21 / 111
お救い代をねだるメシア (アカイ6)
しおりを挟む
「すっすまないな。その……」
俺の前に現れたのは恐縮しているお爺さんと俯いたままのお婆さん。頭を下げる人を見ると気持ちが良くなる。俺はいつも頭を下げる側だからね。そういう態度をとってくれるのなら自然と寛容な気持ちにもなれるってものだ。俺は、心が広いのだ。そう思わせてくれるのなら俺は汝らを許そう。
「いいんだいいんだ。俺が裸だったのは事実だし。別に文句を言うためにあんたたちを呼んだんじゃなくてね」
間に格子があるとはいえ二人の顔は緊張で強張っていた。この二人ずっとこれだなと俺は鼻で笑った。汝ら罪を覚えるものである。
「なぁお爺さん。頼みがあるんだがいいかな? ここで何かの縁だ。俺にお金と服を貸してくれないか?」
「えっ?」
爺さんは驚き婆さんはしかめっ面をするが構うことはない。俺はメシアなんだからな。お救い代として借りるだけなんだぜ。世界を救うという利子が付くのなら安いってもんだろ?
「ちょっとでいいんだ少しばかりで。服もそうだ。あとで必ず返すしたんまりとお礼も出すよ。なんたって俺は……」
おっと危ない危ない救世主とか言ったら退かれてしまうな。ただでさえ退かれ気味なのにこれ以上退かれたら見えなくなってしまう。こんなに近くにいるのに遠くにいる感覚。まずいな金と服が遠ざかってしまう。
「お爺さん、全く説得力はないと思うがね、俺はちょっとした人なんだ」
「見れば、分かるよ」
嬉しい言葉が返ってきたので俺は嬉しくなった。そうか俺はちょっとした人に見られているんだ! ならばイケる! どこまででもな!
「この通り突然身ぐるみ剥がされ素寒貧。これからこの先にあるあそこに行かなきゃならないってのにさ」
どこに行くのかなんて俺は知らない。しかし俺がこの世に生まれ落ちてきたということは目的があり行く場所があるはず。前世とは違うんだよ前世なんかとは。あんな特に理由もなくもとにかく生きるしかなかった苦界とはね! 目的が無い苦行って本当に虚無だよね。よって俺は嘘は吐いてはいない。人は何かを目指しているもの。人どころか俺はメシアなのである。当然行くべき場所がありそこは、どこだい?
「この先ってあんた……もしかして法王様のもとに行かれるとでも?」
それだ! と俺は直感する。すごく重要そうなそれ。なるほどこの世界は宗教的な偉い人が統治する世界とかなんだな。そいつが悪か善か分からないが、俺と必ず関係を持つ存在。たぶん、敵だけど。そいつ絶対に裏では悪いことしてるよ。俺には、わかる。
「そうそれだ。法王様のところにお参りに行く途中なんだ。おおいなる力の導きによってな」
この嘘を吐いていないという感覚。予感と想像と期待がない交ぜとなってた感覚に酔っているとお爺さんの表情はますます曇っていく。まさか不敬罪とかで罪が増し増しになるとか?
「なんということだ……もしもここでわしが貸さなかったら無一文のまま裸かその貸し出しの囚人服で行くのか?」
「ああそうだ。仕方がない。このまま裸一貫でおめおめとおうちには帰れないからな。行くか死かだ」
実際行かなきゃ死ぬしかないし考えてみると状況はかなり深刻なんだなと思いながらそう言うと、お爺さんは顔面蒼白となって首を震えながら振った。
「聴いてしまったからにはそんなことをこのわしが許すわけにはいかん。あぁ……たしかに、縁だ。そういうものであったのだろうな。あの草原であんたに出会ってしまったことを。ここに連れて来てしまったのもそして……ワシの存在も含めてな」
なんだか意味深なことを言っているがなんだろう? この御爺さんはいったいに何者で? その偉い人の何かかな?
「あんた、なんだってそんなことをするんだい?」
今まで黙りつづけて来ていたお婆さんが文句を言いだした。俺の存在なんて無視しているような口の利き方。文句を垂れるときだけ口を利くタイプなのかな?
