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プロジェクトN始動③ 北条寺病院編
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北条寺病院に転院したなぎさは、手術前検査を受ける。
(北条寺なぎさ MtF)
そろそろ最終段階の義手だね。
(北条寺 司 MtF)
そうだな、義足の調子はどうだ?
(北条寺なぎさ MtF)
順調だよ。リハビリと点検に月一で通院してくれって。
当然、不具合が出たら即、来てくれって。
義手は2種類だね。
(北条寺 司 MtF)
そうだな。
なぎさは司と一緒に義手の手術の説明を受ける。
御堂夫人が慌てて駆けつける。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん!
(北条寺なぎさ MtF)
どうしたんです?お母様。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
どうしたも何も、こんな大切なことは教えてくれないと。
(北条寺なぎさ MtF)
えっ?だって司が同行してくれるし。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
だってじゃないですよ(涙目)
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
ババア、邪魔してんじゃねぇ~!!
御堂 哲司が慌てて駆けつけた。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
邪魔なんてしてません!
私のなぎさちゃんの大切な手術です。
母の私が付き添わなくて、どうするんですか!
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
お前な……(ため息)
(主治医 MtF)
あのう、説明を続けても?
というか、最初からしましょうか?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
最初からお願いいます!(鼻息)
(主治医 MtF)
はぁ……
最初から説明がされる。
全ての説明が終わり、3日後が手術日と決まる。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
今日から泊まります。
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
は?何言ってんだ、ババア?
(北条寺なぎさ MtF)
そうですよ、お母様。
お仕事は?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
お仕事なんて、代わりが居ます。
既に指示は出しています。
何か起こらない限り、大丈夫です。
(北条寺なぎさ MtF)
・・・。
(北条寺 司 MtF)
あはは(汗)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
司さんはお仕事よね?
(北条寺 司 MtF)
3日は休みを取れたので、泊まり込む予定です。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なら、一緒に泊まり込みましょう。
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
司との2人の時間を邪魔するな、ババア(ため息)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
えぇぇぇっ!!!
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
"えぇぇぇっ!!!"じゃねぇ~わ(ため息)
(北条寺 司 MtF)
では、4日目からお願いしても?
私は残念ながら、仕事に戻らないといけないので。
術後、目覚めたら仕事に戻りますから(苦が笑)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
はい!喜んで!!
御堂夫人、居酒屋バイト、始めました?(笑)
(北条寺なぎさ MtF)
司、頑張ってね。
(北条寺 司 MtF)
お前もだよ、なぎさ。
(北条寺なぎさ MtF)
うん♡
しばらくは司と水入らずの時間を過ごす。
色んな、エロんな事をして。
特別室、防音で良かったな(笑)
3日後。
(北条寺なぎさ MtF)
頑張ってくるね。
(北条寺 司 MtF)
あゝ、頑張ってこい、なぎさ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん、大丈夫よ、お母さんが付いているからね(涙目)
(北条寺なぎさ MtF)
ありがとう、お母様。
(剣道部部員 剣城 舞 男装)
もはや、実の母親だな。
(神道研究会マネージャー 早乙女 哲也 FtM)
だよな。
全員に見送られて、手術室へ。
8時間に及ぶ手術が終わる。
(主治医 MtF)
無事終わりました。
左腕は冷凍保存し、共同研究所に運びます。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん!
手術室から出てきたなぎさに寄って行こうとして、止められる。
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
学習能力無いんか、ババア!
しばらくして、なぎさが目覚める。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ふぐぐぐん!ふぐふぐ!
もはや危険と考えた皆は、口枷を嵌め、縛り付けて飛び付けないようにしていた。
口枷を外され……
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん!
縛り付けられているだけに、抱き付けない御堂夫人。
(北条寺なぎさ MtF)
お母様、あはは(汗)
主治医が来る。
(主治医 MtF)
目が覚めました?
気分はどうです?
(北条寺なぎさ MtF)
少しフワフワしますが、モルヒネですか?
