生産系スキルが戦闘系スキルより強いのだが

風花景

文字の大きさ
11 / 34
第一楽章 憑依

第十一話 スキル

しおりを挟む
 俺達は街に帰るまで、何も問題が起きなかった。
 街につくと、まずギルドに立ち寄った。
 魔石を換金する為だ。
 換金率は、魔石の大きさと純度、そして色によって決まっている。
 魔石の大きさは6種類に分かれる。
 極小、小、中、大、極大、特大である。
 純度はその魔石の力の大きさで、これはギルドにある鑑定石で測ることができるらしい。
 あとは魔石の色だ。
 マナの質が変わると、色も紫から緑になる。
 この二つの情報から、買い取り価格が決まるらしい。
 換金所は受付のすぐ横にあった。
 その横には解体所があって、魔物をそのまま持ってきている人もちらほらいた。
 俺は換金所の人に魔石を3個渡した。

「魔石を3個ですね。少々お待ちください」

 数分後、買い取り額が確定した。

「魔石3個で9000ミルです。内訳は極小が3個ですね」
「ああ、ありがとう」

 俺達は1度、宿に戻った。

 ▶▶▶▶▶

 1週間、まとめて泊まるようにしたので、35000ミルの支払いになった。
 早く金を稼がないといけなくなった。
 そういえばさっき聞いたのだが、後払いができるのはこの宿だけらしい。
 この街には初心者が多く、すぐに払えない人がいるからだそうだ。
 いやーほんとに親切ですね。

 ソニアが夕食を食べたがっていたが、少し時間をもらった。
 スキルの性能を調べるためだ。

 俺のスキルは【生産】と【錬成】だ。
 まずは【生産】から調べていこう。
 生産って言うぐらいなら、何かを造れるのだろう。

「生産」

 ……ん?
 ……んんん?
 何故なにも起きないんだ。
 ステータスプレートの生産のところを押してみた。
 すると、造れる物の種類が提示された。
 ……石だけ、だと……
 人生初のスキル使用が石か……
 ……ま、まぁ取り敢えず造ってみよう。
 頭で石っと念じた。

「【生産】」

 すると目の前13㎝ほどの石ができた。
 それと同時に体の中の何かが抜けていった。
 多分これが魔力なんだろう。
 少しだるくなったな。
 まぁ問題なくスキルが使えたな。

 次は【錬成】だ。
 錬成は土とかを変形させる感じだな。
 手元にあるこの石を錬成しよう。

「【錬成】」

 するとみるみる液体になっていく。
 しかし、硬さを持っている液体だ。
 はっきり言うと、よくわからない。
 錬成でできることは、形を変形することと、密度を変えることだ。
 あっ!!
 凄いことを思いついた。
 生産で造って錬成で形を整えたら、使えるんじゃないか?
 よし、早速やってみよう。

「【生産】」

 さっきと同じぐらいの石を出す。
 ここからだ。

「【錬成】」

 まず、一個の大きな塊にする。
 そこから薄く伸ばして短刀の形に整えていく。
 だが練習していないので、すぐに壊れてしまう。
 何度か挑戦して、ようやく薄く伸ばすことが出来た。
 包丁よりも少し厚いぐらいだったが、初めてにしては上出来だと思う。
 更に練習を重ねていくと、もっと良いのが出来そうだ。
 顔を洗いに行こうと思い、立とうとするが脚が動かない。
 あれ?
 強めに力を入れるが、少しも動かない。
 あ、れ、?
 どうし、たんだ?
 急に視界が暗くなり、俺はその場に倒れた。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

狼になっちゃった!

家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで? 色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!? ……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう? これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。

転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜

上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】  普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。 (しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます) 【キャラクター】 マヤ ・主人公(元は如月真也という名前の男) ・銀髪翠眼の少女 ・魔物使い マッシュ ・しゃべるうさぎ ・もふもふ ・高位の魔物らしい オリガ ・ダークエルフ ・黒髪金眼で褐色肌 ・魔力と魔法がすごい 【作者から】 毎日投稿を目指してがんばります。 わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも? それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

処理中です...