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【第39話】 『“こんな身体にされたの、誰のせい?”って聞かれて、黙ったまま脚を閉じられなかった』
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──その言葉が落ちた瞬間、
わたしの世界が、静かにひっくり返った。
「なあ、ナナ」
「こんな身体にされたの、……誰のせいやと思う?」
その“誰のせい”が、
誰でもないようで、
誰よりも具体的やった。
逃げ道があるように見せかけて、
ほんまは、
答えが一つしかない問い。
彼は、わたしを見ていた。
見ているだけだった。
なのに──
わたしの身体は、
すっかり“されてしまった身体”になってた。
「俺が悪いんかな?」
「それとも、
ナナが勝手に、そういう女になったんかな?」
唇が開かなかった。
でも、代わりに、脚が反応した。
閉じたままだった太ももが、
微かに緩んでしまった。
そう、“答え”はわたしの中にあった。
彼に触れられてない。
でも、
視線も言葉も空気も、
ぜんぶがわたしを撫でていた。
「その脚、閉じれるなら閉じてみ?」
優しい挑発やった。
でも、
閉じられなかった。
膝の裏が汗ばんで、
骨盤の奥がずるりとずれていく感覚だけが、
わたしを裏切っていた。
「ナナ、
もう“従う身体”になってもうてるねん」
その声が、
呪いでも命令でもなく、
ただの事実として響いたとき。
わたしの中の“最後の否定”が、
そっと潰れた。
わたしの世界が、静かにひっくり返った。
「なあ、ナナ」
「こんな身体にされたの、……誰のせいやと思う?」
その“誰のせい”が、
誰でもないようで、
誰よりも具体的やった。
逃げ道があるように見せかけて、
ほんまは、
答えが一つしかない問い。
彼は、わたしを見ていた。
見ているだけだった。
なのに──
わたしの身体は、
すっかり“されてしまった身体”になってた。
「俺が悪いんかな?」
「それとも、
ナナが勝手に、そういう女になったんかな?」
唇が開かなかった。
でも、代わりに、脚が反応した。
閉じたままだった太ももが、
微かに緩んでしまった。
そう、“答え”はわたしの中にあった。
彼に触れられてない。
でも、
視線も言葉も空気も、
ぜんぶがわたしを撫でていた。
「その脚、閉じれるなら閉じてみ?」
優しい挑発やった。
でも、
閉じられなかった。
膝の裏が汗ばんで、
骨盤の奥がずるりとずれていく感覚だけが、
わたしを裏切っていた。
「ナナ、
もう“従う身体”になってもうてるねん」
その声が、
呪いでも命令でもなく、
ただの事実として響いたとき。
わたしの中の“最後の否定”が、
そっと潰れた。
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