(主治医 MtF)
そうです。しばらくすれば、治ります。
しばらく一緒に居た司は、
(北条寺 司 MtF)
では、皆んな、後はよろしくお願いします。
なぎさ、いってくるね。
(北条寺なぎさ MtF)
いってらっしゃい、あなた♡
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
私が付いてるわ、任せなさい。
司は仕事に戻った。
(神道研究会マネージャー 早乙女 哲也 FtM)
では、僕らも戻ろうか?
なぎさちゃん、また来るからね。
(北条寺なぎさ MtF)
うん、ありがとう。
そこから御堂夫人の溺愛ぶりが炸裂する。
食事が運ばれてきた。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
はい、なぎさちゃん、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
もう、お母様、自分で食べれますって(笑)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ダメダメ、片腕無いのよ、バランス取りづらいじゃない?
ほらほら、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
もう、お母様。
はいはい、あーん♡
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
次は?
そうそう、お肉好きよね?
じゃあ、すき焼きのお肉、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
あーん♡
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ご飯も、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
あーん♡
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃんはお肉とご飯は一緒派だもんね♡
アンタ、どこまで知ってるんだよ。
看護師もどん引きの溺愛ぶりに、
"なぎさは御堂夫人の娘で北条寺家の司様と婚姻した"
と、とんでもない誤解が生じていた。
数日後。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
なぎさ、体調はどうだ?
(北条寺なぎさ MtF)
はい、順調です、お父様。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
なら良かった。
しかし、最近、お前が御堂夫人の娘で、
ウチの司と結婚したという噂が出ててな。
(北条寺なぎさ MtF)
ぶっ!
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
まぁ!そんな噂が。嬉しいわ(嬉)
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
いや、お前な。
御堂家として問題ないのか?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
一層のこと、養子で私の娘だったってしようかしら。
書類取り寄せましょう。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
はぁ……
勝と相談しろよ。
ただ、橋渡し役というのに支障が出ないか?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
支障があるなら、寄親になりますよ。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
まぁ、良く相談しろよ。
その席には私も同席する(ため息)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
はいはい♪
すると、食事が運ばれてきた。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
今日はなぎさちゃんの大好きな焼き肉を注文したわ。
そう言うと、換気扇を回し、炭火で肉を焼き出した。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
おいおい(ため息)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
やはり最初は"塩タン"よね。
レモンダレじゃなくて醤油ダレが美味しいって、目から鱗だったわ。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
マジか?
(北条寺なぎさ MtF)
お父様、食べてみてください。
甘くて美味しいですよ?(笑顔)
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
そうか、どれ……痛っ!
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
これはなぎさちゃんの分です。
ご自分で焼いてください(感情の消えた目)
(北条寺なぎさ MtF)
良いじゃないですか、お母様。
皆んなで食べた方が美味しいですよ?(笑)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
もう、なぎさちゃんは……
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
じゃあ、お言葉に甘えて。
おっ!これは美味いな、ご飯だとこっちだろ?
(北条寺なぎさ MtF)
そうなんですよ。
凄くご飯と合うんです、ご飯もどうぞ(笑顔)
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
すまんな。
おお!これは美味い!合うな。
(北条寺なぎさ MtF)
あと、この病院のタレは特にご飯と合うんです。
ご飯に少しかけて、食べてみてください。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
どれどれ?
おお!なるほど、少し甘めになって美味いな。
(北条寺なぎさ MtF)
このタレを売るのも良いかと思いました。
"ご飯に合う焼き肉のタレ"みたいな感じで。
市販されてない、オリジナルと聞きましたから。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
なるほどな、我がグループの一品になるかもな、
早速、北条寺食品に考えさせよう。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
御堂病院は?
(北条寺なぎさ MtF)
無い(笑)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん!(涙目)
(北条寺なぎさ MtF)
だって、全部市販されているじゃないですか。
売店というより、既存店が入ってますもん。
レストランも既存の名店じゃないですか。
名店の秘伝を商品にって、なかなか首を縦に振らないですよ?お母様。
北条寺病院には、北条寺給食っていう給食専門会社も関わっていますし、
焼き肉みたいに、中にはコラボしている商品もあるんですよ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
そ、そうなの?