「しょうがないじゃねぇかよ。このまま裸かボロ布姿であそこには行かせられないよ。わしのお役目的に見て見ぬふりはもうできねぇんだ」
「なに言ってんだよ! こいつはどう見たって怪しい男じゃないのさ。騙されちゃいけないよ。法王様のもとへお参りに行くってそんな信心深い男じゃない。顔を見て声を聞けばこいつは酒と女にしか興味のない裸のゴロツキだよ!」
お婆さんの糾弾に俺は目を逸らした。全くもって仰る通りでございます。いけないなぁお婆さんそれはもはや事実陳列罪だよ! 汝の指摘通り俺は女と別れた寂しさを酒で慰めようとしたらこの世界に転生し若い嫁に出会いに行く男に過ぎないのですよ。いまも自分に酔っ払って嫁を探しているという不届き千万な中年男。でもこんな俺は法王なんて存在に頭なんか下げません。実際俺のほうが偉いし! おいこら法王! ありがとうございます救世主様と言いながら頭を下げろよな!
「ごちゃごちゃ言うな! もしも今度王子様に出会ってこの人がその近くにいてみろ! わしが服を貸さなかったせいでそうなったとか言われたら面目丸つぶれじゃねぇか! しかも牢屋送りした件も言われたら一度だけでなく二度になるなんて、わしに首でも括れって言うんか!」
お爺さんの言葉にお婆さんは溜息をつきながら言った。
「ハァ……なんだって最近は妙なものを運んでいくもんだなあの可哀想な娘を運び終わったら今度はこんな変な奴を。しかも両方王子様関係で……何か、あるんかねぇ」
また意味深なことを、とお婆さんの愚痴を聞きながら俺は内心ほくそ笑んだ。さながら不思議な音楽が脳内で流れた気分となる。つまりそういうことか。そうかそろそろ出会えるということだな。
ふむ可哀想な娘か、なるほど、うむ結構なことだと俺の気分は高まる。やはりヒロインは不幸でなければならない。俺に頼って来るほど俺の愛が深まり高まるという恋愛インフレ現象。男たるもの己を頼りする女を愛するものだからな。不幸な境遇の美少女とか庇護欲が萌え出て慈悲深い気持ちなれる、これがとても気分が良いんだ。よくある奴隷を解放とかもそれで、世界は間違えているが自分だけは間違えていなくて正しさの側にいられるという感覚、あの正しい方に居られるという恍惚感が良い。その対象が美少女ならなおさら、良し。まるで腐敗した世界の中から美を取りだすかのようなもの。世界と救世主の関係感さえある。まぁ正直なところそういう状況でないと自分だけを愛してくれる無垢で美少女なる存在はなにかいけない感じがするしね。やましさ。ある意味でああいうのは現代人の心の象徴かもしれない。自らの純粋な欲望を直視したくなく、また他人からのツッコミを恐れてあれこれと言い訳を作って守りを固めて……だがそんなことはどうでもいい。それがこの先に、出会える。
「クククククッ……」
もはや堪え切れず忍ばず笑いをし出すとお爺さんとお婆さんは後ずさった。退くが良い、と思いながら俺は仰ぐとそこには天井がある。その先には天があり広がりその下にはいるのだ。
「俺の嫁が」
口に出した途端に俺は大いに笑いだした。
俺の前に現れたのは恐縮しているお爺さんと俯いたままのお婆さん。頭を下げる人を見ると気持ちが良くなる。俺はいつも頭を下げる側だからね。そういう態度をとってくれるのなら自然と寛容な気持ちにもなれるってものだ。俺は、心が広いのだ。そう思わせてくれるのなら俺は汝らを許そう。
「いいんだいいんだ。俺が裸だったのは事実だし。別に文句を言うためにあんたたちを呼んだんじゃなくてね」
間に格子があるとはいえ二人の顔は緊張で強張っていた。この二人ずっとこれだなと俺は鼻で笑った。汝ら罪を覚えるものである。
「なぁお爺さん。頼みがあるんだがいいかな? ここで何かの縁だ。俺にお金と服を貸してくれないか?」
「えっ?」
爺さんは驚き婆さんはしかめっ面をするが構うことはない。俺はメシアなんだからな。お救い代として借りるだけなんだぜ。世界を救うという利子が付くのなら安いってもんだろ?
