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第1章
私の世界
しおりを挟む「7番、指名だ、でろ」
私の生きている世界
「はい」
そこでは私の名前は番号だ。
ここは汚れた世界
体が売り物。
7番 というのが私の商品番号
「ご指名ありがとうございます」
「会いたかったよぉ」
中年の男が自分の体の上に私を引き寄せる。
今日も始まる仕事。
「こーちゃんっ
私今月もピンチなの!!
No.1降ろされそうだよォ」
ありったけの甘えた声を出して
自分を売っていくの。
「君は甘えんぼうだねぇ
じゃあさ、今日もまたこの後店の外で待ってるね?」
と、男は握りしめていた札束を私の服のポケットに慌ただしく詰め込む。
「いっぱい楽しいことしようね」
札束は私
私はお金
こうして店に売上をつくる
私が生きるためには
こうするしかなかった
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