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盗賊と貴族とギルド
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復活すると……
(貴族:女)
あ、あのう……マスター♡(上目遣い)
(ナギサ)
ハマった?
(貴族:女)
はい♡
(執事)
お嬢様(ため息)
(ナギサ)
なんだかんだで気持ち良かったでしょ(笑)
(一同)
はい!♡
(ナギサ)
って事で、吐いてもらおうかな?
(賊頭:男)
いっ、言わねぇ~♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡(期待する目)
(ナギサ)
残念ながら、拷問の時間だ(冷たい目)
【ウィンドカッター】
(賊頭:男)
えっ?ああぁぁぁっ!!
ナギサは魔法で賊頭の腕を切り落とした。
(ナギサ)
あっ、止血しなきゃ!
【ファイア】
(賊頭:男)
ぎゃああぁぁぁっ!!
賊頭の傷口を焼いて止血するナギサ。
(ナギサ)
どうする?片腕と両足、残ってるけど(ニヤッ)
(賊頭:男)
いっ、言わねぇ~!
(ナギサ)
はいはい。
【ウィンドカッター】
【ファイア】
(賊頭:男)
ぎゃああぁぁぁっ!!(叫び)
今度は右脚を切断したナギサ。
(ナギサ)
面倒くさい。
【ウィンドカッター】
【ファイア】
残りの手足も切り落とし、達磨にしたナギサ。
(賊頭:男)
あっ、あっ、あっ、あっ……たっ、助けてくれ(大涙)
(ナギサ)
なら喋れよ。
(賊頭:男)
わ、分かった、分かったから助けてくれ(滝涙)
そして賊頭は喋った。
(ナギサ)
嘘ついてたりして(ニヤッ)
(賊頭:男)
ついてねぇ!嘘なんかついてねぇ!!(号泣)
(ナギサ)
どうします?
(護衛:男)
ま、まぁ、連行して騎士団に突き出す。
(ナギサ)
なら、はい。
ナギサは"ストレージ"から牢馬車を出した。
(ナギサ)
これ、使ってください、あげます。
(護衛:男)
あ、ああ、恩に着る、この馬車は必ず……
(ナギサ)
返さなくて良いです、あげますから。
(護衛:男)
しっ、しかし……
(ナギサ)
面倒事に巻き込まれたくないですから。
スローライフ希望なんで、そっとしておいてください。
(護衛:男)
あ、ああ、しかし、コイツらの……
(ナギサ)
賞金ですか?あげます。
ギルドで食住が保証されてますから、困りません。
宿でかなり割の良いバイトしてますし。
まぁ、そのバイトをしないと宿が困りますから、かなりの給金もらってますから。
(執事)
いや、そういう訳には……
(ナギサ)
最初に"ここでの事は無かった事にする"って約束で引き受けたでしょ。
約束は守りましょう。
でなかったら、盗賊を解放して襲わせますよ?
助太刀してなかったら、そうなんですから。
(執事)
ううっ……分かりました。
(ナギサ)
ではと。
【アースバインド】
盗賊を牢馬車に放り込む。
(賊:女)
良い女じゃない、お姉さん好みよ、またやってくれない?
(ナギサ)
ヤダ。
それに貴族襲ったから処刑でしょ?
でなくても依頼主の刺客に殺されるよね?
(賊:女)
つれないねぇ……だから、最期に気持ちいい事シてほしいんだよ。
(ナギサ)
はぁ……面会許可出たら、行ってやるよ(ため息)
(賊一同)
お願いしやす!(土下座)
(ナギサ)
お前ら全員かよ!
(貴族:女)
あ、あのぅ……私も……(照)
(ナギサ)
・・・
(貴族:女)
なんで!盗賊は良くて、私はダメなの!(涙目)
(ナギサ)
はぁ……貴族令嬢がそれってどうかと思うよ(ため息)
(貴族:女)
だからです!大変なんです!策略に同盟、お茶会での情報交換と探り合い、日々大変なんですから。
(ナギサ)
なら、余計にダメやん。
(貴族:女)
寝る前に……気持ち良く……(照)
(ナギサ)
アンタ、何考えてんだよ、夜這いだろ(ため息)
(貴族:女)
肌に触れてないのでノーカウントです。
(ナギサ)
なんとかしてください!
