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【本編後】蓮が咲いたら
ちっちゃいおじさん 2
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商人が動けなくては流通が滞る。添花と翔雲は翌朝早くに蓮橋を発った。
「今までにも、こういう変な依頼はあったんですか?」
「たまにな。ハハッ、幽霊とか。……なんて受け答えするやつが多いから、依頼主に願い下げだって怒られることもあった。近いからうちの道場に頼みに来たんだろう」
兄の少し上くらいの歳だから、翔雲とは砕けた話ができる。霊を小馬鹿にした言い方が板に付いていたのが気になり、添花はつい突っかかる。
「翔雲師範も半信半疑でしょ。生まれも育ちも蓮橋なんだから」
「うーん、六割信じてるよ。最近は七割に近い。聞いた話だと、怪談まがいの依頼は桂清師範がよく担当した。物腰がやわらかいし、波風立てないために見えたけど……もしかしたら」
「父にも、見えてた?」
「かもしれない」
思い出話をしていると、添花のおぼろげな記憶がちらりと蘇る。あれは何、これは何となんでも名前を知りたがる年頃。霊を指差してあれは何だと聞いた時、皆そこには何もないと首を傾げた。頬を膨らませる添花を抱き上げ、父は耳元で答えを教えてくれた。いつしか当たり前に見分けていたが、その方法は父の手解きだった。見分けがつけば、力は隠せる。
「父も見えることは隠してましたよね。うまく立ち回って依頼を自分に振らせるとか、器用」
「年季入った道場の変な壁があるよな。娘が風穴開けたの、桂清師範は喜ぶよ」
「ええ。きっと母も」
道すがら、翔雲が知る添花の家族のことを聞いた。父の記憶はぼんやりしていたが、兄とそっくりだと聞けば鮮明になる。兄のことはよく覚えている。
ただ、自分が母に似ていると言われるのは不思議な感じがした。とにかく明るい人だったから、卑屈なところのある自分とは似つかない。
「他の人にも聞いてみろ、絶対そっくりだって言うから。帰ってきてから特に」
翔雲の言葉が腑に落ちないうちに、笹熊の町に着いた。そういえば、この町から出稼ぎに出た人の霊を見送ったことがある。今回あの道を通るなら、少し滝を眺めたい。
依頼主は待ってましたとばかりに拠点に添花達を迎え入れ、今夜の宿まで用意してくれていた。明日には品物を運び出し、できるだけ早く山向こうの地区へ抜けたいらしい。彼らの本拠地は蓮橋より南の地区だから、想定よりここで時間を食って困っている。宿代などをツケているのかもしれない。
町の人間も交えて詳しい状況を聞き、件の森をどう通過するか作戦を立てる。
「幽霊に足首を掴まれたって話もある。そのまま沼に引き込まれるとか」
「得体の知れない物事は恐ろしいでしょうね。しかし、我々はまず人が相手だとして考えなければ。なるべく尾鰭のない、噂ではない、事実だけを伝えてください」
翔雲の言うことに不満げな顔をする商人だが、これまでの事例を並べるうちに少しずつ冷静になる。足首を掴まれた人は悲鳴をあげたが、姿が消えたのは別の人。金銭を管理する、旅の行程を取り仕切るなどの重要な役割を担った人ばかりだ。流通経路が限られている八重紬を扱う商人は、怖い目には遭ったが誰もはぐれていない。
「金品狙いの盗賊と仮定すれば、おびき出して締めるのが早いでしょうか」
「商人に扮するってことか。そうなると、足首掴まれる役はお前だぞ」
突き合わせる顔を見回すと、女性は添花だけだ。
「狙いが定まって好都合です。草むらの側を歩けばいいんですよね」
あっさり危険な役割を引き受ける添花の目が、翔雲には一瞬だけ泳いで見えた。いや、生き物の動きを目で追った? ネズミならば床の隅だろうが、それよりは高い位置だ。話がまとまるまで何事もなかったようにいるので、その場で言及するのはやめておいた。
話し合いの最中、添花は変なものを見た。変な人と言ったほうが正しいだろうか。向こうの景色が透けている点は、よく見る霊と変わらない。ただ、背丈が座卓より少し高い程度だったのだ。頭が握り拳くらいの大きさのおじさん。
あまり見ていると商人達に目が泳いでいると思われるから、視界に入った時だけ観察することにした。何か言いたそうに近寄って来ては引っ込む。感覚は普通の霊なのに、小さい。何度見ても小さい。
商人の護衛としての動きが固まって、明日に備えて休むことになる。少し自由な時間が出来たので、添花は小さいおじさんと目を合わせた。
(あまり時間はないけど、話を聞こうか?)
