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32 紳士の忠告と目覚め*
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かおるの説明にそってアパート前まで来ると、不意に樹が小さな声で『ゴメン』と呟くように言った。そして車をその先のスペースに停めると、両腕で助手席のかおるを引き寄せた。
「本当は何もしないで帰すつもりだった…」
何年振りだろうか、あまりにも前のことで、いや、違う、体も頭も蕩けそうな樹の口付けにかおるは何も考えられなくなった。
どれくらいそうしていたのか時間の感覚が麻痺するほどに。
「抵抗しないってことは、返事、期待していいってこと?」
思考も体の力も停止していたかおるなのだから、仮に抵抗したかったとしても出来なかっただろう。現に唇が解放されて、樹の声が耳に届いても放心状態だった。
「まさか会社の奴らに食事に誘われることついでに、キスも初めてとか?」
「…いえ、あります。…でも、こんな、その大人の、」
「大人の気持ちよくなるキスは初めてだった?」
「…」
「返事をしない、いや、出来ないってことはYesって言ってるようなもんだけど。」
「あっ、んん、」
「密室でそんな声を出したら、オレを焚きつけるだけだって知ってた?」
「そんな、わたし、」
「分かってる。何も知らないからこんな体の線が出る服を着てきたんだろ。こんなにボリュームがあって形がいい胸だとは思わなかった。柔らかくて、さわり心地がいいし。」
「や、触らないで、下さい。」
「無理。オレも普通に男だから目がいくし、こんなに近かったら、触らずにはいられない。」
服を詰めた後なので選択肢がたいしてなかったとは言え、樹の言葉通り体の線が出過ぎのスタイルだったと今更ながらかおるは思った。
「あのさ、そういうスタイルもすごくいいと思う。体のラインがキレイだから。だけど、男と二人っきりになるときに、その格好じゃあキスされてもしかたない、っていうよりキスだけですんだことのほうが、」
街灯に更に目が慣れた樹には、かおるの恥ずかしそうなそれでいて後悔とちょっとした憤慨が含まれていそうな表情がしっかり捕らえられた。
理性が大きく揺らぐ。本能のまま樹はかおるの唇に吸い寄せられ、再び中へ入り込み自分の舌をねっとりと絡めた。かおるの体の中心に火がつくように。
そして願った。かおるが樹と会えない期間にこの口付けを思い出しては体が疼くように。女として熟れて樹を求めるようにと。
理性が崩壊した自分がいけないのか、それとも全てを受け入れるかおるが悪いのか。樹には分からない、分かる必要もない。ただ、唇を放して見つめたかおるの潤んだ瞳は今までみたどの女性よりも官能的だということだけは分かった。男を知らないはずなのに、どうしてと思う程魅力的な…。
ここが公道で良かった。流石にここで押し倒しコトに及ぶのは憚られる。樹は食事中に言ったゆっくり進むという言葉を頭の中で復唱し冷静になるよう努めた。
勢いではなく、互いの気持ちを確かめあった上で進んで行きたいからだ。
「玄関まで送るよ。短い距離でもその姿と表情で歩かれたら大変だから。」
「大変?」
「魅力的過ぎる。ものすごく色っぽい。」
短い距離を送りながら、かおるの男慣れしていないところに樹は一抹の不安を感じてしまう。
こんなにも簡単に自分のテリトリーと外界との境界線に、何の疑いもなく男を近づけてしまうとは。
それがどういうことなのか、身をもって知ってもらわなくてはいけないだろう。今後のためにも。
ドアが開くと樹はするりと内側に入り、またかおるの唇を覆った。ジーンズの上からヒップラインをなぞり、自分へと手繰り寄せながら。
そして片手を服の中に滑り込ませブラジャーの上から、胸の頂きを中心に指を上下になぞった。
かおるからはそれまでの籠った声ではなく、女としての快楽を表す声が漏れた。耳たぶを甘噛みしたり、口に含みながらも樹はかおるに囁いた。
「どんな男とも距離感はちゃんと保たないと簡単にこうなる。」
「あっ、」
樹は指に込める力を強めた。もっと深く感じるように。そしてかおるの息が激しくなり始めたのを確認すると、手を止め今度は強く抱きしめた。
「こんなに迂闊なのは、相手がオレだから?じゃないと、不安になる。」
「今まで…、こんなふうになったことなんて、…ない。」
「今までは今まで。いつこんな状況になるかは分からない。今日のように。だから男との距離はフィジカル的にもメンタル的にも距離をしっかり保たないと。これ以上のことが簡単に起こるから。」
「これ以上?」
潤んだ目で樹が発した言葉の意味を確認しようとするかおるは、正しく”これ以上”の行為をせがんでいるように見えた。
