バーチャルシンガーとRPG

蜂鳥 タイト

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31話 スイと煉獄

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「ふぁぁ…」煉獄は大きなあくびをしながらベッドから起きる「うーん…煉獄さん大きなあくびですね…」健人がむにゃむにゃと目を開ける「あぁ…少ししたい事あるからな」煉獄は歩き出すと机に座っている1人の女の子に話しかける「なぁミク」「ん?煉獄さんどうしたの?」ミクが首を傾げる「そのなんだ…あの時は助けてくれてありがとうな」煉獄が頭を搔く「私達だけじゃないよー美華や健人達がいたからあそこまで行けたんだもんあの軍勢で生きているのは奇跡だったね」ミクはコーヒーを連合に渡す「あぁ…異常にあの雑魚魔物にしてはかなり強かった」「その事なんだが」上からKAITOが降りてくる「向こう側に指揮してる人間が2人いる?」煉獄の言葉にKAITOが頷く「これが写真だ」KAITOは机の上に写真を乗せる「うーんこの格好は私達バーチャルトラベラーでも魔物でもないね…しかも周りには超強力魔物ばかり…」ミクが覗き込む「これはスイがたまたま時空移動で撮ってきた写真だよ」KAITOが言うと軽く風が起き空間の亀裂からスイが出てきた。

「バレずに行動するのは得意なんですよね」スイが笑っている「だが…」煉獄はある1つの疑問が浮かんだ「相手側の人間もあの2人と同等、もしくは上と言いたいんですね」スイが煉獄の方を向く「あぁ…」「確かにあの2人は能力は強いけどレベルが低いですいざ2対1だとしても負ける可能性がありますね…ただそんな事考える余裕はもう無いかもしれません廃墟化がもう既に私のところに来ています。今は何とか私の能力で軽い結界を貼り廃墟化を止めていますがいつ破壊されてもおかしくありません」スイが真剣な顔をする「ならなるべく早めに結界貼らないといけないな」「そうですね先に私と煉獄で行きますか?」スイが煉獄の方をみる「あぁ問題ないぜ」煉獄も大きく頷く「だったらこれ!バーチャル許可証私達からって見せたら入れると思うよ」ミクが頷くと2人は家を出た。

「煉獄、私の時空移動で隠れて移動するので手を握って、後はひたすら走るだけ」スイが空間の亀裂を作る「任せろ!」煉獄はスイの手を握りそのまま2人は亀裂に入っていった。

「なぁスイ」煉獄が前を飛んでいるスイに話しかける「なんですか?」スイが振り向く「今のスイには力が感じないが何かあったのか?」スイからはしばらくの沈黙がある「私は昔からあなた達に比べて力が強いことは初めから気が付いていました。そんなある日…」

時は約160年前に遡る
スイは1人山の中に立っていた「私の竜の力だと皆を危険に晒してしまう…」とスイは目の前の大きな木に力を込める「はぁー!」木が虹色に光り輝き縮んでいくと何やら緑色のオーラを纏った巻物が現れた「はぁ…はぁ…これが…私の竜の力ついに…封印できた…」スイは巻物をストレージに入れた「これで良し!さてと皆のところに戻ろう」

「その時から私はずっと封印し続けています。これがその巻物です」スイが巻物を取り出すと移動している空間が揺れだした「くっ…これがスイの…」煉獄も振り飛ばされないようにスイの左手に掴まる「これを使う時は私が本気で戦うと決めた相手のみ使うって決めたの」スイが巻物をストレージに戻した。

「まぁその力無しでも私達より上だからなスイはさすがだよ私なんか昨日雑魚に負けそうに…」煉獄が話すとスイは笑っている「そんな事ないですよ、煉獄さんもアランさんも力は私と同等です引き出せてないだけですよ」「ふっ、引き出せた人は呑気でいいね」2人は笑いながら進んで行った。
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