ってるんだ」
「……だって、あんなに楽しそうに笑っていたじゃないですか!」
責めるような言葉にぎゅうと拳を握り、添花の他は誰にも聞こえない声を張り上げた。
(いや、見てないから知らないけど)
妙な視線の出所を探っていた添花は、子供達が遊ぶ様子をつぶさに観察していたわけではない。それに、霊の声は肉声と違い反響しないから、迫力に欠けるのだ。まだ、ぎりぎり落ち着いて話を聞いていられる。
「この上で妻を見るなんて、辛いだけですよ。きっと新しい生活を始めて……笑ってるんだ」
「はっ、どうかな」
ああ、これはだめだ。男の泣きそうな顔を見ていたら、抑えられなくなって口を開いてしまった。解散した子供達の背中に目を移して、青い瞳に強い光を宿す。
「霊はいいよ、腹も減らない、眠くもならない。ただ悲しんでいられる。でも生きてる人間は違う。どんなに辛くても、悲しくても。腹は減るし眠くもなる。泣き暮らす余裕なんて、すぐになくなるんだよ」
小声を保っているが、口調は厳しい。
「女手ひとつで子供を育てる、なんてことになったら。あんたの奥さんはどうする? 夫なんだから、私よりずっと詳しく分かるでしょ」
転んでも泣かなかった息子は母親似なのだと言っていた。すぐ逃げ腰になる、頼りない人を夫にできる女性だ。今、どうしているかは想像に難くない。男性ははっと顔を上げて、すぐにうつむいた。か細い声で呟く。
「……妻は……いつも僕を支えてくれた、強い人です。子供のために、無理して明るく振舞っているでしょう」
握り締めていた拳をぱっとほどいて、まっすぐ息子の背中を見た。
「少しでも、家族の気持ちを楽にしてやれたら……」
男性は情けなさが身に染みて、それでも何ができるかを懸命に考えている。その言葉を聞いて、今度は添花がはっとした。熱くなっていた自分に気付く。
(何言ってるんだろ、私……馬鹿みたい。遺す側の気持ちは分かってないくせに)
添花は、幼い頃に両親を亡くしていた。遠い町で流行り病にかかっての最期を、看取ることはできなかった。彼らは、町に残っていた僅かな薬を断り、隣町へ迅速に薬を仕入れに行ける、飛竜の乗り手に譲ったのだ。結果として、添花の両親が最後の犠牲者となり、感染は収束していった。
(あの時は思った。霊でもいいから会いたいって)
目の前にいる霊の成仏を助けるには、どうやって背中を押したらいいだろう。いや、その前に言うべきことがあるか。
「ごめん。たぶん、言い過ぎたよ」
無意識に、五つの息子に自分を、霊に両親を重ねていた。感情的になった理由の半分は、霊であったとしても会いに行けることが羨ましかったからだ。
「……いいんです」
男性の声色が変わった。添花の目を見て微笑む。
「あなたの言ったことは、正しいと思います。それに、いつまでも僕がこの世にいたら、家族が安心して暮らせるはずがありません」
透けた掌の向こうに岩肌を見て、男はうなずいた。
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