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なぎさセツナ

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ロロア魔王国の世界に帰還

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帰ってきたナギサ達は、即、カインに会いに行った。

(ロロア魔王国魔王 カイン・ロロア サキュバス)
おかえりなさいませ、シルフィア様。

(ナギサ)
ただいま、こちらではどのぐらい経ちました?
調査には1年かかりました。

(カイン・ロロア)
はい、こちらも1年です。
時間の流れは同じみたいですね。

(クロイツ子爵家次女 アンネ・クロイツ)
やったぁ~!!(嬉)

(カイン・ロロア)
こちらの方は?

(ナギサ)
あちらの世界で世話になった、クロイツ子爵家次女、アンネ・クロイツさんです。

(カイン・ロロア)
それはそれは、我が国のシルフィア様が大変お世話になりました。
私はロロア魔王国魔王、カイン・ロロアです。

(アンネ・クロイツ)
は?……えっ?……えぇぇぇっ!!!
し、失礼いたしました、魔王様。
クロイツ子爵家次女、アンネ・クロイツです、よろしくお願いいたします!(焦)


ナギサは色々報告する。

(カイン・ロロア)
なるほど、文明水準は我が国の発展前と同じ。
違いはこちらの人物が行けば、人外の力を発揮できるという事ですね。

(ナギサ)
これは危険ですね。
良からぬ事を考える輩が出てくると、世界をぶち壊します。

(カイン・ロロア)
ならば歪みは消さないといけませんね、シルフィア様。

(ナギサ)
では、潰しますか。

(アンネ・クロイツ)
待ってください。
それだと私は……

(ナギサ)
来れたよね?

(アンネ・クロイツ)
えっ?

(椿)
歪みを使わずに来れたでしょ?
私達は一度行った世界とは自由に行き来できるの。
師匠が居るからね。

(キリア)
俺らじゃ無理だがな。

(アンネ・クロイツ)
えぇぇぇっ!!!

(ナギサ)
その代わり、連れて行く人は選ぶ。
悪用するヤツは連れて行けない。
犯罪なんか起こされたら洒落にならないからな。
それにこちらにも商人が居る。
商売の邪魔しないように配慮しないといけないからな。

(キリア)
それで相当儲けてるよな、お前。

(椿)
その分、教育、福祉に湯水のように使ってるよね。
おかげでウチの領地でも同じ事が可能になってるけど。

(アンネ・クロイツ)
どういう事ですか?

(椿)
師匠がしっかり儲けてくれるおかげで、医療を安く提供できて、教育も無償でできてるの。
私の領地で共同出資者として手伝ってくれてるから。

(カイン・ロロア)
我が国でも手の届かない貧民や最低所得者に無償で炊き出しや教育を施してくれている。
そのおかげで、我が国の識字率は約100%だ。

(アンネ・クロイツ)
し、識字率、約100%!!

(椿)
専門の学校も作って、貧民街の子供達や最低所得者の子供の就職を斡旋してるよね。

(キリア)
少数だが、優秀なメイドはコイツの専属メイドになれる栄誉がある。
そのせいで武装メイドは5000人、専属メイドは300人居る。

(椿)
武装メイドさん達、凄いよね。
私の居る国の近衛騎士団団長すら一撃で倒すよね。
ウチの領地の護衛隊の訓練もしてもらってるわ。

(アンネ・クロイツ)
えっ?えっ?えぇぇぇっ!!!

(ナギサ)
椿、とりあえず帰れ。

(椿)
なんでですか!

(ナギサ)
報告だよ。

(椿)
あっ……

(ナギサ)
帰って来たら、あの世界にアンネも誘って行く。

(キリア)
重賞レースはあるか?

(ナギサ)
うーん、今は無いな。
色々回ろう。

(キリア)
なら俺はいい。
仕事溜まってるだろうから片付けるわ。

(椿)
ホントに変わったね、キリア。

(キリア)
だから改心したって言ったろ。


それぞれ別れ、アンネはナギサが案内した。
ロロア魔王国が一番発展してるからな。

(アンネ・クロイツ)
すっ、凄い!文明水準が段違い……

(ナギサ)
発展させて儲けてるよ(笑)

(アンネ・クロイツ)
でも、それを還元してるんですよね。
貧民や最低所得者を無料で教育を受けさせるなんて凄い。
医療の補助金や孤児院の支援とか、毎日の炊き出しとか、いくらかかってるか想像もつかない……

(ナギサ)
立場あっての出来た事だよ。

(アンネ・クロイツ)
立場って?