(執事)
いやはや、お嬢様には困ったもんです。
(貴族:女)
ちゃんとお金払います!
(ナギサ)
買春だ!余計悪いわ!
(貴族:女)
どうしてもダメですか(涙目)
(ナギサ)
執事さん!
(執事)
分かりました、ご主人様に相談してみましょう。
(ナギサ)
相談する前に断ろうな!
その場を立ち去ろうとすると……
(貴族:女)
こちらの馬車にお乗りください、王都までお送りします。
(ナギサ)
いえ、王都から出てきたので、反対方向です。
(貴族:女)
なら、隣町までお送りします。
(ナギサ)
いえ、王都に帰られるのに正反対じゃないですか、この賊も連行しないといけないじゃないですか。
(貴族:女)
なら、ここで殺しちゃいましょう。
どうせ処刑です、早いか遅いかの違いです。
(ナギサ)
アンタの頭の中が怖ぇ~よ!
どうにかこうにか王都に戻る事で納得させた。
(ナギサ)
まだクエストの途中なんで、先に帰還してください。
(貴族:女)
いえ、待っています。
(ナギサ)
いや、危ないから!
(貴族:女)
また守ってもらえますよね(上目遣い)
(ナギサ)
そんな目をしてもダメです。
魔物が来たら、どうするんですか(ため息)
(貴族:女)
肉壁なら居ます!
躊躇いもなく護衛隊を指差した。
(護衛:男)
お、お嬢様……
(ナギサ)
自分の身内をそんな風に思ってる人とは付き合えません。
(貴族:女)
ご、ごめんなさい……(しゅん)
(執事)
なんと……あのお嬢様が誤った!
(ナギサ)
・・・は?
(貴族:女)
今そんな事、言わなくても良いじゃない!じいの意地悪!
(ナギサ)
ま、まぁ、悪い事したら、謝ろうな。
時と場合によるかもしれませんが。
(貴族:女)
はい、マスター!
(ナギサ)
はぁ……
ナギサは薬草採取をやった。
もう充分なんだが、途中で飽きて帰ってくれないかと期待していた。
(貴族:女)
まだですかぁ……
(ナギサ)
まだまだですよ。
だから先に帰った方が良いですよ。
泊まりになるかもしれないから。
(貴族:女)
大丈夫です、馬車があります!
(ナギサ)
はぁ……分かりました、帰りましょう。
(貴族:女)
はい、じゃあこれを。
令嬢は金貨3枚出した。
(ナギサ)
は?
(貴族:女)
今採取した薬草を買います。
だから、受け取ってください。
ナギサは困った、"ストレージ"に保管しているから劣化はしていない。
"ストレージ持ち"という事は、ギルドの機密事項だ。
(ナギサ)
大丈夫です、容量は小さいですが、"ストレージ"を持っています。
それにギルドから依頼を受けていて、納品しないといけないですから。
"ストレージ持ち"という事はギルドの最重要機密事項です。
他には漏らさないようにしてください。
(執事)
なっ!そういう事ですか!
お嬢様、この事は絶対に他言無用です。
でないとギルドを敵に回す事になります。
(貴族:女)
ギルドを敵に回したらどうなるの?
(執事)
全財産没収の上、お家取り潰し、そして国外追放です。
(貴族:女)
えっ?……
(執事)
とんでもない事を聞いてしまいました。
(ナギサ)
だから言いたくなかったんです。
(執事)
申し訳ございません。
(ナギサ)
では帰りますか……これ以上、時間稼ぎをしても無駄みたいですし。
(貴族:女)
時間稼ぎ?
(ナギサ)
諦めて、先に帰ってもらうのを待ってたんですが……これを知られたら意味ないです。
まぁ、口外ができませんから良いですけど……
(貴族:女)
なら!
(ナギサ)
先に帰ります、夕方までには帰ってきて欲しいと言われてますから。
(執事)
夕方!この距離では……
(ナギサ)
うーん……ギリギリ可能ですね、かなり飛ばしますから一人でないと……
(執事)
分かりました、すぐ向かってください。
(貴族:女)
じい!