(北条寺なぎさ MtF)
ええ。
ですよね?お父様。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
ああ、たしかに既存店も入っているが、コラボメニューもあるな。
その中に金の卵もあるってことか。
(北条寺なぎさ MtF)
でも、偶然ですよ?
もう、たくさん他にあるかと。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
いや、あるなら商品化はしたい。
たしかにコストや利益率の兼ね合いはあるがな。
他にも見つけたら、教えてくれ。
(北条寺なぎさ MtF)
はい、お父様。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
美味しいって言ってた、すき焼きは?
(北条寺なぎさ MtF)
あれは既存の名店ですよ。
ほら、このメニュー表に。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
どれ?
あゝ、煉瓦屋のすき焼きか。
あれはすき焼き専門の名店だ、間違いはない。
味は私が保証する。
(北条寺なぎさ MtF)
めちゃくちゃ美味しかったです。
あの割り下っていうんですか?
あれが絶品で、最後にご飯入れて卵とじにしたのは最高でした!
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
だろ?あそこはシメまで美味いんだ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
もう一度、御堂病院に入院しましょう。
食事メニューを食べてもらいたいわ。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
おい……
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
でも、もう卒業まで1年半です。
義手の入院予定は?
ウチのように念には念を入れて、1年以上は取りますよね?
もちろん、筋電電動義手で脱着式でしょ?最新型の。
ならもう、一層の事、卒業まで入院し、学園復帰するか、卒業して仕事にするかを決めたらと。
今の繋がりの人達は、全員卒業ですから、さらに繋がりを作るなら一からです。
なら、仕事場で作るのも選択肢の一つかなって。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
それもそうだが、仕事となると、露骨だぞ。
更に作るなら、学園内の方が良くないか?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
それなのよ、悩みの種がね……
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
日本神道の神凪 紫音は部会長として顔は出すな。
学園復帰なら、神凪に任せるのはどうだ?
神道研究会は日本神道、華百合神社の直轄だろ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
その手があるわね。
ちょっと相談してみます。
(北条寺なぎさ MtF)
そろそろ最終段階の義手だね。
(北条寺 司 MtF)
そうだな、義足の調子はどうだ?
(北条寺なぎさ MtF)
順調だよ。リハビリと点検に月一で通院してくれって。
当然、不具合が出たら即、来てくれって。
義手は2種類だね。
(北条寺 司 MtF)
そうだな。
なぎさは司と一緒に義手の手術の説明を受ける。
御堂夫人が慌てて駆けつける。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん!
(北条寺なぎさ MtF)
どうしたんです?お母様。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
どうしたも何も、こんな大切なことは教えてくれないと。
(北条寺なぎさ MtF)
えっ?だって司が同行してくれるし。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
だってじゃないですよ(涙目)
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
ババア、邪魔してんじゃねぇ~!!
御堂 哲司が慌てて駆けつけた。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
邪魔なんてしてません!
私のなぎさちゃんの大切な手術です。
母の私が付き添わなくて、どうするんですか!
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
お前な……(ため息)
(主治医 MtF)
あのう、説明を続けても?
というか、最初からしましょうか?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
最初からお願いいます!(鼻息)
(主治医 MtF)
はぁ……
最初から説明がされる。
全ての説明が終わり、3日後が手術日と決まる。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
今日から泊まります。
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
は?何言ってんだ、ババア?
(北条寺なぎさ MtF)
そうですよ、お母様。
お仕事は?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
お仕事なんて、代わりが居ます。
既に指示は出しています。
何か起こらない限り、大丈夫です。
(北条寺なぎさ MtF)
・・・。
(北条寺 司 MtF)
あはは(汗)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
司さんはお仕事よね?
(北条寺 司 MtF)
3日は休みを取れたので、泊まり込む予定です。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なら、一緒に泊まり込みましょう。
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
司との2人の時間を邪魔するな、ババア(ため息)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
えぇぇぇっ!!!
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
"えぇぇぇっ!!!"じゃねぇ~わ(ため息)
(北条寺 司 MtF)
では、4日目からお願いしても?
