バーチャルシンガーとRPG

蜂鳥 タイト

文字の大きさ
19 / 35

18話 クリスマスプレゼント

しおりを挟む
最後の美華が話終わり健人を呼びに階段を登っていく。

「へぇー…」リンが頷く「お互いが…言えない理由が分かったわね」ルカがミクに呟く「えぇ…私達の本領発揮は明日よ」ミクが5人に囁くと5人は一斉に頷いた。

「お待たせ!」健人と美華が降りてくる「はーいそれじゃあ夜ご飯は私とルカが作るね」ミクとルカがキッチンに向かう「全員で8人いるからねぇ」健人が呟く「あはは!確かに8人って滅多にないよね」レンが笑っている「あらKAITO珍しくソファーに座ってるじゃない?」MEIKOが首を傾げる「あっあぁ…こんな楽しいと上に行きたくなくなるよ」皆が笑いあっている。

「ご飯出来たよー」4人ずつ顔向けしている長い机に鍋が2つ置かれる「家のあるもので作ったんだけどどうかしら?」ルカが首を傾げる「それじゃあ皆で」KAITOの言葉で皆が手を合わせる「いただきます!」8人が一斉にご飯を食べ始めた。

「ちょっと!レン!取りすぎ!」「なんだよーリンだって!」「コラコラ2人とも喧嘩しちゃダメよ」MEIKOが慰めている「心配しなくてもおかわりはまだ沢山あるわよ」ルカが後ろを振り向く「ならいいやー」リンとレンがまた食べ始める「楽しいね健人君」美華が振り向く「あぁ…そうだね」健人も笑いながら頬張っていた。

チリリリ…と音が鳴る「うーん…」健人と美華が起きる「あれ…」2人は気付いたらベッドに寝ていた「あっおはよう!」ドアを開けた2人にミクが手を振る「あっそうか…鍋食べたあと疲れてすぐ寝ちゃったんだっけ…」美華が照れながら話す「2人とも風呂入ってすぐ寝たから驚いたよー」「あれ?他の旅人達は?」そうこの世界上バーチャルシンガーではなく旅人なのだ「他のみんなはクリスマスパーティーの用意をしに行ったよー」ミクが振り返る「用意?ここでするんじゃないんですか?」「もちろんここでもするけどね別の所でもするのよ」ミクがウィンクをする「えっとね今9時だから10時に私達も行くから準備してね」ミクが2人に呼びかける「はい!」2人は返事をして10時までに支度を終える。

「よーし10時だからちょっとワープするね」ミクが手を下に向ける「そんな事が出来るの!?」2人は目を丸くする「うん!行くよ!」ミクの手から地面には丸い紋章が3人を包みその後2人の視界が真っ白になりどこか暗いところに飛ばされた。

「何ここ…」美華は周りを見るが真っ暗すぎて何も見えない「健人君いる?」美華は横をむく「あぁ…横にいるよ」健人も何が起こったのか理解しようとしているようだ。

「それじゃあいい?」ミクが小さく5人に呟く「えぇ」「いつでもOKよ」「任せて!」「あぁやれるよ!」「僕たちの音楽を聞かせてあげよう!」MEIKO、ルカ、リン、レン、KAITOの順に手を乗せる「出発!」パン!と電気がついた。

「うわぁーすごい!クリスマスのステージだ…」美華が笑っている「うふふっ!喜んでくれたかな?」真ん中には6人が立っていた「私達からのクリスマスプレゼントよ」MEIKOが言うとまた暗くなり曲が始まった。

「すごい6人全員が歌って踊ってる…」健人と美華がもう腕を振りまくっていた。

その後1人ずつのライブがあったり2人組もちろん3人組などのライブがあり終盤に差しかかる「じゃあ次のライブは2人に特別ゲストとして出てもらいましょうか!」ミクが2人を呼ぶ「健人君は左から、そして美華ちゃんは右からお願いね」2人は言われるがまま頷きステージ裏に来る「はいこれ」健人に花束が渡される「これは…」ミクが笑っている「美華への思いぶつけて来なさい!」ルカが後ろで笑っている「KAITO、MEIKO、ルカ、」ミクが何やら合図をすると3人は何やらステージで踊りながら歌い出した。

「ーー♪」2人はそのままミクとリンに連れられて歩き出す健人は花束を持ちながら美華の前に来ると3人の歌が小さくなるとミクが健人にマイクを向ける。

健人はついつい泣いてしまう「もう!だらしない男ね!」美華がそのまま健人を抱きしめた「わお」ミクが驚いた声を出した「美華…」声を聞いた瞬間ミクがマイクを健人の口に近付ける。

「僕と…付き合ってくれないか…ずっと言いたかったんだ…」2人は離れると健人が花束を前に出す。ミクはすぐさま美華の方にマイクを向ける「もちろんよ…こちらこそ…よろしくお願いします」美華が花束を受け取った途端ステージに紙吹雪が舞う「えぇ…」いつの間にか全員が歌っていた。

「サプライズ大成功!」全員の歌が終わるとミクが笑っている「うん!俺もすっごく感動したよ!」全員が頷いている「皆…そして美華…本当にありがとう!」健人がついつい泣き出す「もう!泣き虫健人!」美華が花束をルカに渡すとまた健人を今度は強く抱き締めた。

その時6人の暖かい拍手が会場に響き渡る。

2人はこんな素敵なプレゼントを二度と忘れることは無いと誓った。

「さぁ!サプライズ大成功という事で最後は皆で歌いましょ!」ミクが奥から2本マイクを持ってくる「え、でも曲…」「大丈夫!マイクを持つと自動的に歌う曲の歌詞、音程が出てくるわ」ミクが2人にマイクを持たせる「一緒に歌おう!曲名は『2人の約束』だよ!」

8人は横並びになり観客席の方に歌い始めた(歌うってこんなに気持ち良かったんだ…全然知らない曲なのにとても嬉しい…)(ミク達と美華と一緒に歌えて、とても嬉しいなこの曲も今の感情にあってるいい歌だ…)
美華と健人は6人と一緒に楽しく歌った。

「楽しかったね!健人…君!」「一瞬呼び捨てにしかけたでしょ美華」健人が笑いながら美華を見ている「えへへバレた?」「楽しそうでよかった!家に帰って最後のクリスマスパーティーしましょ!ルカたちはもう先に帰って準備しているよ!」ミクが手を広げる「はい!」と3人はまた白い光に包まれて消えた。

その後8人は家に戻り楽しいクリスマスパーティーを満喫したのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

つまらない妃と呼ばれた日

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。 舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。 さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。 リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。 ――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

聖女の、その後

六つ花えいこ
ファンタジー
私は五年前、この世界に“召喚”された。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

さようならの定型文~身勝手なあなたへ

宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」 ――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。 額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。 涙すら出なかった。 なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。 ……よりによって、元・男の人生を。 夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。 「さようなら」 だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。 慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。 別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。 だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい? 「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」 はい、あります。盛りだくさんで。 元・男、今・女。 “白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。 -----『白い結婚の行方』シリーズ ----- 『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。

処理中です...