(執事)
ギルドからの要請です、邪魔してはなりません。
(貴族:女)
・・・はい……
(ナギサ)
では。
そう言うとナギサは立ち去り、テラクルーザーを出して飛ばした。
まぁ、常識外の速さだから、周りは気にしないというか、幻を見ていると勘違いしていた。
(ナギサ)
ただいま。
(クラン王国王都クラン ギルドマスター ミレンナ:男装)
おぉ、おかえり。
(ナギサ)
ご注文の品っす。
(王都ギルドマスター ミレンナ)
まいど(ニヤリ)
どこまで行った(ボソっ)
(ナギサ)
徒歩だと4日ぐらいの場所。
そこまで離れたら、採取には来ないでしょ?(ボソっ)
(王都ギルドマスター ミレンナ)
ああ、助かる(ボソっ)
(ナギサ)
で、ちょっとややこしい事に(ボソっ)
(王都ギルドマスター ミレンナ)
分かった、執務室に行こう。
ナギサは帰り道での事を話した。
(王都ギルドマスター ミレンナ)
面倒くさい事になったな……
たしかに最重要機密事項だが相手はお貴族だ、法外でも依頼料を提示してクエスト発注されたら断れねぇ。
安いのは断れるが、高いのは断れねぇからな。
しかも指名依頼となれば尚更だ。
依頼料で締め出したいが表向きCランクだ、高額請求したらバレる。
(ナギサ)
だよねぇ……
(王都ギルドマスター ミレンナ)
Uランク計算なら国ぐるみの報酬でないと払えないが、それをすればUランクが居ると大々的に宣伝するようなもんだしな。
Sランクぐらいなら、金を積む貴族なら払いそうだ。
しかし、この国にはAランクまでしか居ない。
まぁ、Sランクが居るギルドは無いがな。
(ナギサ)
うーん……
(王都ギルドマスター ミレンナ)
とりあえずランクを上げる。
Aランク登録だ、少しは依頼料で減らせるかもしれん。
Cランクのままなら、屋敷に囲いかねないからな。
(ナギサ)
分かった。
(王都ギルドマスター ミレンナ)
まぁ、盗賊の襲撃を知って、放置はできんからな。
よほど相手が断らない限りな。
(ナギサ)
やっぱり。
(王都ギルドマスター ミレンナ)
ああ。
数日後、あのお嬢様がギルドにやってきた。
(貴族:女)
あのう、指名依頼お願いします。
(ギルド職員:女)
はい、どなたをご指名ですか?
(貴族:女)
はい……えーっと……
(ギルド職員:女)
どうしました?
(貴族:女)
名前を聞いてませんでした……
(ギルド職員:女)
なら、指名依頼はできません。
(貴族:女)
ギルドなら分かりませんか?
数日前、街道で盗賊に襲われた者です。
(ギルド職員:女)
数日前と言いますと、今朝貴族を襲撃した盗賊が連行された件ですか?
(ギアドラン伯爵家一人娘 マリー)
はい、その襲撃された貴族は、私、マリー・ギアドランです。
(ギルド職員:女)
そうなんですか、一応記録しておきます。
(マリー・ギアドラン)
その時、助けていただいた方を指名したいのです。
(ギルド職員:女)
そう言われましても、こちらには情報がございません。
(マリー・ギアドラン)
どうしてですか!あの時、夕刻までにギルドに納品があると言っていました。
もう戻っているはずです!
(ギルド職員:女)
は?
数日前に襲撃されて、今朝到着したんですよね?
そんな距離、そんな短時間で移動できるとでも?
(マリー・ギアドラン)
その方は言ってました。
ギルドに夕刻までに納品と、そして魔法で移動すると。
距離が距離だけに一人しか移動できないと言っていました。
(ギルド職員:女)
騙されてませんか?
なんとでも言えますし、それならどんなクエストを受注していたか分かりますか?
(マリー・ギアドラン)
はい!薬草採取です!一緒に居ました!
(ギルド職員:女)
あのう、無茶苦茶な話ですよ?
移動に数日もかかる場所に薬草採取?
戻ってきた頃には商品になりません。
また、そんな距離をそんな短時間で移動するなんて無理です、聞いた事がありません。
(マリー・ギアドラン)
だって、その方は言ってましたもん!す……
(ギルド職員:女)
その先、言って良い事ですか?
(マリー・ギアドラン)
えっ?
