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3 ハガユイ旅
3_④
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思い返していたら、ユッポから困った質問が投げかけられた。
「あのね、セコ。イタいって、言葉は知ってるんだけどね。どんなことなの?」
これは難題だ。ハケがニスで固まる前に、答えられるだろうか。
恐らく、ユッポには感覚というものがない。触れたものが固いか柔らかいかは、見て判断しているのだろう。転んだ、叩いたと普通の例を出してもだめだ。
「そうだな……淋しかったり、悲しかったりするのは、嫌だよね。楽しいのとは、正反対の気持ちだ」
「うん。それで、パパを探しにきたんだもん」
心こそ、ユッポにあるのかわからないものだけど、頷いたのでほっとした。気持ちを表す言葉は、何度も口にしていたからな。
「そういう気持ちのことを、心の痛みと言うことがある」
「ココロの……イタみ」
繰り返す声は案外に虚ろで、無機質な印象だった。
「セコは、ココロ、あるよね。人間だから。わたしのココロ、あるかな?」
人形は物であって、普通は心なんてない。ユッポは自分のことをよく知っている。だから僕は「君に心はある」と即答できない。
「ココロって、どんな形かなあ。地面をほったら、出てきたりして」
「へ?」
「大事なものは、庭に埋めるの。パパが、昔のココロをホウムるって、庭に箱を埋めてた」
ああ、師の思い出か。納得して、ふと違和感を覚える。僕は師の話が出るとうんざりしていなかったっけ。今は、嫌悪の情が薄らいでいた。
職に生きるのをやめて、どうかしてしまったように見えたけれど、師の豹変には原因があるはずだ。何かが師を人形作りに駆り立て、ユッポを生んだ。そして父親として、フィッテルの工房で穏やかに暮らした。
僕はニスを片付けようと立ち上がり、ユッポに言った。
「心は目に見えないものだけど、自分の中に、みんなが持っているんだ」
たとえガラスで出来ていても、ユッポの目は時に真理を捉えた。よこしまな考えを溶かし、澄んだ声でいさめた。みんなと一緒に暮らすために、父の言いつけを破った。
この旅は、ユッポの心から始まったんだ。
「淋しいのも、悲しいのも、ユッポの心だよ。なんとなく、わかるかい?」
ちらっと様子をうかがうと、ユッポは真剣に聞いていた。
あんまり真っ直ぐ僕の目を見るから、こっちは目を合わせていられない。
「ココロ、あるんだ。わたし、サミしいのも、悲しいのも、わかる。みんなも、わかってた。……わたしたち、ココロがあるんだね!」
じわじわと、声が元気になってきた。笑顔が戻って、それから、小さく首をかしげる。
「ハガユイのは、ココロのイタみ?」
「まあ、そうかな」
「イタいのって、やだね。できたら、イタくないほうが、いいよね」
ぼんやり、痛みを理解したようだ。本当は治るまでの過程が心と身体では違うけれど……そこまで詳しく教えられる言葉を、僕は持たなかった。
「そうだな……さて、手が乾くまでは物に触れないで」
「はい。ありがとう、セコ」
返事をしてしばらくするとユッポは立ち上がり、半乾きの手で椅子を運ぼうとした。いやいや、まだ早いよ。
「待て」
触れる前に慌てて椅子を取り上げたら、僕はうっかりハケを落としてしまった。乾いたかどうか、見て言ってやるべきだったな。
はっとして、ユッポの手はおろおろと宙をさまよう。
「あ……ごめんなさい」
それにしても、今日のユッポはずいぶん「ごめん」が多いな。
挨拶の類が、必要以上に丁寧なのは元々だけど、これは言えばいいというものじゃない。あんまり繰り返されるといらいらしてくる。
「わたし……悪い子だよね。手を焦がしちゃって、乾いてないのに椅子を持とうとして、セコに……めいわく、かけて」
反省しているのは、もう十分わかったよ。声色が痛々しいのは、何回謝っても事実が消えないことが辛いからか。それにしたってさ。
「ごめんなさい」
「いい加減にしろ!」
椅子を置いたのとほぼ同時に、こつん、と硬い音がした。聞きなれた木の音。
それは僕が立てた音だった。ユッポにげんこつをしていたんだ。当たった指が痛い。
「わ」
「……修理、くらい、させてくれよ。ユッポにはいつも、助けられているんだから」
言葉が詰まるのは、素直な気持ちが口から出てきた照れと、修理をしながら治療のつもりだった自分に気が付いたせいだ。それから焦った。
「ごめん、ついイライラして……」
床にひざをついて、ユッポと目を合わせる。自分に非があっても、上手く謝れないはずの僕が、自然にごめんと言っていた。ガラスの瞳に映る僕は、困ったような驚いたような、変な顔だ。
「痛、くは……ないのか」
叩いてしまった頭をなでて、痛くなかったかと聞きかけ、途中でそんなはずはないと思い出した。なんとも決まり悪い。
「ううん」
驚いて小さくばんざいした状態で、ユッポの手は止まっていた。ゆっくり下ろして、余熱が残るストーブに向き直る。そっと手をかざすと、確かめるように頷いた。
「たぶんね、あたま、イタかったよ」
なんだって?
