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番外編
定休日
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三月末のある日――
創作ダイニングバー"ナンバーエイト"のマスターこと村上知宏38歳は暇だった。
このワイングラスを磨いてしまえば、特にする事もない。
一人きりの定休日である。
「真琴さんは仕事があるからデートは出来ないし、午後は新しいメニューでも考えよっかなあ」
真鍮のハンガーにピカピカのグラスを収めると、空腹を覚える。昼食がまだだったのを思い出し、冷蔵庫にあるハムサラダでサンドイッチを作った。
「松山は北海道に行っちゃったし、島さんと薫ちゃんはハネムーンの最中だし……遊んでくれる人が誰もいないこの寂しさよ」
マスターは手製のランチをカウンターに置くと、ポットを火にかけて温める。とそこへ、店のドアを開ける者がいた。
「あれっ、鍵をかけ忘れたか?」
急いで入り口に歩き出すが、ひょこっと現れた人物に、驚きと嬉しさが混ざり合った顔になる。
「こんにちは~。わ・た・し・で~す」
「真琴さん! どうしたの、こんな時間に」
婚約者を喜んで招き入れると、スツールに座らせた。
「昼めしは済んだ? えっ、まだなの。じゃあ、一緒に食べようぜ」
お使いの帰りなんだけど、ちょこっと会いたくなって……とか言われて、彼はだらしなく表情を緩ませた。サンドイッチを追加して作ると、彼女のぶんもコーヒーを淹れて、仲良く並んで腰かける。
10も離れた年下の彼女とは、この秋に入籍し、結婚式を挙げる予定になっている。
バツイチになってはや8年。仕事ひと筋に生きてきたマスターだが、やはり寂しくもあった。
マスターっていい人だけど、ちょっと……がさつって言うかあ……
周囲の女性が彼を評する言葉である。
(フン、別に気に入ってくれなくていいもんね。どうせ俺はがさつな男ですよ)
縁遠いのは、半分意地になったせいでもある。これから先の人生、愛する誰かとともに暮らすなど絶対あり得ないと、自分でも思っていた。
真琴はそんな彼にとって、大切な女神様である。
『ちょっと下品? 違うわ。ワイルドなのよ。男の鑑なの、あなたは』
全面的に高評価をくれる彼女に、もうメロメロなのだ。
「あ~、美味しかった。やっぱり知宏さんって、好い男」
美味しいのと好い男がどう繋がるのか定かではないが、とりあえず褒めてくれたようだ。マスターはご満悦である。
真琴は二杯目のコーヒーを淹れてもらうと、嬉しそうに受け取った。
「ところで、島先生と薫っていつ帰るんだっけ?」
彼女に訊かれて、マスターはカレンダーを眺めた。
「ええと……先週の火曜日に発ったのだから、ん? 何だ、今日帰ってくるよ」
「えっ、そうだった?」
「飛行機の時間は聞いてないけど、そうか、今日だったのか」
口ひげを撫でながら、マスターはニヤニヤし始める。
「知宏さん、随分嬉しそうだね」
「そりゃあもう、遊び相手がいなくて寂しかったもんね!」
島秀一は彼に遊び相手と認識されていた。
「私もそう。薫が海の向こうにいると思うと、なんとなく寂しくって」
だから彼女も、こうして婚約者を訪ねてきたのかもしれない。
「でもさ、他にはどこにも寄らずパリだけってのが、いかにも島さんらしいよな。拘りがあるんだろうなあ」
「留学してた辺りを案内するんですって。土地に慣れてるし、フランス語も出来るんでしょ。素敵よね~」
真琴はうっとりとした口調で先生を褒めた。マスターは少しばかり面白くないが、まあ、事実であるからしょうがない。
しかし、その後がいけなかった。
「先生ってイケメンだし、若々しいし、才能はあるし、背も高いし、優しくて紳士で……」