(ギルド職員:女)
今なら聞かなかった事にできます。
しかし、その先を言えばどうなるか、お分かりですか?
(マリー・ギアドラン)
あっ!……
(ギルド職員:女)
おかえりください。
指名依頼をしたいなら、その方の名前が分かってからにしてください。
(マリー・ギアドラン)
・・・はい(しゅん)
がっくり肩を落として帰るマリー・ギアドラン。
(ナギサ)
ちょっと可哀想だったかな?
(ギルド職員:女)
いえ、そうでないと無理難題な事を言ってきますから。
(ナギサ)
なら、仕方ないね。
(ギルド職員:女)
っていうか私の名前、覚えてくれてます?
(ナギサ)
えっ?
(ギルド職員:女)
酷い!
(ナギサ)
いや、聞いてないですよ?
(ギルド職員:女)
自己紹介しましたよ!
(ナギサ)
いつ?
(ギルド職員:女)
最初の登録の時です、ギルマスの執務室で。
(ナギサ)
いや、あの時、紹介はされてないよ?
(クラン王国王都クラン ギルド職員 アンナ:女)
またギルマスが忘れたんですね!
私はアンナです。
王都ギルド職員のアンナです。
(ナギサ)
分かりました、アンナさん。
(王都ギルド職員 アンナ)
さん付けじゃなくて、アンナって呼んで欲しいなって(照)
(ナギサ)
じゃあ、アンナさんで。
(王都ギルド職員 アンナ)
なんでですか!(涙目)
(ナギサ)
はいはい、これあげるから。
(王都ギルド職員 アンナ)
なんです?これ?
(ナギサ)
残飯。
(王都ギルド職員 アンナ)
わーい!いっただきまーす♪
(ナギサ)
食うな!
(王都ギルド職員 アンナ)
なんでですか!立派な間接キスじゃないですか!
しかも唾液付きって、ディープキス♡
(ナギサ)
二度と近づかないでおこう(どん引き)
速攻で取り上げて燃やしたナギサ。
(王都ギルド職員 アンナ)
ああぁぁぁっ!!私の青春!!(涙)
(ナギサ)
どんな青春だよ!!
危ないヤツがギルドにも居る事を知ったナギサだった。
(貴族:女)
あ、あのう……マスター♡(上目遣い)
(ナギサ)
ハマった?
(貴族:女)
はい♡
(執事)
お嬢様(ため息)
(ナギサ)
なんだかんだで気持ち良かったでしょ(笑)
(一同)
はい!♡
(ナギサ)
って事で、吐いてもらおうかな?
(賊頭:男)
いっ、言わねぇ~♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡(期待する目)
(ナギサ)
残念ながら、拷問の時間だ(冷たい目)
【ウィンドカッター】
(賊頭:男)
えっ?ああぁぁぁっ!!
ナギサは魔法で賊頭の腕を切り落とした。
(ナギサ)
あっ、止血しなきゃ!
【ファイア】
(賊頭:男)
ぎゃああぁぁぁっ!!
賊頭の傷口を焼いて止血するナギサ。
(ナギサ)
どうする?片腕と両足、残ってるけど(ニヤッ)
(賊頭:男)
いっ、言わねぇ~!
(ナギサ)
はいはい。
【ウィンドカッター】
【ファイア】
(賊頭:男)
ぎゃああぁぁぁっ!!(叫び)
今度は右脚を切断したナギサ。
(ナギサ)
面倒くさい。
【ウィンドカッター】
【ファイア】
残りの手足も切り落とし、達磨にしたナギサ。
(賊頭:男)
あっ、あっ、あっ、あっ……たっ、助けてくれ(大涙)
(ナギサ)
なら喋れよ。
(賊頭:男)
わ、分かった、分かったから助けてくれ(滝涙)
そして賊頭は喋った。
(ナギサ)
嘘ついてたりして(ニヤッ)
(賊頭:男)
ついてねぇ!嘘なんかついてねぇ!!(号泣)
(ナギサ)
どうします?