「たぶん、ストーブがアッタかい」
ユッポは自分の手をまじまじと見て、「でも」と続ける声が小さくなった。
「でも、わたし……やっぱり、人形なんだね」
どうやら、修理を重ねるごとに、ユッポは人間としての感覚を得ているようだ。だが、その身が人間になる兆候はない。落ち込んで泣くことはもちろん、溜息をつくことすらできない。
木製の手と僕の手を行き来する目線は、やがて虚空を見つめた。ぶらり、肘から力が抜ける。
「人間に、なれないのかなあ……わたし、きっと、わたしのためにいい子でいようとしてた。人間になりたいから。パパに、ほめてほしいから」
少しずつ近付いて、いつかは人間になれるかもしれない。こんなに変わっても人形のままだから、なれないのかもしれない。前進と停滞が同居する今、浮かんできた一言があった。
「……続けることに意味がある。諦めるのは、手を尽くした後だ」
師によく言われた言葉だ。技術を手にした今でも耳が痛い。自分で口にすると、なお苦しい。
「あ……パパも、そう言ってた」
これは、何度も忘れようとした言葉でもあった。とうの昔に、自分へ向けるのはやめたはずだ。心の隅に追いやって、もう見えないように押し潰したつもりだったのに、消えずに残っていた。
「旅に出て、ユッポはずいぶん変わったみたいじゃないか。わからなかったことが、わかるようになったんだろう? 諦めたら……おしまいだよ」
師を見つけ出し、カガミを持って家に戻る旅。これを途中で投げ出したら、弟や妹はどうなる。希望を失い、辛く生きるよりは、まだ前を見ていて欲しかった。
励ましながら、僕はどんどん苦しくなる。言ったこととは逆の言葉が、痛みを伴って胸中に渦巻いていた。
諦めれば、終わりに出来るのに。
本当に、しぶとい。断ち切ったはずの夢を、どうして、この旅で思い出すんだ。
「そう……だね。そうだよね、まだはやい! カガミだって、まだ、全部じゃないもん。途中であきらめるのも、悪い子だよね」
言葉で不安をねじ伏せるような元気でも、ユッポは笑って見せてくれた。僕をまっすぐ見るガラスの瞳は、力強さの奥に、ぴんと張った緊張の糸があった。
「ありがとう、セコ」
少し大人びた顔つきに見えたのは、不安を飲み込んだ声色だったせいだろう。僕の稚拙な励ましが、少しは役に立っているといい。
「あのね、セコ。イタいって、言葉は知ってるんだけどね。どんなことなの?」
これは難題だ。ハケがニスで固まる前に、答えられるだろうか。
恐らく、ユッポには感覚というものがない。触れたものが固いか柔らかいかは、見て判断しているのだろう。転んだ、叩いたと普通の例を出してもだめだ。
「そうだな……淋しかったり、悲しかったりするのは、嫌だよね。楽しいのとは、正反対の気持ちだ」
「うん。それで、パパを探しにきたんだもん」
心こそ、ユッポにあるのかわからないものだけど、頷いたのでほっとした。気持ちを表す言葉は、何度も口にしていたからな。
「そういう気持ちのことを、心の痛みと言うことがある」
「ココロの……イタみ」
繰り返す声は案外に虚ろで、無機質な印象だった。
「セコは、ココロ、あるよね。人間だから。わたしのココロ、あるかな?」
人形は物であって、普通は心なんてない。ユッポは自分のことをよく知っている。だから僕は「君に心はある」と即答できない。
「ココロって、どんな形かなあ。地面をほったら、出てきたりして」
「へ?」
「大事なものは、庭に埋めるの。パパが、昔のココロをホウムるって、庭に箱を埋めてた」
ああ、師の思い出か。納得して、ふと違和感を覚える。僕は師の話が出るとうんざりしていなかったっけ。今は、嫌悪の情が薄らいでいた。
職に生きるのをやめて、どうかしてしまったように見えたけれど、師の豹変には原因があるはずだ。何かが師を人形作りに駆り立て、ユッポを生んだ。そして父親として、フィッテルの工房で穏やかに暮らした。
僕はニスを片付けようと立ち上がり、ユッポに言った。
「心は目に見えないものだけど、自分の中に、みんなが持っているんだ」
たとえガラスで出来ていても、ユッポの目は時に真理を捉えた。よこしまな考えを溶かし、澄んだ声でいさめた。みんなと一緒に暮らすために、父の言いつけを破った。
この旅は、ユッポの心から始まったんだ。
「淋しいのも、悲しいのも、ユッポの心だよ。なんとなく、わかるかい?」
ちらっと様子をうかがうと、ユッポは真剣に聞いていた。
あんまり真っ直ぐ僕の目を見るから、こっちは目を合わせていられない。
「ココロ、あるんだ。わたし、サミしいのも、悲しいのも、わかる。みんなも、わかってた。……わたしたち、ココロがあるんだね!」
