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【本編後】蓮が咲いたら
往復
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なんだか最近、雄人の様子が変だ。前ほど添花にこだわらなくなった。今までの惚れっぽさを考えたら普通のことだけど、添花に冷めるとは思えなくて。
俺も添花も、いつかは誰かと結婚するだろう。そろそろ悠長な事は言ってられない年齢だし、男っ気のない添花には好機のはずだったのにな。変な男に引っかかるなら文句を言うつもりでいた俺は、雄人には任せてもいいかも、なんて考えていた。添花を女の子扱いしてくれるやつは滅多にいない。
「雄人、あんまり添花ちゃんって言わなくなったな」
「そりゃそうだよ、怒られるからやめろって説教してきたのお前じゃん」
今だって、門下生達に届いた手紙を配り歩く中で添花からの手紙を見つけたのに。俺に開封を促したり、内容を気にしたりしない。普段と同じく元気で賑やかに去っていくから、告白して玉砕したってわけでもないんだろう。空元気なら見抜ける。
急かされることがなかったから、添花からの手紙は就寝前に読むことにした。怪我から復帰して最初の遠出だ。これはきっと、無理はするなよと口酸っぱく言った俺へのやけっぱちの紙一枚。
「紅龍へ。無事に岩龍地区へ着いたので、とりあえず連絡することにしたよ。訪問予定がずれたり、その前に色々あったりで調べたい事が山積みみたい。私だけ蓮橋に戻るのが遅くなるかもしれない。これについては映さんにも手紙を出したので、心配かけることはないと思います。蓮が咲くまでに帰れたらいいかな。しばらく黄玉って町の白緑龍道場にいるから、何か連絡がある時はそこに送ってね」
前に雄人が業務連絡みたいだと言ったような文面が十割。配達をするのが赤暁龍道場の人間とはいえ、一応は退魔士との連携や魂の経過観察についてはぼかした言葉を選んでいる。遠くの知人と連絡を取る手紙としてはつまんないかもしれないけど、飯が食えないとか体を動かせないとか、不満がない証拠だ。淡白な手紙の向こうに元気な添花が見えた。
黄玉で行われる白緑龍と青藍龍の勉強会も、つつがなく終わった。間に入る役割は私には難しいけど、今回は師範もひとり同行した。偉い人とのやりとりはお任せして、門下生同士がギスギスしないかを見守る。
接点がないせいで変な先入観があっただけ。蓋を開けてみれば、赤暁龍と大差なく円滑な交流ができた。継続して関われば、そのうち和解は誠になる。
青藍龍の面子が発ち、私は魂の研究のためしばらく残る。何日かして、勉強会の時に退魔士との交流に出ていた門下生らが帰ってきた。
「宍戸はそっちに行ったんだ。ちょっと意外……でもないか」
霊と接することに関心があるのは、少し考えれば想像できる。松成さんの魂を一緒に見送ったから、あの時の思いを整理しようとまだ踠いているのかもしれない。
「代赭では橙狐に会ったよ。添花が豪快に大暴れした話を聞いた」
「うわ、あいつ話盛ってないかな」
「退魔で相手にしたやつは熊の三倍くらいって言ってたよ」
「じゃあそこは盛ってないね。なんか宍戸と気が合いそう」
この所、宍戸は表情の暗いことが多かった。今はけっこう明るいから、遠出は楽しかったんだろう。
「共通の友人がいるからな。途中で幾つかの町に寄ったけど、それも面白い。いつか白扇にも行けたらいいな」
少し尾を引く切なさの理由はそれか。白扇は松成さんが最後にいた町だ。いつかもっと元気が出て宍戸が知りたがったら、松成さんがどういう経緯でそこに着いたか話してもいいだろうか。本人と相談できなくなってしまったから、その時は聞き手と相談でいいかな。ここは当たり障りないように話を繋ごう。
「青藍龍との勉強会に参加したら通れるよ。水芭蕉の時期だとけっこう綺麗な町」
「って言うけど、添花は花より団子だろ?」
「もちろん」
帰還した門下生と黄玉にいた門下生がわいわいしていると、道場に届いた飛竜便の手紙が配られる。この地区は外部との出入りが少ないけど、稀に竜好きが外から入門してくるんだ。手紙の束の中に、紅が私に宛てたものもあった。一応ああは書いたけど、本当に送って来るとは。まめなやつ。
「地元から?」
「ううん、竜鱗から。まあ差出人は地元の幼馴染みなんだけどね」
後で読もうと懐にしまったら、宍戸は変な顔になる。面倒だな、これは紅との関係を勘ぐってる。私、そう思われるような言い方したかな。