「出張から戻って、オレへの返事がYesだったら”これ以上”をしよう。」
頭がボーっとしていたせいか、自分でした質問なのに樹の言葉でようやくかおるは馬鹿なことを聞いたのだと理解した。
「あ、あの、わたし、その、」
「理解した?」
「…はい。」
「じゃ、オレ、行くよ。ちゃんと戸締りしろよ。」
車に乗り込みながら、樹は危険だと思った。あの空間にあと一分、いや、10秒いてしまったら、かおるに対し”これ以上”のことをしてしまっていただろう。キスをしたときも、胸を触ったときも、困ったことにかおるは抵抗らしい抵抗を一度も見せなかった。
いきなりの刺激にかおるが何も考えられず為すがままだったのは分かる。けれどもあまりにも樹からの行為を素直に受け入れ過ぎだ。
押し切れば、押し切りとおせたのは明白。しかし、それでは恭祐が言ったやりたいだけならとっととやってしまえという言葉そのものになってしまう。
樹はかおるに返事の期限を設け、待つと言った。
学生のようだが、気持ちを伝え、返事を待ち、その間ひたすら恋焦がれる。体の関係を持つのであれば、押し切るのではなく、かおるのYesという意思のもと進めていきたい。
自分本意に奪わないことで、樹はかおるの全てを手に入れられる気がしていた。
体がおかしい、とかおるは思った。経験もないのに、その先へ進みたいと思うなんて。
若い子だったら大人になりたいという逸る気持ちと好奇心で片づけられるかもしれない。けれどかおるは今年29歳。もうそんな感情で説明がつく年齢ではない。
処女のまま年を重ねることで年々”その先のこと”と自分を切り離して考えていたきらいがあるくらいだ。
それが何故…
あのキスがいけなかったのだろうか。何も考えられなくなるような。そして官能的な。
かおるは樹が幾度となく胸の頂きをなぞったことを思い出した。思いだしただけなのに、ブラジャーの下でそこが疼き感覚が集中するのを感じた。
かおるを触れた樹の指、手の感覚が蘇る。
気がつけば、かおるは樹が丹念にしてくれた行為を自分の指、手で行っていた。『こんなことを』という恥ずかしさがこみ上げてくるのに、快楽は止まることを許さない。
それどころか行為はどんどんエスカレートし、左手は直に胸の頂きを弄り、右手は泥濘の上の敏感な快楽の芯を刺激していた。
羞恥心など太刀打ち出来るはずのない波が、更なる波を呼ぶようにとかおるに命じ続ける。
樹のキスは間違えなくかおるの女の部分にスイッチを入れ目覚めさせたのだった。
かおるの説明にそってアパート前まで来ると、不意に樹が小さな声で『ゴメン』と呟くように言った。そして車をその先のスペースに停めると、両腕で助手席のかおるを引き寄せた。
「本当は何もしないで帰すつもりだった…」
何年振りだろうか、あまりにも前のことで、いや、違う、体も頭も蕩けそうな樹の口付けにかおるは何も考えられなくなった。
どれくらいそうしていたのか時間の感覚が麻痺するほどに。
「抵抗しないってことは、返事、期待していいってこと?」
思考も体の力も停止していたかおるなのだから、仮に抵抗したかったとしても出来なかっただろう。現に唇が解放されて、樹の声が耳に届いても放心状態だった。
「まさか会社の奴らに食事に誘われることついでに、キスも初めてとか?」
「…いえ、あります。…でも、こんな、その大人の、」
「大人の気持ちよくなるキスは初めてだった?」
「…」
「返事をしない、いや、出来ないってことはYesって言ってるようなもんだけど。」
「あっ、んん、」
「密室でそんな声を出したら、オレを焚きつけるだけだって知ってた?」
「そんな、わたし、」
「分かってる。何も知らないからこんな体の線が出る服を着てきたんだろ。こんなにボリュームがあって形がいい胸だとは思わなかった。柔らかくて、さわり心地がいいし。」
「や、触らないで、下さい。」
「無理。オレも普通に男だから目がいくし、こんなに近かったら、触らずにはいられない。」
服を詰めた後なので選択肢がたいしてなかったとは言え、樹の言葉通り体の線が出過ぎのスタイルだったと今更ながらかおるは思った。
「あのさ、そういうスタイルもすごくいいと思う。体のラインがキレイだから。だけど、男と二人っきりになるときに、その格好じゃあキスされてもしかたない、っていうよりキスだけですんだことのほうが、」
街灯に更に目が慣れた樹には、かおるの恥ずかしそうなそれでいて後悔とちょっとした憤慨が含まれていそうな表情がしっかり捕らえられた。
理性が大きく揺らぐ。本能のまま樹はかおるの唇に吸い寄せられ、再び中へ入り込み自分の舌をねっとりと絡めた。かおるの体の中心に火がつくように。
そして願った。かおるが樹と会えない期間にこの口付けを思い出しては体が疼くように。女として熟れて樹を求めるようにと。
