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5章 八重紬
5_③
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とりあえず白扇方面へ進路をとり、真結達は野宿に適当な場所を探した。
町から離れるにつれ、幼い夢が未練ではなかったと分かると、真結は少し残念に思った。まあ、せっかく出られた外の世界を満喫しようと気分を切り替える。
三人で囲む焚き火、その温度を感じているのはひとりだけ。その疲れ気味の横顔に、少しは気を落ち着けた悪霊が話しかけた。
「添花、とかいったか……お前」
夜の闇に半分溶けた出で立ちでも、声ははっきり耳に届く。
「盗賊共を……簡単に、片付けた」
「それで、私に仇討ちを頼もうって? ふざけるのも大概にしてよ」
深い青の目にまっすぐ見つめられては、悪霊も二の句が継げない。黒い体と夜の境界線がもっと曖昧になる。
「細かい事情は知らないよ。でも、いきなり出てきて、自分の代わりに人を殺してくださいって言われて、いいですよって言う奴がいる?」
蚊帳の外にいる真結が肩を縮めるほどの気迫は、さすがといったところか。逆上されそうで冷や冷やするが、今は見守るしかない。
「仮に、私があんたの仇を討ったとして。そいつが霊になるかもしれない。私が手にかけたんじゃ、成仏させることもできない。……人殺しなんかしたら、私だって……気分が悪い」
(あれ? 添花、本当に気分が悪いんじゃないの?)
勢いを失くす声色が気になる。寒そうに膝を抱えて一度ぎゅっと目を閉じると、開いた目はまだ強い光を宿していた。
「言っておくと、あんたは悪霊になりかけてる。仇を呪い殺そうと思えば、できるはずだよ。できないなら、恨みきれてないってこと。本気でそいつを殺したいのか……一晩、よく、考えて」
言葉を最後まで聞いたのかどうか、濃紺のもやとなって悪霊は消えた。気配が遠のいただけで、この世には留まっているようだ。
「大丈夫?」
「うん。あいつは仇を呪い殺せなかったから、生きてる奴に頼んだんだと思う。仇がいるのは白扇だろうけど、多分、行かせても大丈夫でしょ」
「ううん、あいつのことじゃなくて。添花、さっきから具合が悪そうよ」
「そう? 平気だよ、時々あることだし。大人しくしてればすぐに治るから」
添花は一度外套を脱ぎ、袖をまくると自分の肩を焚き火で照らした。これまで気付かなかったが、包帯の巻かれた右腕は痛めているようだ。悪霊が掴んだ左肩にはくっきりと青く指の跡が残っている。やっぱり、としかめる顔から、うんざりといった感情は読み取れない。
霊を中心に置いて旅をしていれば、多少の無理をするだろう。積もり積もって体調を崩しもする。次々に霊が寄ってきて、なしくずしで旅を続けているのだろうか? いや、彼女は自ら霊に関わりに行っている。突き動かすのが、事情というものか。
「悪いね、心配かけて」
ぎこちない笑みを、真結は素敵だと思った。誰かのために動ける人の顔、自分にはできない表情。
「これでも、けっこう丈夫な方なんだけどさ」
「ううん、気にしないで。私こそ、何もできなくて悪いわね」
添花を心配している今なら、自分も同じような顔をしているだろうか。真結は、仕事の他を捨ててきた心が変化するのを感じた。焚き火の温度はわからないが、胸の内が温かい。
(そうだ、生きている時は仕事をしないといられなかった。休みの日だって持て余すばかりで……今は、機から遠く離れても平気だわ。どうして?)