「なに?」
「大したことじゃないよ、添花に初めて男の影が見えたから」
「たった今、幼馴染みって言ったけど? あいつほぼ兄弟だし」
「鏡がなきゃ、自分の顔は見えないからな。自覚したら俺や橙狐が応援してるって思い出せよ」
言葉じゃなくて表情でこんなこと言い出したんだ。変な顔をしてたのは私の方だって? どんな顔か聞いてみたけど、宍戸はにやにやするばかりで教えてくれなかった。何を応援しているかは分かるけど、私は特にそんなつもりは……ないのかな。紅だっていつか結婚するだろう。深好みたいな可愛いお嫁さんがいて、子どもが生まれたならそれはもう可愛がるだろう。あいつのことは想像できるのに、自分が誰かと結婚するとかどうとかこうとか……。
翌朝身支度する時になって鏡を見てみたけど、癖っ毛と格闘していたら表情を観察し忘れた。更に手紙も読んでいなかったので、やっと封を切る。
「添花へ。長旅おつかれさん、無事で何よりだ」
昔はもっと字が下手だったと思うけど、随分と読みやすい。映さん達とまめにやりとりしてるうちに、上手くなったのかな。辰さんの字に似なくて良かったね。
「今年は俺は蓮橋に帰れる回数が少ないかもしれないし、かえって多いかもしれない。勉強会とか諸々、言い出した手前あれこれ関わることになる。他の竜使いにも慣れてきたら、紅蓮だけ蓮橋にいくこともあると思う。予定がどうでも、おかえり参りだけは帰るつもりでいる。また一緒に行けたらいいな」
そういえば、魂が元に戻ってから毎年のおかえり参りを紅と一緒に行っている。両親も兄さんも、私達の成長を見て喜ぶはずだ。ひとりで行ったら、みんな寂しがりそう。
そうだね、今年も行けたらいい。手紙を畳んでいる時、寝泊まりする部屋の戸が叩かれた。返事をすると戸を開くのは大師範だ。
「おはようございます、どうされました?」
「もう身支度を整えているとは早いですね、丁度いい……何か手紙に良い知らせでもありました? 添花がそんなに嬉しそうな顔をするのは珍しい」
「嬉しそうですか? 手紙がちゃんと往復したからかな。私よく受け取りっぱなしにするので」
「ふぅむ? あぁ、本題なのですけれど。調べてみたいことを思い付いたので、居ても立っても居られなくてね。ちょっと付き合っておくれ」
協力するのは約束だし構わないけど、昨日の宍戸みたいににやつく大師範はなんか嫌だな。私いったいどんな顔してたんだろう。
俺も添花も、いつかは誰かと結婚するだろう。そろそろ悠長な事は言ってられない年齢だし、男っ気のない添花には好機のはずだったのにな。変な男に引っかかるなら文句を言うつもりでいた俺は、雄人には任せてもいいかも、なんて考えていた。添花を女の子扱いしてくれるやつは滅多にいない。
「雄人、あんまり添花ちゃんって言わなくなったな」
「そりゃそうだよ、怒られるからやめろって説教してきたのお前じゃん」
今だって、門下生達に届いた手紙を配り歩く中で添花からの手紙を見つけたのに。俺に開封を促したり、内容を気にしたりしない。普段と同じく元気で賑やかに去っていくから、告白して玉砕したってわけでもないんだろう。空元気なら見抜ける。
急かされることがなかったから、添花からの手紙は就寝前に読むことにした。怪我から復帰して最初の遠出だ。これはきっと、無理はするなよと口酸っぱく言った俺へのやけっぱちの紙一枚。
「紅龍へ。無事に岩龍地区へ着いたので、とりあえず連絡することにしたよ。訪問予定がずれたり、その前に色々あったりで調べたい事が山積みみたい。私だけ蓮橋に戻るのが遅くなるかもしれない。これについては映さんにも手紙を出したので、心配かけることはないと思います。蓮が咲くまでに帰れたらいいかな。しばらく黄玉って町の白緑龍道場にいるから、何か連絡がある時はそこに送ってね」
前に雄人が業務連絡みたいだと言ったような文面が十割。配達をするのが赤暁龍道場の人間とはいえ、一応は退魔士との連携や魂の経過観察についてはぼかした言葉を選んでいる。遠くの知人と連絡を取る手紙としてはつまんないかもしれないけど、飯が食えないとか体を動かせないとか、不満がない証拠だ。淡白な手紙の向こうに元気な添花が見えた。
黄玉で行われる白緑龍と青藍龍の勉強会も、つつがなく終わった。間に入る役割は私には難しいけど、今回は師範もひとり同行した。偉い人とのやりとりはお任せして、門下生同士がギスギスしないかを見守る。