(ナギサ)
この国の建国の立役者にして魔女王の右腕。

(アンネ・クロイツ)
はっ……はああぁぁぁっ!!

(ナギサ)
もう一つの世界では、一冒険者の一商人だ。
ギルド御用達の商人と組んで商売してる。
今回行く世界じゃ、元貧民で死んでる。
それを良い事に色々遊んでる。

(アンネ・クロイツ)
は、はぁ……


理解が追いつかないアンネ。

(ナギサ)
技実力を向上させ、商人と相談しながらここまでやった。
情報元は今回行く世界。
しかし、危ない物は投入してない、世界が変わるからね。
今だから安全、今だから儲けてるってのもあるから。
なんでもかんでも投入したら、治安が悪化したり、取り返しのつかない事になるからね。

(アンネ・クロイツ)
は、はぁ……そうなんですね……


なんとなく、モヤっと理解できたような気がしたアンネだった。

(椿)
師匠ぉ~!

(ナギサ)
済んだか?釘は刺したよな?

(椿)
もちろんです。
歪みを封印する事を了承させました。
やっぱり師匠の名前を出すと、すんなり理解しました。

(ナギサ)
お前な。

(椿)
じゃ、行きましょう。


そう言うとナギサ達はアンナを迎えに行った。

(クラン王国王都クラン ギルド職員 アンナ:女)
お待たせ。
あれ?今日、キリアは?

(椿)
重賞レースが無いから、仕事片付けるって。

(王都ギルド職員 アンナ)
雨降るんじゃない!(驚)

(アンネ・クロイツ)
は、初めまして、私、クロイツ子爵家次女、アンネ・クロイツと言います、よろしくお願いします。

(王都ギルド職員 アンナ)
貴族様!いや、私、ギルドの職員だから、そんなに改まらくても(汗)

(ナギサ)
まぁ、そこは気にせずやってくれ。
あの世界に行きたい仲間だから。

(王都ギルド職員 アンナ)
わ、分かった。

(アンネ・クロイツ)
私の事はアンネって呼んでください!

(王都ギルド職員 アンナ)
は、はぁ……


世界を渡る、ロロア魔王国に(笑)
ガシャン!
椿とアンナがズッコケる。

(椿)
し、師匠ぉ~!(涙目)

(王都ギルド職員 アンナ)
や、やられた……

(ナギサ)
では本気で(笑)


あの世界に渡った。

(アンネ・クロイツ)
なっ、なっ、なっ、なんですか?これ?
神の世界ですか!

(王都ギルド職員 アンナ)
まぁまぁ、ここはナギサの居た世界でね……


アンナは説明した。

(アンネ・クロイツ)
そんな事が!
なんというか、その……

(ナギサ)
気にすんな。
今は都合良く使っている。
ザマァだ(笑)

(アンネ・クロイツ)
は、はぁ……


まずはファミレスに行く。

(アンネ・クロイツ)
なんですかこれ、宮廷料理ですか。
いや、それでも見た事ないメニューがある。

(ナギサ)
今日はチーズチキンステーキにするか。

(椿)
私はカルボナーラとシーザーサラダ。

(王都ギルド職員 アンナ)
私は焼き鮭定食にする。

(アンネ・クロイツ)
えーっと、えーっと、ナポリタン?と野菜サラダを。


タブレットで注文し、配膳ロボットが持って来る。

(アンネ・クロイツ)
えっ?えっ?えっ?えっ?……

(椿)
来たよ、食べよう。


全部取ると、配膳ロボットは帰って行った。

(アンネ・クロイツ)
なんですか?あれ?

(椿)
分かりやすく言えば、配膳してくれるゴーレムかな?
アーティファクトって思ったら分かりやすいかな?

(アンネ・クロイツ)
そんな物がこんな食堂でも!