「ウォッホン!」
自分の婚約者が他の男を手放しで褒めるのを見逃すほど、彼は寛容ではない。
「あのねえ。知ってるだろ、真琴さんも」
「え?」
「頑固で、我が儘で、融通が利かない四十男ですよ、島さんは」
しじゅうおとこと強調するマスターも同世代なのだが、彼にはこの際どうでもよかった。
「まあ、そうかもしれないけど……」
「それにね、真琴さん。あの人のスカした口調、耐えられる? 俺が女だったらうわ~って顔を覆いたくなるようなセリフを吐くぜ、あの人は」
「えっと……知宏さん?」
マスターは拳を握り、力説する。真琴は聞き手になるほかなかった。
「たとえば、新婚旅行先のホテルとかでも」
「ホテル?」
ごほんと咳払いすると、きりっと眉を上げ、前髪をかき上げた。島先生がよくやる仕草である。
マスターは物まねモードに突入したのだと真琴は悟った。
「こう、じっと薫ちゃんを見つめてさ」
「うんうん」
「『薫、疲れただろう。今日はあちこち引っぱり回して、悪かったね』」
真琴は思わず噴き出した。
いつ聞いてもそっくりな声と口調。それに、いかにも先生らしいセリフである。
「そこで薫ちゃんは、はにかんじゃって」
「えっ、薫まで真似るの?」
可笑しさに耐えられるか心配になり、真琴は腹筋を押さえて身構えた。
「『そんな、嬉しかったです。秀一さんの思い出の場所を見ることができて』」
「あっははは。いやだあ、そっくり!」
裏声ではあるが、薫の特徴をよく捉えている。
マスターは初めての物まねがこれほど受けるとは思わず、調子に乗った。日頃は封印しているおふざけ精神を発揮してしまう。
「そうそう、あの二人はね、夜もこんな風なの」
「よ、夜ですって」
涙を拭きながらも、真琴はマスターの物まねを止めなかった。彼女もなかなかのおふざけ者である。
「『薫、そろそろ寝ようか』」
「うぷっ……」
「島さんが後ろからこう、薫ちゃんを抱き寄せる。結構、あの人は強引な男だからねえ、力強く!」
ぐいっと抱き寄せるジェスチャーをするマスター。顔には微笑を湛えている。
実にスケベそうな顔つきだ。
「あっ」
「そう、そこで薫ちゃんが、『あっ』と叫ぶ。色っぽくするつもりもないのに漏れてしまう声が、また色っぽい」
「あの、知宏さん……」
「ちょっとまあ聞いて。いいかい? これからが本番だ。島さんはベッドに彼女をそおっと寝かせて、器用に脱がせちゃう。あっという間の早業だ。彼はそういう男なんだ」
個人的見解をあたかも真実のように語りながら彼は続ける。
「『きれいだよ、薫。この身体も、心も、全部僕のものだ』」
「知宏さんっ」
真琴がなぜか両手をばたばたさせるが、マスターは芸を完成させたくて精神集中する。いよいよ佳境に入った物まねを、誰も止められない。
「『いいね……』」
「いいわけないでしょう」
「そう、いいわけない」
今、自分が発しているのと同じ声が背後から聞こえ、マスターは戦慄する。
この声は――
「本当に、君って人は」
恐る恐る振り向くと、その人がいた。本物の彼が、こちらを睨みつけている。
その後ろで赤くなって俯くのは、彼の新妻だ。おずおずと、手にしたナイロンバッグを差し出しつつ、訪ねてきたわけを教えた。
「あの、今パリから帰ってきました。通り道だから、マスターにお土産を渡していこうかって……」
呆然とするマスターの代わりに、真琴が慌てて受け取った。
「あ、ありがとう。ほら、知宏さん、お土産いただいたのよ」
だが彼は蛇に睨まれたまま動けない。
真琴もフォローのしようがなく、苦笑するのみ。
さあ、マスターはどうするのか。
「ええっと」
「……」
ええい、こうなりゃ開き直りだ。と思ったかどうか定かではないが、彼は髪を勢いよくかき上げると、