(護衛:男)
ま、まぁ、連行して騎士団に突き出す。
(ナギサ)
なら、はい。
ナギサは"ストレージ"から牢馬車を出した。
(ナギサ)
これ、使ってください、あげます。
(護衛:男)
あ、ああ、恩に着る、この馬車は必ず……
(ナギサ)
返さなくて良いです、あげますから。
(護衛:男)
しっ、しかし……
(ナギサ)
面倒事に巻き込まれたくないですから。
スローライフ希望なんで、そっとしておいてください。
(護衛:男)
あ、ああ、しかし、コイツらの……
(ナギサ)
賞金ですか?あげます。
ギルドで食住が保証されてますから、困りません。
宿でかなり割の良いバイトしてますし。
まぁ、そのバイトをしないと宿が困りますから、かなりの給金もらってますから。
(執事)
いや、そういう訳には……
(ナギサ)
最初に"ここでの事は無かった事にする"って約束で引き受けたでしょ。
約束は守りましょう。
でなかったら、盗賊を解放して襲わせますよ?
助太刀してなかったら、そうなんですから。
(執事)
ううっ……分かりました。
(ナギサ)
ではと。
【アースバインド】
盗賊を牢馬車に放り込む。
(賊:女)
良い女じゃない、お姉さん好みよ、またやってくれない?
(ナギサ)
ヤダ。
それに貴族襲ったから処刑でしょ?
でなくても依頼主の刺客に殺されるよね?
(賊:女)
つれないねぇ……だから、最期に気持ちいい事シてほしいんだよ。
(ナギサ)
はぁ……面会許可出たら、行ってやるよ(ため息)
(賊一同)
お願いしやす!(土下座)
(ナギサ)
お前ら全員かよ!
(貴族:女)
あ、あのぅ……私も……(照)
(ナギサ)
・・・
(貴族:女)
なんで!盗賊は良くて、私はダメなの!(涙目)
(ナギサ)
はぁ……貴族令嬢がそれってどうかと思うよ(ため息)
(貴族:女)
だからです!大変なんです!策略に同盟、お茶会での情報交換と探り合い、日々大変なんですから。
(ナギサ)
なら、余計にダメやん。
(貴族:女)
寝る前に……気持ち良く……(照)
(ナギサ)
アンタ、何考えてんだよ、夜這いだろ(ため息)
(貴族:女)
肌に触れてないのでノーカウントです。
(ナギサ)
なんとかしてください!
(執事)
いやはや、お嬢様には困ったもんです。
(貴族:女)
ちゃんとお金払います!
(ナギサ)
買春だ!余計悪いわ!
(貴族:女)
どうしてもダメですか(涙目)
(ナギサ)
執事さん!
(執事)
分かりました、ご主人様に相談してみましょう。
(ナギサ)
相談する前に断ろうな!
その場を立ち去ろうとすると……
(貴族:女)
こちらの馬車にお乗りください、王都までお送りします。
(ナギサ)
いえ、王都から出てきたので、反対方向です。
(貴族:女)
なら、隣町までお送りします。
(ナギサ)
いえ、王都に帰られるのに正反対じゃないですか、この賊も連行しないといけないじゃないですか。
(貴族:女)
なら、ここで殺しちゃいましょう。
どうせ処刑です、早いか遅いかの違いです。
(ナギサ)
アンタの頭の中が怖ぇ~よ!
どうにかこうにか王都に戻る事で納得させた。
(ナギサ)
まだクエストの途中なんで、先に帰還してください。
(貴族:女)
いえ、待っています。
(ナギサ)
いや、危ないから!
(貴族:女)
また守ってもらえますよね(上目遣い)
(ナギサ)
そんな目をしてもダメです。
魔物が来たら、どうするんですか(ため息)
(貴族:女)
肉壁なら居ます!
躊躇いもなく護衛隊を指差した。
(護衛:男)
お、お嬢様……
(ナギサ)
自分の身内をそんな風に思ってる人とは付き合えません。
(貴族:女)
ご、ごめんなさい……(しゅん)
(執事)
なんと……あのお嬢様が誤った!
(ナギサ)
・・・は?
(貴族:女)
今そんな事、言わなくても良いじゃない!じいの意地悪!
(ナギサ)
ま、まぁ、悪い事したら、謝ろうな。
時と場合によるかもしれませんが。
(貴族:女)
はい、マスター!
(ナギサ)
はぁ……
ナギサは薬草採取をやった。
もう充分なんだが、途中で飽きて帰ってくれないかと期待していた。
(貴族:女)
まだですかぁ……
(ナギサ)
まだまだですよ。
だから先に帰った方が良いですよ。
泊まりになるかもしれないから。
(貴族:女)
大丈夫です、馬車があります!