じわじわと、声が元気になってきた。笑顔が戻って、それから、小さく首をかしげる。
「ハガユイのは、ココロのイタみ?」
「まあ、そうかな」
「イタいのって、やだね。できたら、イタくないほうが、いいよね」
ぼんやり、痛みを理解したようだ。本当は治るまでの過程が心と身体では違うけれど……そこまで詳しく教えられる言葉を、僕は持たなかった。
「そうだな……さて、手が乾くまでは物に触れないで」
「はい。ありがとう、セコ」
返事をしてしばらくするとユッポは立ち上がり、半乾きの手で椅子を運ぼうとした。いやいや、まだ早いよ。
「待て」
触れる前に慌てて椅子を取り上げたら、僕はうっかりハケを落としてしまった。乾いたかどうか、見て言ってやるべきだったな。
はっとして、ユッポの手はおろおろと宙をさまよう。
「あ……ごめんなさい」
それにしても、今日のユッポはずいぶん「ごめん」が多いな。
挨拶の類が、必要以上に丁寧なのは元々だけど、これは言えばいいというものじゃない。あんまり繰り返されるといらいらしてくる。
「わたし……悪い子だよね。手を焦がしちゃって、乾いてないのに椅子を持とうとして、セコに……めいわく、かけて」
反省しているのは、もう十分わかったよ。声色が痛々しいのは、何回謝っても事実が消えないことが辛いからか。それにしたってさ。
「ごめんなさい」
「いい加減にしろ!」
椅子を置いたのとほぼ同時に、こつん、と硬い音がした。聞きなれた木の音。
それは僕が立てた音だった。ユッポにげんこつをしていたんだ。当たった指が痛い。
「わ」
「……修理、くらい、させてくれよ。ユッポにはいつも、助けられているんだから」
言葉が詰まるのは、素直な気持ちが口から出てきた照れと、修理をしながら治療のつもりだった自分に気が付いたせいだ。それから焦った。
「ごめん、ついイライラして……」
床にひざをついて、ユッポと目を合わせる。自分に非があっても、上手く謝れないはずの僕が、自然にごめんと言っていた。ガラスの瞳に映る僕は、困ったような驚いたような、変な顔だ。
「痛、くは……ないのか」
叩いてしまった頭をなでて、痛くなかったかと聞きかけ、途中でそんなはずはないと思い出した。なんとも決まり悪い。
「ううん」
驚いて小さくばんざいした状態で、ユッポの手は止まっていた。ゆっくり下ろして、余熱が残るストーブに向き直る。そっと手をかざすと、確かめるように頷いた。
「たぶんね、あたま、イタかったよ」
なんだって?
「たぶん、ストーブがアッタかい」
ユッポは自分の手をまじまじと見て、「でも」と続ける声が小さくなった。
「でも、わたし……やっぱり、人形なんだね」
どうやら、修理を重ねるごとに、ユッポは人間としての感覚を得ているようだ。だが、その身が人間になる兆候はない。落ち込んで泣くことはもちろん、溜息をつくことすらできない。
木製の手と僕の手を行き来する目線は、やがて虚空を見つめた。ぶらり、肘から力が抜ける。
「人間に、なれないのかなあ……わたし、きっと、わたしのためにいい子でいようとしてた。人間になりたいから。パパに、ほめてほしいから」
少しずつ近付いて、いつかは人間になれるかもしれない。こんなに変わっても人形のままだから、なれないのかもしれない。前進と停滞が同居する今、浮かんできた一言があった。
「……続けることに意味がある。諦めるのは、手を尽くした後だ」
師によく言われた言葉だ。技術を手にした今でも耳が痛い。自分で口にすると、なお苦しい。
「あ……パパも、そう言ってた」
これは、何度も忘れようとした言葉でもあった。とうの昔に、自分へ向けるのはやめたはずだ。心の隅に追いやって、もう見えないように押し潰したつもりだったのに、消えずに残っていた。
「旅に出て、ユッポはずいぶん変わったみたいじゃないか。わからなかったことが、わかるようになったんだろう? 諦めたら……おしまいだよ」
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励ましながら、僕はどんどん苦しくなる。言ったこととは逆の言葉が、痛みを伴って胸中に渦巻いていた。
諦めれば、終わりに出来るのに。
本当に、しぶとい。断ち切ったはずの夢を、どうして、この旅で思い出すんだ。
「そう……だね。そうだよね、まだはやい! カガミだって、まだ、全部じゃないもん。途中であきらめるのも、悪い子だよね」
言葉で不安をねじ伏せるような元気でも、ユッポは笑って見せてくれた。僕をまっすぐ見るガラスの瞳は、力強さの奥に、ぴんと張った緊張の糸があった。
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