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第一楽章 憑依
第六話 パーティー
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「あのー大丈夫ですか?」
その言葉で俺は現実に戻ってきた。
少し我を失っていたようだ。
冒険者になろうと思ってここに来たのに、ステータスが一般人とほぼ同じなんだよ?
誰だってこうなるに違いない。
そう思っていた俺に、更なる仕打ちがきた。
「大変申し上げにくいのですが…… あなたは商人ギルドに入った方がいいですよ……」
その言葉を聞いて、まじで死のうかと思いました。まる。
異世界に転生してやることが商人ですか?
えぇ?
「キ、キラさん、お、落ち着いて」
どうやら心の声が漏れていたらしい。
「悪かったな、少し熱くなっていたみたいだ。受付さんも悪かったな」
「いえいえ、こちらも配慮ができていませんでした。受け取ってください」
そう言って差し出してきたステータスプレートを、ポケットに入れた。
「最後になりましたが、ステータスプレートの再発行には、8000ミルが必要となりますのでくれぐれも無くさないようにしてくださいね」
「おう、わかった。最後までありがとう」
そして俺達は商人ギルドに向かった。
▶▶▶▶▶
商人ギルドは冒険者ギルドの反対側にあって、距離的には5分ほどでつく場所だ。
まだ朝だったので、やはり人が少なかった。
一番人が少ない列に並んだ。
しばらく待つと俺の順番になった。
「おはようございます。今日はどのようなご用件でしょうか」
「商人ギルドに入りたいんだが」
「わかりました。ステータスプレートはお持ちですか? 持っていたら出してください」
俺はポケットからステータスプレートを出して、渡した。
「ありがとうございます」
そう言って、俺のステータスプレートに何かを着けていった。
多分商人ギルドの証明になるものだろう。
「これで大丈夫です。では商人ギルドの説明をします。まず年会費が必要です。1年に2000ミルです。次に税です。これは3ヶ月に1回、こちらが買い取った商品の20%を納めてもらいます。もし出来なければ、再発行は出来ないので、宜しくお願いします」
「分かった。じゃあ先に年会費を払っとくわ」
そう言って2000ミルを渡した。
「ありがとうございます。そちらのお嬢さんはどうしますか?」
「わ、私はいいです」
「そうですか。ではよい商売を」
「ああ」
俺達はギルドを出た。
「それで私達どうしますか?今からダンジョン行きますか?」
えっ、俺もか?
「俺もいいのか?ただの足手まといだぞ?」
「今さらなにいってるんですか。ここまで一緒に来たじゃないですか」
そうか、ソニアは俺のことを同じパーティーだと思っていてくれたのか。
「そうだな。じゃあきちんとさせてくれ」
すーはーすーはー。
よし。
「ソニア、俺とパーティーを組んでくれ」
ソニアは頬を赤らめ、されど嬉しそうな顔でこう言った。
「はい! 宜しくお願いします!」
こうして俺達は始まった。
その言葉で俺は現実に戻ってきた。
少し我を失っていたようだ。
冒険者になろうと思ってここに来たのに、ステータスが一般人とほぼ同じなんだよ?
誰だってこうなるに違いない。
そう思っていた俺に、更なる仕打ちがきた。
「大変申し上げにくいのですが…… あなたは商人ギルドに入った方がいいですよ……」
その言葉を聞いて、まじで死のうかと思いました。まる。
異世界に転生してやることが商人ですか?
えぇ?
「キ、キラさん、お、落ち着いて」
どうやら心の声が漏れていたらしい。
「悪かったな、少し熱くなっていたみたいだ。受付さんも悪かったな」
「いえいえ、こちらも配慮ができていませんでした。受け取ってください」
そう言って差し出してきたステータスプレートを、ポケットに入れた。
「最後になりましたが、ステータスプレートの再発行には、8000ミルが必要となりますのでくれぐれも無くさないようにしてくださいね」
「おう、わかった。最後までありがとう」
そして俺達は商人ギルドに向かった。
▶▶▶▶▶
商人ギルドは冒険者ギルドの反対側にあって、距離的には5分ほどでつく場所だ。
まだ朝だったので、やはり人が少なかった。
一番人が少ない列に並んだ。
しばらく待つと俺の順番になった。
「おはようございます。今日はどのようなご用件でしょうか」
「商人ギルドに入りたいんだが」
「わかりました。ステータスプレートはお持ちですか? 持っていたら出してください」
俺はポケットからステータスプレートを出して、渡した。
「ありがとうございます」
そう言って、俺のステータスプレートに何かを着けていった。
多分商人ギルドの証明になるものだろう。
「これで大丈夫です。では商人ギルドの説明をします。まず年会費が必要です。1年に2000ミルです。次に税です。これは3ヶ月に1回、こちらが買い取った商品の20%を納めてもらいます。もし出来なければ、再発行は出来ないので、宜しくお願いします」
「分かった。じゃあ先に年会費を払っとくわ」
そう言って2000ミルを渡した。
「ありがとうございます。そちらのお嬢さんはどうしますか?」
「わ、私はいいです」
「そうですか。ではよい商売を」
「ああ」
俺達はギルドを出た。
「それで私達どうしますか?今からダンジョン行きますか?」
えっ、俺もか?
「俺もいいのか?ただの足手まといだぞ?」
「今さらなにいってるんですか。ここまで一緒に来たじゃないですか」
そうか、ソニアは俺のことを同じパーティーだと思っていてくれたのか。
「そうだな。じゃあきちんとさせてくれ」
すーはーすーはー。
よし。
「ソニア、俺とパーティーを組んでくれ」
ソニアは頬を赤らめ、されど嬉しそうな顔でこう言った。
「はい! 宜しくお願いします!」
こうして俺達は始まった。
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