「ちょっとでいいんだ少しばかりで。服もそうだ。あとで必ず返すしたんまりとお礼も出すよ。なんたって俺は……」
おっと危ない危ない救世主とか言ったら退かれてしまうな。ただでさえ退かれ気味なのにこれ以上退かれたら見えなくなってしまう。こんなに近くにいるのに遠くにいる感覚。まずいな金と服が遠ざかってしまう。
「お爺さん、全く説得力はないと思うがね、俺はちょっとした人なんだ」
「見れば、分かるよ」
嬉しい言葉が返ってきたので俺は嬉しくなった。そうか俺はちょっとした人に見られているんだ! ならばイケる! どこまででもな!
「この通り突然身ぐるみ剥がされ素寒貧。これからこの先にあるあそこに行かなきゃならないってのにさ」
どこに行くのかなんて俺は知らない。しかし俺がこの世に生まれ落ちてきたということは目的があり行く場所があるはず。前世とは違うんだよ前世なんかとは。あんな特に理由もなくもとにかく生きるしかなかった苦界とはね! 目的が無い苦行って本当に虚無だよね。よって俺は嘘は吐いてはいない。人は何かを目指しているもの。人どころか俺はメシアなのである。当然行くべき場所がありそこは、どこだい?
「この先ってあんた……もしかして法王様のもとに行かれるとでも?」
それだ! と俺は直感する。すごく重要そうなそれ。なるほどこの世界は宗教的な偉い人が統治する世界とかなんだな。そいつが悪か善か分からないが、俺と必ず関係を持つ存在。たぶん、敵だけど。そいつ絶対に裏では悪いことしてるよ。俺には、わかる。
「そうそれだ。法王様のところにお参りに行く途中なんだ。おおいなる力の導きによってな」
この嘘を吐いていないという感覚。予感と想像と期待がない交ぜとなってた感覚に酔っているとお爺さんの表情はますます曇っていく。まさか不敬罪とかで罪が増し増しになるとか?
「なんということだ……もしもここでわしが貸さなかったら無一文のまま裸かその貸し出しの囚人服で行くのか?」
「ああそうだ。仕方がない。このまま裸一貫でおめおめとおうちには帰れないからな。行くか死かだ」
実際行かなきゃ死ぬしかないし考えてみると状況はかなり深刻なんだなと思いながらそう言うと、お爺さんは顔面蒼白となって首を震えながら振った。
「聴いてしまったからにはそんなことをこのわしが許すわけにはいかん。あぁ……たしかに、縁だ。そういうものであったのだろうな。あの草原であんたに出会ってしまったことを。ここに連れて来てしまったのもそして……ワシの存在も含めてな」
なんだか意味深なことを言っているがなんだろう? この御爺さんはいったいに何者で? その偉い人の何かかな?
「あんた、なんだってそんなことをするんだい?」
今まで黙りつづけて来ていたお婆さんが文句を言いだした。俺の存在なんて無視しているような口の利き方。文句を垂れるときだけ口を利くタイプなのかな?
「しょうがないじゃねぇかよ。このまま裸かボロ布姿であそこには行かせられないよ。わしのお役目的に見て見ぬふりはもうできねぇんだ」
「なに言ってんだよ! こいつはどう見たって怪しい男じゃないのさ。騙されちゃいけないよ。法王様のもとへお参りに行くってそんな信心深い男じゃない。顔を見て声を聞けばこいつは酒と女にしか興味のない裸のゴロツキだよ!」
お婆さんの糾弾に俺は目を逸らした。全くもって仰る通りでございます。いけないなぁお婆さんそれはもはや事実陳列罪だよ! 汝の指摘通り俺は女と別れた寂しさを酒で慰めようとしたらこの世界に転生し若い嫁に出会いに行く男に過ぎないのですよ。いまも自分に酔っ払って嫁を探しているという不届き千万な中年男。でもこんな俺は法王なんて存在に頭なんか下げません。実際俺のほうが偉いし! おいこら法王! ありがとうございます救世主様と言いながら頭を下げろよな!