接点がないせいで変な先入観があっただけ。蓋を開けてみれば、赤暁龍と大差なく円滑な交流ができた。継続して関われば、そのうち和解は誠になる。
青藍龍の面子が発ち、私は魂の研究のためしばらく残る。何日かして、勉強会の時に退魔士との交流に出ていた門下生らが帰ってきた。
「宍戸はそっちに行ったんだ。ちょっと意外……でもないか」
霊と接することに関心があるのは、少し考えれば想像できる。松成さんの魂を一緒に見送ったから、あの時の思いを整理しようとまだ踠いているのかもしれない。
「代赭では橙狐に会ったよ。添花が豪快に大暴れした話を聞いた」
「うわ、あいつ話盛ってないかな」
「退魔で相手にしたやつは熊の三倍くらいって言ってたよ」
「じゃあそこは盛ってないね。なんか宍戸と気が合いそう」
この所、宍戸は表情の暗いことが多かった。今はけっこう明るいから、遠出は楽しかったんだろう。
「共通の友人がいるからな。途中で幾つかの町に寄ったけど、それも面白い。いつか白扇にも行けたらいいな」
少し尾を引く切なさの理由はそれか。白扇は松成さんが最後にいた町だ。いつかもっと元気が出て宍戸が知りたがったら、松成さんがどういう経緯でそこに着いたか話してもいいだろうか。本人と相談できなくなってしまったから、その時は聞き手と相談でいいかな。ここは当たり障りないように話を繋ごう。
「青藍龍との勉強会に参加したら通れるよ。水芭蕉の時期だとけっこう綺麗な町」
「って言うけど、添花は花より団子だろ?」
「もちろん」
帰還した門下生と黄玉にいた門下生がわいわいしていると、道場に届いた飛竜便の手紙が配られる。この地区は外部との出入りが少ないけど、稀に竜好きが外から入門してくるんだ。手紙の束の中に、紅が私に宛てたものもあった。一応ああは書いたけど、本当に送って来るとは。まめなやつ。
「地元から?」
「ううん、竜鱗から。まあ差出人は地元の幼馴染みなんだけどね」
後で読もうと懐にしまったら、宍戸は変な顔になる。面倒だな、これは紅との関係を勘ぐってる。私、そう思われるような言い方したかな。
「なに?」
「大したことじゃないよ、添花に初めて男の影が見えたから」
「たった今、幼馴染みって言ったけど? あいつほぼ兄弟だし」
「鏡がなきゃ、自分の顔は見えないからな。自覚したら俺や橙狐が応援してるって思い出せよ」
言葉じゃなくて表情でこんなこと言い出したんだ。変な顔をしてたのは私の方だって? どんな顔か聞いてみたけど、宍戸はにやにやするばかりで教えてくれなかった。何を応援しているかは分かるけど、私は特にそんなつもりは……ないのかな。紅だっていつか結婚するだろう。深好みたいな可愛いお嫁さんがいて、子どもが生まれたならそれはもう可愛がるだろう。あいつのことは想像できるのに、自分が誰かと結婚するとかどうとかこうとか……。
翌朝身支度する時になって鏡を見てみたけど、癖っ毛と格闘していたら表情を観察し忘れた。更に手紙も読んでいなかったので、やっと封を切る。
「添花へ。長旅おつかれさん、無事で何よりだ」
昔はもっと字が下手だったと思うけど、随分と読みやすい。映さん達とまめにやりとりしてるうちに、上手くなったのかな。辰さんの字に似なくて良かったね。
「今年は俺は蓮橋に帰れる回数が少ないかもしれないし、かえって多いかもしれない。勉強会とか諸々、言い出した手前あれこれ関わることになる。他の竜使いにも慣れてきたら、紅蓮だけ蓮橋にいくこともあると思う。予定がどうでも、おかえり参りだけは帰るつもりでいる。また一緒に行けたらいいな」
そういえば、魂が元に戻ってから毎年のおかえり参りを紅と一緒に行っている。両親も兄さんも、私達の成長を見て喜ぶはずだ。ひとりで行ったら、みんな寂しがりそう。
そうだね、今年も行けたらいい。手紙を畳んでいる時、寝泊まりする部屋の戸が叩かれた。返事をすると戸を開くのは大師範だ。
「おはようございます、どうされました?」
「もう身支度を整えているとは早いですね、丁度いい……何か手紙に良い知らせでもありました? 添花がそんなに嬉しそうな顔をするのは珍しい」
「嬉しそうですか? 手紙がちゃんと往復したからかな。私よく受け取りっぱなしにするので」
「ふぅむ? あぁ、本題なのですけれど。調べてみたいことを思い付いたので、居ても立っても居られなくてね。ちょっと付き合っておくれ」
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