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二学期
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二学期が始まる。
なぎさと司はいつも通りのリムジン通学だ。
学園の近くの別宅というのは、何も学園の敷地外という訳ではない。
敷地外は何があるかわからない。
以前は住んでいた者も居るが、放火や押し込み強盗殺人もあった為、
近隣住民を追い出し、ひとつの都市の広さの土地が学園の敷地として、国から譲渡された。
だから、色々な施設がたくさんあるわけだ。
企業も市場価値としては高い為、どんどん進出しており、首都並みに栄えている。
規範的な人達、学生に関しては学園が全額支払う為、
取りっぱぐれが無いとくれば、企業にすれば超上得意様である。
敷地内で行動するならある程度の安全は担保されているが、
不審者の不法侵入がある為、気は付けなければならない。
また、社会に出れば転勤もあるので、そこも要注意である。
護衛はある程度されてはいるが……
ハイスペックなエリートゆえの弊害でもある。
(専属メイド)
いってらっしゃいませ、お嬢様方。
(北条寺なぎさ MtF)
いってきます。
(北条寺 司 MtF)
ああ。
行こ、なぎさ(笑顔)
もう慣れたものである。
(大間 晶 MtF)
おはよう、ジャンヌ・ダルグ様!(ニヤッ)
(北条寺なぎさ MtF)
ぬわあぁぁぁっ!!
(渋谷 翔 FtM)
そう言ってやるな、晶。
なぁ、ジャンヌ・ダルグ様(ニヤリ)
(北条寺なぎさ MtF)
やめてぇぇぇっ!!!
これも毎朝の何気ない1コマである。
(渋谷 翔 FtM)
で、夏休み、ナニしてた?
(北条寺なぎさ MtF)
旅行。
(渋谷 翔 FtM)
の”あ”あ”ぁぁぁぁぁっ!!
スルーされたぁ~(涙目)
(大間 晶 MtF)
ツッコむとこ、あった?(ニヤッ)
(北条寺なぎさ MtF)
無い(ニヤリ)
(渋谷 翔 FtM)
なあああぁぁぁぁぁっ!!!(悶え)
(北条寺 司 MtF)
私となぎさは全国の美味しいものを食べ歩く旅行をしてたの。
(大間 晶 MtF)
そうなんだ、私はハワイの別荘と、あとニュージーランドにも行ってきたわ。
(北条寺なぎさ MtF)
そうなんだ、移動は?
チャリ?
がしゃん!
(大間 晶 MtF)
ち、チャリで海、渡るんかい!(笑)
(北条寺なぎさ MtF)
頑張れ!
諦めたら、そこで試合終了だ(笑)
(大間 晶 MtF)
既に終了してるわよ!てか、始まってもないわ!!(爆笑)
プライベートジェットよ。
(渋谷 翔 FtM)
俺もプライベートジェットでドイツだ。
(北条寺なぎさ MtF)
なんで?
(渋谷 翔 FtM)
休みだからだよ!サッカー観戦に行ったんだよ!
(大間 晶 MtF)
よく撃墜されなかったね(真顔)
(渋谷 翔 FtM)
なんで撃墜されんだよ!
ってか、真顔で言うな!!
(なぎさ&晶)
翔だから(笑)
(渋谷 翔 FtM)
のがああぁぁぁぁぁっ!!
いつも通りのボケとツッコミ。
今日も平和だなぁ(笑)
(北条寺 司 MtF)
皆さん、二学期といえは、スポーツ祭と文化祭ですよ。
(北条寺なぎさ MtF)
そっかぁ~。
どんな感じなんだろ。
(大間 晶 MtF)
あっ!そうか!
(渋谷 翔 FtM)
なぎさは入院してたから、去年不参加だったもんな。
(北条寺なぎさ MtF)
そっか!私、2年生なんだ!実感ないわぁ……
(北条寺 司 MtF)
大丈夫ですよ、皆んなが居ますから。
(北条寺なぎさ MtF)
でも、よく進級できたなぁ……
(渋谷 翔 FtM)
2回級特進だ!(笑)
(北条寺なぎさ MtF)
死んでないわ!