「ごちゃごちゃ言うな! もしも今度王子様に出会ってこの人がその近くにいてみろ! わしが服を貸さなかったせいでそうなったとか言われたら面目丸つぶれじゃねぇか! しかも牢屋送りした件も言われたら一度だけでなく二度になるなんて、わしに首でも括れって言うんか!」
お爺さんの言葉にお婆さんは溜息をつきながら言った。
「ハァ……なんだって最近は妙なものを運んでいくもんだなあの可哀想な娘を運び終わったら今度はこんな変な奴を。しかも両方王子様関係で……何か、あるんかねぇ」
また意味深なことを、とお婆さんの愚痴を聞きながら俺は内心ほくそ笑んだ。さながら不思議な音楽が脳内で流れた気分となる。つまりそういうことか。そうかそろそろ出会えるということだな。
ふむ可哀想な娘か、なるほど、うむ結構なことだと俺の気分は高まる。やはりヒロインは不幸でなければならない。俺に頼って来るほど俺の愛が深まり高まるという恋愛インフレ現象。男たるもの己を頼りする女を愛するものだからな。不幸な境遇の美少女とか庇護欲が萌え出て慈悲深い気持ちなれる、これがとても気分が良いんだ。よくある奴隷を解放とかもそれで、世界は間違えているが自分だけは間違えていなくて正しさの側にいられるという感覚、あの正しい方に居られるという恍惚感が良い。その対象が美少女ならなおさら、良し。まるで腐敗した世界の中から美を取りだすかのようなもの。世界と救世主の関係感さえある。まぁ正直なところそういう状況でないと自分だけを愛してくれる無垢で美少女なる存在はなにかいけない感じがするしね。やましさ。ある意味でああいうのは現代人の心の象徴かもしれない。自らの純粋な欲望を直視したくなく、また他人からのツッコミを恐れてあれこれと言い訳を作って守りを固めて……だがそんなことはどうでもいい。それがこの先に、出会える。
「クククククッ……」
もはや堪え切れず忍ばず笑いをし出すとお爺さんとお婆さんは後ずさった。退くが良い、と思いながら俺は仰ぐとそこには天井がある。その先には天があり広がりその下にはいるのだ。
「俺の嫁が」
口に出した途端に俺は大いに笑いだした。
0
あなたにおすすめの小説
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
皇帝陛下の寵愛は、身に余りすぎて重すぎる
若松だんご
恋愛
――喜べ、エナ! お前にも縁談が来たぞ!
数年前の戦で父を、病で母を亡くしたエナ。
跡継ぎである幼い弟と二人、後見人(と言う名の乗っ取り)の叔父によりずっと塔に幽閉されていたエナ。
両親の不在、後見人の暴虐。弟を守らねばと、一生懸命だったあまりに、婚期を逃していたエナに、叔父が(お金目当ての)縁談を持ちかけてくるけれど。
――すまないが、その縁談は無効にさせてもらう!
エナを救ってくれたのは、幼馴染のリアハルト皇子……ではなく、今は皇帝となったリアハルト陛下。
彼は先帝の第一皇子だったけれど、父帝とその愛妾により、都から放逐され、エナの父のもとに身を寄せ、エナとともに育った人物。
――結婚の約束、しただろう?
昔と違って、堂々と王者らしい風格を備えたリアハルト。驚くエナに妻になってくれと結婚を申し込むけれど。
(わたし、いつの間に、結婚の約束なんてしてたのっ!?)
記憶がない。記憶にない。
姉弟のように育ったけど。彼との別れに彼の無事を願ってハンカチを渡したけれど! それだけしかしてない!
都会の洗練された娘でもない。ずっと幽閉されてきた身。
若くもない、リアハルトより三つも年上。婚期を逃した身。
後ろ盾となる両親もいない。幼い弟を守らなきゃいけない身。
(そんなわたしが? リアハルト陛下の妻? 皇后?)
ずっとエナを慕っていたというリアハルト。弟の後見人にもなってくれるというリアハルト。
エナの父は、彼が即位するため起こした戦争で亡くなっている。
だから。
この求婚は、その罪滅ぼし? 昔世話になった者への恩返し?
弟の後見になってくれるのはうれしいけれど。なんの取り柄もないわたしに求婚する理由はなに?
ずっと好きだった彼女を手に入れたかったリアハルトと、彼の熱愛に、ありがたいけれど戸惑いしかないエナの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる