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これが“ご褒美配信”です、なんて言った夜に限って、見られたくない人に見られてた
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──“ここまで頑張ったから、今日はちょっとだけ、特別に。”
そんな気分で始めた、今夜の配信。
声も、視線も、仕草も。
わたしの中でいちばん**“誘う女”**を出した。
脚を組み替えるタイミングも、
息を漏らす“わざとらしさ”も、
全部、“見せつけるため”に用意した。
「これが、“ご褒美配信”です」
なんて、調子に乗って言った。
カメラの向こう、
誰が見てるかなんて、
気にしてなかった──その時までは。
配信を終えたあと、
スマホの通知に、知らないアカウント名からのDM。
「なぁ、覚えてる?
俺やで。
○○中で同じクラスやった、◯◯」
その一文を見た瞬間、
手が震えた。
同級生。
わたしの“昔”を知ってる人。
制服姿、すっぴん、しゃべり方、笑い方──
今の“ナナ”じゃない、“あの頃のわたし”を見てた男。
なのに、その彼が──
今日のわたしの、あの配信を見てた?
いや、見てただけじゃない。
「たぶんナナって名前でやってるやろ?
声も仕草も、“おまえっぽいな”って前から思ってた」
「今日の“足、崩すとこ”、昔からおまえ変わってへんなって思ったわ」
もう、逃げられへん。
見られた。
知られた。
あの頃のわたしを知ってる人に、
“今のわたし”を見られてしまった。
しかも彼は、こうも言った。
「ぶっちゃけ、ずっと見てたで。
“あの頃”から。
なんでやろな、
おまえが“晒してる顔”見ると、毎回変な感じするねん。
興奮すんねん」
……最低。
ほんま、最低や。
でも──
なぜか、脈が跳ねた。
“知らない男”に見られてるより、
“知ってる男”に見られてた方が、
こんなにも、ゾワッとするなんて。
自分が、自分じゃなくなるような。
でも、“見つかったこと”でようやく女になれたような。
わたしの中の“何か”が、
深いとこで静かに、濡れはじめた。
そんな気分で始めた、今夜の配信。
声も、視線も、仕草も。
わたしの中でいちばん**“誘う女”**を出した。
脚を組み替えるタイミングも、
息を漏らす“わざとらしさ”も、
全部、“見せつけるため”に用意した。
「これが、“ご褒美配信”です」
なんて、調子に乗って言った。
カメラの向こう、
誰が見てるかなんて、
気にしてなかった──その時までは。
配信を終えたあと、
スマホの通知に、知らないアカウント名からのDM。
「なぁ、覚えてる?
俺やで。
○○中で同じクラスやった、◯◯」
その一文を見た瞬間、
手が震えた。
同級生。
わたしの“昔”を知ってる人。
制服姿、すっぴん、しゃべり方、笑い方──
今の“ナナ”じゃない、“あの頃のわたし”を見てた男。
なのに、その彼が──
今日のわたしの、あの配信を見てた?
いや、見てただけじゃない。
「たぶんナナって名前でやってるやろ?
声も仕草も、“おまえっぽいな”って前から思ってた」
「今日の“足、崩すとこ”、昔からおまえ変わってへんなって思ったわ」
もう、逃げられへん。
見られた。
知られた。
あの頃のわたしを知ってる人に、
“今のわたし”を見られてしまった。
しかも彼は、こうも言った。
「ぶっちゃけ、ずっと見てたで。
“あの頃”から。
なんでやろな、
おまえが“晒してる顔”見ると、毎回変な感じするねん。
興奮すんねん」
……最低。
ほんま、最低や。
でも──
なぜか、脈が跳ねた。
“知らない男”に見られてるより、
“知ってる男”に見られてた方が、
こんなにも、ゾワッとするなんて。
自分が、自分じゃなくなるような。
でも、“見つかったこと”でようやく女になれたような。
わたしの中の“何か”が、
深いとこで静かに、濡れはじめた。
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