「『やあ、見られちゃったかな!』」
その後、マスターにどんなお仕置きが待っていたのかは……
ご想像にお任せします。
<終>
創作ダイニングバー"ナンバーエイト"のマスターこと村上知宏38歳は暇だった。
このワイングラスを磨いてしまえば、特にする事もない。
一人きりの定休日である。
「真琴さんは仕事があるからデートは出来ないし、午後は新しいメニューでも考えよっかなあ」
真鍮のハンガーにピカピカのグラスを収めると、空腹を覚える。昼食がまだだったのを思い出し、冷蔵庫にあるハムサラダでサンドイッチを作った。
「松山は北海道に行っちゃったし、島さんと薫ちゃんはハネムーンの最中だし……遊んでくれる人が誰もいないこの寂しさよ」
マスターは手製のランチをカウンターに置くと、ポットを火にかけて温める。とそこへ、店のドアを開ける者がいた。
「あれっ、鍵をかけ忘れたか?」
急いで入り口に歩き出すが、ひょこっと現れた人物に、驚きと嬉しさが混ざり合った顔になる。
「こんにちは~。わ・た・し・で~す」
「真琴さん! どうしたの、こんな時間に」
婚約者を喜んで招き入れると、スツールに座らせた。
「昼めしは済んだ? えっ、まだなの。じゃあ、一緒に食べようぜ」
お使いの帰りなんだけど、ちょこっと会いたくなって……とか言われて、彼はだらしなく表情を緩ませた。サンドイッチを追加して作ると、彼女のぶんもコーヒーを淹れて、仲良く並んで腰かける。
10も離れた年下の彼女とは、この秋に入籍し、結婚式を挙げる予定になっている。
バツイチになってはや8年。仕事ひと筋に生きてきたマスターだが、やはり寂しくもあった。
マスターっていい人だけど、ちょっと……がさつって言うかあ……
周囲の女性が彼を評する言葉である。
(フン、別に気に入ってくれなくていいもんね。どうせ俺はがさつな男ですよ)
縁遠いのは、半分意地になったせいでもある。これから先の人生、愛する誰かとともに暮らすなど絶対あり得ないと、自分でも思っていた。
真琴はそんな彼にとって、大切な女神様である。
『ちょっと下品? 違うわ。ワイルドなのよ。男の鑑なの、あなたは』
全面的に高評価をくれる彼女に、もうメロメロなのだ。
「あ~、美味しかった。やっぱり知宏さんって、好い男」
美味しいのと好い男がどう繋がるのか定かではないが、とりあえず褒めてくれたようだ。マスターはご満悦である。
真琴は二杯目のコーヒーを淹れてもらうと、嬉しそうに受け取った。
「ところで、島先生と薫っていつ帰るんだっけ?」
彼女に訊かれて、マスターはカレンダーを眺めた。
「ええと……先週の火曜日に発ったのだから、ん? 何だ、今日帰ってくるよ」
「えっ、そうだった?」
「飛行機の時間は聞いてないけど、そうか、今日だったのか」
口ひげを撫でながら、マスターはニヤニヤし始める。
「知宏さん、随分嬉しそうだね」
「そりゃあもう、遊び相手がいなくて寂しかったもんね!」
島秀一は彼に遊び相手と認識されていた。
「私もそう。薫が海の向こうにいると思うと、なんとなく寂しくって」
だから彼女も、こうして婚約者を訪ねてきたのかもしれない。
「でもさ、他にはどこにも寄らずパリだけってのが、いかにも島さんらしいよな。拘りがあるんだろうなあ」
「留学してた辺りを案内するんですって。土地に慣れてるし、フランス語も出来るんでしょ。素敵よね~」
真琴はうっとりとした口調で先生を褒めた。マスターは少しばかり面白くないが、まあ、事実であるからしょうがない。
しかし、その後がいけなかった。
「先生ってイケメンだし、若々しいし、才能はあるし、背も高いし、優しくて紳士で……」
「ウォッホン!」
自分の婚約者が他の男を手放しで褒めるのを見逃すほど、彼は寛容ではない。
