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記録【14】
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5月1日――
ハルに危害を加えるやつはすべて排除する。自らを犠牲にしても構わない。
そのとおり、ついに僕はやったのだ。
ハルは悲しむかもしれないが、きっと分かってくれる。これが僕の愛情なのだと。
だが、オスを始末したくらいで犠牲になるのはごめんだ。君との未来は必ず守る。あの時のように僕は逃れるだろう。
そうとも。手助けは彼に頼めばいい。正義などなんの役にも立たないと教えてくれた、あの男にやってもらう。
ハルと僕の記録はこれからも続く。前回で終わるつもりだったが、これも運命か。パソコンもスマホも手放した今、こんな紙切れに記すほかないが十分だ。
連絡だってどうとでもなる。
ハルを連れてどこか遠くへ、狼どもの嗅覚が届かない、はるかな地へと旅立とう。
追記
「あんたには、僕の人生に対する責任がある」
その一言で彼は納得した。
ここに潜み、しばし休もう。生活リズムを整えて、身も心もコントロールする。
旅立ちの準備が整う日まで。
ハルに危害を加えるやつはすべて排除する。自らを犠牲にしても構わない。
そのとおり、ついに僕はやったのだ。
ハルは悲しむかもしれないが、きっと分かってくれる。これが僕の愛情なのだと。
だが、オスを始末したくらいで犠牲になるのはごめんだ。君との未来は必ず守る。あの時のように僕は逃れるだろう。
そうとも。手助けは彼に頼めばいい。正義などなんの役にも立たないと教えてくれた、あの男にやってもらう。
ハルと僕の記録はこれからも続く。前回で終わるつもりだったが、これも運命か。パソコンもスマホも手放した今、こんな紙切れに記すほかないが十分だ。
連絡だってどうとでもなる。
ハルを連れてどこか遠くへ、狼どもの嗅覚が届かない、はるかな地へと旅立とう。
追記
「あんたには、僕の人生に対する責任がある」
その一言で彼は納得した。
ここに潜み、しばし休もう。生活リズムを整えて、身も心もコントロールする。
旅立ちの準備が整う日まで。
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