10 / 14
ディモンの過去
10話 神罰のダンジョン 3層 ボス部屋
しおりを挟む「…ここがボス部屋か」
5匹のコボルトが来た方向に進んだディモンは、他のコボルトに会う事も無く、ボス部屋の前まで来ていた
「ふぅ~…行くか」
ボス部屋の前に着いたディモンは、ボス部屋の門に触りながら息を吐き、覚悟を決めた表情で、ボス部屋の門を開けた
「「「「「「「グルルルルルルルル!!!!」」」」」」」
「グッルルルル!」
ディモンがボス部屋の中に入ると、ボス部屋の中には、ボロボロの剣を持っている7匹のコボルトと、鉄で出来た大剣を持った1匹のコボルドリーダーが待ち構えていた
「げっ、コボルトリーダーじゃん」
ボス部屋に入ったディモンは、コボルトリーダーを見つけ、凄い嫌そうな顔をした
「グルルル!グル!グルル!」
ディモンが嫌そうな顔をしてていると、コボルトリーダーが、ディモンを指差しながら、他の7匹のコボルトに指示を出した
「「「「「「「グルル!グルルルルルル!!!」」」」」」」
指示を受けた7匹のコボルト達は、コボルトリーダーを見ながら頷いた後、ディモン目掛けて走り出した
「ちっ!【身体強化(強)】!来い!」
7匹のコボルが走り出した瞬間、ディモンは素早く【身体強化(強)】を使い、向かって来る7匹のコボルトに向かって、剣を構えた
【身体強化】は、戦闘の称号を持つ者が誰でも習得出来る魔法
上級の称号の場合【身体強化(強)】
「グル!グルルル!」
ディモンが剣を構えた瞬間、ボス部屋の奥に居るコボルトリーダーが、7匹のコボルト達に指示を出した
「「「「「「「グル!」」」」」」」
コボルトリーダーの指示を聞いた瞬間、7匹のコボルト達は、ディモンの右側に2匹、左側に2匹、正面に3匹に別れた
「(っ!不味い!やってくれたな!あのコボルトリーダー!)クソッ!まずは右からだ!」
7匹のコボルトが3組に別れた瞬間、ディモンは、コボルトリーダーの作戦の内容を理解し、作戦を破る為に右側から来る2匹のコボルトに向かって走り出した
「グルル!!」
「「「「「グル!!」」」」」
ディモンが右側に走り出した瞬間、コボルトリーダーは、正面の3匹のコボルトと左側の2匹のコボルトに指示を出し、指示を聞いた5匹のコボルトは、右側に向かったディモンを、囲む様に動き始めた
「(やっぱり俺を囲む気か!)なら、囲まれる前にこっちの2匹を倒すだけだ!」
右側の2匹のコボルトに向かって走っているディモンは、コボルトリーダーの指示で、動きを変えた5匹のコボルトを確認して、走るスピードを上げた
「「ッ!グルルル!」」
ディモンが走るスピードを上げると、右側に居る2匹のコボルトは、慌てて近くまで来たディモン目掛けて剣を振り下ろした
「…【上級奥義、剣技二閃】!」
ディモンは、振り下ろされた剣を横に移動して避け、剣を振り下ろして、無防備になっている2匹のコボルトの腹部目掛けて、【上級奥義、剣技二閃】を放った
「「グル…」」
【上級奥義、剣技二閃】を受けた2匹のコボルトは、そのまま上半身と下半身を斬り離され絶命した
「「「「「グル!?」」」」」
ディモンを囲む様に動いていた5匹のコボルトは、ディモンの一撃で、2匹のコボルトが死んだのを見て驚き、殺される恐怖から走るのを止めた
「ッ!グルルル!!グル!!グル!!」
5匹のコボルト達!が、止まったのを見たコボルトリーダーは、慌てて5匹のコボルトに指示を出した
「(チャンス!)【瞬歩】!…【剣技一閃】!」
ディモンは、慌てて指示を出しているコボルトリーダを見て、チャンスだと思い、【瞬歩】を使い、一瞬でコボルトリーダーに近づき、コボルトリーダーの首目掛けて【剣技一閃】を放った
【瞬歩】は、一瞬で5メートル以上進む事が出来る技
一瞬で進める距離は、称号が上に行く程長くなる
戦闘の称号を持つ者が上級になると覚える事が出来る技
魔法の称号では覚えることが出来ない
「グルル…」
指示に集中していたコボルトリーダーは、一瞬で近づいて来たディモンに気付かず、指示を出しならが首を斬れて絶命した
「「「「「ッ!グルル!?グルルルルルルル!!!」」」」」
恐怖で足を止めいたコボルト達は、いきなり指示を出していたコボルトリーダーが殺され、驚き、恐怖の余り、別々に逃げ始めた
「馬鹿だなぁ、どれだけ逃げても、ボス部屋からは、出れないのに」
ディモンは、別々に逃げ始めたコボルト達を、呆れた様子で見ていた
「まぁ俺からしたら、別々に行動してくれた方が、ありがたいがなっ!」
別々に逃げ始めたコボルト達を、呆れた様子で見ていたディモンは、剣を構え、1匹づつコボルトを倒しに向かった
「ふぅ~、やっと終わった…よし、【身体強化(強)】解除!」
残った5匹のコボルトを倒し終えたディモンは、マジックバックから、上級回復ポーションを取り出し、覚悟を決めた表情を浮かべ【身体強化(強)】を解除した
「ぐぁぁぁぁ!」
【身体強化(強)】を解除したディモンは、全身を激しい痛みに襲われ、叫び声を上げながら、その場に倒れ込んだ
「ぁぁぁぁ!…クソッ…早く…ポーションを…」