助けを求めているなら付いてくるはず。散歩を装って、人の目がなさそうな建物の裏に入る。翔雲の目線を感じたが、状況を察したら壁になってくれそうだ。しゃがんでおじさんを待つ。
「あのぅ……もしかして、私が見えています?」
そろりと見せた姿は、やはり何度瞬きをしても小さい。
「見えてるよ。なんか……おじさん、ちっちゃくない? 人間なの?」
あまりにも気になるから、開口一番に聞いてしまった。片手を掲げておじさんの身長に高さを合わせると、やはり添花の足元から膝ちょっとまでしかない。
「もちろん人間です。生きている時は上背だってあなたよりあった。まさか娘くらいのお嬢さんに見下ろされるとは思いませんでしたよ」
「地面に正座したくないもん、これが限界だよ。しかし、おじょーさんにそんな丁寧に喋らなくていいんじゃないの」
添花は相手によって語尾の丁寧さを幾らか変えるが、この人には何だか雑になってしまう。良く言えば親しみやすいし、悪く言えばおどおどした態度に苛つくのだ。
「癖なので仕方ありません。仕事でも家でも誰かの機嫌をとってばかりでした。妻がカリカリしていてね……」
疲れた嘆息とともに、刻まれたシワが深くなったように見える。
「なんか、大変だったんだ。奥さんにも娘さんにも弱音吐けないとか?」
「ええ、まあ。娘が病持ちなもんで、治すのに稼がなきゃと頑張って働いたんですけどね。家事も分担したつもりでしたが……今にして思えば、看病はほとんど任せきりだった。私は娘の病と向き合わなかった」
小さいおじさんの話すことは、だいたいが家の中での後悔だ。仕事の方が全て順調だったはずはないのだが、そちらの話は出てこない。家族のために仕事はするが、家に仕事は持ち込まない。添花はそこに矜恃と強がりを見た。
「そんな話、笑ってするものかな。私は家族と別れる時、たくさん泣いたよ」
肩身が狭い。自分は小さな人間だ。そんな思いがおじさんの霊を小さくしたのではないだろうか。のびのび泣いたら少しは気が晴れるのではないか。
「それとも、泣くほど積もった思い出が無い? 家族と……やりたかったことはない?」
おじさんは添花の言葉にかちんと来たが、目を見れば溜飲は下がった。この子は確かに家族を亡くし、立ち直ってここにいる。残す側でも残される側でも、苦しいことを知っている。そうか、霊になっても涙は出るのだなあ。くるり、添花に背を向けた。
「娘が嫁に行くまで、見ていてやりたかったんだけどなあ。妻と穏やかに茶でも飲める日を、楽しみにしていたんだけどなぁ」
叶うことのない願望をただ頷いて聞いている。自分の膝の上で組んだ手に顔を伏せたくなる。でも小さな背中から目を逸らしたら、聞き手のいることがわかりにくくなってしまう。
「なんで私は死んじゃったんだろうなあ。せっかく治ったのになあ。優しい旦那にも巡り合って。これからが、楽しそうだったのに」
両親を亡くした当時、添花は小さかった。こうした未練が現実味を帯びる前だったせいか、彼らの魂を見たことはない。おじさんの一家が少し羨ましい。どうやら晩年は明るい兆しが見えていたようだから。
「過労でぽっくり。あげく、こんな形で世に留まって情けない。今の私に何ができるっていうんだ」
聞いているのはおじさんの主観だから、家族が彼をどう思っているかは分からない。でも、この人はこの人なりに、きっと頑張って生きたのだ。
「……お疲れ様」
三本ずつ指を添えて、小さな肩を揉んでみる。自分の父の肩は大きくて、六歳の添花では力が弱くて。一生懸命に揉んでみても「うん、だんだん強くなるね」と笑われてばかりだった。
「なんだか、娘に肩揉みしてもらっているみたいだなあ」
今は注意して弱い力でやっても、満足そうに笑ってもらえる。父に褒めてもらうのは、何十年先に同じ世界に行ってからでいいか。おじさんは光に包まれて、成仏しようとしているし。
「ありがとうなあ」
「どういたしまして」
具体的なおじさんの未練は謎のままだ。漠然と積もった何かが、たまたま解消されたのだろう。霊体が光って霧散していくのを見上げ、添花はしばらくしゃがんだままでいた。
「今までにも、こういう変な依頼はあったんですか?」
「たまにな。ハハッ、幽霊とか。……なんて受け答えするやつが多いから、依頼主に願い下げだって怒られることもあった。近いからうちの道場に頼みに来たんだろう」
兄の少し上くらいの歳だから、翔雲とは砕けた話ができる。霊を小馬鹿にした言い方が板に付いていたのが気になり、添花はつい突っかかる。
「翔雲師範も半信半疑でしょ。生まれも育ちも蓮橋なんだから」
「うーん、六割信じてるよ。最近は七割に近い。聞いた話だと、怪談まがいの依頼は桂清師範がよく担当した。物腰がやわらかいし、波風立てないために見えたけど……もしかしたら」
「父にも、見えてた?」
「かもしれない」
思い出話をしていると、添花のおぼろげな記憶がちらりと蘇る。あれは何、これは何となんでも名前を知りたがる年頃。霊を指差してあれは何だと聞いた時、皆そこには何もないと首を傾げた。頬を膨らませる添花を抱き上げ、父は耳元で答えを教えてくれた。いつしか当たり前に見分けていたが、その方法は父の手解きだった。見分けがつけば、力は隠せる。
「父も見えることは隠してましたよね。うまく立ち回って依頼を自分に振らせるとか、器用」
「年季入った道場の変な壁があるよな。娘が風穴開けたの、桂清師範は喜ぶよ」
「ええ。きっと母も」
道すがら、翔雲が知る添花の家族のことを聞いた。父の記憶はぼんやりしていたが、兄とそっくりだと聞けば鮮明になる。兄のことはよく覚えている。
ただ、自分が母に似ていると言われるのは不思議な感じがした。とにかく明るい人だったから、卑屈なところのある自分とは似つかない。
「他の人にも聞いてみろ、絶対そっくりだって言うから。帰ってきてから特に」
翔雲の言葉が腑に落ちないうちに、笹熊の町に着いた。そういえば、この町から出稼ぎに出た人の霊を見送ったことがある。今回あの道を通るなら、少し滝を眺めたい。
依頼主は待ってましたとばかりに拠点に添花達を迎え入れ、今夜の宿まで用意してくれていた。明日には品物を運び出し、できるだけ早く山向こうの地区へ抜けたいらしい。彼らの本拠地は蓮橋より南の地区だから、想定よりここで時間を食って困っている。宿代などをツケているのかもしれない。
町の人間も交えて詳しい状況を聞き、件の森をどう通過するか作戦を立てる。
「幽霊に足首を掴まれたって話もある。そのまま沼に引き込まれるとか」
「得体の知れない物事は恐ろしいでしょうね。しかし、我々はまず人が相手だとして考えなければ。なるべく尾鰭のない、噂ではない、事実だけを伝えてください」
翔雲の言うことに不満げな顔をする商人だが、これまでの事例を並べるうちに少しずつ冷静になる。足首を掴まれた人は悲鳴をあげたが、姿が消えたのは別の人。金銭を管理する、旅の行程を取り仕切るなどの重要な役割を担った人ばかりだ。流通経路が限られている八重紬を扱う商人は、怖い目には遭ったが誰もはぐれていない。
「金品狙いの盗賊と仮定すれば、おびき出して締めるのが早いでしょうか」
「商人に扮するってことか。そうなると、足首掴まれる役はお前だぞ」
突き合わせる顔を見回すと、女性は添花だけだ。
「狙いが定まって好都合です。草むらの側を歩けばいいんですよね」
あっさり危険な役割を引き受ける添花の目が、翔雲には一瞬だけ泳いで見えた。いや、生き物の動きを目で追った? ネズミならば床の隅だろうが、それよりは高い位置だ。話がまとまるまで何事もなかったようにいるので、その場で言及するのはやめておいた。
話し合いの最中、添花は変なものを見た。変な人と言ったほうが正しいだろうか。向こうの景色が透けている点は、よく見る霊と変わらない。ただ、背丈が座卓より少し高い程度だったのだ。頭が握り拳くらいの大きさのおじさん。
あまり見ていると商人達に目が泳いでいると思われるから、視界に入った時だけ観察することにした。何か言いたそうに近寄って来ては引っ込む。感覚は普通の霊なのに、小さい。何度見ても小さい。
商人の護衛としての動きが固まって、明日に備えて休むことになる。少し自由な時間が出来たので、添花は小さいおじさんと目を合わせた。
(あまり時間はないけど、話を聞こうか?)