(ナギサ)
今や普通だな。

(アンネ・クロイツ)
・・・。


料理を食べると……

(アンネ・クロイツ)
お、美味しい!こんなの食べた事ない!
味もしっかりしていて凄い!
このサラダって生ですか!
生の野菜をこんなにみずみずしく食べられるんですか!

(王都ギルド職員 アンナ)
これがこの世界の普通よね。
自分達の世界でしたら、とんでもない事になるけど(笑)

(アンネ・クロイツ)
はぁ……


甘味で卒倒すると、どんな金持ちが利用するのか?
と聞いてきた。

(ナギサ)
ごく普通の庶民だよ。

(アンネ・クロイツ)
えぇぇぇっ!!!

(王都ギルド職員 アンナ)
次、ダイソンね(笑)


大体庶民の給与ぐらいの18万円を渡した。
お金の説明をして、ダイソンの表示価格を教える。

(アンネ・クロイツ)
この金属の台所用品って高いですよね?
これ、フライパンですね、包丁もある、これまな板ですね。

(椿)
よく知ってるよね?

(アンネ・クロイツ)
私、料理好きなんです。
こっそり隠れて料理長と作ったりするんですよ。

(ナギサ)
買って帰っても良いけど、門外不出の機密ね。
世界がとんでもない事になるから。

(アンネ・クロイツ)
分かりました。
あれ?これ、なんです?

(ナギサ)
紙だよ。

(アンネ・クロイツ)
紙!これは手が出ないわ。

(ナギサ)
まあまあ。


そう言うとカゴに入れる。

(アンネ・クロイツ)
か、買えますかね(汗)


椿もアンナもカゴいっぱいにしてレジに向かう。

(ナギサ)
精算しようか。

(アンネ・クロイツ)
は、はい(汗)


で、買ってみた。
カゴいっぱいで1万円しなかった。

(アンネ・クロイツ)
えっ?えっ?えっ?えっ?
これ一枚しないの!!

(ナギサ)
そうだよ。
ここは100匀って言って、大体の商品が110円なんだ。

(アンネ・クロイツ)
は、はぁ……えっ?100匀なのに110円?

(ナギサ)
10円は税だよ。

(アンネ・クロイツ)
ぜ、税が10%!

(ナギサ)
この世界なら無茶苦茶高いよ、容赦なく取られるから、低所得者は生活苦だよ。

(アンネ・クロイツ)
えっ?貴族や商人じゃなく一般庶民全部から取るんですか?

(ナギサ)
まさに容赦なし。

(アンネ・クロイツ)
それは酷い!庶民から税を取るなんて!

(ナギサ)
そういう国だ。
貧民は生活苦で苦しむことになる。

(アンネ・クロイツ)
なんという酷い国よ!


税の取り方に呆れるアンネだった。

(王都ギルド職員 アンナ)
次、ダンキね。


という事でギガ・ダンキに行った。

(アンネ・クロイツ)
これ、食べ物ですか?これは飲み物?

(ナギサ)
ここでは買っちゃダメなのがあるから。
下手にアーティファクト持って、王族とかに取り上げられたらダメだから。

(アンネ・クロイツ)
分かったわ。


という事で、部屋着にする服や飲食物、無難なおもちゃ程度にした。
またレジの精算が終わると……

(アンネ・クロイツ)
こんな珍しい物が、こんなに安いのですか!

(ナギサ)
庶民の味方だよ。


お金は返してもらい、家まで見送った。

(ナギサ)
お金はややこしくなったらダメだから回収するね。
また行こう、約束を守るなら連れて行ってあげるから。

(アンネ・クロイツ)
はい!絶対守ります!

(ナギサ)
家の人もだよ。
親でもね。

(アンネ・クロイツ)
分かりました、必ず約束させます。


そう約束すると、喜んで家に入った。
一応、ストレージ付きのポシェットは回収した。
大量の買い物に、家の人も驚いていた。
家の中で皆に説明した。

(クロイツ子爵家当主 ゲラン・クロイツ:男)
お前は神に選ばれたんだ。
これは何がなんでも守らないといけない。
お前達、分かってるな。

(執事長)
はっ!目を光らせますゆえ、お任せください。


しっかり約束させたアンネだった。


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