私は残念ながら、仕事に戻らないといけないので。
術後、目覚めたら仕事に戻りますから(苦が笑)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
はい!喜んで!!
御堂夫人、居酒屋バイト、始めました?(笑)
(北条寺なぎさ MtF)
司、頑張ってね。
(北条寺 司 MtF)
お前もだよ、なぎさ。
(北条寺なぎさ MtF)
うん♡
しばらくは司と水入らずの時間を過ごす。
色んな、エロんな事をして。
特別室、防音で良かったな(笑)
3日後。
(北条寺なぎさ MtF)
頑張ってくるね。
(北条寺 司 MtF)
あゝ、頑張ってこい、なぎさ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん、大丈夫よ、お母さんが付いているからね(涙目)
(北条寺なぎさ MtF)
ありがとう、お母様。
(剣道部部員 剣城 舞 男装)
もはや、実の母親だな。
(神道研究会マネージャー 早乙女 哲也 FtM)
だよな。
全員に見送られて、手術室へ。
8時間に及ぶ手術が終わる。
(主治医 MtF)
無事終わりました。
左腕は冷凍保存し、共同研究所に運びます。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん!
手術室から出てきたなぎさに寄って行こうとして、止められる。
(バスケ部員 御堂 哲司 FtM)
学習能力無いんか、ババア!
しばらくして、なぎさが目覚める。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ふぐぐぐん!ふぐふぐ!
もはや危険と考えた皆は、口枷を嵌め、縛り付けて飛び付けないようにしていた。
口枷を外され……
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん!
縛り付けられているだけに、抱き付けない御堂夫人。
(北条寺なぎさ MtF)
お母様、あはは(汗)
主治医が来る。
(主治医 MtF)
目が覚めました?
気分はどうです?
(北条寺なぎさ MtF)
少しフワフワしますが、モルヒネですか?
(主治医 MtF)
そうです。しばらくすれば、治ります。
しばらく一緒に居た司は、
(北条寺 司 MtF)
では、皆んな、後はよろしくお願いします。
なぎさ、いってくるね。
(北条寺なぎさ MtF)
いってらっしゃい、あなた♡
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
私が付いてるわ、任せなさい。
司は仕事に戻った。
(神道研究会マネージャー 早乙女 哲也 FtM)
では、僕らも戻ろうか?
なぎさちゃん、また来るからね。
(北条寺なぎさ MtF)
うん、ありがとう。
そこから御堂夫人の溺愛ぶりが炸裂する。
食事が運ばれてきた。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
はい、なぎさちゃん、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
もう、お母様、自分で食べれますって(笑)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ダメダメ、片腕無いのよ、バランス取りづらいじゃない?
ほらほら、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
もう、お母様。
はいはい、あーん♡
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
次は?
そうそう、お肉好きよね?
じゃあ、すき焼きのお肉、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
あーん♡
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
ご飯も、あーん♡
(北条寺なぎさ MtF)
あーん♡
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃんはお肉とご飯は一緒派だもんね♡
アンタ、どこまで知ってるんだよ。
看護師もどん引きの溺愛ぶりに、
"なぎさは御堂夫人の娘で北条寺家の司様と婚姻した"
と、とんでもない誤解が生じていた。
数日後。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
なぎさ、体調はどうだ?
(北条寺なぎさ MtF)
はい、順調です、お父様。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
なら良かった。
しかし、最近、お前が御堂夫人の娘で、
ウチの司と結婚したという噂が出ててな。
(北条寺なぎさ MtF)
ぶっ!
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
まぁ!そんな噂が。嬉しいわ(嬉)
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
いや、お前な。
御堂家として問題ないのか?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
一層のこと、養子で私の娘だったってしようかしら。
書類取り寄せましょう。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
はぁ……
勝と相談しろよ。
ただ、橋渡し役というのに支障が出ないか?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
支障があるなら、寄親になりますよ。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
まぁ、良く相談しろよ。
その席には私も同席する(ため息)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
はいはい♪
すると、食事が運ばれてきた。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
今日はなぎさちゃんの大好きな焼き肉を注文したわ。
そう言うと、換気扇を回し、炭火で肉を焼き出した。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
おいおい(ため息)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
やはり最初は"塩タン"よね。
レモンダレじゃなくて醤油ダレが美味しいって、目から鱗だったわ。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
マジか?