「あ」
ふと、気が付いた。真結は、仕事をしないと生きて行けなかったのだ。日々の糧を得る以外にも、八重紬を織ることにはたくさんの意味があった。
人と接する時間を削り、周りの声を掻き消して。嫌われ者になっていくことも、独りの淋しさも、そんな現実から逃げていることも、より良い八重紬を作ることで肯定してきた。開いた口が塞がらない。
最期の作品が最上級に及ばないのも当然だ。あれは、自分のための仕事だった。
思い残しているのは、八重紬のことではない。そこに注いだ努力を、なぜ自分を変えることに使えなかったのかという後悔が、真結をこの世に繋ぎ止めていた。
真結の口が再び動くのを、添花は静かに待っていた。少しは体調が戻ってきたらしく、顔色はいい。
「なんで、急に緊張してんの?」
困ったように笑われて、いくらか緊張がほぐれたものの言葉は出ない。何から言えばいいのか、そもそも何を言いたいのか。
「あの、さ。私……」
「うん」
「友達、いないんだよね」
「うん?」
唐突な話に小首を傾げながら、聴いている添花の目は真剣だ。
「そこが心残りっていうか、その」
やっとわかったのに、口に出すのが怖い。赤々と燃える火に目を移し、真結は心を落ち着ける。枝が爆ぜる音がしたら、続きを言おう。
夜の空気が冷たいらしく、添花は再び外套を羽織った。近くで起きた風に火が揺れる。ぱち。
「仕事に、逃げてたの。本当は、ひとりでいるのが辛かった」
思い切った一言に対し、新たな枝を焚き火にくべて、手の木屑を払った添花はさらりと言った。
「じゃあ、仕事に生きてきたこと、後悔してるの?」
「仕事の内容には、満足してると思う」
自然に返ってきた言葉には、真結もすんなり答えられた。
「でも、ひとりの方が面倒じゃなくていいとか、言い訳ばっかりして……せっかく頑張った八重紬の技術だって、後の人に残せなかった」
「技術か。まあ、それは立派な作品が残ってればさ、追いつけ追い越せって研究する人がいるでしょ」
添花にしては明るい言い草だ。
「励ましてくれるの? ありがとう」
「べつに。思ったままを言っただけだよ」
唇を尖らせるか迷った声色。頬は赤くなってこそいないが、少しだけ膨らませたように見える。
(ふふ、変なの。こっちが素直にすると、戸惑うのね。照れ屋なのかしら)
だんだん人となりがわかってくる。今を素直に良いと思えるから、尚のこと真結は生前の自分が恨めしい。
(体は死んだけど、こういう気持ちが知れて、よかったな)
考えようでは、一歩踏み出す機会を人生の後に得たのは幸運だった。和やかな空気は、添花と友情を結べた証だろう。
なんだか、安心した。すると、夜にも関わらず辺りがぼんやりと明るくなる。
(あれ? 違う、私が光ってるんだ)
心地よい沈黙の中、体というより心が軽くなっていく。世に言う成仏をするのだろうか。ふわりと宙空に浮き上がる真結に向けて、添花は意外と柔和な微笑みを見せた。つられて真結も笑みがこぼれる。
「ねえ、添花」
「ん?」
「成仏したら、魂はどこに行くんだろうね」
それはあの世と言うけれど、どんな所なのか、添花なら知っているような気がしたのだ。
「さあ……生まれ変わったら教えてよ」
「いいわ、覚えてたらね」
知らないのなら、知りたいはずだ。応えた声は届いたのかどうか、添花の微笑みが光に霞む。急な眠気に襲われながら、真結は手を振った。
(じゃあ、またね……添花)
町から離れるにつれ、幼い夢が未練ではなかったと分かると、真結は少し残念に思った。まあ、せっかく出られた外の世界を満喫しようと気分を切り替える。
三人で囲む焚き火、その温度を感じているのはひとりだけ。その疲れ気味の横顔に、少しは気を落ち着けた悪霊が話しかけた。
「添花、とかいったか……お前」
夜の闇に半分溶けた出で立ちでも、声ははっきり耳に届く。
「盗賊共を……簡単に、片付けた」
「それで、私に仇討ちを頼もうって? ふざけるのも大概にしてよ」
深い青の目にまっすぐ見つめられては、悪霊も二の句が継げない。黒い体と夜の境界線がもっと曖昧になる。
「細かい事情は知らないよ。でも、いきなり出てきて、自分の代わりに人を殺してくださいって言われて、いいですよって言う奴がいる?」
蚊帳の外にいる真結が肩を縮めるほどの気迫は、さすがといったところか。逆上されそうで冷や冷やするが、今は見守るしかない。
「仮に、私があんたの仇を討ったとして。そいつが霊になるかもしれない。私が手にかけたんじゃ、成仏させることもできない。……人殺しなんかしたら、私だって……気分が悪い」
(あれ? 添花、本当に気分が悪いんじゃないの?)