(ナギサ)
はぁ……分かりました、帰りましょう。
(貴族:女)
はい、じゃあこれを。
令嬢は金貨3枚出した。
(ナギサ)
は?
(貴族:女)
今採取した薬草を買います。
だから、受け取ってください。
ナギサは困った、"ストレージ"に保管しているから劣化はしていない。
"ストレージ持ち"という事は、ギルドの機密事項だ。
(ナギサ)
大丈夫です、容量は小さいですが、"ストレージ"を持っています。
それにギルドから依頼を受けていて、納品しないといけないですから。
"ストレージ持ち"という事はギルドの最重要機密事項です。
他には漏らさないようにしてください。
(執事)
なっ!そういう事ですか!
お嬢様、この事は絶対に他言無用です。
でないとギルドを敵に回す事になります。
(貴族:女)
ギルドを敵に回したらどうなるの?
(執事)
全財産没収の上、お家取り潰し、そして国外追放です。
(貴族:女)
えっ?……
(執事)
とんでもない事を聞いてしまいました。
(ナギサ)
だから言いたくなかったんです。
(執事)
申し訳ございません。
(ナギサ)
では帰りますか……これ以上、時間稼ぎをしても無駄みたいですし。
(貴族:女)
時間稼ぎ?
(ナギサ)
諦めて、先に帰ってもらうのを待ってたんですが……これを知られたら意味ないです。
まぁ、口外ができませんから良いですけど……
(貴族:女)
なら!
(ナギサ)
先に帰ります、夕方までには帰ってきて欲しいと言われてますから。
(執事)
夕方!この距離では……
(ナギサ)
うーん……ギリギリ可能ですね、かなり飛ばしますから一人でないと……
(執事)
分かりました、すぐ向かってください。
(貴族:女)
じい!
(執事)
ギルドからの要請です、邪魔してはなりません。
(貴族:女)
・・・はい……
(ナギサ)
では。
そう言うとナギサは立ち去り、テラクルーザーを出して飛ばした。
まぁ、常識外の速さだから、周りは気にしないというか、幻を見ていると勘違いしていた。
(ナギサ)
ただいま。
(クラン王国王都クラン ギルドマスター ミレンナ:男装)
おぉ、おかえり。
(ナギサ)
ご注文の品っす。
(王都ギルドマスター ミレンナ)
まいど(ニヤリ)
どこまで行った(ボソっ)
(ナギサ)
徒歩だと4日ぐらいの場所。
そこまで離れたら、採取には来ないでしょ?(ボソっ)
(王都ギルドマスター ミレンナ)
ああ、助かる(ボソっ)
(ナギサ)
で、ちょっとややこしい事に(ボソっ)
(王都ギルドマスター ミレンナ)
分かった、執務室に行こう。
ナギサは帰り道での事を話した。
(王都ギルドマスター ミレンナ)
面倒くさい事になったな……
たしかに最重要機密事項だが相手はお貴族だ、法外でも依頼料を提示してクエスト発注されたら断れねぇ。
安いのは断れるが、高いのは断れねぇからな。
しかも指名依頼となれば尚更だ。
依頼料で締め出したいが表向きCランクだ、高額請求したらバレる。
(ナギサ)
だよねぇ……
(王都ギルドマスター ミレンナ)
Uランク計算なら国ぐるみの報酬でないと払えないが、それをすればUランクが居ると大々的に宣伝するようなもんだしな。
Sランクぐらいなら、金を積む貴族なら払いそうだ。
しかし、この国にはAランクまでしか居ない。
まぁ、Sランクが居るギルドは無いがな。
(ナギサ)
うーん……
(王都ギルドマスター ミレンナ)
とりあえずランクを上げる。
Aランク登録だ、少しは依頼料で減らせるかもしれん。
Cランクのままなら、屋敷に囲いかねないからな。
(ナギサ)
分かった。
(王都ギルドマスター ミレンナ)
まぁ、盗賊の襲撃を知って、放置はできんからな。
よほど相手が断らない限りな。
(ナギサ)
やっぱり。
(王都ギルドマスター ミレンナ)
ああ。
数日後、あのお嬢様がギルドにやってきた。
(貴族:女)
あのう、指名依頼お願いします。
(ギルド職員:女)
はい、どなたをご指名ですか?