助けを求めているなら付いてくるはず。散歩を装って、人の目がなさそうな建物の裏に入る。翔雲の目線を感じたが、状況を察したら壁になってくれそうだ。しゃがんでおじさんを待つ。
「あのぅ……もしかして、私が見えています?」
そろりと見せた姿は、やはり何度瞬きをしても小さい。
「見えてるよ。なんか……おじさん、ちっちゃくない? 人間なの?」
あまりにも気になるから、開口一番に聞いてしまった。片手を掲げておじさんの身長に高さを合わせると、やはり添花の足元から膝ちょっとまでしかない。
「もちろん人間です。生きている時は上背だってあなたよりあった。まさか娘くらいのお嬢さんに見下ろされるとは思いませんでしたよ」
「地面に正座したくないもん、これが限界だよ。しかし、おじょーさんにそんな丁寧に喋らなくていいんじゃないの」
添花は相手によって語尾の丁寧さを幾らか変えるが、この人には何だか雑になってしまう。良く言えば親しみやすいし、悪く言えばおどおどした態度に苛つくのだ。
「癖なので仕方ありません。仕事でも家でも誰かの機嫌をとってばかりでした。妻がカリカリしていてね……」
疲れた嘆息とともに、刻まれたシワが深くなったように見える。
「なんか、大変だったんだ。奥さんにも娘さんにも弱音吐けないとか?」
「ええ、まあ。娘が病持ちなもんで、治すのに稼がなきゃと頑張って働いたんですけどね。家事も分担したつもりでしたが……今にして思えば、看病はほとんど任せきりだった。私は娘の病と向き合わなかった」
小さいおじさんの話すことは、だいたいが家の中での後悔だ。仕事の方が全て順調だったはずはないのだが、そちらの話は出てこない。家族のために仕事はするが、家に仕事は持ち込まない。添花はそこに矜恃と強がりを見た。
「そんな話、笑ってするものかな。私は家族と別れる時、たくさん泣いたよ」
肩身が狭い。自分は小さな人間だ。そんな思いがおじさんの霊を小さくしたのではないだろうか。のびのび泣いたら少しは気が晴れるのではないか。
「それとも、泣くほど積もった思い出が無い? 家族と……やりたかったことはない?」
おじさんは添花の言葉にかちんと来たが、目を見れば溜飲は下がった。この子は確かに家族を亡くし、立ち直ってここにいる。残す側でも残される側でも、苦しいことを知っている。そうか、霊になっても涙は出るのだなあ。くるり、添花に背を向けた。
「娘が嫁に行くまで、見ていてやりたかったんだけどなあ。妻と穏やかに茶でも飲める日を、楽しみにしていたんだけどなぁ」
叶うことのない願望をただ頷いて聞いている。自分の膝の上で組んだ手に顔を伏せたくなる。でも小さな背中から目を逸らしたら、聞き手のいることがわかりにくくなってしまう。
「なんで私は死んじゃったんだろうなあ。せっかく治ったのになあ。優しい旦那にも巡り合って。これからが、楽しそうだったのに」
両親を亡くした当時、添花は小さかった。こうした未練が現実味を帯びる前だったせいか、彼らの魂を見たことはない。おじさんの一家が少し羨ましい。どうやら晩年は明るい兆しが見えていたようだから。
「過労でぽっくり。あげく、こんな形で世に留まって情けない。今の私に何ができるっていうんだ」
聞いているのはおじさんの主観だから、家族が彼をどう思っているかは分からない。でも、この人はこの人なりに、きっと頑張って生きたのだ。
「……お疲れ様」
三本ずつ指を添えて、小さな肩を揉んでみる。自分の父の肩は大きくて、六歳の添花では力が弱くて。一生懸命に揉んでみても「うん、だんだん強くなるね」と笑われてばかりだった。
「なんだか、娘に肩揉みしてもらっているみたいだなあ」
今は注意して弱い力でやっても、満足そうに笑ってもらえる。父に褒めてもらうのは、何十年先に同じ世界に行ってからでいいか。おじさんは光に包まれて、成仏しようとしているし。
「ありがとうなあ」
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