勢いを失くす声色が気になる。寒そうに膝を抱えて一度ぎゅっと目を閉じると、開いた目はまだ強い光を宿していた。
「言っておくと、あんたは悪霊になりかけてる。仇を呪い殺そうと思えば、できるはずだよ。できないなら、恨みきれてないってこと。本気でそいつを殺したいのか……一晩、よく、考えて」
言葉を最後まで聞いたのかどうか、濃紺のもやとなって悪霊は消えた。気配が遠のいただけで、この世には留まっているようだ。
「大丈夫?」
「うん。あいつは仇を呪い殺せなかったから、生きてる奴に頼んだんだと思う。仇がいるのは白扇だろうけど、多分、行かせても大丈夫でしょ」
「ううん、あいつのことじゃなくて。添花、さっきから具合が悪そうよ」
「そう? 平気だよ、時々あることだし。大人しくしてればすぐに治るから」
添花は一度外套を脱ぎ、袖をまくると自分の肩を焚き火で照らした。これまで気付かなかったが、包帯の巻かれた右腕は痛めているようだ。悪霊が掴んだ左肩にはくっきりと青く指の跡が残っている。やっぱり、としかめる顔から、うんざりといった感情は読み取れない。
霊を中心に置いて旅をしていれば、多少の無理をするだろう。積もり積もって体調を崩しもする。次々に霊が寄ってきて、なしくずしで旅を続けているのだろうか? いや、彼女は自ら霊に関わりに行っている。突き動かすのが、事情というものか。
「悪いね、心配かけて」
ぎこちない笑みを、真結は素敵だと思った。誰かのために動ける人の顔、自分にはできない表情。
「これでも、けっこう丈夫な方なんだけどさ」
「ううん、気にしないで。私こそ、何もできなくて悪いわね」
添花を心配している今なら、自分も同じような顔をしているだろうか。真結は、仕事の他を捨ててきた心が変化するのを感じた。焚き火の温度はわからないが、胸の内が温かい。
(そうだ、生きている時は仕事をしないといられなかった。休みの日だって持て余すばかりで……今は、機から遠く離れても平気だわ。どうして?)
「あ」
ふと、気が付いた。真結は、仕事をしないと生きて行けなかったのだ。日々の糧を得る以外にも、八重紬を織ることにはたくさんの意味があった。
人と接する時間を削り、周りの声を掻き消して。嫌われ者になっていくことも、独りの淋しさも、そんな現実から逃げていることも、より良い八重紬を作ることで肯定してきた。開いた口が塞がらない。
最期の作品が最上級に及ばないのも当然だ。あれは、自分のための仕事だった。
思い残しているのは、八重紬のことではない。そこに注いだ努力を、なぜ自分を変えることに使えなかったのかという後悔が、真結をこの世に繋ぎ止めていた。
真結の口が再び動くのを、添花は静かに待っていた。少しは体調が戻ってきたらしく、顔色はいい。
「なんで、急に緊張してんの?」
困ったように笑われて、いくらか緊張がほぐれたものの言葉は出ない。何から言えばいいのか、そもそも何を言いたいのか。
「あの、さ。私……」
「うん」
「友達、いないんだよね」
「うん?」
唐突な話に小首を傾げながら、聴いている添花の目は真剣だ。
「そこが心残りっていうか、その」
やっとわかったのに、口に出すのが怖い。赤々と燃える火に目を移し、真結は心を落ち着ける。枝が爆ぜる音がしたら、続きを言おう。
夜の空気が冷たいらしく、添花は再び外套を羽織った。近くで起きた風に火が揺れる。ぱち。
「仕事に、逃げてたの。本当は、ひとりでいるのが辛かった」
思い切った一言に対し、新たな枝を焚き火にくべて、手の木屑を払った添花はさらりと言った。
「じゃあ、仕事に生きてきたこと、後悔してるの?」
「仕事の内容には、満足してると思う」
自然に返ってきた言葉には、真結もすんなり答えられた。
「でも、ひとりの方が面倒じゃなくていいとか、言い訳ばっかりして……せっかく頑張った八重紬の技術だって、後の人に残せなかった」
「技術か。まあ、それは立派な作品が残ってればさ、追いつけ追い越せって研究する人がいるでしょ」
添花にしては明るい言い草だ。
「励ましてくれるの? ありがとう」
「べつに。思ったままを言っただけだよ」
唇を尖らせるか迷った声色。頬は赤くなってこそいないが、少しだけ膨らませたように見える。
(ふふ、変なの。こっちが素直にすると、戸惑うのね。照れ屋なのかしら)
だんだん人となりがわかってくる。今を素直に良いと思えるから、尚のこと真結は生前の自分が恨めしい。
(体は死んだけど、こういう気持ちが知れて、よかったな)
考えようでは、一歩踏み出す機会を人生の後に得たのは幸運だった。和やかな空気は、添花と友情を結べた証だろう。
なんだか、安心した。すると、夜にも関わらず辺りがぼんやりと明るくなる。
(あれ? 違う、私が光ってるんだ)
心地よい沈黙の中、体というより心が軽くなっていく。世に言う成仏をするのだろうか。ふわりと宙空に浮き上がる真結に向けて、添花は意外と柔和な微笑みを見せた。つられて真結も笑みがこぼれる。
「ねえ、添花」
「ん?」
「成仏したら、魂はどこに行くんだろうね」
それはあの世と言うけれど、どんな所なのか、添花なら知っているような気がしたのだ。
「さあ……生まれ変わったら教えてよ」
「いいわ、覚えてたらね」
知らないのなら、知りたいはずだ。応えた声は届いたのかどうか、添花の微笑みが光に霞む。急な眠気に襲われながら、真結は手を振った。
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