(北条寺なぎさ MtF)
お父様、食べてみてください。
甘くて美味しいですよ?(笑顔)
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
そうか、どれ……痛っ!
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
これはなぎさちゃんの分です。
ご自分で焼いてください(感情の消えた目)
(北条寺なぎさ MtF)
良いじゃないですか、お母様。
皆んなで食べた方が美味しいですよ?(笑)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
もう、なぎさちゃんは……
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
じゃあ、お言葉に甘えて。
おっ!これは美味いな、ご飯だとこっちだろ?
(北条寺なぎさ MtF)
そうなんですよ。
凄くご飯と合うんです、ご飯もどうぞ(笑顔)
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
すまんな。
おお!これは美味い!合うな。
(北条寺なぎさ MtF)
あと、この病院のタレは特にご飯と合うんです。
ご飯に少しかけて、食べてみてください。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
どれどれ?
おお!なるほど、少し甘めになって美味いな。
(北条寺なぎさ MtF)
このタレを売るのも良いかと思いました。
"ご飯に合う焼き肉のタレ"みたいな感じで。
市販されてない、オリジナルと聞きましたから。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
なるほどな、我がグループの一品になるかもな、
早速、北条寺食品に考えさせよう。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
御堂病院は?
(北条寺なぎさ MtF)
無い(笑)
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
なぎさちゃん!(涙目)
(北条寺なぎさ MtF)
だって、全部市販されているじゃないですか。
売店というより、既存店が入ってますもん。
レストランも既存の名店じゃないですか。
名店の秘伝を商品にって、なかなか首を縦に振らないですよ?お母様。
北条寺病院には、北条寺給食っていう給食専門会社も関わっていますし、
焼き肉みたいに、中にはコラボしている商品もあるんですよ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
そ、そうなの?
(北条寺なぎさ MtF)
ええ。
ですよね?お父様。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
ああ、たしかに既存店も入っているが、コラボメニューもあるな。
その中に金の卵もあるってことか。
(北条寺なぎさ MtF)
でも、偶然ですよ?
もう、たくさん他にあるかと。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
いや、あるなら商品化はしたい。
たしかにコストや利益率の兼ね合いはあるがな。
他にも見つけたら、教えてくれ。
(北条寺なぎさ MtF)
はい、お父様。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
美味しいって言ってた、すき焼きは?
(北条寺なぎさ MtF)
あれは既存の名店ですよ。
ほら、このメニュー表に。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
どれ?
あゝ、煉瓦屋のすき焼きか。
あれはすき焼き専門の名店だ、間違いはない。
味は私が保証する。
(北条寺なぎさ MtF)
めちゃくちゃ美味しかったです。
あの割り下っていうんですか?
あれが絶品で、最後にご飯入れて卵とじにしたのは最高でした!
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
だろ?あそこはシメまで美味いんだ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
もう一度、御堂病院に入院しましょう。
食事メニューを食べてもらいたいわ。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
おい……
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
でも、もう卒業まで1年半です。
義手の入院予定は?
ウチのように念には念を入れて、1年以上は取りますよね?
もちろん、筋電電動義手で脱着式でしょ?最新型の。
ならもう、一層の事、卒業まで入院し、学園復帰するか、卒業して仕事にするかを決めたらと。
今の繋がりの人達は、全員卒業ですから、さらに繋がりを作るなら一からです。
なら、仕事場で作るのも選択肢の一つかなって。
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
それもそうだが、仕事となると、露骨だぞ。
更に作るなら、学園内の方が良くないか?
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
それなのよ、悩みの種がね……
(北条寺グループ総帥:司の父 北条寺 渚 FtM)
日本神道の神凪 紫音は部会長として顔は出すな。
学園復帰なら、神凪に任せるのはどうだ?
神道研究会は日本神道、華百合神社の直轄だろ。
(御堂グループ総帥夫人 御堂 環奈 MtF)
その手があるわね。
ちょっと相談してみます。
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しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
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