しかもそれなら3年やろ(笑)
(大間 晶 MtF)
去年言ったと思うけど、高校になれば成績は関係ないよ。
(北条寺 司 MtF)
そうです。
いわゆる"義務教育"と言われる9年、小中学生は成績が要ります。
どの高校に入るかの篩にかけますから。
高校にくれば、必要ない。
社会生活を送る上では何も問題ありませんから、
高校ですることは、"繋がりを作る、増やす"と"より強固な繋がりにする"です。
大学に行くと、"将来どうするか?"です。
で、それに必要な知識やテクニックを大学院卒業までに身につけるのです。
より専門の道に進むのであれば、大学院ではなく、高等大学院へ進学し、極めます。
高等大学院は最低5年は保証されているので、途中で進路を変えても一からすることができます。
ただ、"いくらなんでも、もう諦めましょう"となれば、
一般職向けの大学院に編入されます。
嫌なら自主退学か、全額自己負担になりますけどね。
大学以上は留年、降格OKですから、進路を変更して、自信が無ければ基礎から学べますよ。
(渋谷 翔 FtM)
それだけに、卒業生はハイスペックなエリートなんだよ。
(大間 晶 MtF)
でも、関係ないことは不安になるでしょ?
ここで威力を発揮するのが"繋がり"なんだよね。
困れば、繋がりから、その道のエキスパートが助けにくる。
そうやって、私たちはバカ共から守るんだよ。
騙されたり、嵌められたりしないようにね。
(渋谷 翔 FtM)
ただ、人数は多い。
だから、自分のネットワークを構築しとくんだ。
即、助けを呼べるようにな。
(北条寺なぎさ MtF)
なるほど、心強いね。
(渋谷 翔 FtM)
直近であったろ。
襲撃するバカが。
(大間 晶 MtF)
なぎさは経験者じゃない。
(北条寺なぎさ MtF)
あっ!そうだった。
(北条寺 司 MtF)
なぎさの将来は決まってるわよ?
(北条寺なぎさ MtF)
へっ?
(北条寺 司 MtF)
私の右腕。
私と一緒に"北条寺グループ"を継ぐのよ。
(北条寺なぎさ MtF)
は?
(北条寺 司 MtF)
嫌?(上目遣い)
(北条寺なぎさ MtF)
いや、そんな事、出来るかなぁ……って……
(北条寺 司 MtF)
なぎさなら大丈夫!
それに時間は充分あるわ。
私と一緒に頑張ろうね。
私だって、跡継ぎの勉強をしなきゃいけないから、
その時は、なぎさも一緒に勉強しよ(笑顔)
(北条寺なぎさ MtF)
分かった、頑張るね、司。
(渋谷 翔 FtM)
っていうか、お前、もう決まってるじゃん(ニヤリ)
(大間 晶 MtF)
司さんに永久就職(ニヤリ)
(北条寺 司 MtF)
!そうじゃない!一番近くで私を支えてね(笑顔)
(北条寺なぎさ MtF)
はい♡
なぎさと司はいつも通りのリムジン通学だ。
学園の近くの別宅というのは、何も学園の敷地外という訳ではない。
敷地外は何があるかわからない。
以前は住んでいた者も居るが、放火や押し込み強盗殺人もあった為、
近隣住民を追い出し、ひとつの都市の広さの土地が学園の敷地として、国から譲渡された。
だから、色々な施設がたくさんあるわけだ。
企業も市場価値としては高い為、どんどん進出しており、首都並みに栄えている。
規範的な人達、学生に関しては学園が全額支払う為、
取りっぱぐれが無いとくれば、企業にすれば超上得意様である。
敷地内で行動するならある程度の安全は担保されているが、
不審者の不法侵入がある為、気は付けなければならない。
また、社会に出れば転勤もあるので、そこも要注意である。
護衛はある程度されてはいるが……
ハイスペックなエリートゆえの弊害でもある。
(専属メイド)
いってらっしゃいませ、お嬢様方。
(北条寺なぎさ MtF)
いってきます。
(北条寺 司 MtF)
ああ。
行こ、なぎさ(笑顔)
もう慣れたものである。
(大間 晶 MtF)
おはよう、ジャンヌ・ダルグ様!(ニヤッ)
(北条寺なぎさ MtF)
ぬわあぁぁぁっ!!
(渋谷 翔 FtM)
そう言ってやるな、晶。
なぁ、ジャンヌ・ダルグ様(ニヤリ)
(北条寺なぎさ MtF)
やめてぇぇぇっ!!!
これも毎朝の何気ない1コマである。
(渋谷 翔 FtM)
で、夏休み、ナニしてた?
(北条寺なぎさ MtF)
旅行。
(渋谷 翔 FtM)
の”あ”あ”ぁぁぁぁぁっ!!
スルーされたぁ~(涙目)
(大間 晶 MtF)
ツッコむとこ、あった?(ニヤッ)
(北条寺なぎさ MtF)
無い(ニヤリ)
(渋谷 翔 FtM)
なあああぁぁぁぁぁっ!!!(悶え)
(北条寺 司 MtF)
私となぎさは全国の美味しいものを食べ歩く旅行をしてたの。
(大間 晶 MtF)
そうなんだ、私はハワイの別荘と、あとニュージーランドにも行ってきたわ。
(北条寺なぎさ MtF)
そうなんだ、移動は?
