転生令嬢の密かな楽しみ

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どんどん 唐揚げが揚がっていく 出来上がってきたキャベの千切りと唐揚げを大皿に盛っていき その都度お兄様に保温魔法をかけてもらう  唐揚げは熱々 キャベは冷たく 便利ですわ  わたくしの使える魔法は土魔法と風魔法くらいなので 今は役に立ちませんの

「ミハエル セバスチャンに言って 料理を運んでもらってちょうだい」
「はい!」
「唐揚げが終わったら カツ揚げてもらって」
「リリアナ?唐揚げとカツというのかい その料理は」
「今 お兄様に魔法をかけてもらったのが 唐揚げですわ カツは今からです」
「そうなんだね」
パク
モグモグ
ゴク
「リリアナ!!  リリアナ!最高だね!」
そう言って 何故かギュッと抱き締められましたが………なぜ?
「食べたこと無い美味しさだ!こんなのを考えるリリアナは最高に可愛い!」

離してくださると お兄様も最高なのですけどね……

「お兄様 気に入ってもらって嬉しいですわ!唐揚げが出来上がってます 魔法をお願い致します つまみ食いはダメですわよ!」
「あと1個だけダメかい?」
「仕方ありませんわね どうぞ」
「あ~~~ん」
「若様 ズルいですぞ!」
「せ、セバスチャン!」
「爺も食べておりませんので まずお仕事です!もうすぐ 旦那様が国王陛下をお連れになります 急がねば!」
「分かったよ リリアナに食べさせてもらったら やるよ あ~ん」

終わってるわ

「セバスチャン!どうぞ」
「あ~ん」
バシン!
アリア……
ハリセンどこから?
「国王陛下がもう見えられます セバスチャンさん食べたら早く行って指揮してくださいませ!」
「はい」
しょぼん
「セバスチャン はい!あ~ん」
「はい あ~ん」
モキュモキュ
ゴクン
「お~~!セバスチャン行ってまいります!」
「リリアナ あ~ん」
この兄は………背に腹は……
「あ~ん」
パク
モキュ
ゴクン
「頑張るよ リリアナ!」
早く頑張って下さいませ!
さてと どうにかなるようですわね


「国王陛下が到着されました」

「わかったわ ありがとう!ミハエル!」
「お嬢様  あと10分もあれば全て 盛り付けまでいけます!」

「ありがとう!では 運んでちょうだい!わたくしも ご挨拶に伺わなければね では後はお任せしても大丈夫かしら?」
「はい!お任せください!」
「では みんな良く頑張ってくれたわ 楽しんでちょうだい!」

「「「「ありがとうございます!いただきます!」」」」

「アリア! 服を着替えます!」
「準備いたしておりますよ!」
「流石ね 嬉しいわ」
「ありがとうございます 参りましょうか」


パッパッパッ
お着替え完了 お化粧完了
参りましょう


ギィ―ッ
バタン

「陛下 リリアナがご挨拶を………」
「リリアナ もう良いから いつものようにおじ様と呼んでくれ 話し方もいつも通りに」
クスッ
おじ様ったら
「分かりましたわ おじ様よくいらっしゃいました」
お辞儀
「なんでも 美味しいものを作ったらしいな」
「はい お待ちくださいね 只今お持ち致します」
「待ち遠しぞ!」
いや すぐです!
「おば様もよくいらっしゃいました   リカルドお兄様も 沢山お食べください!」

「リリアナご免なさいね もう陛下ったら 侯爵に聞いたとたん 仕事も放り出して 食べに行くってきかなくて でも凄く美味しいらしいですわね わたくしも楽しみにしているのですよ」

「リリ― 僕もお腹を空かせてきたよ!楽しみにしているよ」
そして わたくしに近づいて腰に手を回して引き寄せられました
あら リカルドお兄様ったら
ジェイドお兄様が来たわ
「リカルド 僕のリリアナに近いよ」
「いいじゃないか ジェイドはリリ―と住んでるんだし 僕は久しぶりに会ったんだよ」
今週 お会いしましたよね リカルドお兄様
「さぁ 料理が運ばれてきましたわ お行儀が悪いですわ」
「リリ―では 後でね」
「後はないよ さぁリリアナ座ろうか?」

料理が……唐揚げ キャベ  ピグカツところ狭しと置かれました

「リリアナ 教えてもらえるかな?」
「はい おじ様 これが 唐揚げといいますの
唐揚げだけで食べられるのはよろしくありません!お肉を食べたらお野菜を!キャベの千切りも同じ様にお食べくださいね こちらのものが ピグカツでございます」

「ピグ!あのピグか! ほう このように食べるとは!ではまず 唐揚げから」
パク
モキュモキュ
ゴクン
………………………
パク
パク
モキュモキュ
ゴクン
パク
パクモキュモキュ
ゴクン!
「リリアナ~~~!」
こちらも 咆哮いただきました!
「おじ様! よく噛んでくださいませね あとキャベも食べなければ 唐揚げは無しですよ?」
「凄く美味しい ジュワ~と出てくる肉汁
みなも食べてみてほしい!美味い!」
「「「「では いただきます」」」」

「うまい~!」
「美味しいわ!」
「美味しいわよ リリアナ!」
「可愛いリリアナ 美味しいよ」
お言葉をいただいたあとは
無言でした 
見事な程に無言でございましたよ
ふふふ
嬉しいですわ!
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