(貴族:女)
はい……えーっと……
(ギルド職員:女)
どうしました?
(貴族:女)
名前を聞いてませんでした……
(ギルド職員:女)
なら、指名依頼はできません。
(貴族:女)
ギルドなら分かりませんか?
数日前、街道で盗賊に襲われた者です。
(ギルド職員:女)
数日前と言いますと、今朝貴族を襲撃した盗賊が連行された件ですか?
(ギアドラン伯爵家一人娘 マリー)
はい、その襲撃された貴族は、私、マリー・ギアドランです。
(ギルド職員:女)
そうなんですか、一応記録しておきます。
(マリー・ギアドラン)
その時、助けていただいた方を指名したいのです。
(ギルド職員:女)
そう言われましても、こちらには情報がございません。
(マリー・ギアドラン)
どうしてですか!あの時、夕刻までにギルドに納品があると言っていました。
もう戻っているはずです!
(ギルド職員:女)
は?
数日前に襲撃されて、今朝到着したんですよね?
そんな距離、そんな短時間で移動できるとでも?
(マリー・ギアドラン)
その方は言ってました。
ギルドに夕刻までに納品と、そして魔法で移動すると。
距離が距離だけに一人しか移動できないと言っていました。
(ギルド職員:女)
騙されてませんか?
なんとでも言えますし、それならどんなクエストを受注していたか分かりますか?
(マリー・ギアドラン)
はい!薬草採取です!一緒に居ました!
(ギルド職員:女)
あのう、無茶苦茶な話ですよ?
移動に数日もかかる場所に薬草採取?
戻ってきた頃には商品になりません。
また、そんな距離をそんな短時間で移動するなんて無理です、聞いた事がありません。
(マリー・ギアドラン)
だって、その方は言ってましたもん!す……
(ギルド職員:女)
その先、言って良い事ですか?
(マリー・ギアドラン)
えっ?
(ギルド職員:女)
今なら聞かなかった事にできます。
しかし、その先を言えばどうなるか、お分かりですか?
(マリー・ギアドラン)
あっ!……
(ギルド職員:女)
おかえりください。
指名依頼をしたいなら、その方の名前が分かってからにしてください。
(マリー・ギアドラン)
・・・はい(しゅん)
がっくり肩を落として帰るマリー・ギアドラン。
(ナギサ)
ちょっと可哀想だったかな?
(ギルド職員:女)
いえ、そうでないと無理難題な事を言ってきますから。
(ナギサ)
なら、仕方ないね。
(ギルド職員:女)
っていうか私の名前、覚えてくれてます?
(ナギサ)
えっ?
(ギルド職員:女)
酷い!
(ナギサ)
いや、聞いてないですよ?
(ギルド職員:女)
自己紹介しましたよ!
(ナギサ)
いつ?
(ギルド職員:女)
最初の登録の時です、ギルマスの執務室で。
(ナギサ)
いや、あの時、紹介はされてないよ?
(クラン王国王都クラン ギルド職員 アンナ:女)
またギルマスが忘れたんですね!
私はアンナです。
王都ギルド職員のアンナです。
(ナギサ)
分かりました、アンナさん。
(王都ギルド職員 アンナ)
さん付けじゃなくて、アンナって呼んで欲しいなって(照)
(ナギサ)
じゃあ、アンナさんで。
(王都ギルド職員 アンナ)
なんでですか!(涙目)
(ナギサ)
はいはい、これあげるから。
(王都ギルド職員 アンナ)
なんです?これ?
(ナギサ)
残飯。
(王都ギルド職員 アンナ)
わーい!いっただきまーす♪
(ナギサ)
食うな!
(王都ギルド職員 アンナ)
なんでですか!立派な間接キスじゃないですか!
しかも唾液付きって、ディープキス♡
(ナギサ)
二度と近づかないでおこう(どん引き)
速攻で取り上げて燃やしたナギサ。
(王都ギルド職員 アンナ)
ああぁぁぁっ!!私の青春!!(涙)
(ナギサ)
どんな青春だよ!!
危ないヤツがギルドにも居る事を知ったナギサだった。
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