チャリ?
がしゃん!
(大間 晶 MtF)
ち、チャリで海、渡るんかい!(笑)
(北条寺なぎさ MtF)
頑張れ!
諦めたら、そこで試合終了だ(笑)
(大間 晶 MtF)
既に終了してるわよ!てか、始まってもないわ!!(爆笑)
プライベートジェットよ。
(渋谷 翔 FtM)
俺もプライベートジェットでドイツだ。
(北条寺なぎさ MtF)
なんで?
(渋谷 翔 FtM)
休みだからだよ!サッカー観戦に行ったんだよ!
(大間 晶 MtF)
よく撃墜されなかったね(真顔)
(渋谷 翔 FtM)
なんで撃墜されんだよ!
ってか、真顔で言うな!!
(なぎさ&晶)
翔だから(笑)
(渋谷 翔 FtM)
のがああぁぁぁぁぁっ!!
いつも通りのボケとツッコミ。
今日も平和だなぁ(笑)
(北条寺 司 MtF)
皆さん、二学期といえは、スポーツ祭と文化祭ですよ。
(北条寺なぎさ MtF)
そっかぁ~。
どんな感じなんだろ。
(大間 晶 MtF)
あっ!そうか!
(渋谷 翔 FtM)
なぎさは入院してたから、去年不参加だったもんな。
(北条寺なぎさ MtF)
そっか!私、2年生なんだ!実感ないわぁ……
(北条寺 司 MtF)
大丈夫ですよ、皆んなが居ますから。
(北条寺なぎさ MtF)
でも、よく進級できたなぁ……
(渋谷 翔 FtM)
2回級特進だ!(笑)
(北条寺なぎさ MtF)
死んでないわ!
しかもそれなら3年やろ(笑)
(大間 晶 MtF)
去年言ったと思うけど、高校になれば成績は関係ないよ。
(北条寺 司 MtF)
そうです。
いわゆる"義務教育"と言われる9年、小中学生は成績が要ります。
どの高校に入るかの篩にかけますから。
高校にくれば、必要ない。
社会生活を送る上では何も問題ありませんから、
高校ですることは、"繋がりを作る、増やす"と"より強固な繋がりにする"です。
大学に行くと、"将来どうするか?"です。
で、それに必要な知識やテクニックを大学院卒業までに身につけるのです。
より専門の道に進むのであれば、大学院ではなく、高等大学院へ進学し、極めます。
高等大学院は最低5年は保証されているので、途中で進路を変えても一からすることができます。
ただ、"いくらなんでも、もう諦めましょう"となれば、
一般職向けの大学院に編入されます。
嫌なら自主退学か、全額自己負担になりますけどね。
大学以上は留年、降格OKですから、進路を変更して、自信が無ければ基礎から学べますよ。
(渋谷 翔 FtM)
それだけに、卒業生はハイスペックなエリートなんだよ。
(大間 晶 MtF)
でも、関係ないことは不安になるでしょ?
ここで威力を発揮するのが"繋がり"なんだよね。
困れば、繋がりから、その道のエキスパートが助けにくる。
そうやって、私たちはバカ共から守るんだよ。
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(渋谷 翔 FtM)
ただ、人数は多い。
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即、助けを呼べるようにな。
(北条寺なぎさ MtF)
なるほど、心強いね。
(渋谷 翔 FtM)
直近であったろ。
襲撃するバカが。
(大間 晶 MtF)
なぎさは経験者じゃない。
(北条寺なぎさ MtF)
あっ!そうだった。
(北条寺 司 MtF)
なぎさの将来は決まってるわよ?
(北条寺なぎさ MtF)
へっ?
(北条寺 司 MtF)
私の右腕。
私と一緒に"北条寺グループ"を継ぐのよ。
(北条寺なぎさ MtF)
は?
(北条寺 司 MtF)
嫌?(上目遣い)
(北条寺なぎさ MtF)
いや、そんな事、出来るかなぁ……って……
(北条寺 司 MtF)
なぎさなら大丈夫!
それに時間は充分あるわ。
私と一緒に頑張ろうね。
私だって、跡継ぎの勉強をしなきゃいけないから、
その時は、なぎさも一緒に勉強しよ(笑顔)
(北条寺なぎさ MtF)
分かった、頑張るね、司。
(渋谷 翔 FtM)
っていうか、お前、もう決まってるじゃん(ニヤリ)
(大間 晶 MtF)
司さんに永久就職(ニヤリ)
(北条寺 司 MtF)
!そうじゃない!一番近くで私を支えてね(笑顔)
(北条寺なぎさ MtF)
はい♡
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