「あのねえ。知ってるだろ、真琴さんも」
「え?」
「頑固で、我が儘で、融通が利かない四十男ですよ、島さんは」
しじゅうおとこと強調するマスターも同世代なのだが、彼にはこの際どうでもよかった。
「まあ、そうかもしれないけど……」
「それにね、真琴さん。あの人のスカした口調、耐えられる? 俺が女だったらうわ~って顔を覆いたくなるようなセリフを吐くぜ、あの人は」
「えっと……知宏さん?」
マスターは拳を握り、力説する。真琴は聞き手になるほかなかった。
「たとえば、新婚旅行先のホテルとかでも」
「ホテル?」
ごほんと咳払いすると、きりっと眉を上げ、前髪をかき上げた。島先生がよくやる仕草である。
マスターは物まねモードに突入したのだと真琴は悟った。
「こう、じっと薫ちゃんを見つめてさ」
「うんうん」
「『薫、疲れただろう。今日はあちこち引っぱり回して、悪かったね』」
真琴は思わず噴き出した。
いつ聞いてもそっくりな声と口調。それに、いかにも先生らしいセリフである。
「そこで薫ちゃんは、はにかんじゃって」
「えっ、薫まで真似るの?」
可笑しさに耐えられるか心配になり、真琴は腹筋を押さえて身構えた。
「『そんな、嬉しかったです。秀一さんの思い出の場所を見ることができて』」
「あっははは。いやだあ、そっくり!」
裏声ではあるが、薫の特徴をよく捉えている。
マスターは初めての物まねがこれほど受けるとは思わず、調子に乗った。日頃は封印しているおふざけ精神を発揮してしまう。
「そうそう、あの二人はね、夜もこんな風なの」
「よ、夜ですって」
涙を拭きながらも、真琴はマスターの物まねを止めなかった。彼女もなかなかのおふざけ者である。
「『薫、そろそろ寝ようか』」
「うぷっ……」
「島さんが後ろからこう、薫ちゃんを抱き寄せる。結構、あの人は強引な男だからねえ、力強く!」
ぐいっと抱き寄せるジェスチャーをするマスター。顔には微笑を湛えている。
実にスケベそうな顔つきだ。
「あっ」
「そう、そこで薫ちゃんが、『あっ』と叫ぶ。色っぽくするつもりもないのに漏れてしまう声が、また色っぽい」
「あの、知宏さん……」
「ちょっとまあ聞いて。いいかい? これからが本番だ。島さんはベッドに彼女をそおっと寝かせて、器用に脱がせちゃう。あっという間の早業だ。彼はそういう男なんだ」
個人的見解をあたかも真実のように語りながら彼は続ける。
「『きれいだよ、薫。この身体も、心も、全部僕のものだ』」
「知宏さんっ」
真琴がなぜか両手をばたばたさせるが、マスターは芸を完成させたくて精神集中する。いよいよ佳境に入った物まねを、誰も止められない。
「『いいね……』」
「いいわけないでしょう」
「そう、いいわけない」
今、自分が発しているのと同じ声が背後から聞こえ、マスターは戦慄する。
この声は――
「本当に、君って人は」
恐る恐る振り向くと、その人がいた。本物の彼が、こちらを睨みつけている。
その後ろで赤くなって俯くのは、彼の新妻だ。おずおずと、手にしたナイロンバッグを差し出しつつ、訪ねてきたわけを教えた。
「あの、今パリから帰ってきました。通り道だから、マスターにお土産を渡していこうかって……」
呆然とするマスターの代わりに、真琴が慌てて受け取った。
「あ、ありがとう。ほら、知宏さん、お土産いただいたのよ」
だが彼は蛇に睨まれたまま動けない。
真琴もフォローのしようがなく、苦笑するのみ。
さあ、マスターはどうするのか。
「ええっと」
「……」
ええい、こうなりゃ開き直りだ。と思ったかどうか定かではないが、彼は髪を勢いよくかき上げると、
「『やあ、見られちゃったかな!』」
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