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1章 声
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強い風が赤く見える。昨日も今日も、きっと明日も、この地の土は赤い。日中の高い気温に照りつける太陽から一転、夜は凍えるほど冷え込む厳しい気候は、数多の旅人を飲み込み、その血で土を染めたという。
ばかばかしい。大袈裟なほどの所作で溜息をつく女性がいた。そのように鼻の穴を広げなければ相当な美人なのに、まつげの長い目は誰かを睨んで細められている。そうして、不機嫌な顔で人の往来のど真ん中に立っていた。しかし彼女の崩れた表情を、人々が気にすることはない。よく見れば、姿の向こうに風景が透けている。袖のない着物と長い袴は無地で、袴の淡い寒色は何色なのかはっきりしない。上腕部で独立した袖を留める紐は濃い赤だから色がわかる。上半分を結い上げ、半分をおろした長い髪をさらっと揺らして腕組みすると、目の前にいる男に文句を言った。
「全然だめね、あたしが見えるっていうから少しは出来る奴と思ったけど。あなた、適当なこと言って小銭を稼ぐ偽者なんじゃないの?」
「ひっ」
男は喉を鳴らして、他の者から見れば誰もいない虚空に怯んだ。どうやら女性は霊であるらしい。男は霊媒師で、白い装束にとってつけたような髭を蓄えている。手には、妙な図柄を描いた紙を束で結わえた木の棒があった。 「失敬な、私は本物だ。そりゃあ、大した力はないが」
少々及び腰になりつつ反論し、髭の霊媒師は頬を膨らませた。
「もっと力をつけようと、土器(かわらけ)地区に旅してきたんだ。お前さんが生きていれば、師匠になってほしかったね」
言うだけ言って向きを変え、女性に背を向けて歩き出した。
「お世辞なんかいらないから、成仏させてちょうだい……もう」
女性は霊媒師の袖を掴もうと手を伸ばしたが、霊であるから当然すり抜ける。引き止めることは叶わなかった。
(カワラケ地区? 師匠? 何よ、わからないことが増えちゃった)
そういえば、前に逃がした霊媒師も似たような話をしていた。少し考えれば、土器とはこの地の名だとわかる。しかし生きていれば師匠になってほしかった、と女性に言うのはなぜだろう。
また人目をはばからず眉間にしわを寄せ、大袈裟に首を傾げると、女性は当てもなく歩き出した。透けた足は土ぼこりを立てずに進んでいく。 家々の土壁は風に舞う赤い土と同じ色。行き交う人々はよく日に焼けていた。霊の肌だからかもしれないが、女性は色白だ。服装も他より凝った作りだし、この土地の人間ではないのではとひとりごちた。
女性の霊は自分が死んだのを理解していた。ただ困ったことに、生前の記憶がすっかり抜けてしまい、名前も故郷も、この世に留まる理由もわからないのだ。気付けば赤い土の舞う地域に漂っていた。
ここには幸か不幸か、霊媒師を名乗る旅人が多く訪れていた。忘れた未練に縛られて、この世に留まることはない。彼らに成仏させて欲しいと願ったのだが、今のところ全員が失敗している。
「ふむ、事情はわかった。しかし私には荷が勝ちすぎるな。他をあたってくれ」
新たにつかまえた細面の霊媒師に至っては、こうして除霊に挑む前から降参してしまう。
「ちょっと、霊を前にして放り出すの? 根性なしね」
「何とでも言いたまえ。君は生前、巫女か何かだったんだろう。それだけ霊力の高い者を成仏させるなんて、並の者にはできないよ。私は生憎、修行中なんだ」
ひらり、手を振って去りかける霊媒師に手を伸ばすと、今度は袖を掴むことが出来た。先ほどすり抜けた髭の霊媒師よりは力があるらしい。
「巫女? あたし、巫女だったの?」
霊の問いに、細面は目を丸くする。
「ひょっとして、自分のことがわからないのか」
さらさら、髪を揺らして頷くと、向かい合う表情が渋いものになってくる。目の奥で何を考えているのか、霊にもなんとなくわかった。そして思ったとおり、掴んだ袖を振りほどかれた。
「では、成仏させたって何の得もないな」
記憶がなければ、霊の成仏に対価を払う縁者もいない。細面の霊媒師が言う事はさっぱりしたものだった。記憶の鍵になればと、わずかな情報だけ話して行ってしまった。
「もうっ、お金好きの霊媒師。ごうつくばりなんだから」
情報を置いていったのは、きっと恨みを買いたくなかったからだ。霊は両手を腰に当てて頬を膨らませた。呪ってやろうかと思うが、呪い方も覚えていないので諦める。
どうやら、霊は生前“澄詞(ちょうじ)”を務めた女性であったようだ。皆と違う装束は、竜神の声を聞き政を司る巫女の証だ。この地区で町ごとに置かれる役職で、町で最も霊力の高い女性が務める。
「じゃあ最近、澄詞が死んだ町ってどこかしらね」
故郷にぐっと近付いた考えは、通行人が体をすり抜けて行ったので萎えた。霊の姿を見ることのできる人間は限られている。霊媒師を名乗る中にも、霊が見えない嘘つきがいるほどだ。せめて見える人の目に付くように、独り言も仕草も大きく振舞うが、成果はいまひとつ。
(あ……あの人)
その時、通行人のひとりと目が合った気がした。何度も重ねて染め上げた藍の色、大きな切れ長の目。霊の向こうの景色を見ただけなのか、すぐに視線を逸らしてすれ違う……かと思いきや、霊の袖を掴んで引っ張って行く。 「えっ、何?」
体勢を崩しても転ぶことはなく、かといって地面に踏ん張ることもできず、霊は驚きつつ通行人に連れられ人気のない路地に入った。辺りに耳のないことを確かめた通行人は、ようやく霊の袖を離す。
「あんたのことかな、澄詞の霊ってのは」
深い藍の目に、青味がかった灰色のくせっ毛がふわりと踊る。女性にしては短い髪に似合って、口調も男勝りだ。袖も裾も短い、狩衣に似た着物の胸には大きく紋様が染められている。どこかで見た覚えがある。
それより何より、霊にとってまたとない好機が訪れている。目の前の女性は、自分を探していたようではないか。そんな人は霊になってから初めてだ。身の内に最早ない心臓が、高鳴ったように感じた。
「そうよ。あたし、生前は澄詞だったかもしれないの。でも、その他のことが全然わからなくて。あなた霊媒師なの?」
「私は添花。残念ながら霊媒師じゃない、見えるだけの旅人だよ」
町に集まる霊媒師達が、澄詞の霊に成仏させてくれと願われて困ったと噂していたらしい。添花が言うには、彼らが土器地区に集まるのは、霊気に満ちた地域ゆえに力を高める場に適しているからだそうだ。会う人会う人、未熟者の多い理由がわかった。
「あなたは、どうしてここに?」
相手が年の近い女性となると、霊は自分が霊であることを瞬間忘れて気軽に問いかけた。添花は不意に遠い目をする。
「呼び声が聞こえたから。でも聞こえなくなっちゃったし、いいや」
瞬きひとつで考え事を追い払って、添花はまっすぐ霊と向き合った。
「あんたに協力するよ。術や何かで成仏させるのは無理だけど、他にもやりようがある。まずは、名前を聞いていい?」
ばかばかしい。大袈裟なほどの所作で溜息をつく女性がいた。そのように鼻の穴を広げなければ相当な美人なのに、まつげの長い目は誰かを睨んで細められている。そうして、不機嫌な顔で人の往来のど真ん中に立っていた。しかし彼女の崩れた表情を、人々が気にすることはない。よく見れば、姿の向こうに風景が透けている。袖のない着物と長い袴は無地で、袴の淡い寒色は何色なのかはっきりしない。上腕部で独立した袖を留める紐は濃い赤だから色がわかる。上半分を結い上げ、半分をおろした長い髪をさらっと揺らして腕組みすると、目の前にいる男に文句を言った。
「全然だめね、あたしが見えるっていうから少しは出来る奴と思ったけど。あなた、適当なこと言って小銭を稼ぐ偽者なんじゃないの?」
「ひっ」
男は喉を鳴らして、他の者から見れば誰もいない虚空に怯んだ。どうやら女性は霊であるらしい。男は霊媒師で、白い装束にとってつけたような髭を蓄えている。手には、妙な図柄を描いた紙を束で結わえた木の棒があった。 「失敬な、私は本物だ。そりゃあ、大した力はないが」
少々及び腰になりつつ反論し、髭の霊媒師は頬を膨らませた。
「もっと力をつけようと、土器(かわらけ)地区に旅してきたんだ。お前さんが生きていれば、師匠になってほしかったね」
言うだけ言って向きを変え、女性に背を向けて歩き出した。
「お世辞なんかいらないから、成仏させてちょうだい……もう」
女性は霊媒師の袖を掴もうと手を伸ばしたが、霊であるから当然すり抜ける。引き止めることは叶わなかった。
(カワラケ地区? 師匠? 何よ、わからないことが増えちゃった)
そういえば、前に逃がした霊媒師も似たような話をしていた。少し考えれば、土器とはこの地の名だとわかる。しかし生きていれば師匠になってほしかった、と女性に言うのはなぜだろう。
