【R-18】17歳の寄り道

六楓(Clarice)

文字の大きさ
37 / 128
第2章、村上編

【8】タブー *R18

しおりを挟む
なるようになれと、自宅までの車線に移った。
馬鹿げた内容だが、約束したんだ。
寂しいなら、俺が抱いてやる。
傷ついたなら、俺がこいつを大事にしてやる。
寂しがるこいつを、俺は放ってはおけない。

近所の目もあるから、急いで家に入るように言った。俺んちの玄関に突っ立っている白川は、まだ迷いを感じているように思えた。

「帰る?」

冷酷に言い放つと、キッと俺を見据えた後、すぐに靴を脱いで上がってきた。後に戻れないのか、……彼女の表情だけ見ていても、何を考えているのかわからない。


「あまり時間がないな」

こんな状況でも、白川を早く家に帰したいと考えているのが酷く滑稽に感じた。今からもっと大きな、取り返しのつかない罪を犯そうとしているのに。

彼女を風呂場まで連れてくると、目の前でジャケットを脱ぎ、見せつけるように自分のシャツのボタンを外し始めた。
それでも身じろぎせずそこにいる白川に、苛立ちを感じた。

「脱ぎなさい。脱がないとできないだろ」

我ながら表情も口調も温かさのない冷たいものだった。優しくしてやりたいが、恋人ではない。―――こんな状況で、どうするのがいいのか、皆目わからなかった。

白川が一枚一枚制服を脱ぎ捨てていき、下着だけになった時、俺のものは加速度的に硬さを増し始めた。
白い柔らかな胸がブラジャーからこぼれそうに、窮屈そうに収まっているのを見ると……