理性が崩壊した自分がいけないのか、それとも全てを受け入れるかおるが悪いのか。樹には分からない、分かる必要もない。ただ、唇を放して見つめたかおるの潤んだ瞳は今までみたどの女性よりも官能的だということだけは分かった。男を知らないはずなのに、どうしてと思う程魅力的な…。
ここが公道で良かった。流石にここで押し倒しコトに及ぶのは憚られる。樹は食事中に言ったゆっくり進むという言葉を頭の中で復唱し冷静になるよう努めた。
勢いではなく、互いの気持ちを確かめあった上で進んで行きたいからだ。
「玄関まで送るよ。短い距離でもその姿と表情で歩かれたら大変だから。」
「大変?」
「魅力的過ぎる。ものすごく色っぽい。」
短い距離を送りながら、かおるの男慣れしていないところに樹は一抹の不安を感じてしまう。
こんなにも簡単に自分のテリトリーと外界との境界線に、何の疑いもなく男を近づけてしまうとは。
それがどういうことなのか、身をもって知ってもらわなくてはいけないだろう。今後のためにも。
ドアが開くと樹はするりと内側に入り、またかおるの唇を覆った。ジーンズの上からヒップラインをなぞり、自分へと手繰り寄せながら。
そして片手を服の中に滑り込ませブラジャーの上から、胸の頂きを中心に指を上下になぞった。
かおるからはそれまでの籠った声ではなく、女としての快楽を表す声が漏れた。耳たぶを甘噛みしたり、口に含みながらも樹はかおるに囁いた。
「どんな男とも距離感はちゃんと保たないと簡単にこうなる。」
「あっ、」
樹は指に込める力を強めた。もっと深く感じるように。そしてかおるの息が激しくなり始めたのを確認すると、手を止め今度は強く抱きしめた。
「こんなに迂闊なのは、相手がオレだから?じゃないと、不安になる。」
「今まで…、こんなふうになったことなんて、…ない。」
「今までは今まで。いつこんな状況になるかは分からない。今日のように。だから男との距離はフィジカル的にもメンタル的にも距離をしっかり保たないと。これ以上のことが簡単に起こるから。」
「これ以上?」
潤んだ目で樹が発した言葉の意味を確認しようとするかおるは、正しく”これ以上”の行為をせがんでいるように見えた。
「出張から戻って、オレへの返事がYesだったら”これ以上”をしよう。」
頭がボーっとしていたせいか、自分でした質問なのに樹の言葉でようやくかおるは馬鹿なことを聞いたのだと理解した。
「あ、あの、わたし、その、」
「理解した?」
「…はい。」
「じゃ、オレ、行くよ。ちゃんと戸締りしろよ。」
車に乗り込みながら、樹は危険だと思った。あの空間にあと一分、いや、10秒いてしまったら、かおるに対し”これ以上”のことをしてしまっていただろう。キスをしたときも、胸を触ったときも、困ったことにかおるは抵抗らしい抵抗を一度も見せなかった。
いきなりの刺激にかおるが何も考えられず為すがままだったのは分かる。けれどもあまりにも樹からの行為を素直に受け入れ過ぎだ。
押し切れば、押し切りとおせたのは明白。しかし、それでは恭祐が言ったやりたいだけならとっととやってしまえという言葉そのものになってしまう。
樹はかおるに返事の期限を設け、待つと言った。
学生のようだが、気持ちを伝え、返事を待ち、その間ひたすら恋焦がれる。体の関係を持つのであれば、押し切るのではなく、かおるのYesという意思のもと進めていきたい。
自分本意に奪わないことで、樹はかおるの全てを手に入れられる気がしていた。
体がおかしい、とかおるは思った。経験もないのに、その先へ進みたいと思うなんて。
若い子だったら大人になりたいという逸る気持ちと好奇心で片づけられるかもしれない。けれどかおるは今年29歳。もうそんな感情で説明がつく年齢ではない。
処女のまま年を重ねることで年々”その先のこと”と自分を切り離して考えていたきらいがあるくらいだ。
それが何故…
あのキスがいけなかったのだろうか。何も考えられなくなるような。そして官能的な。
かおるは樹が幾度となく胸の頂きをなぞったことを思い出した。思いだしただけなのに、ブラジャーの下でそこが疼き感覚が集中するのを感じた。
かおるを触れた樹の指、手の感覚が蘇る。
気がつけば、かおるは樹が丹念にしてくれた行為を自分の指、手で行っていた。『こんなことを』という恥ずかしさがこみ上げてくるのに、快楽は止まることを許さない。
それどころか行為はどんどんエスカレートし、左手は直に胸の頂きを弄り、右手は泥濘の上の敏感な快楽の芯を刺激していた。
羞恥心など太刀打ち出来るはずのない波が、更なる波を呼ぶようにとかおるに命じ続ける。
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