また人目をはばからず眉間にしわを寄せ、大袈裟に首を傾げると、女性は当てもなく歩き出した。透けた足は土ぼこりを立てずに進んでいく。 家々の土壁は風に舞う赤い土と同じ色。行き交う人々はよく日に焼けていた。霊の肌だからかもしれないが、女性は色白だ。服装も他より凝った作りだし、この土地の人間ではないのではとひとりごちた。
女性の霊は自分が死んだのを理解していた。ただ困ったことに、生前の記憶がすっかり抜けてしまい、名前も故郷も、この世に留まる理由もわからないのだ。気付けば赤い土の舞う地域に漂っていた。
ここには幸か不幸か、霊媒師を名乗る旅人が多く訪れていた。忘れた未練に縛られて、この世に留まることはない。彼らに成仏させて欲しいと願ったのだが、今のところ全員が失敗している。
「ふむ、事情はわかった。しかし私には荷が勝ちすぎるな。他をあたってくれ」
新たにつかまえた細面の霊媒師に至っては、こうして除霊に挑む前から降参してしまう。
「ちょっと、霊を前にして放り出すの? 根性なしね」
「何とでも言いたまえ。君は生前、巫女か何かだったんだろう。それだけ霊力の高い者を成仏させるなんて、並の者にはできないよ。私は生憎、修行中なんだ」
ひらり、手を振って去りかける霊媒師に手を伸ばすと、今度は袖を掴むことが出来た。先ほどすり抜けた髭の霊媒師よりは力があるらしい。
「巫女? あたし、巫女だったの?」
霊の問いに、細面は目を丸くする。
「ひょっとして、自分のことがわからないのか」
さらさら、髪を揺らして頷くと、向かい合う表情が渋いものになってくる。目の奥で何を考えているのか、霊にもなんとなくわかった。そして思ったとおり、掴んだ袖を振りほどかれた。
「では、成仏させたって何の得もないな」
記憶がなければ、霊の成仏に対価を払う縁者もいない。細面の霊媒師が言う事はさっぱりしたものだった。記憶の鍵になればと、わずかな情報だけ話して行ってしまった。
「もうっ、お金好きの霊媒師。ごうつくばりなんだから」
情報を置いていったのは、きっと恨みを買いたくなかったからだ。霊は両手を腰に当てて頬を膨らませた。呪ってやろうかと思うが、呪い方も覚えていないので諦める。
どうやら、霊は生前“澄詞(ちょうじ)”を務めた女性であったようだ。皆と違う装束は、竜神の声を聞き政を司る巫女の証だ。この地区で町ごとに置かれる役職で、町で最も霊力の高い女性が務める。
「じゃあ最近、澄詞が死んだ町ってどこかしらね」
故郷にぐっと近付いた考えは、通行人が体をすり抜けて行ったので萎えた。霊の姿を見ることのできる人間は限られている。霊媒師を名乗る中にも、霊が見えない嘘つきがいるほどだ。せめて見える人の目に付くように、独り言も仕草も大きく振舞うが、成果はいまひとつ。
(あ……あの人)
その時、通行人のひとりと目が合った気がした。何度も重ねて染め上げた藍の色、大きな切れ長の目。霊の向こうの景色を見ただけなのか、すぐに視線を逸らしてすれ違う……かと思いきや、霊の袖を掴んで引っ張って行く。 「えっ、何?」
体勢を崩しても転ぶことはなく、かといって地面に踏ん張ることもできず、霊は驚きつつ通行人に連れられ人気のない路地に入った。辺りに耳のないことを確かめた通行人は、ようやく霊の袖を離す。
「あんたのことかな、澄詞の霊ってのは」
深い藍の目に、青味がかった灰色のくせっ毛がふわりと踊る。女性にしては短い髪に似合って、口調も男勝りだ。袖も裾も短い、狩衣に似た着物の胸には大きく紋様が染められている。どこかで見た覚えがある。
それより何より、霊にとってまたとない好機が訪れている。目の前の女性は、自分を探していたようではないか。そんな人は霊になってから初めてだ。身の内に最早ない心臓が、高鳴ったように感じた。
「そうよ。あたし、生前は澄詞だったかもしれないの。でも、その他のことが全然わからなくて。あなた霊媒師なの?」
「私は添花。残念ながら霊媒師じゃない、見えるだけの旅人だよ」
町に集まる霊媒師達が、澄詞の霊に成仏させてくれと願われて困ったと噂していたらしい。添花が言うには、彼らが土器地区に集まるのは、霊気に満ちた地域ゆえに力を高める場に適しているからだそうだ。会う人会う人、未熟者の多い理由がわかった。
「あなたは、どうしてここに?」
相手が年の近い女性となると、霊は自分が霊であることを瞬間忘れて気軽に問いかけた。添花は不意に遠い目をする。
「呼び声が聞こえたから。でも聞こえなくなっちゃったし、いいや」
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