俺の視線に気付いたのか、彼女は胸を手で隠しながら、恥ずかしそうに顔を上気させて俯いた。

「隠すな。きれいな身体だよ。胸もあるし……」

本当にきれいな身体だ。ごくりと息を飲みそうなのを堪え、俺は白川の両腕を離した後、トランクスを脱いだ。
男の憤りに目を奪われている白川に苦笑する。

「初めて見るものでもないでしょう」
そう言うと、さらに恥ずかしそうに、大きな瞳に困惑の色を乗せて俺を恨めしく見上げた。


身体の美しさは若さのせいなのだろうか。
布で彼女の肌が隠されている事に苛立ちを覚え、下着を剥ぎ取った。

柔らかな丸みに、恥じらうようなピンクベージュの先が現れ、俺は息を飲んだ。

白川を洗面台の前に立たせ、背後に立つ。
鏡に映る白川は、顔を真っ赤にして目を伏せ、真っ白な胸を隠す。俺はそれを遮るように、左右の乳首をつまんだ。

「やだ、先生…」

先生、か。
その背徳感のある呼び名で盛り上がる奴もいるかもしれないが、俺は現実に引き戻されてしまう。

「今は浩輔にしてくれる?」

白川の耳たぶを軽く噛みながら囁くと、彼女はふるふると顔を横に振った。

「呼ばない…」
「何で」

言う事を聞かない彼女の乳首を強く刺激したら、いやらしい身体がピクンと跳ねる。さらに強くつまみ、コリコリと転がせた。
すると、予想しない答えが返ってきた。

「…お、お義父さんと一緒だから…」

白川が、何より嫌悪している義父―――。

義父よりももっと鬼畜な事をしている俺に、懸命に縋ってくる彼女。
罪悪の念に責められて、この若い女の身体から一度手を離した。

「…そうか……」

白川は鏡越しに、不安げに俺を見つめている。
俺の反省など気がつかないような獣の下半身は、逆に勢いを増していた。

抜けるような白さを保つ襟足を、舌いっぱいで舐め上げた。甘酸っぱい白川の香りが鼻腔を擽り、俺は無意識に、二つの乳房を鷲掴みにし、心行くまで弾力を愉しんだ。

髭の生えた疲れた男が、若く艶めかしい女の身体を弄ぶ光景に、ますますペニスがいきり立つ。

「や……恥ずかしいよ……」
「でも、したいんだろ」

優しくしてやりたいのに、甚だしい興奮がそうさせてくれない。
白川は自ら俺の前に跪き、天を仰いでいる俺のものを指で辿ると、愛しげに頬擦りをした。

「待ちなさい。シャワー浴びさせて」

一日過ごした状態で、あまり近づかれたくはない…
小心者の俺は白川を浴室に引き入れ、一緒にシャワーを浴びた。

もじもじと内ももを寄せている白川のそこに、無遠慮に手を入れて洗い出すと、すぐに甘い声が浴室に響き始めた。

「ん、んん、あん…」

敏感だな。
白川を見ていると、抱きしめたくなるような衝動がこみ上げる。

「洗ってるだけなんだけどな。流しても流しても濡れてくる。きりがない…」
「あ、ああん…んぁ」

いつしか、白川の片足を担ぎ、彼女はバランスを崩さないように俺に抱きついている。

俺の指は、潤んで滴り落ちる淫らな場所を忙しなく出入りした。
濡れやすいのか、興奮してるのか、びしょびしょだ。

「い、いっちゃうかも、先生、だめ……んんぅ!!」

白川は突っ張るような仕草を見せ、くたっと俺に寄りかかってきた。

「もうイッたのか?経験少ないなんて嘘だろう」
「………」

俺の声が聞こえているのかどうなのか、白川はずるずると力なく床に座り込んだ。


身体を拭いた後は寝室として使っている和室に誘う。
帰らせる時間を気にしながら、押入れから布団を下ろし、白川を横たわらせた。

箪笥の引き出しから、予め用意していたスキンを、不思議な心持を抱きながら男根に装着する。

若い女に早く入りたがっている男の本能の一方で、教師としての自責の念、抵抗感は取り除けない。
それは最後まで、小さな棘が刺さったような痛みで、心に残っていた。

「白川。膝をついて、俺に尻を突き出してくれる?」

まともに向かい合って顔を見て挿入できる気がしなかった。しかし、身体は興奮でそそり立っている。

白川は、素直に俺に尻を向けた。
高く高く突き出し、俺の眼前には白川の秘部が全て露わになっていた。
とろりと蜜を湛えるそこに、指を挿れる。

「糸引いてる…」

白川は、黙って尻を突き出したまま、辱めに耐えている。

――いっそひと思いに……。


「挿れるよ。」


痛いほど硬く、興奮しきっているそれを、教え子のそこへ押し当てた。
先端がぬるぬると滑り、ゾクゾクと淫靡な快楽に震えながら白川に押し入り中へ進む。

きついな。
まだ、ほとんど処女と変わらないのか…

「ああっ…大っき…っ……裂けちゃう」

無意識なのか、俺の侵入から逃れようと尻を振る。
そんな白川を後ろから抱き締め、一気に貫いた。

白くて滑らかな背中に舌を這わせながら、切なく湧き上がる感情は、遥か昔に経験した覚えがある。

まだ未熟な少女の中はかろうじて俺を迎え入れたが、狭くてぎゅうぎゅうだった。食い千切られそうなそこは、彼女の緊張もあるのだろう。

自分から誘った手前もあるのか、余裕のあるふりしてるけど、ガチガチに緊張してるのはわかる。

寂しがり屋で、淫乱で、俺を振りまわす迷惑な奴だが、突かれて甘く震えてる姿には胸が締め付けられ、壊れ物を扱う様に後ろから抱き締める。

白川は肩を震わせ、俺の動きに翻弄されながら、切なげに喘ぐ。

「村上…先生、好き…っ、ああっ…」

前まで、聞き流していた言葉が胸に響いた。


―――そうか…

俺は、こいつを……


「……うん、好きだよ…白川」


どうせ、白川も情事の間の戯言と思うだろう。
そう思いながらも、愛の言葉は甘く切なく俺の興奮を掻き立て、目の前の白川への愛しさを自覚する。

妄想で散々つけたキスマークは、現実では只のキスに変わり、愛しい背中を濡らしながら往復した。

性の昂りは勢いを増し、白川の奥を責め続ける。
布団をぎゅうっと握り締める彼女の姿に、顔を見て抱きたいと望む俺がいた。

白川の身体を仰向けにさせたら、さっきまで味わっていた快感を表情に残しながらも、不思議そうに俺を見る。

見つめられると、胸のあたりがぎゅっと苦しい。
教え子とのセックスで、感情まで17歳に還ったのかと苦笑しながら、しなやかな腰を抱き寄せて一つになった。

目の前で、淫らに喘ぐ姿を見ていると、後ろめたさと幸せが心を包む。彼女の頬にキスをし、そのまま胸まで下りた。

「っ……浩輔、さん…」

白川はとろんと蕩けた瞳で俺の名前を呼んだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

秘められたサイズへの渇望

到冠
大衆娯楽
大きな胸であることを隠してる少女たちが、自分の真のサイズを開放して比べあうお話です。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

先生の秘密はワインレッド

伊咲 汐恩
恋愛
大学4年生のみのりは高校の同窓会に参加した。目的は、想いを寄せていた担任の久保田先生に会う為。当時はフラれてしまったが、恋心は未だにあの時のまま。だが、ふとしたきっかけで先生の想いを知ってしまい…。 教師と生徒のドラマチックラブストーリー。 執筆開始 2025/5/28 完結 2025/5/30

私の推し(兄)が私のパンツを盗んでました!?

ミクリ21
恋愛
お兄ちゃん! それ私のパンツだから!?

処理中です...