倒れ込んだディモンは、全身を襲う痛みに耐えながら、上級回復ポーションを持った手を、ゆっくり口元に近づけ、ポーションを飲み込んだ
「…よし…これで…大丈…」
上級回復ポーションを飲んだディモンは、安心し、そのまま気絶した
~都市ネメシス 冒険者ギルド~
ディモンが気絶している頃、ディモンがダンジョンに入る手続きをした職員が、怒った表情で、ギルドマスターの執務室の前まで来ていた
「…おい!一つ聞きたい事がある!」
職員は、怒気を帯びた声を出しなが、ノックをせずにドアを蹴破り、執務室に入って行った
「っ!誰だ!…何だドールか、どうしたいきなり」
執務室にいたギルドマスターは、いきなりドアを蹴破って入って来た事に驚き、傍に置いてある剣を取ったが、入って来たドールを見て、手に取った剣を机に置き、椅子に座りながら、いきなり来た理由を聞いた
「…コークス!この依頼はどういう事だ!」
いきなり来た理由を聞かれたドールは、コークスに近づいて行き、ディモンが、ダンジョンに入る手続きの為に出した依頼書を、コークスの前の机に叩き付けた
「はぁ?お前はいったい何を…なっ!」
コークスは、ドールの態度に苛立ちながら、ドールが叩き付けた依頼書を読んでいき、依頼書に書かれた依頼内容に、驚きの声を上げた
「どうなってる!こんな依頼、受理した覚えないぞ!」
コークスは、依頼書を凝視しながら、椅子から立ち上がった
「お前も知らなかったのか…なら職員の誰かが勝手に受けた依頼だな」
コークスの反応を見たドールは、ディモンが受けた依頼に、コークスが関わってないと確信し、依頼を受理した者が、冒険者ギルドで働く職員達の中に居ると、コークスの顔を見ながら伝えた
「…何処のどいつか知らないが、よくも好き勝手やってくれたな!この落とし前は!必ず付けてもらうぞ!」
ドールの言葉を聞いたコークスは、依頼書を握り締め、全身から炎を出しながら、執務室を出て行った
「あちゃ~、ありゃかなり怒ってるな…炎帝の称号を持つコークスを、あそこまで怒らせちまって、依頼に関わった職員と王家は、この先真っ暗だな」
全身から炎を出しながら、執務室を出て行ったコークスを見ていたドールは、これから起きる事を察知し、悲惨な目に遭うであろう職員と王家を憐れんだ
「おい!この依頼を受理した奴は誰だ!」
執務室を出て行ったコークスは、職員達が働いている受付の裏にある事務室に向かい、動き回っている職員達を見ながら、手に持っている依頼書を見せた
「「「「「「「っ!ギルドマスター!!」」」」」」」
職員達は、いきなり現れたコークスを、驚いた表情で見ていた
「もう一度聞く!この依頼を受理した奴は誰だ!!」
コークスは、驚いた表情をしている職員達に、依頼書を見せながら、もう一度質問した
「マスター…その依頼書、詳しく見せてもらっても?」
コークスが質問すると、事務室の奥に座っている1人の男性職員が立ち上がり、コークスの方に歩きながら質問した
「ウバイト…お前なら良いだろう」
コークスは、自身の前まで来たウバイトを見て、手に持っている依頼書を手渡した
「では……っ!マスター!これは!」
コークスから、依頼書を受け取ったウバイトは、その場で依頼書を読み、依頼書に書かれている内容に、驚きの表情を浮かべ、依頼書から目を離し、コークスの方を見た
「(やはり、ウバイトは知らなかったんだな)そうだ、その依頼は、1人の人間を殺す為の依頼だ」
ウバイトが、驚いた表情をしているのを見たコークスは、内心安心しながら、ウバイトが持っている依頼書の目的を話した
「こんな依頼を受理した職員が居るなんて…」
コークスの話を聞いたウバイトは、手に持っている依頼書を、ショックを受けた表情で見た
「…ウバイト主任、その依頼書には、なんと書かれていたんですか?」
ウバイトがショックを受けていると、コークスとウバイトの、やり取りを見ていた1人の職員が、恐る恐る依頼書に書かれている内容を聞いた
「悪いがこれは言えん…マスター、今すぐ徹底的に調べるべきです」
依頼書の内容を聞かれたウバイトは、素早く依頼書を見られないように、依頼書を軽く丸め、コークスの方を見ながら、今すぐ調べるべきだと伝えた
「そうだな(ウバイトは白、なら職員の方はウバイトに任せて、俺はもう一つの方をやるべきだな)…ウバイト、職員の方は、お前に任せても大丈夫か?」
ウバイトに、徹底的に調べるべきだと言われたコークスは、少し考えた後、ウバイトを見ながら、任せても大丈夫か聞いた
「大丈夫です!必ずこの依頼に関わった職員を見つけ出し!必ず罰を与えます!」
コークスに、任せても大丈夫か聞かれたウバイトは、真剣な表情を浮かべ、力強い声で答えた
「なら職員の方は頼んだぞ!俺は依頼主に会いに行ってくる!」
ウバイトの真剣な表情を見たコークスは、安心してウバイトに任せ、依頼主に会いに向かう為に、事務室を出て行った
「っ!お気おつけて!」
ウバイトは、コークスが会いに行く相手が誰か分かり、事務室を出て行くコークスを、心配そうに見送った
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる